前橋市内の養豚場で豚熱確認 約6800頭殺処分へ

前橋市内の養豚場で豚熱の感染が確認され、県は豚およそ6800頭を殺処分します。群馬県内の養豚場での豚熱確認は今年2月に続いて12例目です。

県農政課によりますと3日午後、前橋市内の養豚場から死亡する豚が増加していると通報があり、県の検査で豚熱感染が疑われ、4日夜、国の確定検査で感染が確認されました。この養豚場では豚およそ6800頭を飼育しており、県は殺処分や埋却、農場や付近の消毒など防疫措置を行います。殺処分は今月13日までに終わる見通しで、全ての防疫措置が完了するのは今月18日の見込みです。県内の養豚場ではワクチン接種を行っているため移動制限や搬出制限は行われません。

県では豚熱は人に感染せず、感染した豚肉は市場に出回らないことへの理解を呼びかけています。山本一太知事は「今年に入って3例の事案が相次いで発生したことは非常に残念。全力で防疫作業を進めたい」などとコメントしています。

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