4月から休館し大規模改修による存続か廃止かが検討されている群馬県民会館の問題で、山本一太知事は8日、現地を訪れて会館を視察しました。
視察には会館を設計した岡田新一設計事務所の柳瀬寛夫社長が同行し、外観など設計のコンセプトや改修予定箇所などを説明しました。
山本知事は視察後、報道陣の取材に対し、「設計のコンセプトや哲学を話してもらったのは良かった」と話しました。一方で、階段が多くバリアフリー化に大きな工事が必要とみられることや駐車場の不足を指摘して「改修費用は当初の見積もりよりはずっと大きくなるだろう」と話し、最終判断に反映したいとしました。
県は改修費を当初30億円と見積もっていましたが、必要な工事の追加や物価高騰で現在は50億円以上としています。