県庁~前橋駅間の都市空間デザイン国際コンペ 「稜線がつなぐ まちづくり 前橋リッジライン」最優秀作品に


県庁と前橋駅を結ぶ道路などの都市空間デザインを競う国際コンペが行われ、10日最優秀作品が発表されました。最優秀に選ばれたのは、東京のマウントフジ アーキテクツスタジオ一級建築士事務所や前橋の三陽技術コンサルタンツなど国内外の5社によるチームの作品です。

作品テーマは「稜線がつなぐ まちづくり 前橋リッジライン」で、街中の魅力、自然、文化などを前橋を囲む 山々の稜線=リッジラインの様につなぎ、市民との対話でデザインを作る構想です。県民広場や五叉路交差点に歩行者などが利用しやすいスロープ状のブリッジやデッキを設けたり、公共交通や歩行者を優先するトランジットモール化にあわせたデザインを提案しています。提案の概算事業費はおよそ62億円です。

コンペには13チームが応募し、有識者などによる審査で1次審査を通過した5チームが3月の公開プレゼンと2次審査に臨みました。最優秀受賞チームには賞金2500万円が贈られます。県では実現に向け今年度中に提案者と契約して基本設計や地元調整などを行い、早ければ来年度に実施設計を進めたいとしています。

最優秀作品は、前橋の強みやアイデンティティを的確に捉え、世界に誇れる全体デザインであることや、市民と対話でデザインを作り上げる点などが評価されました。最優秀受賞チーム代表のマウントフジアーキテクツスタジオ一級建築士事務所は、「前橋らしいすべての人が豊かに暮らすクリエイティブシティを共に描くことを楽しみにしています」などとコメントしています。

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