群馬大学と前橋市の企業が共同開発した二酸化炭素固定化ブロックが、13日開幕する大阪・関西万博の「ドイツ館」に導入されました。導入されたのは、群馬大学発のベンチャー企業「グッドアイ」が販売している「減CO2(げんこつ)ブロック」です。
県内の間伐材を粉砕したウッドチップを含ませたモルタルブロックで、ブロック内に含まれる木材が腐らないため、木が吸収した二酸化炭素を固定化することができます。ブロックは、ドイツ館の敷地内にあるテラスやアプローチおよそ1000平方メートルに1万4千枚が敷かれています。循環型経済をメインテーマにしたドイツ館のコンセプトに合うとドイツ館の担当者から連絡があり、導入が実現しました。
ブロックの開発を手掛けた群馬大学の板橋英之教授は導入の発表で、「環境先進国であるドイツに認められて嬉しい」と喜びを語りました。