豆腐の製造過程で発生する「おから」を配合したバイオマスプラスチックを使って市指定のごみ袋を作り、レジ袋として販売する取り組みが前橋市で始まりました。
ごみ袋は市内にある全国最大手の豆腐メーカー相模屋食料などが開発しました。温室効果ガスや産業廃棄物の削減につながると期待されています。市と民間事業者が連携した実証実験として1万枚を販売します。市によりますと、通常のゴミ袋が1万枚削減されると温室効果ガスがCO2換算で330キログラム削減されます。
レジ袋は容量20リットルで、スーパーマーケット「ベイシア」とホームセンター「カインズ」の前橋小島田店で1枚7円で販売しています。これは普通のレジ袋と比べると4円高いものの、前橋市指定ごみ袋と比べると3円安い価格です。普及のために価格を抑えたということです。
相模屋食料の鳥越淳司社長は記者会見で、「おからを使った資源循環を実現したい。前橋モデルとして確立して、全国へのきっかけになれば」と抱負を語りました。