ほおなどに赤い発疹が出る伝染性紅斑いわゆるリンゴ病の感染が群馬県内で広がっていて、県は15日伝染性紅斑警報を発令しました。妊娠中に感染すると流産などにつながるおそれがあり、感染対策を呼びかけています。
伝染性紅斑いわゆるリンゴ病はウイルスを原因とする感染症で、かぜのような発熱などの症状が出たあと、ほおなどに赤い発疹が出ます。子どもがかかりやすい病気ですが、大人も感染することがあります。妊娠中に感染すると、流産などにつながるおそれがあります。
県によりますと、今月13日までの1週間に定点医療機関から報告された患者数が1医療機関当たり2・68人となり、警報基準の2人を超えました。県内で基準値を超えたのは2004年以来です。
伝染性紅斑(リンゴ病)は、咳やくしゃみのしぶきに含まれるウイルスを吸い込んだり、ウイルスが付着した手で口や鼻を触ることで感染します。県は、マスクの着用や手洗いなどの感染対策を呼びかけています。