豚熱で殺処分した豚の血液が河川に流入

ことし2月に前橋市内の養豚場で発生した豚熱で、殺処分した豚の血液が川に流出していたことがわかりました。

群馬県農政課によりますと、ことし2月21日に県内11例目の豚熱が前橋市内の養豚場で確認され、およそ8000頭が殺処分されました。殺処分は2月28日に終了しましたが、直後に漁業協同組合の職員から「川に赤い液体が流れている」と連絡があり、発覚しました。埋却場所の近くに地下水を川に排水するパイプがあり、流出した血液が混ざり数百メートル離れた川に排出されたとみられます。流出の確認された当日中に川へつながる排水パイプを閉鎖して、新たな流出はおさまったということです。埋却場所にはブルーシートを敷き、袋に詰めた状態で豚を埋めますが、ひづめなどが引っかかって破れ、流出したと見られます。県は国土交通省に水質事故として報告し、水質検査を行った結果、人体に有害な物質は確認されなかったということです。

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