9/11インフルエンサー よここ

よここさんは、桐生市出身のインフルエンサー。

現在は東京のアパレル会社でマーケティングのお仕事をしながら、InstagramとTikTokで主にファッション情報の発信をしています。

アパレルの仕事に興味を持ったのは、地元桐生で繊維関係のお仕事をしていた祖父の影響です。

「ジャケットを着こなすオシャレなおじいちゃんに小さい頃からお買い物に連れて行ってもらい、3姉妹でおそろいの服を買ってもらった楽しい思い出からお洋服が大好きになった」と語っていました。

祖父のセンスを受け継いだよここさんは、SNSでコーディネートを発信して人気を集めています。

なんとInstagramのフォロワーは5万人以上、TikTokのフォロワーは10万人以上です。

SNS発信を始めたきっかけは、普段着ない系統のブランドに配属されたことでした。

当時かっこいいモード系の服装が好きだったよここさんが配属されたのは、30,40代の主婦層がターゲットのナチュラル系のブランド。

普段着ない系統だけれど毎日そのブランドの服を着てお店に来たお客さんに魅力を伝えなければなりません。

そこで「ナチュラル系のお洋服を自分好みにかっこよく可愛く着こなすにはどうしたらいいだろう?」と考えるようになり、自分なりの着こなしをSNSで発信し始めました。

地道に毎日投稿を続けて徐々にファンが増えていき、そのブランドっぽくない人としてたくさんの人に応援されるようになりました。

この店舗経験を経て、年齢や一つの系統に縛られずに様々な系統のファッションをすることの楽しさに気づいたよここさんは、現在多系統のファッションの着こなしを発信しています。

かっこいい系の服や、カジュアルな服、綺麗めな服など様々なコーディネートをすることで色々な自分になれることを楽しんでいます。

そして様々なジャンルの服を着こなすよここさんに昨年、下着とパジャマのプロデュースの話が舞い込んできました。

シンプルなデザインで、体のラインが綺麗に見える形にこだわって作ったそうです。

フォロワーからも、「絶対買います!」「すごく付けやすいです!」と反応もたくさん来たようで、「本当にやってよかった」と語ります。

次週はそんなフォロワーとのやりとりなど、SNS発信する上で意識していることを伺います。

来週もお楽しみに!

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9/4 ミュージシャン 木村美保

今週も、太田市出身のミュージシャン木村美保さんをご紹介します。

高校時代はバンドを組みベーシストとして活動。その後、洗足学園音楽大学に進みジャズヴォーカルコースを卒業しました。

ソロとして活動する傍ら、GENTLE FOREST JAZZ BANDというビッグバンドでコーラスを担当。2018年には、コーラス担当の女性3人が「GENTLE FOREST SISTERS」としてメジャーデビューを果たしました。

番組でオンエアした「月見るドール」という楽曲は木村さんが作曲を担当。1940年代にアメリカで活躍した3姉妹アンドリューズ・シスターズをイメージして制作したそうです。

GENTLE FOREST JAZZ BANDは、昨年、日本武道館でお笑いトリオの東京03やCreepy Nutsとも共演を果たしています。

その他、木村美保さんがボーカルとして参加した作品「山田参助とG.C.R.管絃楽団」の「大土蔵録音2021」が、音楽評論家やライターなどが選ぶ第34回ミュージック・ペンクラブ音楽賞の最優秀賞を受賞しました。

茨城の土蔵に楽器を持ち込み、戦前の録音現場を再現した点が評価されたそうです。

木村さんは今後の活動について、新曲を作り続けるのはもちろん、子どもが生まれて母親になった今、子供たちや地域の方と一緒に音楽で何かできれば、と話して下さいました。

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8/28 ミュージシャン 木村美保

木村美保さんは、太田市出身・熊谷在住のミュージシャン。
ジャズを中心に歌っています。
祖父が八木節を歌っていたこともあり、幼少期から音楽が周りにありました。

中学生からベースを始め、高校時代はバンドを組んでいましたが「やっぱりボーカルがやりたい!」と洗足学園音楽大学に進み、ジャズヴォーカルコースで学びました。

英語の発音や発声方法、音楽理論や耳で聴きとる技術、アレンジに至るまで様々なことを学んだそうです。

ジャズの楽しさは「自由なところ」と話す木村さん。コード進行を決めた上で自由にセッションしたり、緻密に編曲されたものを演奏しながら誰かが即興演奏するなど、ジャズといっても様々。ゲームのような感覚で音楽を楽しむやり方もあるとか。

木村さんは「こつぶ」名義でも活動中。
ジャズを歌うときは木村美保として。自作曲を歌う時などは「こつぶ」として活動しています。

去年、お子さんを出産して母になった木村さん。「復帰したら必ずやりたい!」と思っていた「レコーディングライブ」を8/31に下北沢で開催します。

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来週は、木村さんがコーラスとして参加するビッグバンドの活動などをご紹介します。
どうぞお楽しみに!

8/21 食育研究家 金子浩子

金子浩子さんは、太田市出身・在住の34歳。

食と科学を融合させた活動をする団体「キッチンの科学プロジェクト」(=KKP)を立ち上げ、子どもに食の大切さや料理の楽しさ、科学の面白さを伝える活動を行っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

KKPでは、主に小中学生を対象に食育をテーマにした科学実験やお料理教室のワークショップを開催しています。

科学実験では、光るグミ・バナナからのDNA抽出実験・玉ねぎの皮を使ったハンカチ染色などがあります。

お料理教室では、お絵かきホットケーキ、発酵の原理を利用したパンやピザ作り、出汁のうまみの解説も含めた鰹節削り体験、おせち作りといったものがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

「お絵かきホットケーキ作り(こげの科学)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「玉ねぎ染色ワークショップ」

今回の収録には光るグミの実験器具を持ってきてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

栄養ドリンクなどに含まれるビタミンB2は蛍光色素であるため、このように暗闇でブラックライトを当てると光ります。

この栄養ドリンクを使ってグミを作ることで光るグミを作れるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後に、納豆のネバネバにブラックライトを当てると同じように光るそうで、このことから納豆にもビタミンB2が含まれていることが目で見て分かります。

このように食と科学を融合させたワークショップを行うことで、このワクワク感から少しでも食に興味をもってほしいと金子さんは語ります。

ただ、たくさんの子どもと実験や料理をするということで、材料の準備や安全面の確保などワークショップの開催は大変なことが多いようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ワークショップに参加して、小食と言っていた子がモリモリ食べている様子や、連れてこられて興味なさそうにしていた子が目をキラキラさせて楽しんでいる様子が金子さんの活力になっています。

そして金子さんは、食育や自身の摂食障害のことを話すことで感じてほしいこと・伝えたい思いがあります。

金子さんは、摂食障害のほぼ全部の症状を経験しました。

食べられなくなる拒食、食べ始めたら止まらない過食、食べた罪悪感で吐いてしまう過食嘔吐、無添加や無農薬など健康な物しか食べられないオルトレキシア。

この経験から、金子さんの食育はマルバツをつけずに、まず食に興味を持ってもらい何を食べるかも自分で決める力をつけてもらうことを目標に行っています。

自炊することは自己肯定感を高めることにも繋がると言い、料理で誰かを喜ばせたり完成した達成感を味わってほしいと願っています。

摂食障害を抱えている子には、「一人で抱え込まず相談してほしい」「ただ、生きているだけでありがとう」ということを伝えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三児の母になってから分かったこともあります。

毎日家事育児に追われながら子どもと一緒に料理することは簡単ではないこと。

だからこそ、KKPのワークショップでパパママが一歩離れた状態で子どもが食に触れられる機会を提供することの価値を改めて感じたそうです。

これからはより地域に根ざした活動をするため、子どもの居場所作りとして拠点をもって子どものお料理教室を開くことが目標です。

そんな金子さんのキッチンの科学プロジェクトでは、8月23日と27日に高崎のスーパーマーケット、フレッセイにて小中学生向けに弁当作り講座を開催する予定です。

また、8月31日(土)に太田市で、鰹節の削り体験のワークショップを開催します。ぜひ参加してみてくださいね!

詳細や申し込みは以下のリンクからチェックできます。

2週にわたり太田市出身・在住の食育研究家金子浩子さんをご紹介しました。

 

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8/14 食育研究家 金子浩子

金子浩子さんは、太田市出身・在住の34歳。

キッチンの科学プロジェクトという団体を立ち上げ、子どものための食育の活動をしています。

群馬大学大学院を卒業後、漢方薬の製薬メーカーで働いていましたが、もっと子どもと直接関わって食の大切さを伝えたいと思い家庭科の教員に転職。

現在は県内の小学校に勤めています。

 

三児の母でもある金子さん。

育休も使いながら、毎日子どものために奔走しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな金子さんが食育に興味を持ったのは、大学時代。

1人暮らしを始めると食生活が乱れてしまったそうです。

太ってしまったと感じた金子さんは、「痩せたら可愛くなるよ」という言葉を受けてダイエットを始めました。

そのダイエットがきっかけとなり、摂食障害になってしまいます。

1年半で35キロ増えて、その後半年で35キロリバウンド。

心身共に壊れてしまい、食の大切さに初めて気づいたそうです。

さらにその後の大学院生時代、所持していた理科の教員免許を生かして塾講師のアルバイトをしていた際、女の子を中心とした理科離れや、塾で毎日一人でカップラーメンを食べる子どもの孤食の問題に気づいた金子さん。

食の大切さと科学の面白さを伝えたいと強く思うようになりました。

そんな時に、科学館で食をテーマにした科学実験イベントにボランティアとして参加しました。

このイベントがヒントとなり、2013年金子さんが大学院生の時に、食と科学を融合させた活動をする団体「キッチンの科学プロジェクト」(=KKP)を立ち上げました。

 

 

 

 

 

 

 

 

KKPでは、主に科学実験がメインの食に関する科学実験のワークショップと、料理がメインの科学を用いて料理のコツを楽しく学ぶ子どものお料理教室のワークショップを開催しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みかん大福作り(みかんの薄皮が剥ける科学)」

 

様々な入り口を用意することで、より広くに科学と食に興味を持つきっかけを作っています。

そのために金子さんは、家庭科と理科の中高教員免許・キッズキッチンインストラクター・国際薬膳師、国際薬膳調理師・科学技術コミュニケーターと数々の資格を取得しています。

中でも、家庭科の教員免許は社会人になってから取得したそうで、一人目の子どもを出産した直後に産院のベッドで大学のレポートを提出するなど大変だったようです。

子どもに食育を教えるためには正しく詳しい知識が必要と、金子さんは常に学び続けています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「れんこんスタンプのワークショップ」

 

キッチンの科学プロジェクトでは、8月23日と27日に高崎のスーパーマーケット、フレッセイにて小中学生向けに弁当作り講座を開催する予定です。

詳細や申し込みは以下のリンクをチェックしてください。

 

来週も引き続き、金子さんにお話を伺っていきます。

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8/7 アーティスト GEE-GEO

GEE-GEOさんは、高崎市出身・前橋市在住の22歳。アーティストとして、写真作品やグラフィックデザインの制作をメインに幅広く活動しています。

先週は、ふくろうを題材にしたアート作品の制作について伺いましたが、

普段はクライアントワークが中心。

結婚式のペーパーアイテムのデザインや、イラストデザイン、

ときにアーティスト写真の撮影やミュージックビデオの制作にも携わっています。

 

ミュージックビデオの制作を初めて任されたのは、高校2年生のころ。

友人の繋がりから、群馬のバンド「youth」のMVを制作しました。

右も左もわからないまま、初めて作った作品。

「夏が過ぎたとしても」という楽曲のMVで、

「当時の初々しさがよく表れていて恥ずかしいが、曲のイメージには合っていたのでは」と語ります。

 

またデザイン系のクライアントワークでは、とにかく打ち合わせをたくさん組んで、

先方のイメージと自分のデザインを近づけられるように突き詰めていきます。

先方に心から喜んでもらえた時に、達成感を感じるそうです。

↑【GEE-GEOさんデザイン

「mebuku」に掲載された朝日印刷まちなか店 DiPS.A の広告ページ】

 

今後は、自身の作品が多くの人の目に触れる機会を増やしていきたいと意気込むGEE-GEOさん。

今後の活動にも注目です!

 

GEE-GEOさんInstagram

GEE-GEOさんX

7/31 アーティスト GEE-GEO

GEE-GEOさんは、高崎市出身・前橋市在住の22歳。アーティストとして、写真作品やグラフィックデザインの制作をメインに幅広く活動しています。

GEE-GEOさんの作品の根本にあるのは「日常のなかの違和感」。自分が当たり前だと思う日常は、誰かの非日常だったりする。そんな場面を切り取って、独自の視点で写真やイラストなどで表現しています。

 

そんなGEE-GEOさんがアーティストを志したのは、写真家・川島 小鳥さんの写真集をたまたま見たことがきっかけ。

川島さんのポートレート作品は、対象の人の可愛らしい部分を引き出していて、その世界観に魅了されたというGEE-GEOさん。ぼんやりとしていた目指したいアーティスト像を具体化してくれた存在だったそうです。

そんなGEE-GEOさんは、写真作品をはじめイラストデザインやミュージックビデオの制作など多彩な創作に挑戦!ことし3月には、アーツ前橋で開かれた「前橋の美術2024」へ初めて参加。

前橋の「メゾンンドフクロウ」というフクロウカフェを家族で経営しているGEE-GEOさんは、ふくろう10匹と生活していることから、身近にいる「ふくろう」を今回作品の題材にしました。

食事・洗濯・身支度・くつろぎの4場面を切り取り、写真作品として表現。自宅のフクロウカフェで撮影し、自身も作品に登場しています。

「食事」

 

「洗濯」

「身支度」

 

 

 

 

 

 

 

「くつろぎ」

 

展示のあとには、実際に作品を見てフクロウカフェへ来てくれた人もいたそうです。

自身の日常での気づきなどを、今後も作品に残していきたいと語るGEE-GEOさん。

今後の活動にも注目です!

 

来週も引き続き、GEE-GEOさんにお話を伺っていきます。

 

GEE-GEOさんInstagram

GEE-GEOさんX

7/24 イラストレーター ekakinoko

前橋出身在住のイラストレーターekakinoko(えかきのこ)さんをご紹介します。

ekakinokoさんの作品は、おとぎの国をイメージするような可愛らしい雰囲気が特徴。これまでJR東日本の駅ビル内にある壁画やRed Bull Japanの動画イラスト、群馬のバンドLACCO TOWERのグッズイラストなどを手がけています。

深夜に作業する時はドビュッシーの「月の光」を聴きながら描く事が多いとか。母親がピアノ講師ということもあり、クラシックにも馴染みがあるそうです。

お仕事ではクライアントワークの他に、イベント会場で「似顔絵ブース」の出店も行っています。

ekakinokoさんのイラストは細かい部分まで描くため、結婚式のウェルカムボードなどでは時間や予算もかかってしまうとか。「もっと多くの人にイラストを見て欲しい」という思いから短時間で描ける似顔絵を描き始めました。

水彩色鉛筆と、SNSアイコンなどに使えるデジタルイラストの線画の2タイプあります。
多い時には1日で100人の似顔絵を描くことも。

「人間観察が好きなので描くのが楽しい!」と話してくれました。

プライベートではロックフェスに足しげく通うなどアクティブな一面も。
最近は釣りにハマっていて、自然の中に身を置く事で、制作意欲もわくそうです。

これからも素敵なイラストを描き続けてくださいね。
2週にわたりイラストレーターのekakinokoさんをご紹介しました。

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7/17 イラストレーター ekakinoko

ekakinoko(えかきのこ)さんは前橋出身在住。イラストレーター歴16年です。
群馬県内の専門学校で3DCGを学び、卒業後は写真館や印刷会社に勤務。
イラストは趣味で描いていましたが、知人の紹介で、群馬のシンガーソングライター高橋李枝さんのCDイラストを手がけることになり、これがプロとしてスタートするきっかけになりました。

おとぎの国をイメージするような可愛らしいイラストが特徴のekakinokoさん。

これまでにはJR東日本の駅ビル内の壁画や、レッドブルジャパンの動画イラスト、スペースシャワーTVのカレンダー、群馬のバンドLACCO TOWERのグッズイラストなどを手がけています。



小さい頃から空想するのが好きだったekakinokoさん。「こうだったら面白いな!」という世界をイラストに落とし込めるのが醍醐味だそうです。

モチーフとしては家・植物など身近にあるものが多く、特に色々な「窓の形」を描くのが楽しいとか。また色味としては、彩度が低く薄い色合いが好みだそうですが、クライアントに合わせて優しい色合いを心がけているそうです。好きな色は「緑と茶色!」と答えてくれました。

クライアントの要望に沿いながらも、独自の世界観を大切にイラストを手掛けるekakinokoさん。
来週は、イベント会場で実施している「似顔絵ブース」の活動について伺います。
来週もお楽しみに!

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7/10 デザイナー 前原幸子

前原さんは桐生市出身・在住。

現在は、子育てをしながら自身のブランドSAKASOで桐生の繊維を使ったアクセサリーやバッグなどを制作しています。

前原さんの作るアクセサリーは、石川県の九谷焼に前原さんの手書きのデザインを焼き付け、それに桐生の糸を用いた刺繍のリングを組み合わせて作られています。

軽くて丈夫なものを、とこだわったピアスやイヤリング。                       つけていることを忘れてお風呂に入ってしまうこともあるのだそうです。           洗うこともできるので、お風呂で濡らしてしまっても問題ありません。

また、SAKASOのトートバッグやクッションカバーに使われている布には、桐生の繊維業の技術が詰まっています。

使用されている生地は、丸の部分が浮き出ている立体的なデザイン。

ただ、布が織られた直後は凹凸のないまっさらな状態だそうです。

これを一度洗って生地を縮めることで丸が浮かび上がってくるそうです。

布の収縮率が関係しているそうで、緻密な計算と技術の結晶です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このようにものすごく手間をかけて作られていることを実感した前原さんは、生地を最大限に使うため、「柄合わせをしない」作り方を採用しています。

二色の生地を組み合わせている生地。

柄合わせをしないので、一つ一つ柄の出方が異なります。

環境にも優しく、使う人にとっても自分だけのデザインになる素敵な取り組みです。

このバッグ、実はリバーシブルになっています。

元々は、リバーシブルにするつもりはありませんでしたが、できあがった物を見た前原さんはその裁縫の丁寧さに驚いたようです。                               「これは表に出してもおかしくない」、「むしろ裁縫の技術のすごさが伝わって良いのではないか」と思いつき、タグをポケットの中に隠すデザインに変更し、リバーシブル仕様にしました。

また、バッグやクッションカバーに使用しているボタンも環境に優しいアイテムです。

このボタンは、ペットボトルをリサイクルして作った糸を利用しているそうです。

その糸のみでできているボタンですが、触ってみるととても堅くてしっかりしています。

そんな前原さんの作るバッグは、令和5年度グッドデザインぐんまの中でも特に優れた商品に贈られる最優秀賞を受賞しました。

デザインや、環境に優しい点、そして素晴らしい技術を繋げて広げたいという前原さんの思いが評価されたのだといいます。

前原さんの作品は、群馬県立近代美術館のミュージアムショップなど県内外の美術館やセレクトショップの他、オンラインショップでも購入することができます。

SAKASOホームページ

前原さんのインスタグラム