3/6 コントラバス奏者 蘆川 里愛

蘆川さんは、群馬県玉村町出身。

現在は東京都在住で、プロのコントラバス奏者として、プロオーケストラや室内楽、歌の伴奏といった様々な演奏活動に取り組んでいます。

蘆川さんは、中学1年の頃にコントラバスを始め、

去年(2023年)3月に東京芸術大学を卒業したばかりです。

大学での生活は「まるで世界が変わったようだ」と語る蘆川さん。

大学に入るまで誰かに学んだことがなく、受験勉強も高2の冬から始めて現役で合格しました。

これまで楽典に触れてこなかったという蘆川さんは、

大学で音楽に対するとらえ方が変わり、深く取り組めるようになったそうです。

そんな蘆川さんが卒業演奏会で弾いた曲、ボッテジーニのグランド・アレグロ「メンデルスゾーン風協奏曲」。

大学生活の集大成として挑んだ一番思い出深い曲だといいます。

そしてこの曲を中心に、来月4月14日(日)にリサイタルを開催予定♪

初めてのリサイタル、素敵な空間の演奏会となるよう準備しているとのことです。

ご興味のある方はぜひお出かけください。

今後も蘆川さんの活動に注目ですね。

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2/28 コントラバス奏者 蘆川 里愛

蘆川さんは、群馬県玉村町出身。

現在は東京都在住で、プロのコントラバス奏者として、プロオーケストラや室内楽、歌の伴奏といった様々な演奏活動に取り組んでいます。

中学1年生の頃にコントラバスを始め、去年(2023年)3月に東京芸術大学を卒業したばかり。

これまで、

・第80回東京国際芸術協会新人演奏会オーディション優秀新人賞

・第27回日本クラシック音楽コンクールコントラバス部門高校生の部第4位

・市川市文化振興財団第34回新人演奏家コンクール弦楽器部門優秀賞

など、数々の受賞歴を持ちます。

また去年(2023年)、小澤征爾音楽塾オーケストラオーディションにも合格。

様々な舞台で活躍しています。

そんな蘆川さんの音楽への入り口は、4歳から始めたピアノ。

コントラバスは、中学生の頃に吹奏楽部の入部見学で弾いたことがきっかけで始め、

そこからどんどんのめり込んでいったといいます。

蘆川さんの考えるコントラバスの魅力は、

「楽器が大きく空洞が広いため、深い響きが出るところ」。

オーケストラの中で低音を支える役割のほか、ソロとして高音を出すことにも向いている楽器だそうです。

そんな様々な音が出せるコントラバスの魅力を多くの人に伝えたいと仰っていました。

またコントラバスの魅力を最大限生かすために、自分の体格で弾くときには、どう音を出したら良いのかなどの工夫もしているそうです。

今回放送で、ワンフレーズ弾いていただきましたが、演奏の際に見せる「音に向き合う真剣な眼差し」は凛としていて素敵でした。

その姿に魅了される人も多いのではないかと思います。

来週は東京芸術大学での大学生活についてや、思い出深い曲についてなどを伺います。

次回もお楽しみに♪

 

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2/7 黒板アーティスト 錦鯉野アキコ

錦鯉野さんは長野県出身で、2年前に高崎市へ移住。

約7年前から、黒板アーティストとして活動しています。

錦鯉野さんはこれまで、百貨店やスーパーなどで展示を行ったり、

個展を開いたりと、様々な活動をしてきました。

中でも思い出に残っている作品は、

長野県佐久市にあったとある映画館の壁一面に大きく描いた「ニシキゴイ」の作品。

5日間かけて、2mもあるニシキゴイを数匹と浅間山を描きました。

浅間山の谷間をニシキゴイが泳いでいたり、山の下を泳いでいたり・・・

様々な発想を組み合わせて、大きな作品も描いていきます。

描いていくうちに、錦鯉野さんが持つアイデアの引き出しから、

次々と新たな発想が思い浮かんでくるのだそう。

 

そんな錦鯉野さんの活動を知って勇気づけられている人も多いといいます。

「コイちゃんに会うと元気もらえる!」

そんな一言をもらうと、止めちゃいけないなと、ご自身の活力にもなるそうです。

 

パワフルな錦鯉野さん。

目標は海外進出!今後の活動にも注目です。

 

最後にお知らせです。

錦鯉野アキコさんがことし8月23日~27日に、

大和屋珈琲高崎本店で個展を開催予定!

詳しくは、錦鯉野さんのSNSをチェックしてみてください。

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1/31 黒板アーティスト 錦鯉野アキコ

錦鯉野アキコさんは、長野県安曇野市出身。
2年前、結婚を機に高崎市へ移住してきました。

2016年から黒板にチョークで絵を描く「黒板アート」を始めます。

現在はアーティスト団体の事務所へ所属し、黒板アーティストとして活動中。群馬県内外の百貨店で作品を展示したり、個展を開いたりなど活動は多岐にわたります。

かつて、長野県内の水産試験場の職員として働いていたという錦鯉野さん。
大の魚好きで、中でもニシキゴイが大好きなんだそう。
活動中はいつもニシキゴイのかぶり物をかぶり、インパクト抜群です。

黒板アートを始めたきっかけは、
SNSで若者が「湘南なぅ」と黒板に書いて投稿しているキラキラした姿を見たこと。
自分も若者に負けずに、「伊香保なぅ」なんて書いてつぶやいたら面白いかも?と思い、
試しに黒板に文字を書いてみたらうまく書けず・・・
せっかく練習するなら、文字より絵の方がバズるんじゃ!?と思いついたそうです。

それからは独学で、魚・犬・猫など様々なジャンルの作品を描いてきました。
黒板チョークやオイルパステルを使い、繊細なタッチとなるよう工夫されています。

錦鯉野さんが考える黒板アートの魅力は、「影ではなく光を描く」こと。
普通、白い紙に絵を描く場合は影を付けますが、
黒板の場合は地が黒であるため、影ではなく光を描くそうです。
魚のうろこや生き物の目の輝き、龍の牙の艶などが光でリアルに表現されていて、
錦鯉野さんの作品はまるで生きているかのよう。

錦鯉野さんは、「写真以上にリアルなものが描けるよう、
ひとつひとつ想いを込めて描いているんです」と語っていました。

そんな錦鯉野さんがこれまでに描いた大作についてなど、
来週もお話を伺っていきます。

今回は、長野県安曇野市出身・高崎市在住の黒板アーティスト、
錦鯉野アキコさんをご紹介しました。
来週もお楽しみに!

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1/24 農業 吉川博子

吉川博子(よしかわ・ひろこ)さんは昭和村出身・在住。
大学卒業後は京都の着物メーカーで働いていましたが、地元にUターンし、ご主人とともに、約8年前に農業を始めました。
農産物の栽培から加工・販売まで、全て自分達で手掛け「ゆずこしょう」などを小瓶で販売。

「あすなろ工房」という屋号で活動しています。

平日は工房でひたすら作り込みをし、週末はマルシェに出店。お客さんとのやりとりの中で新商品が生まれることもあるそうです。
吉川さんは、多数の加工品を「お肉に合うセット」や「野菜に合う」など、分かりやすいカテゴリーに分けて販売しています。これは着物メーカーに勤めていた経験がいきているとか。

畑にいると、野菜の花の可愛らしさにも気付きます。通常は、花が咲く時期まで野菜を育てることがないのでお客さんはあまり見る機会がありません。それをリースやスワッグして販売。とても喜ばれるそうです。

畑に自然に生えてきた草なども「どうにか調味料にできないか…」と、日々「無駄にしたくない精神」で、お仕事をしている吉川さん。

手間暇惜しまない仕事ぶりとアイデアは、学ぶべきところがたくさんありそうです。

あすなろ工房のホームページはこちら

1/17 農業 吉川博子

吉川博子(よしかわ・ひろこ)さんは、昭和村出身・在住。
農業を始めて、約8年です。

夫とともに、農作物の栽培から加工・販売まで、自分達で全て手掛けていて「あすなろ工房」という屋号で活動しています。

京都の大学卒業後は出版関係や着物メーカーで働いていた吉川さんですが、父親の死をきっかけに、ひとりになった母親をサポートするため昭和村に戻ってきました。

美術館で学芸員をしていたご主人が農業に興味を示したこともあり、夫婦で始めたそうです。

「野菜を育てるだけでは面白くない!」と、6次産業に力を入れています。

最初にお試しで作ってみた「ゆずこしょう赤」が好評だったこともあり、様々な加工品を販売。小瓶で販売しているのは、「ゆずこしょう」や「にんにく辛子味噌」など常に12種類以上。
他にも、ジンジャーシロップや生姜焼きのもとなども手作りしています。
ここまでの種類の加工品を、種まきから手掛けている農家は県内でも少ないとか。

米麹も山椒の実もセージも全て手作りです。

平日は、昭和村の工房で、ひたすら作りこみをして、週末は県内外のマルシェで出店販売。
全て手作りで無添加の商品は、ファンが多くいるそうです。

来週は、お仕事のこだわりやSDGsの取り組みをご紹介します。

あすなろ工房のfacebookはこちら

1/10 一の湯 山本真央

一の湯 山本真央さん 

写真提供:@takephoto_kiryu


桐生市本町1丁目、国の重要伝統的建造物群保存地区(=重伝建)の一角にある老舗銭湯「一の湯」を復活オープンさせた山本真央さん。

2022年4月に、埼玉県から桐生に移住。その年の10月には、一の湯の復活に向けて活動をスタート。建物改修のためのクラウドファンディングなども経て、地域の方々を巻き込みながら、去年4月に「一の湯」復活を成し遂げました。現在は、市内はもちろん、県内外からお客さんが来てくれているそうです。

そして最近は、そんな一の湯の営業はもちろん、桐生のまちづくりにも関わるようになっているそうです。どのように町に人を呼び込むか、どんなものが在れば若い世代がワクワクするのか、住んでいる方々同士のコミュニケーションをよりスムーズにするにはどうすればよいかなど、色々な角度から桐生のまちづくり、盛り上げについて考え、取り組みを進めている山本さん。

その一環として現在は、新しく桐生駅前に「サウナ」をオープンさせるために奮闘中!新しいサウナについての情報は、一の湯のInstagramなど、のぞいてみてください!

いつもエネルギッシュで明るい山本さん。「好きなことだけに全力で取り組む」と”決めて”移住を決断しているからこそ、思いっきり桐生を楽しんでいる姿が印象的です!

ぜひ、その元気に触れたい方も、老舗銭湯が気になる方も、桐生市本町1丁目、老舗銭湯「一の湯」に足を運んでみて下さい!

今回は、「一の湯」を復活オープンさせた山本真央さんにお話を伺いました!

 

1/3 一の湯 山本真央

一の湯 山本真央さん

写真提供:@takephoto_kiryu


桐生市本町1丁目にある老舗銭湯「一の湯」を復活オープンさせた山本真央さん。2022年4月に埼玉県から桐生市に移住。その年の10月には「一の湯」の復活に向けて活動を本格化させ、23年4月に復活オープンを果たしました。

桐生市本町1丁目にある銭湯「一の湯」は、明治時代に建てられ、国の重要伝統的建造物群保存地区(=重伝建)の一角にあります。100年以上にわたり地域で愛されながらも、2018年に後継者がいないということで廃業となった老舗銭湯です。

山本さんは、趣味のバイクをきっかけに桐生市を訪れるようになり、桐生が好きになって移住を考えていたそうです。そんな中で紹介された「一の湯」の建物を見て一目惚れ。市内に拠点を置くIT企業「シカク」の今氏一路さんなど、周りのサポートも受けながら建物改修のためのクラウドファンディングにもチャレンジ。地域の方々を巻き込みながら「一の湯」復活を成し遂げました。

そんな復活までの様子が「一の湯」公式YouTubeチャンネルにアップされています。ぜひ気になった方はチェックしてみて下さい!

去年4月に復活オープンしてからは、地域の方々はもちろん、県外のお客さんも「一の湯」を目当てに訪れているそうです。また、大学のキャンパスも近いことから、大学生など「若い世代も来てくれて嬉しい」と笑顔で語ってくれました。

日々の営業はほぼ「ワンオペ」。薪の調整や番台など、全てを1人でエネルギッシュに取り組まれています。体を動かすことが大好き!という山本さんは「そんな毎日が楽しい!」とキラキラした笑顔でお話してくれました。心の底から、桐生での生活を楽しんでいる山本さんの様子を見ているだけで元気をもらえます。

味わいのある古い建物と薪で沸かすお湯。そしていつも笑顔がはじけている山本さんが魅力の老舗銭湯「一の湯」。営業時間など詳しくは、Instagramなどもチェックしてみて下さい!


写真提供:@takephoto_kiryu

12/27 木版画家 池田実穂

池田実穂さんは、旧月夜野町出身・沼田市在住。
木の板を彫って紙に写し取り表現する木版画家として活動しています。

木版画は数ある版画の中でもっとも歴史が古く、
版材に彫刻刀などで凸部分を作りインクを乗せて紙に転写します。
池田さんの作品は複数の色を使う「多版多色刷り」をつかったもので、
色ごとに版木を彫り分けて1枚の和紙に重ねて刷っていきます。

池田さんの作品は、少女や自然をテーマにしたどこか懐かしい雰囲気が特徴。
色使いや構成はもちろん、作品のタイトルにもこだわっているんだそうです。

 

池田さんの作品「言葉の森」。
これまでの作品の中でも珍しいモノクロの版画です。

「タイトルは、制作をする中で出てきた言葉やイメージからつけます。
幾何学模様が少女の中に宿る言葉のように見えたので、『言葉の森』というタイトルにしました」。

 

また、池田さんは沼田市の芸術活動の支援を行う「ヌマタ・アート・アンバサダー」にも
委嘱されているほか、沼田市内の小中学校で非常勤で美術の先生をしています。
ヌマタ・アート・アンバサダーでは、沼田市へのふるさと納税をした人に対し
作品をNET化したNFTアート(※ブロックチェーン技術を使い作成された作品で
所有権の証明などが可能)を返礼品とするプロジェクトに携わりました。

木版画家として幅広く活動している池田さん。
今後はさらに、立体的な彫刻の制作や
沼田市の文化的な事業などをしてみたいと話してくださいました。
池田さんの作品は、これからも多くの人の心を動かし、寄り添い続けます。。

 

今週も、旧月夜野町出身・沼田市在住の木版画家、池田実穂さんをご紹介しました!

12/20 木版画家 池田実穂

池田実穂さんは、旧月夜野町出身・沼田市在住。
木の板を彫って紙に写し取り表現する木版画家として活動しています。


幼い頃はアニメや漫画が好きだったという池田さん。
大学では彫刻について学び、彫刻家を目指してイタリア・カッラーラのアカデミーで
留学しました。

池田さんが木版画と出会ったのは、アカデミー入学後。
講師の先生から「木版画をやってみたら」と勧められたことがきっかけで、木版画の制作をするようになりました。
「『あなたは日本人だから、木版画をやってみたら?』と声をかけられました。
日本は浮世絵のイメージがあるので勧められた思うのですが、やってみたらビビッときました」とのこと。

木版画も彫刻も「彫る」ことが共通していたこと、立体ではなく平面の世界で
表現ができることなどが表現方法としてしっくりきたという池田さん。
留学を含め17年間イタリアに滞在し、木版画を制作しました。

木版画の制作は、下絵を描くところからはじまります。
下絵をトレーシングペーパーで転写し、版木にカーボン紙を乗せて
色をのせる部分を版木に移していきます。その後、実際に版木を掘っていきます。

また、池田さんはイタリアでの芸術活動を通して、日本での芸術活動の環境が恵まれていたことを知ったといいます。
「イタリアでは誰もお膳立てをしてくれないので、必要なものは自分で準備し、
分からないことは自分から聞く自主性が大切なんだと感じました。
また、町に彫刻があったりと生活レベルでアートと人が共存している様子がみられました」


池田さんの作品。
多版多色刷りのものがほとんどで、自然や少女をテーマにすることが多いんだそうです。
作品のテーマだけでなく、印象を左右する色の配色などにもこだわっています。

「自分の作品で見る人に詩的な何かを受け取ってほしい」と話す池田さん。
来週も、お話を伺っていきます。

今回は旧月夜野町出身・沼田市在住の木版画家、池田実穂さんをご紹介しました。
来週もお楽みに!