黛 青葉さんは、高崎市出身・安中市在住の37歳。
安中市の秋間梅林で、梅の栽培や梅の加工品製造などを行っている
「結び葉合同会社」を2022年に設立しました。
就農前は、母校である安中市の農業高校で実習助手をしていた黛さん。
そのときに、生徒から秋間梅林の存在を聞きました。
秋間梅林は、群馬で一番歴史の深い梅林。
ですがここ数年は、高齢化や後継者不足により危機的状況に置かれています。
その事実を知った黛さんは、秋間梅林の梅をもっと広めていきたいと考え、
授業の一環として様々な活動を生徒と一緒に取り組みます。
具体的には、年間を通じて梅を提供できるよう梅を冷凍保存し、
梅干しだけではなく、梅のお菓子・シロップ・ジャムなどの加工品にする研究。
また、いろんな人が梅の加工をしやすいよう、レシピ集を作るなど。
様々な取り組みをしてきました。
そんな黛さんは実習助手として秋間梅林に関わるようになり、
自分にはもっとできることがあるのではないかと考えるように。
その結果、中途半端ではなく全力で梅林の魅力を伝えたい、
さらには秋間梅林で生きている農家さんたちとともに生きていきたいと、
実習助手から梅農家へ転身します。
2018年から秋間梅林観光協会の一員になり、就農した黛さん。
2022年には、「結び葉合同会社」を設立しました。
会社は双子の若葉さんと運営していて
青葉さんは加工・生産・受注された商品を納期に間に合わせる役割、
若葉さんはできた商品を様々な場所へ届ける営業の役割を担っています。
時には喧嘩しながらも双子で協力し、バランスを取りながら事業を進めているんだそうです。
次回は、「結び葉合同会社」のおすすめ商品についてや、
梅の栽培・加工品製造以外の取り組みについて伺います。
来週もお楽しみに!