高橋枝里さんは、埼玉県出身の32歳。
沼田市の丸山下駄製造所で沼田桐下駄を作る下駄職人として働いています。
元々、システムエンジニアをしていた高橋さん。
物作りが好きだったことから、会社員時代から服をリメイクしたり
小物を手作りするなどしていました。
そんな時に、伝統工芸を継承する、沼田市の地域おこし協力隊の募集を見て、応募。
群馬県のふるさと伝統工芸品に認定されている「沼田桐下駄」の師匠
丸山勝美さんのもとに弟子入りし、技を磨いています。
コロナ禍で下駄の需要が落ち込み「どうにかしなければ…」と
新商品を開発した高橋さん。
今、この新商品「めっかる」が様々なメディアで取り上げられ、話題になっています。
「めっかる」は、「めっちゃ軽い」と上州弁の見つける=めっかるを掛け合わせた名前。
とても軽いのが特徴です。
桐素材なので、しなやかで柔らかくさらりと履けるのがポイント。
また、鼻緒の部分を太くすることで、親指と人差し指が開きやすくなり
外反母趾が気になる人にもおススメです。
大人気となり、生産が追い付かず2~3ヶ月待ちの状態とのことでした。
そして、もうひとつ考案したのが
デスクワークが多い人におススメの「リフレッシュ下駄」です。
下駄の後ろの「歯」の部分が短くなっているので
つま先が上がり、ふくらはぎが自然と伸びる形になっています。
このほかにも、2足揃えた形がハート形になる「ハートの室内履き」なども
高橋さんが考案しました。
元システムエンジニアの高橋さんが弟子入りしたことで
オンラインショップなども開設し、全国から購入できるようになりました。
これからも師匠と二人三脚で頑張って下さいね!