田口玉美さんは足かけ2年の準備期間を経て、昨年12月1日、伊勢崎市に日本酒Barをオープンし、唎酒師として自らカウンターに立っています。
会社員だった田口さんは、美味しいものの食べ歩きが好きで、居酒屋、Bar、カフェなど楽しんでいたそうです。また、日本酒も好きで酒屋さんに出入りしていたところ、「そんなに日本酒が好きなら、今度群馬の地酒フェスタというイベントがあるから言ってみたら?」と誘われ、出かけたところ、群馬の地酒にこんなに種類があって、しかも美味しい!ということに初めて気づき、酒蔵さんが目をキラキラさせて自分の作ったお酒のことを大事そうに話すのを見て、群馬の地酒のファンになったそうです。「そうだ!群馬のお酒を私のように知らなかった人が地元でもたくさんいるはず。だったら、群馬の地酒を皆さんに紹介するようなお店をしたい」と思うようになります。
そしてまず、「日本酒バーをしたい!」と自ら言いふらし、応援してくださる方からの情報で、今のお店の物件が決定。経験がないとだめだろうと、高崎にある日本酒バーで修行。古民家の改装をする見積もりが高額だったため、自分でできることはやろう!と、会社が終わった夕方から壁を壊したり、新しく出来た壁に色を塗ったり・・・休みの日には家族にも手伝ってもらい、9ヶ月かかってお店が完成したそうです。
お店の名前KOUBAに、●何かを生み出す町工場のような場所 ●酵母の醸す酒のある場所 ●日本酒好きの交流の場所 という思いを込め、2017年12月1日にオープンした「日本酒Bar KOUBA」。群馬の地酒応援隊を自称する田口さんによって、進化を続けています。
日本酒Bar KOUBA
伊勢崎市曲輪町2-11
https://ja-jp.facebook.com/sake.kouba/
インタビュー:川上直子