2/2 フラメンコダンサー 野村裕子

野村裕子(ゆうこ)さんは、桐生出身・在住です。
18才からフラメンコを始め、結婚出産で数年のブランクはありましたが、
36年、フラメンコダンサーとして活動しています。

最初は器械体操選手だった野村さん。
昭和58年=1983年のあかぎ国体では、高校1年生の時に
個人総合優勝を果たした経験もあります。

その後も高校で器械体操に励みますが、怪我などもあり体操から離れることに。
振付好きが高じてジャズダンスを始め、
先生の薦めで進学した日本女子体育大学で、フラメンコに出会いました。

器械体操で背筋を鍛えていたこともあり、胸板が厚かった野村さんは、
まさにフラメンコにぴったりの体型だったそうです。
フラメンコの世界観にも魅了され、その魅力にどっぷりハマりました。

その後、フラメンコダンサーとして活動をスタートし、
1998年には野村裕子フラメンコスタジオを設立。

山田耕司氏の「古典との出会い」により、
フラメンコと古典文学、そして桐生の織物文化を融合させた世界観を大切にしています。
これまでには「源氏物語」の女たちや、
与謝野晶子の「みだれ髪」などをテーマにステージを演出してきました。

お寺で公演を開催したり、過去には桐生和紙を巻物風にして
プログラムを作った事もあったそうです。

フラメンコの新たな可能性を模索し続ける野村さんの活動、
これからも注目です!

来週は、野村さんが代表を務める障害者アート支援活動
NPO法人あめんぼについて伺います。