アメリカの公立小学校で特別支援教育の教師をしている瀬川花さんは、高崎市出身の28歳。
共愛学園高校を卒業後、アメリカに渡り、大学を卒業。
現在は、オクラホマ州の公立小学校で教師として働いて5年目です。
(2021-22年度のTeacher of the Yearに選ばれたときの一枚)
軽度~中程度の障がいを持つ子どもたちに、算数、国語としての英語や、感情のコントロールなど社会生活のためのスキルを教えています。
また、アメリカでの特別支援教育についてなどを綴ったツイッターには、1万4000人のフォロワーがいます。
高校まで日本で教育を受けてきた中で、今まで縁のなかったオクラホマで先生として働く瀬川さん。
オクラホマは移民や外国人が少なく、学区としてもはじめての外国籍の先生でした。
はじめは文化の違いによるミスコミニュケーションも多かったそうですが、一緒に働く中で、お互いに段々と分かり合うことができたそう。
(Wacky Wednesdayという行事で、チームの先生とワッキーな(変わった、奇抜な)格好をしたときの写真)
子どもたちに対しては、海外への扉を開けられる存在になれればと日本語で「よくできました!」と褒めるなど、日本の言葉や文化を積極的に見せています。
外国人の先生から英語などを学ぶ、ということが、子どもたちや保護者の方々にどう受け入れられるか戸惑うこともありましたが、瀬川さんが先生だからこそ学べることが、勉強以外にもたくさんある、と受け入れてくれているそうです。
定時に帰れて、土日や長期のお休みもきちんととれるアメリカの学校の労働環境のおかげもあって、疲れすぎることなく、毎朝、子どもたちに会うのを楽しみに、学校へ向かっています。
今後は、日本でも特別支援教育や英語教育のことを発信していきたい、またいつかは、日米で先生の派遣制度をつくり、それぞれの良いところを学ぶ機会がつくりたい、と話してくださいました。