5/10 銭湯若女将 津久井美紅

津久井美紅(つくい・みく)さんは、桐生市出身・在住の28歳。
ご主人とともに、桐生市錦町にある銭湯「上の湯(うえのゆ)」を切り盛りしています。

祖父母が経営していた上の湯は、津久井さんにとっては、第二の家のような場所。子供の頃は、学校が終わると上の湯に戻り、両親の迎えを待っていました。

祖父が体調を崩し、銭湯経営が難しくなってしまったタイミングで上の湯を継ぐことに。当時、結婚前だった夫の後押しもあって、決意したそうです。

全く畑違いの金融関係で働いていた津久井さんたち。祖父は、退院することなく そのまま亡くなってしまったため、祖父が一人で行っていた裏方業務のボイラーの扱いなどを教わることもなく、銭湯を引き継ぐことになりました。

水漏れしていた浴槽を大改修したり、古い造りの番台式銭湯を少しリニューアルして、フロントロビー式に変えるなど、初めての人も抵抗なく利用できるように工夫しました。

創業年がわかる正式な書類は残っていないものの、少なくとも昭和の初めには営業を開始していたという歴史ある上の湯。男湯の脱衣所には、10円で動くマッサージ機が現役で稼働しています。

津久井さんはSNS発信にも力を入れていて、投稿を見た銭湯ファンが関西から訪れたり、銭湯未経験の地元の家族連れが入浴に来るなど、広がりを見せています。

上の湯Twitterはこちら

来週は、津久井さんが若い感性で取り組む活動をご紹介します。
次週も来週もお楽しみに!