11/1 竹灯籠作家 福田由里

竹灯籠作家の福田由里(ゆり)さんは、東京出身でみなかみ町に移り住んで20年。
約5年前から、竹灯籠作家として活動しています。

竹灯籠は、竹あかりとも言い、竹に穴をあけて模様や図柄を作り、中にろうそくやLEDなどを入れて明かりを灯したものです。

福田さんは、竹が増えすぎて困っている「竹害」問題も解消しようと、地域の人と協力して竹の伐採から携わっています。作品として使い終わった竹は、炭やチップにして堆肥として循環させています。

イベントを開催する際は、穴あけのデザインは福田さんが担当しますが、穴あけ作業を手伝ったり、竹灯籠を設置する作業は地元の仲間が協力してくれるそうです。
「仲間の存在があってこその活動」と話して下さいました。

コロナ禍では、全国一斉に竹あかりを灯すイベント「みんなの想火」を開催。福田さんも群馬から参加しました。全国各地の竹灯籠作家と交流することで、技術だけではなく、物事の捉え方や人とのつながりの大切さなど、色々な事を学んだそうです。

そして、これまで制作した中で最も大きかったのは「鳳凰」をモチーフににした高さ2m70cmの作品です。竹を10本並べて1つの図柄を作りました。

対となっている壮大な鳳凰の作品です。

福田さんは、毎年冬にたくみの里の熊野神社で行っている竹灯籠のイベントを、10年続けたいと話しています。来年がちょうど5年目。10年目は、みなかみの竹林で開催するのが目標だそうです。

10年目の最終目標まで、素敵な作品をともし続けてくださいね。

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