吉川博子(よしかわ・ひろこ)さんは、昭和村出身・在住。
農業を始めて、約8年です。
夫とともに、農作物の栽培から加工・販売まで、自分達で全て手掛けていて「あすなろ工房」という屋号で活動しています。
京都の大学卒業後は出版関係や着物メーカーで働いていた吉川さんですが、父親の死をきっかけに、ひとりになった母親をサポートするため昭和村に戻ってきました。
美術館で学芸員をしていたご主人が農業に興味を示したこともあり、夫婦で始めたそうです。
「野菜を育てるだけでは面白くない!」と、6次産業に力を入れています。
最初にお試しで作ってみた「ゆずこしょう赤」が好評だったこともあり、様々な加工品を販売。小瓶で販売しているのは、「ゆずこしょう」や「にんにく辛子味噌」など常に12種類以上。
他にも、ジンジャーシロップや生姜焼きのもとなども手作りしています。
ここまでの種類の加工品を、種まきから手掛けている農家は県内でも少ないとか。
米麹も山椒の実もセージも全て手作りです。
平日は、昭和村の工房で、ひたすら作りこみをして、週末は県内外のマルシェで出店販売。
全て手作りで無添加の商品は、ファンが多くいるそうです。
来週は、お仕事のこだわりやSDGsの取り組みをご紹介します。