アーミッシュ文化研究家の山中麻葉(まは)さんは東京出身。高山村に移住して3年目です。2才の娘さんを育てるお母さんでもあります。
アーミッシュとは、アメリカに住むキリスト教の一宗派で36万人ほどいると言われています。
昔ながらの生活を大切にしていて、移動は馬車を使い電気はほとんど使いません。食料は基本的に自給自足で、野菜などの農作物やキルトなどの工芸品を販売し、収入を得ています。
山中さんがアーミッシュの存在を知ったのは高校生の時。『良い大学に入って良い会社に就職するのが幸せ』という思いで受験勉強に励んでいたところ、小論文の課題文としてアーミッシュの暮らしぶりを目にしたそうです。これまで自分が信じてきたものと真逆の生活を送っている人たちの存在に衝撃を受け、心惹かれていきました。
法政大学に入学したあとも、アメリカのアーミッシュのコミュニティを訪問するなど、暮らしぶりに触れてきた山中さん。その中で、女性たちが着ているシンプルな服に魅力を感じたそうです。実際に着てみると、可愛らしくて動きやすくて着痩せして見える!
これを日本でも作りたい!と、型紙をもらって作り始めました。
2016年にDown to Earthというブランド名を立ち上げます。
山中さんの独自のアレンジを加えたオーダーメイドのアーミッシュ風ワンピースが誕生しました。
丈は長めで、ウエストに切り替えがあり、襟ぐりは小さめのシンプルなワンピースです。
アーミッシュが使わないジッパーを付けたり、柄物を取り入れるなど工夫しました。
シンプルなアーミッシュワンピースをオーダーメイドできるオンラインショップを開設。着心地の良さが評判になっています。
今週は、アーミッシュ文化研究家でアーミッシュワンピースを手掛ける山中麻葉さんをご紹介しました。来週もお楽しみに!