imocoさんは、太田市出身・桐生市在住の32歳。
もとは音楽を学んでいたそうで、
洗足学園音楽大学でトランペットを演奏していました。
大学卒業後は音楽の道へは進まずに、地元・太田市へ戻ります。
そして1年後、桐生市で一軒家を借り、そこをアトリエに。
実家の鉄工所を手伝いながら、牛革小物の製作を始めました。
もともと、実家が鉄工所であることから、モノづくりが好きだったというimocoさん。
大学時代に、たまたま入った牛革小物の店で商品を手に取り、
「自分だったらこう作るな」と制作欲が湧いてきたことがきっかけで作るように。
牛革を取り扱う中で、妙に深いしわが入った、リアルな革を見つけたとき、
「ああ、自分は生き物の皮を扱っているんだ」と改めて感じ、様々な生き物の皮を調べるように。
そんな中でジビエの皮と出会い、ジビエの皮を用いたアート作品を制作するようになりました。
imocoさんの作品は、木とジビエの皮を組み合わせたオブジェなど、独創的なデザインが魅力です。
そんなimocoさんの考えるレザーアートの魅力について、
「一体ずつで個体差があるため、当然皮の表情も変わってくる。
動物たちが生きてきた時間が皮に刻まれているぶん、重みがある。」と語り、
見る人にもそれが伝わればと仰っていました。
次回は、imocoさんが去年応募しグランプリに輝いた
「廃棄物アートコンテスト」について伺っていきます。
来週もお楽しみに!