黛 青葉さんは、高崎市出身・安中市在住の37歳。
安中市の秋間梅林で、梅の栽培や梅の加工品製造などを行っている
「結び葉合同会社」を2022年に設立しました。
高齢化や後継者不足により、
危機的状況に置かれている「秋間梅林」について知った黛さん。
秋間梅林の魅力をもっと広めていこうと、結び葉合同会社を設立したといいます。
結び葉合同会社では、梅干し・練り梅・冷凍梅を作っていて、
冷凍梅はシロップやジャムなど、甘いスイーツ寄りの商品に加工しています。
中でも今人気があるのは、「梅パウダー」。
おにぎりの手塩に使ったり、
学校給食で砂糖と混ぜた梅シュガーにアレンジして揚げパンにかけたりと、活用方法は無限大です。
味はさることながら、梅の花が見事に咲き誇った秋間梅林の風景も圧巻だといいます。
黛さんが仕事をしていて嬉しい瞬間は、秋間梅林に訪れた人から声をかけられたとき。
「観梅といえば、秋間梅林だよね!」という言葉をもらうと、
「だよね!」とつい言ってしまいそうになるのと同時に、「この風景がやっぱり好きだ」と実感するといいます。
そんな黛さんは、梅の生産・加工品製造のほかにも、
梅農家の楽しさを伝え、未来について考える
梅の学校や梅園サポーター事業など、様々な取り組みに挑戦しています。
黛さんにとって、秋間梅林は第二のふるさと。
いつ来ても、温かい梅農家さんが受け入れてくれて、ほっとできるような場所なんだそう。
黛さんは今後も、秋間梅林の梅を守り続けていきます。