3/13 服飾デザイナー 梅澤美穂

2017年6月、前橋にアトリエを構え、自身のブランド「miho umezawa」を立ち上げた服飾デザイナー梅澤美穂さん。

ブランドを立ち上げた当初、梅澤さんは「作ったものを発信したい」とSNSを中心に作品の画像を投稿し始めます。そんな中、自分以外にも一人で活躍している作家がいること、そしてひとりでお店を運営しているセレクトショップが地方にたくさんあることも知ります。

ブランドを始めるきっかけが、セレクトショップの女性オーナーから声をかけてもらったことだったという梅澤さん。洋服を置いていただくなら私と同じように、自分の好きなものを集めているオーナーさんが運営しているお店が、一番シンプルで伝わりやすいという考えに至ります。

販売を委託するショップ選びにあたっては、どういった雰囲気でどんなものが置いているか、運営しているのはどんな方なのか知りたいという思いがあり、まずは自分で直接お店を訪ねるそうです。いいなと感じたお店には「自分の洋服を置いていただけないか」と飛び込み営業し、取り扱いが始まることが多いとのこと。そうするとそのお店のお客様と梅澤さん自身の好みがぴったり合うということになり、シンプルに価値を共有できる流れをつくることが出来るそうです。

 

ブランド立ち上げからもうすぐ2年。投稿した画像に対する反応・メッセージをもらうことも増え、それが勉強にもなり、やり甲斐も感じるという梅澤さん。縫製に関しては群馬の工場で服をつくる体制が整い、信頼できる関係づくりが出来てきたそうです。今後は縫製以外でも可能性を広げ、生地をつくるところから始めたり、刺繍や染色に関する分野の方とも関わり合いながら、今まで出来ていなかったデザインを生み出していけたら・・・とビジョンを語ります。

 

梅澤美穂さんの服は、各地のセレクトショップやWEBショップで販売されています。今年秋には1点ものの展示販売会も企画しているそうですよ!

mihoumezawa.com

@umezawamiho

県内取り扱いショップ SABI  https://sabi-web.com/

インタビュー:川上直子