赤石さんは、伊勢崎出身・在住の48歳。
ネイルサロンとネイルスクールを経営しています。
その傍らネイルデザイナーとして爪華師(そうかし)という団体にも所属し、ネイルデザインのランウェイショーなどにも出品しています。
爪華師は、ネイルに特化したランウェイショーを運営している団体です。
日本国内でネイルのランウェイショーを多数開催しているほか、4大コレクションと言われるミラノ、パリ、ロンドン、ニューヨークのコレクションに爪華師デザイナーが参加しています。
通常のサロンワークとは全く異なるネイルがメインとなるデザインを世界に向けて発信していく活動に魅力を感じて、一昨年(2023年)の11月から赤石さんも所属するようになったそうです。
そんな爪華師の一員として、赤石さんは去年9月初めてパリコレクションにネイル作品を出品しました。
海外のコレクションに出品するためには、まず爪華師が国内で開催しているランウェイショーでの選考を突破しなければなりません。
その選考で見事選ばれパリコレ出品が決まった時は、信じられなく嬉しい気持ちだった反面、爪がメインとなる立体的なデザインを考えることに頭を悩ませたそうです。
試行錯誤を重ねて実際にパリコレに出品した2つのデザイン。
どちらも立体的なデザインで、長さは10センチ前後です。
1つは、白い桜を散りばめたデザインで、ワイヤーで繋がったパールが流れるように爪から垂れています。
もう1つは、マゼンタのような赤紫の蘭をイメージしたデザインで、歩く度にラインストーンがキラキラと揺れて輝くのが特徴です。
パリコレは、ザ・ウェスティン・パリ・ヴァンドームで開かれ、世界各国のモデルやデザのかたの方などが集まっていてとてもきらびやかな雰囲気だったそうです。
パリコレの中でネイルがメインのランウェイは爪華師のランウェイのみ。
海外のネイルはシンプルなデザイナが多いそうで、細かくて立体的なデザインに世界中のモデルやデザイナーの方が関心を持って驚いてくれたことが嬉しかったと語ってくれました。
(デザイナー紹介としてランウェイを歩いた赤石さん 手前 )
今後は、もっと日本のネイルの繊細さや優美さを世界中に伝えたいと思いを語ってくれました。
グンマドンナ
2週にわたり、伊勢崎出身・在住でパリコレクションにネイル作品を出品したネイルデザイナー 赤石佳津江さんをご紹介しました。