片山さんは、岡山県倉敷市出身で富岡市在住の37歳。
現在、「山伏」として活動しています。
大学院修了後は、奈良県内で会社員として勤務したのち、
吉野山でゲストハウスの運営をしていました。
2018年に修験道の総本山・金峯山寺にて得度。
2023年8月から富岡市の地域おこし協力隊として、妙義山を中心とした観光振興や
地域団体と連携したイベント開催などの活動を行っています。
山伏とは、修験道の行者(修行する者)のこと。
特に山に入って修行している行者のことを「山伏」と呼びます。
山に伏し、野に伏して修行するためそう呼ばれたと言われているんだそう。
また修験道とは、原始的な信仰で定義がありません。
山や自然から直接、この世の真理を感じとって修行するのだそうです。
そんな山伏として活動する片山さん。
山伏になろうと考えたきっかけは、吉野町にいたときにたくさんの山伏に出会ったこと。
生き方に共感し、気付いたら自分も山伏になっていたと語ります。
片山さんの考える山伏の魅力は、シンプルなところだといいます。
大自然の中で、五感を使って感じ取ることが修験道の全てで、
本来、人間がどのように自然と接し敬っていたか、
自然の中のいろんなものを愛していたかということが山に行けばきっと感じ取れる。
そのような意味で非常にシンプルなところが魅力なんだといいます。
そして、2年前に富岡市地域おこし協力隊として移住してきた片山さんは、
行場としても発展したという「妙義山」の魅力にも惹きつけられました。
手を合わせざるを得ないほどの荘厳さがあり、
「言葉にならないがすごい」と思わせる素晴らしさがあるといいます。
片山さんにとって山とは、色んな気持ちをストレートに伝えられる頼れる存在であり、
美しいと感じる憧れの存在でもあるそうです。
そんな片山さんの活動を、来週も引き続きお伝えしていきます!
今週はここまで。来週もどうぞお楽しみに!