片山さんは、岡山県倉敷市出身で富岡市在住の37歳。
現在「山伏(やまぶし)」として活動する片山さんは、
2023年8月から富岡市の地域おこし協力隊として妙義山を中心とした観光振興や
地域団体と連携したイベント開催などを行っています。
山伏とは、修験道という日本古来の山岳信仰の行者のこと。
片山さんが、山伏をやっていてよかったと感じる瞬間は、
自分の世界がものすごく広くなったことだといいます。
生きていると悩み事や、社会のことだけに一喜一憂してしまいがち。
そんな時に生身の身体で山に入り、自然のありがたみを感じると、
神様に見守ってもらっているなと幸せに感じるのだそうです。
山伏として活動する片山さんですが、夢はおばあちゃん家のような宿を開くことだそう。
きっかけは、学生時代に訪れた東北の民宿に泊まったことでした。
当時、部活で心身ともに疲弊していたという片山さんは一人で電車旅に出かけます。
偶然泊まった民宿の温かいおもてなしに感動し、同時に肩の力が抜けたそう。
自分と向き合う大切な時間になったといいます。
その時から、こんな場所を作りたい、叶えるならやはり宿しかないと考えていました。
群馬で山伏として活動する今、妙義山に触れて泊まることのできる
宿坊よりも柔らかいイメージの宿を開きたいと夢を膨らませます。
ぜひ夢を叶えていただきたいですね。
片山さんの挑戦は続きます!
2週にわたり、山伏・片山文恵さんをご紹介しました。