前回ご紹介した前橋出身の疋田由利子(ひきだゆりこ)さんは、長年、教員として勤める中で、障がいを持つ子供たちも、楽しんで取り組むことができる図工・美術の教材開発を行ってきました。
筆が上手く持てなくても描ける方法はないだろうか?と試行錯誤し、色々な表現方法を考えてきたそうです。
先週は、箱の中に絵の具をつけたビー玉を入れて転がす…という「ビー玉転がし」をご紹介しましたが、今回は、「ホッピング」という手法です。
たこ糸を束ねて割り箸で挟んで歯ブラシのような形にし、そのたこ糸に絵の具をつけて、ポンポンと弾ませて色を付ける方法です。
こうすることで、ススキや雪景色、花が一斉に開いている風景などを、簡単に描けるということでした。筆を使うのが難しい方も、楽しんで作品が作れそうですね。
疋田さんは今後の展望について、自身の作品を基礎から学び直すのはもちろん、子供たちが楽しんで作品作りに取り組める手法を考えていきたいと話しています。