前橋市出身の山本泉さんは、NPO法人の代表を務め、
県内で子育てサロンを運営したり、
不登校・ひきこもり・孤独化解消を支援する活動を行っています。
前橋市の「子育てサロン サマンサ」は、
母親に、子供とのより良い関わり方の具体的なスキルを学んでもらおうと、
「ペアレントトレーニング」をベースとした講座を開いています。
こういった活動が評価され、先日、
「家庭教育支援チーム」の活動の推進にかかわる文部科学大臣表彰を受賞しました。
その他、NPO法人 カウンセリング&コミュニケーション・ミューでは、
前橋市の中学生の不登校・ひきこもりを解消する支援
「オープンドアサポート事業」を、前橋市教育委員会と連携して行っています。
サポーターと呼ばれる皆さんが家庭を訪問し、
ひきこもり生徒と交流することで、再登校を促しています。
とても根気のいる支援ですが、前橋市教育委員会の集計によると
毎年70パーセントの生徒が、再登校できているとのことでした。
山本さんは、これからの目標について
「ゴールを決めるのではなく、そのときどきに必要とされる活動をしていきたい」と
話していらっしゃいました。