山橲麻衣さんは、前橋出身の25歳。
去年4月、群馬県内初の女性救助隊員になりました。
前橋消防局 東消防署に所属して、仕事に当たっています。
交通事故や水難事故、また山岳遭難などの現場に、
消防の中でも一番に出向いて、救助活動をする救助隊員。
一回の勤務は、朝8時半から翌日の朝8時半までの24時間。
その中で、日々訓練も行っています。
山橲さんは、小学生から大学生まで、
野球やソフトボールで体力をつけてきましたが、
現在は、休みの日にも体力づくりをして、
男性と一緒の訓練に参加しているそうです。
祖父母と一緒に暮らしていたことから、
周りの高齢の方が救急搬送される現場を見たことをきっかけに、
消防の仕事に興味をもった山橲さん。
調べていく中で、
女性が少ない、ということに疑問を持ちます。
そこから山橲さんは、
アルバイトや、ソフトボールの練習をしながら、
公務員試験に向けての勉強も重ねて、
3年前、消防士になりました。
そしてさらに、消防の仕事の中でも、
オレンジ色の救助服を着た救助隊員になって
女性の活躍の幅を広げたい、という想いを持ちます。
法律などにより女性の救助活動には制限がかかる部分がある中でも、
現在、まわりと助け合って任務にあたっています。
次回も引き続き、お話を伺います。