6/10 造形作家 乙幡啓子

桐生市出身の造形作家 乙幡啓子さんは、
「妄想工作」と題したユニークな工作をつくられています。

たとえば、こちらは、「リュウグウノツカイ・マフラー」です。

こんなのみたことない!というものを次々生み出しています。

そんな乙幡さんのアイデアは、
今話題のニュースなど、身近なことをきっかけに、
心に引っかかったアイデアの種をメモしておくところから生まれるそう。

たとえば、パチンコのCMを見て、
芸能人やアニメ作品などがどんどんパチンコになっていくことに興味を持ってつくったのが
「CR乙幡啓子」
自分のパチンコをつくったそうなんですが、どうなったかは、こちらの記事をご覧ください!
https://dailyportalz.jp/b/2009/01/06/a/index.htm

工作の工程について記事を書くときには、
初心者でも分かるように、かつ造形や材料などについてマニアックなことも書いていくことで
「まじめさとおかしさ」のバランスを意識しているそうです。

「バズる」ことも励みになるけれど、
大元は、自分が「おもしろい」と思ってつくることだそう。

そんな乙幡さんの「おもしろい」が詰まった作品は、こちらからも見ることができます!

https://mousou-kousaku.com/
https://twitter.com/otsuhata?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

6/3 造形作家 乙幡啓子

桐生市出身の造形作家 乙幡啓子さんは、
「妄想工作」と題したユニークな工作をつくられています。

これをこうしたら・・・?こんなものが組み合わさったら・・・?などの妄想を
実際に目の前に出現させたい!と、
つくった数は、12年間で、およそ200ほど。

たとえば、
本物のホッケの開きそっくりのペンケース「ほっケース」や
餃子型のこまをつかい、鉄板の上で餃子をやいているように見える、
「餃子リバーシ」など個性的です。

その工作を「デイリーポータルZ」などのウェブ媒体でご自身で記事にして紹介したり、
作品をまとめて本として出版されたりしています。

千羽鶴、ならぬ群馬の県の形に切り取った紙でつくった「千羽群馬」や
「焼きまんじゅうネックレス」など、群馬ゆかりの作品もあります。

そんな中で、2017年につくられたのが「ハトヒール」

はとの形のハイヒールなんですが、とってもリアルですよね・・・!
フェルトなどを使って精巧につくられています。

上野公園で実際に履いてみたそうですが・・・
乙幡さんが書かれたこちらの記事を是非ご覧ください!

https://dailyportalz.jp/kiji/170523199689

来週も引き続き、乙幡さんにお話を伺います。
お楽しみに!

5/27 ガラス作家 佐藤遥果

佐藤さんは、神奈川県出身の35才。
登山好きの両親の影響もあって「自然の中で勉強したい!」と
群馬県立尾瀬高校に進学し、高校3年間は群馬で過ごしました。
小さい頃からガラス細工が好きだったことから、
卒業後はガラス制作を学ぶため長野県の専門学校に進学。
ステンドグラスや吹きガラスを学びました。

そして3年前から
渋川市赤城町にある六箇山工房でガラス作家として活動しています。


プロのガラス作家になって10年ちょっと。
紙に書いたデザイン画通りのものが作れるようになってきたそうですが、
技術面は終わりがないので、日々、勉強だと話して下さいました。


佐藤さんが作った作品の中に、
大きくてまん丸のヒヤシンスポットがあります。

両手で包み込めないくらい、大きいヒヤシンスポット。
根っこがキラキラと輝いて見えるのだそうです。

作品を作る時は、物を作るのではなく、
その「物の向こうに広がる景色」を想像して作っているそう。



渋川市赤城町の「六箇山工房」では吹きガラス体験なども行っています。
現在は、新型コロナウイルスの影響で体験はお休みですが、
再開のタイミングについては、HPをご覧下さい。

六箇山工房ホームページ

5/20 ガラス作家 佐藤遥果

ガラス作家の佐藤遥果さんは、神奈川県出身の35才。
前々回ご紹介した、渋川市赤城町にある六箇山工房で
吹きガラス作家として活動しています。
群馬に移住して丸3年になりましたが、
実は高校時代も群馬で過ごしていました。

神奈川県の丹沢足柄という自然豊かなところで育ち、
登山が好きな両親の影響もあって「自然の中で勉強したい!」と
群馬県立尾瀬高校の自然環境科に進学しました。

小さい頃から、縁日でガラス細工を集めるのが好きだった佐藤さんは、
高校の進路指導室に置かれた専門学校のパンフレットで
ガラス作家という職業を知り、その道に入っていきました。

高校卒業後は、長野県にある専門学校に進み
ステンドグラス工房のクラスで学びます。

その後、「溶けているガラスを扱うのも楽しそう!」と
吹きガラスに転向しました。
最初は難しくて、思うようにできなかった事が
逆に夢中になるきっかけになったとか。

現在は、数々の美しい作品を手がけています。




地元の赤城公民館で、子供向けの体験教室も開催しています。


子供達にもガラスの魅力を伝えたいと話してらっしゃいました。

来週も、お楽しみに!

六箇山工房のHPはこちら

5/13 豆腐マイスター 工藤詩織

前橋出身の工藤詩織さんは、
「豆腐マイスター」として、記事の執筆や食育イベントなどを通じ、
豆腐の魅力を伝える活動をされています。

子どもたちに向けては、大豆から豆腐をつくる体験を提供したり、
大人向けでは、様々な豆腐の種類がある中で、どう好みのものを選ぶかを伝えたりしています。

豆腐の魅力は、
宗教上の理由で肉を食べない方や、菜食主義の方でもボーダレスに食べられること、
また離乳食から、お年寄りまで人生の中で長く食べられること、だと感じているそう。

クラフトビールなどのように、
豆腐の小規模の作り手さんの個性がもっと伝わるよう発信をしながら、
豆腐をもっと楽しめる場をつくっていきたいとのことでした。

工藤さんのHPはこちら
https://www.shiorikudo.com/

5/6 豆腐マイスター 工藤詩織

前橋出身の工藤詩織さんは、
「豆腐マイスター」として、記事の執筆や食育イベントなどを通じ、
豆腐の魅力を伝える活動をされています。

「豆腐マイスター」という資格は、「お豆腐を選べる」「お豆腐を料理に使える」「お豆腐を手作りできる」というスキルを持った日本で最初のお豆腐の食育資格。

大学院在学中の2013年に取得されて、
その後、豆腐にまつわる仕事をしたい!と大学院を自主退学して活動をはじめます。

小さいころから豆腐が好きだった工藤さんですが、
さらに惹かれていったのは、上京して、まわりのお豆腐屋さんの魅力を知るようになってから。

どれも白くて四角くて、違いが分からないと言われることもあるけれど、
職人さんや大豆の種類によって個性豊かな豆腐ができる、その多様性を伝えたい、といいます。

来週も引き続き、工藤さんにお話を伺います。

お楽しみに!

4/29 帽子作家 小野口弘美

帽子作家の小野口弘美さんは、新潟県出身です。

群馬県出身の吹きガラス作家のご主人とともに、
横浜から渋川市赤城町に移住し、4年前、
養蚕家屋と蔵のある場所を「六箇山工房」としてOPENさせました。

帽子工房と、吹きガラス工房、そしてギャラリーを手掛けています。


ハンドメイドでオリジナルの帽子を作っている小野口さん。

今の時期は夏にかぶる麦わら帽子のオーダーが多いそうで、
リボンの素材や巻き方にもバリエーションをつけ
変化を出しています。

オーダーメイドの帽子は、
10日~2週間かけて丁寧に制作するそうです。
価格は1万円~2万円とのことでした。



これまでには、
「銀色に輝く帽子を作って欲しい!」というオーダーや、
千葉のテーマパークにコスプレをしていくので、
手塚治虫さんの「リボンの騎士」のような、
つばの大きい・羽根のついた帽子を作ってくださいという
注文を受けたこともあったそうです。

ご主人とともに立ち上げた「六箇山工房」で、
日々、帽子づくりに励む小野口さん。

これからも素敵な帽子を作り続けて下さいね!

六箇山工房ホームページ

4/22 帽子作家 小野口弘美

帽子作家の小野口弘美(おのぐちひろみ)さんは、新潟県出身の55歳。
今から4年前、吹きガラス作家のご主人とともに
横浜から渋川市赤城町に移住して、4年前に工房をOPENし、
帽子作家として活動しています。

大学卒業後は都内でコンピュータグラフィクスの仕事をしていた小野口さん。
モニターばかり眺める仕事だったことから
何か物作りをしたいという衝動に駆られます。

元々手芸が好きだったことや
父親が中折れのハットを常に被っていたこともあり、
帽子に魅力を感じ、28歳の時に週に1回のペースで
帽子教室に通い始めました

皇室帽子デザイナーだった故・平田暁夫先生のもとで勉強し、
専用のブレードミシンの使い方なども学びました。

ご主人が会社員を辞め、ガラス作家を本業にしたこともあり
いつか帽子とガラスの工房を作りたい・・・と思っていた小野口さん夫婦。

横浜で暮らしながら、趣のある場所を探し続けていたところ
20年目にして、ご主人の出身地の群馬県で
養蚕農家だった土地と家屋にめぐり合いました。

六箇山(ろっかやま)工房と名付けたこの工房。
吹きガラスの体験工房と帽子工房、そしてギャラリーを備えています。
ロケーションも気に入っているとか!

今日は、渋川市赤城町の六箇山工房で、
帽子作家として活動する小野口弘美さんをご紹介しました。

来週もお楽しみに!

六箇山工房ホームページ

4/15 イラストレーター 丸山一葉

高崎市のイラストレーター、丸山一葉さん。

本の表紙のためのイラスト=装画のコンテストで
グランプリをとられるなど、今活躍するイラストレーターです。

丸山さんの絵の特徴は「動き」
人物が、アクロバティックなポーズをしていたりと
ユーモラスに描かれています。

今回は、「本の顔」となる
本の表紙のイラストを描くお仕事について伺いました。

たとえば、3月に刊行された、蓮見恭子さんの「たこ焼きの岸本」

著者の蓮見さんがツイッターで「驚いたのは、主人公・十喜子の外見をろくすっぽ描写してなかったのに、ちゃんと私がイメージしていた通りの人に描いて下さった事。何で分かったんだろう……。」とコメントされています。

文章から、人物のエッセンスを読み取って描いていくお仕事ですが、
こうやって答え合わせができることは、イラストレーター冥利に尽きる、と
お話されていました。

本の内容によっては悩むこともあるけれど
なぜ自分に依頼が来たのか、ということを考えて、そこから発想して描いていくそう。

独特の作風のイラストで、物語を彩っています。

丸山さんのイラストはこちらからもご覧になれます!
https://kazupits.jimdofree.com/

来週もお楽しみに!

4/8 イラストレーター 丸山一葉

高崎市のイラストレーター、丸山一葉さん。

本の表紙のためのイラスト=装画のコンテストで
グランプリをとられるなど、今活躍するイラストレーターです。

丸山さんの絵の特徴は「動き」
たとえば、女性の手がびよーんと伸びていたり、
ダンスのようにも見えるアクロバティックなポーズをしていたりと
人物が、ユーモラスに描かれています。

この作風は、試行錯誤の中で生まれたそうですが、
丸山さんがイラストレーターとして本格的に活動をするようになったのは
3年ほど前から。

偶然画材店で働き始めたのがきっかけだったそうです。

創作活動をするお客さんや同僚と関わる中で、
自分も絵を描きたい、という想いが生まれます。

そして、働きながら夜間の学校に通ってイラストを学び、
イラストレーターになられました。

決して早いスタートではないキャリアですが、
大学で日本文学を学んだことが、時代物の小説の挿絵を描くときに
役立つなど、今までの経験も活かして作品づくりをされています。

丸山さんのHPはこちら
https://kazupits.jimdofree.com/

次回も引き続き、丸山さんにお話を伺います。
来週もお楽しみに!