井上昭子さんは、2014年に「子育てネットワークゆるいく」を立ち上げ、ママたちの居場所づくりとして「子育てサロン」を開催したり、赤ちゃんと親が老人ホームやデイサービスに出向いてふれあう事業「赤ちゃんがいく」、そして中学校に出向いて、「赤ちゃんふれあい体験」「妊婦体験」「いのちの話」の3本柱で中学生に命の大切さを伝える「いのちの授業」など、様々な活動を行っています。
目指す形があって、子育てネットワークを立ち上げた訳ではないという井上さん。33年前、仕事を辞めて結婚し、普通の主婦として現在30歳の長男、28歳の長女、24歳の次男の3人の子育てをする中、子ども育成会やPTAの役員など3人分務めたそうです。子どもたちと関わる中で、「私って本当に子どもが大好きなんだな」と思い、教師という道を選ばなかったことを悔やみ、25年目となるマタニティヨガの講師活動の中でも「私って本当に命の誕生を応援していくことが大好きなんだな」と改めて思い、助産師という道を選ばなかった自分を悔やむ日もあり・・・そんなある日、命の誕生や子ども達の未来を支える活動を知り、教師でも助産師でもない自分に出来ることはまさにこれだ!と思い至り、いのちの大切さを伝える「いのちの語り部」の道を2008年から歩み始めます。
小学校などへ行って「生命誕生の素晴らしさと命の大切さ」を伝える活動をしたり、親と子の愛着の絆の大切さを実感して前橋市内の産婦人科で産後教室”はぐいく”を開催。そんな活動を通して出会ったママたちから「私たちにも何かできることがないかな?老人ホームに行ったり、妊婦さんとふれあう機会もあったらいいですね」といった声がわき上がり、赤ちゃんの命の力、ママたちのエネルギーはすごい!何かできそうだなと思ってママたちに声をかけたのが「子育てネットワークゆるいく」立ち上げのきっかけだったと振り返ります。
また行ってみたい、あそこに行くと実家に帰ったみたいにリラックスできて楽しい!と思えるような「ゆる~」っとして子育てサロン展開。「ひとりで抱え込まずにみんなで楽しく育児しようよ」と呼びかけています。
子育てネットワークゆるいく フェイスブック https://www.facebook.com/yuruikugunma/
インタビュー:川上直子