11/28 一般社団法人日本ミニチュアシュガー協会 代表理事 阿部洋子

伊勢崎市在住の阿部洋子さんは、砂糖を使った工芸菓子・シュガークラフトの国内外のコンクールで多数の受賞歴があり、製菓学校の講師を経て、今年2月、一般社団法人日本ミニチュアシュガー協会を設立しました。ミニチュアシュガーとは、角砂糖の上に砂糖細工を乗せた小さな芸術です。

20代の頃、管理栄養士をしていた阿部さん。妹から紹介されたシュガークラフトの本を見て、「私っ、これなんだ!!」と思い、働きながら東京に通い、シュガークラフトを習い始めます。そしてシュガークラフトで食べて行きたい!と思うようになってからは、毎日毎日シュガーペーストを触らない日はなく、朝から晩まで何かを見る度に「これは何か砂糖で作れるかな・・・」という感じで年中考えていたそうです。

様々なコンクールにも出品し、日本ではジャパンケーキショー東京という、洋菓子の中で一番大きい大会で、連合会会長賞というシュガークラフト部門では一番の賞を受賞。イギリスでも、シュガークラフト協会が主催しているシュガークラフトの世界大会にも出品しゴールドのトロフィーという一番の賞を受賞。そのときは阿部さんの娘さんもゴールドを受賞し親子W受賞となりました。

そんな中、製菓学校から声がかかり、製菓学校と調理師学校で講師をすることになります。受講生に教える実習で、角砂糖の上に砂糖で作った小さい人形を乗せたり、花を絞ったりする実習があり、これが女の子にとても受けたそうです。そのとき、「1,5センチの角砂糖の上に、動き出しそうな人形なんかが乗っていたら楽しいだろうなぁ。これはもしかしたら、特化すれば世界にもいけるんじゃないか・・・」と思ったそうです。

社団法人を立ち上げようと思ったのは、今まで磨いてきた技術を引き継いでもらいたかった娘さんが、「私は絶対無理」と言ったためだそうです。誰かに継いでもらわないと、もったいない!と思い、1回しかない人生、あのときやっておけば良かったって後悔しないために、思い切って一般社団法人日本ミニチュアシュガー協会を設立したそうです。※ミニチュアシュガーという言葉は現在、協会が商標登録出願中

素敵な作品の数々が見られます♪         ↓

一般社団法人日本ミニチュアシュガー協会 ホームページ https://www.minisugar.jp/

代表インスタグラム  https://www.instagram.com/japan.mini.sugar.yoko/

インタビュー:川上直子

 

11/21 県若年性認知症支援コーディネーター 平方仁美

昨年6月から県若年性認知症支援コーディネーター第1号として活動している、上毛病院の精神保健福祉士・平方仁美さん。コーディネーターの仕事について語ってくれました。

「簡単に言うと最初から最後まで、総合的に中長期的に関わらせていただく仕事です。自分や家族が若年性認知症かもしれない、あるいは若年性認知症と診断されました。どうしたらいいでしょうか?何か使えるサービスや制度はないでしょうか?そういった相談を受けています。

一番多く聞かれるのは経済的な相談です。たとえば40代男性、一家の大黒柱が若年性認知症になってしまった。住宅ローンも抱え、学生の子どももいる、仕事にも行けない、どうしよう・・・そういった患者さんの状況を把握し、使える可能性のある制度を紹介させていただきます。たとえば障害年金、医療費の助成制度、障害者手帳などです。たとえば医療費の助成ですと、外来通院している患者の場合、自立支援医療費という制度があります。健康保険証で受診すると自己負担割合が3割ですが、この制度を申請すると1割まで下がります。知らなかったという人がたくさんいるので、多くの方々に紹介しています。

コーディネーターとして心がけているのは、自分だけではなく患者さんの周りにいる他の専門職=主治医の先生や保健師さん、行政機関の職員、サービスの担当者の方などと連携・情報共有です。どうしていったらいいかを、みんなで考えさせていただくようにしています。

自分自身が最近物忘れが多く、若年性認知症かな?と心配になったり、家族や職場の同僚・上司がちょっと最近物忘れが多い、ミスが多いなと気づく場合もあります。そういう場合は、躊躇せず、早く医療に繋がっていただきたいです。そうすると、進行を遅らせる治療を受けられる場合もありますし、先々の生活の見通しを早く立てやすいというメリットがあります。

今後は、若年性認知症の方々が気軽に集まってお互いの相談ができる、集まれる場、集まれる会を作っていきたいです。そのためには、行政の力も借りなければならないので、うまく連携していきたいと思います。」

県若年性認知症支援コーディネーター事業 相談窓口(上毛病院内)

月~金 9:00~17:00   TEL:027-266-1748

インタビュー:川上直子

 

 

11/14 県若年性認知症支援コーディネーター 平方仁美

平方仁美さんは、群馬県認知症疾患医療センターに指定されている上毛病院(前橋市下大島町)の精神保健福祉士。昨年6月からは県若年性認知症支援コーディネーター第1号としても活動しています。

さかのぼると小学生のときから、障がい者や高齢者が気になっていたという平方さん。たとえば、電車に乗っていて、ひとりでしゃべっていたり、笑っている障がい者がいたら遠ざける人が多いのを見て、「なんで・・・みんなそんな冷たい目で見ないで。どうして・・・」と思っていたそうです。でも力になってあげられるかというと、何も出来ない自分がいた・・・そんな小学生時代が始まりだと話します。

中学生・高校生になると、知的障害の方々が入所している施設に個人的にボランティアに行き、純粋に知的障害を抱えている方と関わる、接するのが楽しいと感じたのと同時に、いろいろ抱えている問題があることに気づき、そういう方々の生活面で何かお手伝いが出来ないだろうかという思いから福祉系の大学に進学します。主には社会福祉士の資格をとろうと思っていたところ、精神保健福祉士の実習に行き、そこで一番に感じたのが「何も私たちと変わらないじゃないか」ということだそうです。平方さん自身、実習に行く前はこわいイメージや大丈夫だろうかという心配を抱えていたそうですが、全然そんなことはなく、普通に話をし生活している方々がいる・・・でもやはり精神障害を抱えていることによって、多くの困難さや生きづらさがあることを知り、何かできることがないか、頑張ってみたいという思いから資格を取得し、精神保健福祉士になります。

仕事を始めて今年8年目。若年性認知症の支援が大きくピックアップされるようになってきて、上毛病院の精神保健福祉士として、若年性認知症支援コーディネーターの委託を受け、平成29年6月から第1号として活動しています。

いろいろな問題が重なり合っているのが若年性認知症。そんな大変な仕事が私に務まるのかという心配、不安や第1号というプレッシャーも大きかったそうですが、子どものころから正義感・責任感が強かった平方さんは「任されたからにはしっかりやりたい、頑張りたい!」と今日まで突っ走ってきた・・・と力強く語ってくれました。

県若年性認知症支援コーディネーター事業 相談窓口(上毛病院内)

月~金 9:00~17:00   TEL:027-266-1748

インタビュー:川上直子

11/7 沼田市地域おこし協力隊員 高橋枝里

埼玉県出身の高橋枝里さんはものづくりが好きで、ピンク色やリボンを使ったカワイイデザインの手作りポーチやバッグなどをネットショップで販売していますが、この秋、沼田市の地域おこし協力隊員となり、沼田市の伝統工芸技術を継承するため、桑細工の伝統工芸士・一倉忠さんの元で修行をしています。布や皮を素材とする小物づくりとは違う、木を素材とする桑工芸に向き合うことになった高橋さん。桑細工の魅力について「桑細工は木工ろくろを使って、回転している木に刃物を当てて削っていく。ろくろによって生み出される曲線は、木の堅さをなくしてくれる。優しさや温かみがあるものを作れるのが魅力。形で勝負となったとき、曲線の柔らかさはカワイイにつながる。」と話します。

初めて桑細工に挑戦したときは、うまく挽けず、すごく無駄な力が入ってしまい肩がこったという高橋さん。「師匠が挽くと全然力がいらない。削る音も、師匠はシャシャシャシャっときれいな音で、自分が削るとガガガッとという音になる。師匠の姿はかっこいい。」「難しいが慣れれば出来る!という自信もある。」「どういうデザイン、どういう人に使ってもらいたい、どういう機能を持たせたいといったことを考える上では前歴のデザイナーの経験も活かせる。伝統工芸・桑細工を習得し、その上で新しいデザインを取り入れて、新しい桑細工を作りたい」と夢を語ります。

地域おこし協力隊員に任期は最長3年間。修行を経て、高橋さんがどんな桑細工を生み出すのか、楽しみですね。

インタビュー:川上直子

       

10/31 沼田市地域おこし協力隊員 高橋枝里

高橋枝里さんは、埼玉県蕨市出身。この秋、沼田市の地域おこし協力隊員となり、木材関連産業が盛んな沼田市の伝統工芸技術を継承するため、桑細工の伝統工芸士・一倉忠さんのもとで修行をしています。

母親が家で洋裁をしていた影響で、小さい頃からものを作るのが大好きだったという高橋さん。高校生になるとリボンやレースを付け加えたり古着をリメイクするのが好きになります。大学卒業後システムエンジニアとして働いていたときは、お台場で開催される「デザインフェスタ」というイベントによく通っていたそうです。このイベントは、一般の人が手作りのものを出品販売するものです。何年か通っているうちに、自分も出品したくなり、ポーチや鞄を出したところ「このお店のものが全部好き!」と言われ、一般の人がハンドメイドで作ったものを販売できるハンドメイドショップアプリを紹介されて、出店するようになります。ピンク色やリボンが使われたカワイイ商品を販売しているネットショップは好評だそうですが、高橋さんは、伝統工芸を継承する地域おこし協力隊員への転身を決意します。その理由を「もともとカワイイものが好きですが、年をとったらカワイイの感覚が今の人たちとズレちゃうかもしれないという危機感を感じた。いろんな世代に向けてアピールできるものづくりをしたいと思い、木に出会った。木は昔から身近にあるもので優しさや暖かみを感じるいい素材だ。」と語ります。

地域おこし協力隊に応募しようと決めてからは、木に関する本を10冊ほど読み、木を知ることでさらに興味が増したそうです。そして協力隊員に選ばれてからは、「木に向き合い、木をうまく操れるようになって、幅広い世代に受け入れられる”いいもの”を作りたい」と気合いが入ります。高橋さんの桑細工の修行は始まったばかりです。

インタビュー:川上直子

 

 

10/24 がんばるお母さん支援事業iitoko代表 浅香千恵

浅香千恵さんは、ボランティア団体・がんばるお母さん支援事業iitokoの代表。障がいのある子どもを持つ母親の心に寄り添う子育て支援をしています。支援事業をいくつかご紹介すると・・・

●制度、学校、医療のことなど、わからないことがいろいろあるお母さんを対象にした障がい理解と支援のための勉強会「いいとこ塾」(出張版もあります)

     

●「お母さんのつどい」みんなでお灸やヨガをしたりする集まり。

●金・土・日にお母さんとお子さんがiitokoに来て自由に遊ぶ「あそびのひろば」。お母さんたちの情報交換の場にもなっています。

●「iitokoキッチン」 あそびのひろばのあと、お母さん(大人)だけ300円で家庭料理が食べられます。レストランで食事をするのが難しい家庭があります。温かいものを温かいうちに食べられると好評です。

         

●「iitokoカット」美容院・理容室で順番が待てない、なかなか切ってもらいづらい・・・そんなお子さんの髪をカットします。(要予約)

その他 詳しくはフェイスブックでご確認ください。https://www.facebook.com/iitoko.mother/

★iitokoカットエピソード★

一番最初にカットした自閉症の息子さん(中学生)。お店に行けないため、母親がなんとかマッシュルームカットにしていたそうですが、その髪型しかできないと悩んでいたそうです。最初、部屋の隅で様子をうかがっていた息子さん。「すきばさみ」が苦手と聞いていたため、美容師さんが「これは使いません。」とすきばさみを棚の上にあげ、次にはさみをふたつならべてしばらく様子を見ていました。すると息子さんが頭の上でチョキチョキとはさみを動かしたそうです。それを見ていた美容師さんが「あ~そうだよね。そうやって切るんだよね」と話しかけました。そうすると椅子にちゃんと座れたそうです。それを見たお母さんが号泣し、「末永いおつきあいをお願いします」と頭をさげられたとのことです。

浅香さんは、iitokoカットを通して、お子さんに対して”待つ”ということだ大事だと認識したそうです。また「個性豊かなお子さんがいて、言葉が無くてもいろんな思いを抱えて何か訴えてくれる。その部分を受け取るようにしたい」「優しい社会づくりを目指したい。ひとりひとりが、この子達を一緒に育てるという思いでいてくれたら、どんどん優しい社会に変化するのではないかと思っている。」と語ります。

最初は泣いて駆け込んできたお母さんが、次第に表情が変化し”何か手伝いたい”と申し出てくれるようになったりするのが嬉しいという浅香さん。今後もお母さんの応援団として、NPO化も視野に支援活動を続けます。

がんばるお母さん支援事業 iitoko

高崎市吉井町本郷452-2   TEL:027-387-5908

インタビュー:川上直子

10/17 がんばるお母さん支援事業iitoko代表 浅香千恵

浅香千恵さんは、高崎市吉井町本郷にある民家で、障がいのある子どもを持つ母親を支援するボランティア団体・がんばるお母さん支援事業iitokoの代表を務めています。

障害児放課後児童デイサービスで働いていた浅香さん。お迎えにきたお母さんに児童をお返しするとき、「どうお母さんに声をかけたらいいんだろう・・・」と思うくらいなお母さんの疲れ様を見て、「あぁ、これはお母さんを支援していくことが必要だな」と感じたそうです。お母さんの相談窓口はありますが、お母さんが泣ける場所、泣いた後また笑顔になれる場所をつくらなければと強く思ったそうです。そして、いろんな人の力を借りてやさしい社会をつくりたいと行動を起こします。

事業をはじめると決めてからは、3月に仕事を辞め、5月には仲間を募ってiitokoを設立しました。その後、空き家を探し始めます。実家のようであったかいねと言ってもらえる場所を20軒くらい回って探し、9月にやっと巡り会い、改修工事を経て翌年2015年1月末にオープンにこぎ着けます。浅香さんは、この場所があるから集まれる、この場所があるからお母さんと力を合わせることが出来ると意を新たにします。

初めて吉井町本郷でイベントをしたときのこと。ご近所のおばさんたちがボランティアで地域の皆さんにすいとんを振る舞ってくれて、200人ほどに配布できたそうです。それほど地域の中で、皆さんにiitokoを知っていただくことができ、またその後、お母さんたちにiitokoが広まっていくという”人の力”に、力強さを感じたそうです。そして、今も皆さんに手伝って頂きながらすすめることが出来ることに感謝しつつ、活動を続けています。

がんばるお母さん支援事業 iitoko

高崎市吉井町本郷452-2   TEL:027-387-5908

https://www.facebook.com/iitoko.mother/

インタビュー:川上直子

 

 

10/10 乳がん体験者の会 あけぼの群馬 代表 本田攝子

本田攝子さんが代表を務める乳がん体験者の会「あけぼの群馬」では、”あけぼのハウス”というお話会や講演会、相談会、啓発キャンペーン、会報の発行や親睦のイベントなどを行っています。

会員からはどんな声が聞かれるのか伺ったところ、お話会では「私は病院に行った時だけ病人なんです。家に帰ったら普通の人なんです。」といった声が出たり、講演会では「白衣を着ていない、主治医でない先生は、本当に気持ちがリラックスできます」といった声が出るそうです。また、先日は「結婚しました」という手紙が届き、それを見た別の会員が、「乳がんになっても結婚できるんだなと、希望を持ちました」と勇気づけられたり、なかなか家族にも病気のことを話せない、心配するので本音は言えないんだ・・・という方も、「ここに来ると何でも病気のことが話せるのがとてもうれしい」とおっしゃるそうです。

あけぼの群馬では、毎年母の日キャンペーンを行って、乳がん検診を呼びかけています。

本田さん自身、46歳の時に右乳房を全摘。その後毎年マンモグラフィー検診を続け、63歳のとき、反対側の左乳房にがんがみつかり、温存手術を受けました。本田さんは「乳がんは自分でみつけられるがん。手に触れないがんをマンモグラフィー検診で見つけるといつも先生がおっしゃいる。ぜひ勇気を出して検診を受けてほしい。」と呼びかけています。

会に来ると、5年経って髪の毛も普通になって仕事も始めている人の話を聞いたり、実際にその人が目の前にいたりするので、やはり勇気づけられるとのこと。本田さんは、「小さい集まりですが、私たちがコツコツと続けてきた活動で、ひとりでもここに来てよかったと思う人がいる限り、私たちも笑顔で、笑顔を伝えていける場所を提供したり、大切にしていきたい」と話します。

去年県内の乳腺の先生方を迎え、20周年記念講演会を開催したあけぼの群馬。今後も診察室以外の場所で、気さくで優しくてわかりやすいといわれる講演会や医療相談会を積極的に開催して行きたいとのことです。

あけぼの会 https://www.akebono-net.org/

インタビュー:川上直子

 

 

10/3 乳がん体験者の会 あけぼの群馬 代表 本田攝子

本田攝子さんは、1997年に発足した乳がん体験者の会「あけぼの群馬」の代表として活動しています。

今から20数年前の1995年、本田さんは乳がんの全摘手術をしました。退院後、とても不安になり「これは乳がんの勉強をして、乳がんのことを知らなければダメだ」と思ったそうです。ちょうどそのとき、友人から「あけぼの会」という乳がんの患者会を紹介され、すぐに入会。東京での集まりに参加したり、乳腺の専門の先生の話や、同じく乳がんを体験した人のいろいろな話を聴き、少し安心できたそうです。

その後、1997年。当時の群馬県内の「あけぼの会」会員が、互いに顔を見たり、声を聞いたりできるように、親睦と交流を深めるために「あけぼの群馬」が発足し、本田さんはそれ以来、代表を務めています。

乳がんになるとは夢にも思っていなかったという本田さん。勤めていた幼稚園の先輩や、園児のお母さんが乳がんになり、術後また元気に職場に戻ったりお母さんをしている姿を見ていたため、手術の前は「手術をすれば治るんだ」と思っていたそうですが、にもかかわらず、術後は「いつ再発するんだろう」といった心配でいっぱいになってしまったそうです。

体験者の会は本田さんにとって、ありのままの自分を語れる場所。病気になると自分ひとりだけといった気持ちになるけれど、会に行くと勇気や安心がたくさんもらえるそうです。仲間と一緒にいると、手術したばかりの自分を振り返ってみたり、10年後15年後の自分を思い描けたりする本当に大切な場所になっているということです。

本田さんは「今は手術の時間も短く、温存手術などいろいろは方法があり、経過もよくなって医療の進歩をとても感じている。」「必ずお医者さんや看護師さん、医療関係者など一歩踏み出すと手を差し伸べてくれる人がいるので”誰かに言ってみようかな、参加してみようかな”といった気持ちを持って欲しい」とおっしゃっていました。

あけぼの群馬は10月6日(土)7日(日)にALSOKぐんま総合スポーツセンターふれあいグラウンドで開催される、がん患者応援チャリティーイベント・リレーフォーライフに参加します。ステージイベント、フードコーナー、健康チェックコーナーなどもあり、多くのみなさんの来場を呼びかけています。

あけぼの会 https://www.akebono-net.org/

インタビュー:川上直子

 

9/26 BENTO 261 金伽倻(きんかや)

高崎にあるレンタルスペースで週2日営業のお弁当やさんをひとりで切り盛りしていた金伽倻(キンカヤ)さん。昨年5月に県立土屋文明記念文学館内にお店を移転し、お弁当だけでなくランチ・カフェのレストランとして「BENTO 261」を経営し、自ら厨房に立っています。

今の場所に移転が決まったとき、とてもひとりでは賄えないのでスタッフを増やそうと思った金さんですが、募集すること無く、自然とスタッフが集まったそうです。

ひとりは「もし店舗を移して新しいお店をオープンするときは、是非声をかけてもらいたい」と連絡先を書いた置き手紙残してくれたお弁当のお店のお客さん。もうひとりは金さんがお弁当やおかずをアップしていたSNSを見ていた人で、新規移転オープンのお知らせを見て「ぜひ移転のタイミングで一緒に働かせてほしい」と連絡があったそうです。お弁当ファンが自然とスタッフになり移転オープンを迎えられたことに、ご縁を感じると金さんは微笑みます。

こだわりは、群馬県の食材、地元生産者のものを積極的に使いたいということ。化学調味料、保存料使わず、食材の味を楽しめるお弁当を作ること。そして「美味しい上に美しい」「清潔感」を大切に作ること。

そんな金さんにとって、お弁当も料理も自分を表現する手段のひとつ。今後はまた違う切り口で何か始めてみたいという気持ちもあるそうです。たとえば、日本酒の資格もいろいろ持っているため、それを活かした「お弁当とお酒が楽しめるお店」「割烹着を着た居酒屋」などにも憧れているそうですよ。

金さんのお店「BENTO 261」では、お弁当だけでなく、オードブルのテイクアウトも実施しているほか、不定期で韓国風の海苔巻き・キンパ教室も開催しています。

「BENTO 261」  https://tsuruichi.jp/

インタビュー:川上直子