*写真 3月15日(水)のスタジオの様子です。
田中 香です。今週末は3連休ですね~。我が家は、土曜日は息子のスイミングがあるので普通に過ごします。日曜日は、おじいちゃんおばあちゃんに子供達を預け、私が「深谷ネギロックフェス」に遊びに行ってきます。月曜日は、ママ友と子連れランチです。ママもたまには息抜きをしようと思っています。
さて、先週はこのようなお悩みメールでした。
RN:けい さん
息子が「不登校」気味になってしまいました。原因が何かあるようなのですが、「お父さんにだけ、話す」と私には話してはくれませんでした。主人は出張で、週末まで帰りません。そこまで、何か追い込んでしまったのか、そこまで行くまでに私に出来ることはなかったのか、どんどん落ち込んでしまいます。私、どうしたらいいんでしょうか?息子にどう、接したらいいんでしょう。「不登校」で悩んでいるリスナー達がもし、いらっしゃったら、どんな風に子供達と接していらっしゃるのか、教えていただけたら嬉しいです。 暗いメールでごめんなさい。
息子さんの不登校に悩むお母さんからのメッセージでした。経験者の皆さんから、様々なアドバイスをいただきました。
RN:ポヲト2号 さん
ウチには小学4年生がいるけど、たまにお腹が痛いとか頭が痛いとか、分かりやすい嘘で行きませんよ。だけど無理やりに行かせませんね。何か行きたくない理由があると思うからですね。頭ごなしに行きなさいとか言ったって絶対行かないでしょ。女房はさりげなく理由を探ってるみたい。そして絶対の味方だと信じさせてますね。そんな息子はやっぱり母親の味方ですね。まだウチにいるうちは安心。居場所が無くなるとどっか行っちゃいますよ。焦らず優しく接してみては?無理強いは逆効果かも。
RN:ツミターユ さん
わが家の長男は中1から少しずつ不登校ぎみになりました。長男は理由を言わず、学校からの回答はいじめはなく本人の問題だろう、とのことでした。私たち夫婦もどう対応して良いかわからず、長男を叱ったり、無理に連れ出したり、家の中がギクシャクしてきました。そんなときにスクールカウンセラーの先生と面談して、話を聞いてもらうだけで、私は救われました。私は長男が休んだときは仕事を抜け、昼食を取らせ、仕事に戻るということをしていました。どこのお宅でもこれが良い方向に行くとは限りませんが、体は大人でも心は子供。いつも長男を見ていると言う態度は取っていました。とても苦しいと思います。お子さんを信じて下さい。この春、長男も高校生です。本人いわくリセットして高校生活を送るそうです。
RN:匿名希望 さん
『不登校になってしまった息子が、パパには話すって、どうして私には話してくれないの?どうして?』っていうことではなくて、もしかしたら、【息子が学校に行けない、どうしよう、この先どうなるんだろう・・・私が不安で不安でしょうがない】っていうことではないでしょうか。私の息子は中学の時に何も話さなくなってしまいました。学校へは行っていましたが、心を閉ざした状態になってしまいました。私は、息子に話しかけ続けましたが、ますます状況は悪くなっていきました。そして、息子が何かやらかすんじゃないか、刃物でも持ち出すんじゃないかと、不安にかられていきました。不安で不安で、仕方なくなりました。その不安を払拭するために、こんなことをすることしかできませんでした。息子のふとんを干す。息子が帰ってきた時に食べるようにおやつを作る。息子の好きなおかずを作る。息子のために何かをする、息子の好きなものを作る、そんなことで余計なことを考えないように努めました。特に、おやつは、それまではお菓子作りなど滅多にしたことなんてなかったのに、毎日、作りました。甘くてやわらかくてほんのりとあったかいお菓子を。そして、1か月ほどが過ぎたでしょうか・・・・『お母ちゃん、これ、もっと無い?』ようやく声を聞きました。何も話さなくなってしまった息子がお菓子を食べきった時にそう言いました。それからも、行ったり来たりしながら、だんだんと心がほぐれていきました。こんな出来事があって、私は、自分の子育てを振り返ることができました。私は、【親としてこうあるべき】という子育てをしていました。一生懸命でした。しかし肩に力が入って、とても窮屈でした。自分が本当の自分ではありませんでした、母親として妻として、それは建て前でした。【こうあるべき】ということを押し付けられ続けていた息子はそれに応えるため一生懸命頑張ってきたのです。それで、限界になってしまい、ふさぎ込んでしまったのです。ですから学校での人間関係もおかしくなり、すべてが上手くいかない状態になって、それが、何も話せない状態になったのです。それは、その時の息子の本当の姿だったのです。本当の姿ではなかったのは、私だったのです。まさに、私が親から強制された、私は絶対にそうならないと決めていたのに、そのような私が受けたと同じ子育てを息子に対してしていたことに気がつきました。ありのままの自分とはどんな自分なんでしょう。弱い、何もできない自分でも良いのです。間違ってもやり直せばいいんです。その間違いを間違いだって気づかせてくれたのが息子だったのです。だから、私は、息子の姿をよく見ていれば、私の子育てがこの子にとって良かったのかまずかったのか、息子が教えてくれるのです。息子のこのようなことがあって、私は初めて『母親』になれたような気がしました。子育ては【子どもが全部教えてくれるから、大丈夫】お子さんが小さい時はいっぱい抱っこしてそばにいて手をかけて、お子さんが大きくなってからはお子さんが見ていないところでお子さんが喜ぶことに時間をかける、そのうちお金をかける(教育費)ということでないでしょうか。
RN:ひーなママ さん
息子さんは、同姓であるお父さんにだけ悩みを話したいとのこと。その後、息子さんはお父さんに話をしていたようですか?お父さんにしか話せない、というのは、ひょっとしたら思春期の悩みかな?もし仮にそうだとすると体の変化に心が追い付かず、同じ年頃の学校の仲間にも話せなくて、ということになれば、このモヤモヤした気持ちは同姓であるお父さんにしか話せないのかな?と思います。自分が同じ年代だったころは、思春期の悩みは異姓の親には話しづらいですよね。それと同じなのかな。とりあえずお父さんに任せて、後でこっそり聞いてみてはいかがでしょうか。学校の先生とも相談なさるのでしたら、可能であればお父さんも同席されるとか?子どもにとっても親にとっても、この悩みはいつか来る、避けては通れない道。何が正解、なんてない気がします。もし、見当違いでしたら申し訳ありません。
今回も、ハッとさせられるメッセージばかりでした。実は、私の妹も高校時代に1年くらい不登校でした。妹の場合、担任の先生と合わなかったのが原因でした。妹を救ってくれたのが、クラスメイトの優しい男の子からの電話でした。「気にしなくていいから学校来いよ」と言われ、また登校することができ、就職コースのクラスに通っていたのに、その後猛烈に勉強して大学に行きました。誰かの一言で救われる・・・こういうことがあると思います。私も、自分の子供達をしっかり見守っていきたいと思います。
さて、来週ですが、「卒業・入学シーズンの今、こんなことで悩んでいます」というメッセージをお待ちしています。
ワイグルのページに「子育て相談メッセージ」の応募フォームがありますので、こちらからどうぞ。
https://www.fmgunma.com/req/req_kosodate.php
来週もよろしくお願いします。