小学生の頃の私は、優等生だった、と記憶していました。勉強も好きだったし、親や先生に迷惑をかけないタイプだったはず、と・・・
お出かけを控えているこの1年ちょっと、よく部屋の片づけをしています。実家に住んでいるので、棚の中から出てくる出てくる、小学生時代の思い出の山。
例えば、1年生の夏休みの1行日記。ちゃんと毎日書いてあるけれど、「なつやすみでもひま!!」「つかれた」さらには「???」などやる気のない内容。でも、先生は花丸をくれていました。
5年生の連絡帳のある日のページ。先生「昼休みに長なわで遊んでいた際、眼鏡が地面に落ち傷ついてしまったとのことです・・・」母「電話もいただいて、すみませんでした。自己責任で管理できるようになるためのプロセスだと・・・」今の私より若い女性の先生が心配してくれている様子が、やり取りから分かります。
他にも、本来ドリルなどをやるはずの自主学習ノートに、本から写したなぞなぞの問題を書いて提出し、先生に答えさせたり、作文に「私は書くことがありません」と書いたり、結構自由。それでも先生は、赤字で優しいコメントをくれていました。
「自分が思っていたより、優等生じゃなかったんだなぁ」とつぶやきながら、こんなふうに、先生や親にサポートしてもらって育ってきたのかと、20代後半にして実感。今も、眼鏡の管理はできず、自分で踏んで歪んでしまったのをかけていますが、いつか私も、子どもの成長を優しく見守れるような大人になりたいと思います!