1/22(金)ユウガチャ!+の「ユウガチャ!フォーカス」では子育て中のお母さんが、赤ちゃんと一緒に、学校や介護施設、企業などを訪問して、命や家族の大切さや、癒やし、希望を伝える活動をしている、「NPO法人 ママの働き方応援隊 群馬校」の活動に迫りました。
赤ちゃんがお母さんと一緒に行う、まさに「出前授業」で、1回につき0歳児の赤ちゃん数人が、お母さんと一緒に「赤ちゃん先生」という名前で訪問をして、小中高校や大学、企業、介護施設などで、実際に赤ちゃんと触れあってもらったりすることで様々なことを感じてもらおうというプログラムです。
「赤ちゃん先生」は、もともと兵庫県神戸市で2007年にスタートした活動で、その後全国各地に支部組織が広がり群馬では去年3月から活動がスタートしました。
NPO法人 ママの働き方応援隊群馬の代表で、この「赤ちゃん先生」の活動を群馬ではじめた横山麻衣さんは、出産をきっかけに、子供と一緒に活動できる「赤ちゃん先生」の活動に興味を持ち、2015年3月に「NPO法人 ママの働き方応援隊 群馬校」を立ち上げました。
「赤ちゃんといることが仕事にできる」というところに魅力を感じて活動をはじめたそうです。育児が大変で、様々な能力をもちながら仕事をあきらめたお母さんが社会で仕事をするサポートが1つの大きな目的。
そして「赤ちゃん先生」の活動では、授業に来てくれた人にも命や家族、親になることの大切さやふれあい・癒やしなどを、提供できるのも魅力や活動意義だそうです。
お母さんには1回につき2000円の謝礼金が出るそうです。ただし事前に「ママ講師」になるための有料の研修を受ける必要があるそうです。また「赤ちゃん先生」を呼ぶ方も、補助金などが利用できるケースはあるものの基本有料にすることで、お母さん達に「ビジネス」の場を提供するという意味をもたせているそうです。
「ママ講師」として活動に参加しているお母さん達は新しい仲間に出会えた、自分の能力を活かせる、子供が明るくなったなどの感想を話しています。
一方で群馬で現在活動をしている「ママ講師」は10人前後でまだ少なく、活動への理解や知名度などをあげていく課題があったり参加者を、もっと増やしたいという思いもあるそうです。
「赤ちゃん先生」をきっかけにした、育児中の女性の社会参加をサポートする活動に注目してみてください。
FM GUNMA 岡部哲彦アナウンサー