久々に、アウェイゲームの観戦取材に長野に行ってきました。2節・栃木C戦で今季初勝利を飾り、アウェイと言えども、J3優勝、J2復帰を掲げるならば、勝利の勝ち点3が必要でしたが、結果は、2－3の敗戦。今季初黒星となりました。
個人的には、スコア以上に完敗だったという印象です。
長野は、ホーム開幕戦という事もあってか、試合の入りからエンジン全開。ザスパの攻撃の起点となる最終ラインに対して、プレッシャーをかけ続け、中盤もコンパクトに、スペースを与えず、激しいプレッシャーをかけ続けました。
ザスパは、剥がせない、繋げない、ボールを奪われ、カウンターを喰らう悪循環が続き、ペースをつかめず、守勢の展開に。すると前半27分に失点、、、それでも、前半終了間際に青木翔大選手のゴールで同点に追いつき、1‐1で後半に入りました。
ハーフタイムで選手を変え、修正も図りましたが、後半も、先に2失点し1‐3。最終盤に、途中出場の河田篤秀選手のゴールで1点差に迫りましたが、時すでに遅し、、、今季初黒星となってしまいました。
長野がとても素晴らしいサッカーをしたというのもありますが、この日のザスパは、自分たちのサッカーを全く表現できなかった試合だと感じました。
慣れないピッチとはいえ、繋ぎの部分でもミスが多く、精度を欠くシーンが続きました。また、前節までの反省を受け、繋ぐことへの意識が強すぎたのか、意図を持った前線へのロングパス、左右の大きな展開など、ダイナミックな攻撃でリズムを変えたり、局面打開を図ることもなく、ゲーム全体の視野の狭さも気になりました。
さらには、対人の部分でも、長野の各選手たちの気持ちに押される場面が多かったように感じました。内容で苦しい試合だったからこそ、対峙する所で、ガツンと戦う、強い気持ち、気迫で相手を上回る姿を見せてもらいたかったし、そうした姿で仲間を鼓舞し、チームに流れを呼び込んで欲しいとも感じました。
開幕数試合を見ただけですが、私は今年のザスパに期待を持っています。十分、目指す目標を成し遂げられると信じていますが、この日、負けたという結果よりも、この日の姿勢、自分たちの掲げたものを貫くというものが、なかなか伝わってこなかったサッカーには心配を感じました。
もちろん、選手たちが一番悔しい思いをしています。次なる試合に向けてやってくれると期待しています。
次節は、ザスパ同様、J2復帰を目指す鹿児島です。そして、アウェイです。鹿児島も、長野同様、ザスパの良さを全力で潰してくるでしょう。しかし、我々も、同じ轍を踏むわけにはいきません。この日感じた悔しさを、相手こそ違いますが、アウェイ・鹿児島戦で晴らし、勝利を掴みましょう！
J3優勝のためには、1年でJ2復帰をするためには、連敗は許されません。私たちは、勝ち続けなければいけないのです。鹿児島に行ける方も、行けない方も、思いは選手、チームとともにあります。「超・攻撃的サッカー」を貫き、打ち合いも望むところです。2点？3点？いやいや、4点でも、5点でも、相手より多くのゴールを奪って勝つんです！それが、今シーズンのザスパスタイルなんですから。
