Hi!心呼吸 6月3日(金)

M1>  さよならの中で~果てしなき日々  /    クラウディオ バリオーニ

 

1951年ローマ生まれ。

“Questo piccolo grande amore”の大ヒットで一気にスーダムを駆け上がった人物。

なんといってもその素晴らしい声!

繊細かつ情熱的で、時には静かに歌い上げられる曲たちは現在もウットリとさせる。

豊かな感受性と知性から生まれる美しい詩とメロディも忘れてはならない。

さらに180センチを超える長身に今もって変わらぬスレンダーな容姿などは『イタリアンポップス界のジョージ・クルーニーともリチャード・ギア』とも呼ばれている人。

女性ファンももちろん多いんですが、男性ファンもちびっ子ファンやお年寄りまでもが熱狂するようなイタリアの国民的なシンガー『クラウディオ バリオーニ』

 

1990年発表 11thのアルバム『Oltre (オルトレ)』から。

このアルバム、今でもほとんど毎日聞くというファンも多いっていうから凄い!

まさに名盤!コレを聴かずしてイタリアを語るなって人もいるほど・・・。

イタリア語の勉強で聞く人もいるそうです。

 

しかし、聴いてみるとまぁいいんです。

何を歌っているのか、内容はよく分かりませんがこの歌唱力と説得力で圧倒されるほどです。メロディと演奏と全てがマッチングした重厚さ。品のよさ。

イタリアの伊達男とはこういうものだというお手本がこのアルバムの中に♪

 

イタリアのオジサンみたいなオジサンになりたいw

 

M2> One Cup Of Coffee  /   ジム・ビロフ

 

イタリアの次はハワイです。

『UKULELE SUMMIT 2(ウクレレ・サミット2)』(00年)

というオムニバス・アルバムから。

 

もうウクレレが似合う季節になって来ましたね。

さてこのオムニバスには「ボブ・マーリー」のカバーが収録されています。

 

インストの曲も収録されていますが、ウクレレの穏やかでゆったりとした曲が並びます。

 

さてこの曲の「ジム・ビロフ」はウクレレ・アーティストという顔と、もうひとつ本の執筆もこなすというマルチな方。

 

ハワイ文化やカルチャー、もちろんウクレレ事情を紹介する本などを書いていらっしゃいます。

(カナダや日本のウクレレ事情を詳しく特集)

ウクレレ命!

 

そんなウクレレ愛に溢れる彼が歌うこの「ワン・カップ・オブ・コーヒー」

 

なんて優しいんでしょう。

ウクレレを抱え、コナ・コーヒーでも飲みながら、波打ち際でポロロロン♪

 

Hi!心呼吸 6月2日(木)

M1>    ダブリン  /   プリファブ・スプラウト

 

イギリス・ニューキャッスル出身。

「パディ・マクアルーン」を中心としたグループ『プリファブ・スプラウト』

 

さてこのアルバム『プロテスト・ソングス』はもともとセカンド・アルバム

「スティーヴ・マックイーン」リリース直後の1985年。

 

たった“2週間”で、しかもセルフ・プロデュースで録音されたものだったそうです。

セカンド・アルバムの印象からも変化ししています。

シンプルかつ生活に密着するように僕らに問いかけているようです。

 

アルバム全体に少しローな曲が多め。

しかしこれを2週間で仕上げてと入るとなれば驚きです。

作りこまれた音もありますが、自分たちで作った曲にはイキイキしている印象です。

その2週間を聴いて改めて聴いてみるとその才能や能力の高さに驚きます。

 

たしかに地味に写るかもしれないこの1枚。

しかし胸の奥にまで届くシンプルなメッセージ。

この究極にまで削ぎ落とした音に僕は癒しと安らぎを感じます。

 

もしかしたらこの音楽のような自然で自由な1曲が人を幸せにするのかもしれません。

あぁ・・・眠くなってきた・・・。

 

M2>    ワン・ソング  /  ザ・デイヴ・ブルーベック・カルテット

 

ディズニー映画の映画音楽を「ジャズ」で演奏してスタンダード化したのは

「ザ・デイヴ・ブルーベック・カルテット」

それまで「白雪姫」の「いつか王子様」などジャズ化できるなど誰も思わなかった。

 

1957年に発表されたディズニーの名曲の数々を奏でたブルーベックの名盤。

『デイヴ・ディグズ・ディズニー+2』から。

「ワン・ソング」 (ウォルト・ディズニー「白雪姫」より)

 

ジャズをポップにそれも大衆的に聞かせてくれるなんて素晴らしいこと。

それもディズニーの曲をジャズにアレンジしての演奏で聴かせてくれます。

 

その立役者はこのピアニスト「デイヴ・ブルーベック」

「テイク・ファイヴ」という曲などでは、彼の名前が記載されていることが多い。

この時代の代表するピアニストです。

当時、カレッジ・コンサートなどで想像もつかないほどの人気者だったという彼ら。

 

ビル・エヴァンスよりもマイルス・デイヴィスよりも先に、ディズニーの曲を採り挙げることは彼らにとってはスムーズな流れだったのかもしれません。

車の中でも、家でもとゆったりした気分させてくれる。

持っていたい1枚であることは間違いありません。

Hi!心呼吸 6月1日(水)

M1> Don’t Give Up On Us(やすらぎの季節)   /    山弦 (やまげん)

 

山弦(やまげん)の音に魅かれる時期がある。

6月に突入。まず6月の初日にはこのお二人に癒されようっと。

 

山下達郎さんなどをサポートする『佐橋佳幸』、桑田佳祐さんをサポートする『小倉博和』の日本屈指のトップギタリスト2人組。

その心地いいアンサンブルは時間を忘れさせ、自分を取り戻すBGM。

そんなお2人が2002年の6月にリリースした『hawaiian munch』から。

洗練されたサウンドは極上のリラクゼーションを与えてくれます。

このアルバムのタイトル通り、録音はオアフ島の東、「カイルア」で録音されたもの。

 

美しいハワイの景色と、豊かな時間がこのアルバムには収録されています。

アコギの優しい音が大好きという方には間違いありません。

1枚あるだけで生活に余裕が生まれてきそうです。

 

日が誇るこのサウンド。

日本にもこんな気持ちの良い音があるのです。

その証明にはこのシンプルな音と、テクニックがあれば十分。

このデュオの卓越した呼吸、リズム。

 

この音に抱かれると不思議と懐かしさがこみ上げる。

なんでなんだろう?

心で聴く音楽ってこういうことだよね♪

 

M2> Don’t Dream It’s Over(終わりだと思わないで)/  クラウデッド・ハウス

 

「クラウデッド・ハウス」の名盤です。

1986年にリリースしたシングル『ドント・ドリーム・イッツ・オーバー』が全米2位になるなどヒットを記録した彼らの代表的な1枚。

『Crowded House』(86年)

 

このヒットで一躍スターダムへかけ上がります。

オーストラリア&ニュージーランド出身の3人構成のバンド。

 

ハモンドオルガンの温かな音を巧みに取り入れ、ノスタルジックな空間を作りだします。

特にこの曲はそのハモンドオルガンが印象的。

いつまでも耳の奥にこのオルガンの音が鳴り続けるほど・・・衝撃的でした。

 

他にも「Now We’re Getting Somewhere」「World Where You Live」など

耳障りの良い曲たちがこのアルバムを彩っています。

 

「ほら、ごらん。終わりだと思わないで

よく、見てよ。時が来た。

彼らがやってくる・・・僕らの間に壁を築くために・・・。」

 

音楽の間には壁は作られなかったんですね。

アメリカや、イギリスの香りを含んでいるように感じるのは僕だけ?

いつ聴いてもキュンとする名曲です♪

Hi!心呼吸 5月31日(火)

M1>  Fight 4 Love  /   Dominic (ドミニク)

 

2012年にリリースされたオリジナルアルバム「ヒアー・ミー・ナウ」から。

実力派シンガー・ソングライター、「ドミニク」

このドミニクの才能を最大限に引きだすためにリリースされた1枚。

 

さてこのドミニク(ニュージャージー出身のR&Bシンガー/ソングライターによるソロ・デビュー・アルバム。心地よいフロウもさすがの存在感)

 

これまでにも数々の著名アーティストとコラボレートしてきて実力をつけ、2012年に完成した1stアルバムはそうそうたる著名なアーティストが集結しています。

そのためか、ソロの初作品とは思えない貫禄も兼ね備えます。

 

18歳の頃からDJジャジー・ジェフの下で働き、ベイビー・フェイスのプロデューサー・チームのメンバーとも働きながらセンスを磨いてきたドミニク。

彼が描くライティングセンスは大絶賛されたんだとか・・・。

 

このアルバムから1曲目に収録された極上バラード「Fight 4 Love」

ピアノの旋律から引き込まれ、ドミニクの世界にトリップできるミディアムバラード。

甘い歌声も外せない彼の才能だが、この雰囲気を出せてしまうこと。

それも1stだということ。

 

中途半端なメジャー・アーティストでは太刀打ち出来ないこの感じ。

オススメです♪

 

M2>  ロング・グッドバイ  /   ミランダ・リー・リチャーズ

 

サンフランシスコ出身のシンガー・ソング・ライター「ミランダ・リー・リチャーズ」

モデル出身のでもある彼女は、「ブライアン・ジョーンズタウン・マサカー」への楽曲提供などを経てデビューを飾る♪

 

美しい透明感のある彼女の声はいつ聞いても独特の優しいアンニュイな時間に進入させる。

2002年にリリースされた1stアルバム「ヒアゼアアフター」

 

アルバムの全体的な印象は60年代70年代の空気を含みながらの「オルタナティブ・フォーク」の湯王に感じます。

 

フワフワと綿毛が飛びようにヒラヒラしていて柔らかい。

品格も感じる。

 

さてこのアルバムから「ロング・グッバイ」

徐々にフォークにポップさが加味され、主張しすぎていないヴォーカルに聞き入ります。

歌声ばっかり気にしていると、脇を固める音にも耳を奪われます。

 

このフンワリとしたこのアルバムの柔らかさはとてもセンスが良く飽きのこないものに仕上がっている。

この曲のようにリズムのピッチを変えて世界観を変えて聴いている側を考えてくれているようにも感じます。

才能のある人は「心」もふんわりしていて優しい    ♪

 

Hi!心呼吸 5月30日(月)

M1>  ハンズ・オン・ザ・ホイール (with M.Ward)  /  ノラ・ジョーンズ

 

1979年3月30日ニューヨーク生まれ。

10代よりプロ・シンガーとして活動している歌姫。

ご存知『ノラ・ジョーンズ』

 

全世界を魅了し続けたスモーキー&ハニーなナチュラル・ヴォイス♪

ノラ・ジョーンズが愛する名曲をカヴァー!した作品がこのアルバム。

祖母や母親の影響で音楽に囲まれていたという彼女。

ノラがそんな環境の中で子供の頃から尊敬し、親しんできたアーティストの楽曲をカヴァーしています。

このアルバムはノラが2002年アルバム『Come Away with Me』で世界デビューを果たしてから10年。アニバーサリー・イヤーにリリースされました。

 

ノラの原点がここにある。

ノラの歌声に包まれた名曲たち。

その原点の音楽を大切に丁寧に歌われた名曲たち。

 

原点回帰となる楽曲たちが新鮮にカヴァーされた1枚になっています。

ノラのデビューから10年の歴史の中で、常に音楽的原点回帰となった楽曲たちをご堪能ください。

 

ノラの声って何でこんなにも、どこでも、どんな状態の時でもしっくりと来るんでしょう?

 

 

M2> 愛の鼓動(featuring エリス・ホール)  /  ケニー・G

 

『The Essential』2006年にリリースされたケニー・Gの1枚から。

サックス・プレイヤーの初期の名曲から、当時リリースされたアルバムの曲まで収録されたソロ・アーティストとしてのキャリアの集大成のような2枚組のベスト・アルバム。

 

日本でも大ブレイクを果たしたサックス・プレイヤー「ケニー・G」

数多くのヒット曲を世に送り続けながら琴線に触れる、心をつかまれるような美しい音色はその当時の日本の音楽の質を変えてくれた気がしました。

 

さてこのアルバムは、予想に違わず彼の演奏に陶酔できる。

内容も多岐に渡る曲が並ぶ。ベスト盤とはよく言ったもの。

スムース・ジャズファンのみならず楽しめるはず。

正直最近このアルバムを聞いていなかった・・・。

 

この選曲で改めて心地よさにハマリそうで・・・♪

さてこの『愛の鼓動』はエリス・ホールを迎えて歌われた1曲。

この融和が美しく、品があって雰囲気の構築が素晴らしい。

彼女の歌声が前面に出すぎていない。ケニーのサックスが消されない。

このバランスの良さ!

 

この梅雨の前のこの季節だけに観れる景色と共に聞きたくなっちゃった♪

Hi!心呼吸 5月27日(金)

M1>   青い車  /    平賀さち枝とホームカミングス

 

2014年にリリースされたマキシシングル『白い光の朝に』から。

 

岩手県宮古市出身。ごく普通の女の子・・・そんなキャッチコピーがピッタリの「平賀さち枝」さんと、京都在住、女の子3人+男の子1人の4ピース・バンド。「Homecomings(ホームカミングス)」

お互いのイベントなどに呼びあうのど、親交を深めていったこの2組のコラボ♪

 

“平賀さち枝とホームカミングス”

名義でリリースされた「白い光の朝に」はカラフルなキラキラメロディに心ウキウキ♪

まさに朝のオープニングにピッタリの1曲。

機会があればワイグルのオープニングでもお送りしますね♪

 

そして「青い車」は平賀さち枝さんの新曲という形で収録されていますが、彼女の魅力を感じられる爽やかな1曲。

耳の前に置いてくれるように言葉を残してくれる1曲。

 

彼女らしいホンワカと優しい・・・お紅茶なんかを頂きながら。

ゆったりと過ごせるメロディはギターと歌だけのシンプルなもの。

 

さて草原にでも出かけてみようかな・・・。

「空色の車」でね♪

 

 

M2>   One On One  /   Hall & Oates (ダリル・ホール&ジョン・オーツ)

 

1982年に発表された、「ダリル・ホール&ジョン・オーツ」のデビュー10周年、RCAでの9作目、通算13枚目となった名盤『H2o』

この2人のコンビネイションを最高に発揮した80年代の代表するアルバム。

改めてご紹介するに至らない、そんな1枚から。

 

DARYL本人も大好きな曲だと語る「ONE ON ONE」を週末に♪

この曲はライブでも歌ってくれるナンバーですね。

以前来日公演を見に行ったとき、不意に歌われたこの曲。

感動し過ぎて動けず・・・気付いたら涙が・・・。そんな思いでもある大切な1曲。

 

このアルバムには他にもヒット曲「マンイーター」や「ファミリー・マン」などを収録しています。当時のベスト盤みたいな1枚♪

2人のまさに自分が持っている力を出し切った作品。

 

すでに30数年経っているのに色褪せないなんて・・・。

このオーラは一体何なんだろう?

当時、リアムタイムで聞いていた先輩たちがうらやましくて。

 

当時のオリジナルの音で聞くと・・・新たな発見がございます!

 

(ちなみに大学生の頃、年上の彼女に教えてもらった1枚なの・・・うふ)

 

Hi!心呼吸 5月26日(木)

M1>      Time After Time /  チェンジング・フェイシス

 

1997年にリリースされた『ALL DAY, ALL NIGHT』から。

90年代のガールズR&Bグループって本当にたくさん登場しましたが、まさに黄金期でしたね。

どのグループも変な話・・・ハズレなし!

そんな中でもTLCやデスチャなどなどおりますが、このグループを外しちゃならない。

 

じっくり歌い込む実力派女性デュオ「チェンジング・フェイシス」

94年のデビューアルバムのヒットを受けてリリースされた2ndがこちら。

デビュー作に引き続き「R.ケリー」様が提供しています。

 

さてこのアルバムの面白いところはDAYとNIGHTアルバムが分かれているんですね。

選曲も2つのゾーンに分かれています。

 

実験的要素も含まれたアルバムの構成は当時新鮮でした。

アルバムのDAYゾーンからこの曲をセレクト。

スムーズなR&Bを大事に利かせてくれる1枚。

 

さてこのシーズンのDAYにはこんな懐かしいR&Bも気持ちよくありませんか?

このアルバムはソフトなイメージで楽しめるはず。

このカバーなんて美しすぎるでしょ?

 

 

M2>   アースクウェイク  /     レオナ・ネス

 

2000年のアルバム「レオナ」に収録された1曲。

歌うは『レオナ・ネス』

イギリスはロンドン生まれの彼女。

現在は41歳の彼女は14歳から作曲、ギターに興味を持つ。

デモ・テープを作り続ける。曲を作り、曲を作り・・・。

18歳の時、山のようなデモ・テープとギターを持ってNYへ。

 

98年レコード会社と契約。

音楽的にはトレイシー・チャップマン、エディー・ブリケル、シニード・オコーナー、などに影響を受けたそうだが、この曲たちを聞いていれば納得。

どこか、「土臭い」歌い方。

ジョニ・ミッチェルのようなハスキーな声は歌い上げることで魅力が倍増するようです。

 

ジャケのまっすぐな目つきそのままの、とってもピュアな音です。

このジャケットにタダモノではない・・・そんな気がしました。

やっぱり正解!

このかすれる透き通った声。

 

彼女はリード・ヴォーカル以外にも、ギター、そしてピアノをプレイ。

マルチな才能を発揮したこのアルバム、ぜひジックリとお聞きくださいませ。

 

Hi!心呼吸 5月25日(水)

M1>   ジャズ・マニア  /    Billy Childs(ビリー・チャイルズ)

 

カリフォルニア州生まれの作曲家兼ジャズ・ピアニスト。

6歳からピアノを習い始めた彼。

 

ビリー・チャイルズは10代の頃からジャンルを超えた活動を行ない、

スティング、クリス・ボッティ、ダイアン・リーヴス・・・など、数々のミュージシャンをサポート。

 

また2014年に発売したローラ・ニーロのトリビュート・アルバム『マップ・トゥ・ザ・トレジャー』が全米ジャズ・チャート1位を獲得し、収録曲「ニューヨーク・テンダベリー」がグラミーの最優秀編曲賞を受賞しています。

過去には8度のグラミー賞のノミネート、2年間のうちに3度受賞しているという才能の持ち主。

 

そんな彼の1989年のアルバム『Twilight Is Upon Us』は感情の表現を鍵盤が勤めているように鮮やかで哀愁を帯びています。

軽快なタッチの曲には若き力がみなぎり、エネルギッシュに鮮やか。

 

思わずリズムをアナタもとってしまうはず。

ブラジリアンテイストのこの「ジャズ・マニア」なんてオシャレすぎやしませんか???

 

 

 

M2>   She  /  エルビス・コステロ

 

『ベスト・オブ・エルヴィス・コステロ』

 

’86年までのシングルに’98年マーキュリー移籍後の2曲を加えたベスト盤。

初期の名曲やバート・バカラックとの共演曲、そしてこの名曲まで収録された、まさにべすと盤♪

 

さて改めてこの曲は元々、フランスの誇る歌手であり俳優の『シャルル・アズナヴール』が作詞し、歌った名曲。

 

オリジナル・サウンドトラック(映画 99年公開 ノッティングヒルの恋人)に収録されたのはこの「コステロ」が歌うバージョンです。

 

『ひょっとして彼女は夏の歌、それとも秋の爽やかな風

あるいは一日という日に起こりうる様々な出来事・・・』

 

そんな詩の世界は今でも優しく、切なくて温かい1曲。

映画の中でこの曲を聴いたとき、自然に幸せな気持ちになりました。

美しいジュリア・ロバーツがキラキラと輝き、スクリーンの中の物語に背伸びをして見入っていたあの頃。

 

改めて大スクリーンでこの名作も見たくなってきちゃった。

 

 

 

Hi!心呼吸 5月24日(火)

M1>  レインボー・ガール  / ボブ・スポルディング

 

「ザ・ベンチャーズ」をサポートするミュージシャン『ボブ・スポルディング』のリーダー・アルバム。『THE 5TH VENTURE / ザ 5th ベンチャー』から。

 

今年も来日するベンチャーズを支えるギタリスト。

レゲエ・テイストにアレンジしたベンチャーズのカヴァーがあったり、ベンチャーズのカラーをあえて交わすように自作の曲たちは少しキッシュでお気に入り♪

しかし、どこかでベンチャーズを感じてしまう・・・。

 

僕はギターのことはよく分からないですが、マニアにはとても有名なギタリストらしい。

でしょうね・・・。だってベンチャーズが彼を信頼していること自体。

 

「五番目のベンチャーズ」のタイトルから、往年のベンチャーズサウンドばかりを期待すると、少し、寂しいのかもしれません。

 

アルバムのクレジットによれば、「ギター・キーボード・ドラム」は「ボブ」。

一部を除いてアレンジもボブ。プロデュースもボブ。

エンジニア・リマスターもボブ。

 

ボブって・・・すげー。

才能がある人って何でもできるのね♪

 

M2>  スロウ  /   SMOOTHE SYLK  (スムーズ・シルク)

 

ボビー・ブラウンが設立したレーベル『BBB Records』からデビューを果たした男女のデュオ Smoothe Sylk

94年にリリースされている『Smoothe Sylk』♪

Calvin “K.B.” Bishopと”Pia” Vinsonのデュオ。

スロウ~ミディアム中心です!

 

今回は90年代R&Bの男女デュオ作品、Smoothe Sylk『Smoothe Sylk』(1994年)です。Bobby Brownが設立したレーベルからリリースされた作品です。

彼らに寄せるボビー・ブラウンの期待の大きさがわかる1枚。

ボビーのカバーも数曲収録されています。

「The Closer I Get to You」、「One on One」といった有名曲カヴァーもアルバムにアクセントとなり、二人の歌唱力の高さを証明しています。

 

さてこの「Slow」

シングルにもなった曲。

派手さがないのが逆にいいのです♪

90年代のこのテイストの音を改めて聞いてみたい!という方にはこのスロウでミディアムな曲たちはオススメです♪

Hi!心呼吸 5月23日(月)

M1>  HAS ANYONE EVER WRITTEN ANYTHING FOR YOU(誰かあなたに)

/   スティーヴィー・ニックス

 

「フリートウッド・マック」のメンバーとしての存在感はもちろんですが、ソロとしても20曲以上のヒットソングを持つシンガー、ソングライター♪

スティーヴィー・ニックスが放った85年のアルバム「Rock a Little」から。

 

このジャケットが印象的な1枚ですが、まるでベスト盤のような選曲がされ何度となく聞いてきた1枚。

 

80年代中期の空気感が満載♪

ただこのイメージのアルバムはこのアルバムでおしまい。

アコースティックで鍵盤が主役のようなアルバムは記憶にはこれ以降知らない。

 

さてそもそも1980年代を代表する女性シンガーはこのスティーヴィーともう一人、

ケイト・ブッシュが挙げられる。

 

知的なケイトと、美しさのスティーヴィ。

こんなことを書くと怒られるかもしれないが、僕はそんなイメージが強い。

直感的に素直に曲作りができるケイトに、音作りに関してのこだわりを詰め込むスティーヴィー。

 

さぁ、アナタはどちらをお好みかな?

 

M2>  Small Town Girl  /  トレイシー・ソーン

 

「A Distant Shore(「遠い渚~ディスタント・ショア」)1982年のアルバムから。

今回選曲させてもらったのは

 

「トレイシー・ソーン」のソロデビューアルバム。

元、エブリシング・バット・ザ・ガールのボーカルでもあったトレイシー。

昔から彼女の歌声のファンでEBTGの頃から聴きまくってきました♪

現在もロンドン在住だそうです♪

 

ソフトなギターに乗りそよ風のような彼女の歌声がなんとも気持ちよく、野原を想像してしまいます。

 

シンプルに、特に無理に色づけもしていない。

そのシンプルの世界の中には存在感という名の風格まで取り揃えているみたい。

美しい曲が雑然と並びます。

 

ギター1本で淡々と歌うトレイシー・ソーンのこのアンニュイとしたヴォーカルは

自然の中に吹くそよ風みたい♪

 

キラキラポップ満載の80年代の名盤でしょうね。

キラキラしていないトレイシーの声に僕はキュンキュンです♪