Hi!心呼吸 3月10日(木)

M1> ザ・ラスト・トゥ・ノウ /  カラー・ミー・バッド

 

カラーミーバットは、「I Wanna Sex You Up」の大ヒットで注目され1991年のデビューから1998年の解散までの間に合計5枚のアルバムを発表♪

中でも彼らのデビューアルバム「C.M.B」は、800万枚以上のビッグセールスを記録。

当時では珍しく人種混合の珍しいメンバー構成、各メンバーがそれぞれリードを取れる安定した実力で人気を獲得!

なかでもブライアン・アブラムス(Bryan Abrams)はグループ随一の歌唱力を誇り、リードボーカルとして活躍。

デビュー当時は、そのホストチックな外見で、女性ファンを虜に・・・。

そんな人気を博した「カラー・ミー・バッド」

2000年にリリースされた『ザ・ベスト・オブ・カラー・ミー・バッド』から。

 

今や懐かしの“ニュー・ジャック・スウィング”全盛時に登場し、大ヒットを連発。

一躍トップ・グループの仲間入りを果たした彼らの人気ナンバーが目白押し♪

男性コーラス・グループの先駆けとなったカラー・ミー・バッドの大ヒット・シングルが満載されていますが、一度は聞いたことがあるナンバーが必ずあるはず。

 

僕は彼らのコーラスの強みは「バラード」にあるような気がする。

ダンスにもバラードにも対応できる守備範囲の広さが魅力だが、今聞いてもドキドキするのは青春ど真ん中の曲だから?

 

あぁ、今週はこんな気持ちに良くなるなぁ・・・。

 

M2> フォー・ラヴァーズ・オンリー  /  マックスウェル

 

2001年にリリースされたマックスウェルのアルバム「NOW」から。

2ndアルバムから約3年ぶりのリリースになってマックスウェルファンは一体どんな作品を届けてくれるんだろう・・・と期待と不安の中手にした。

想像以上~!美しく、素晴らしい作品だった。

 

1996年にデビューし、「アセンション(ドント・エヴァー・ワンダー)」の大ヒットで、一躍ニュークラシックソウルの頂点に立ったマックスウェル。

優しいヴォーカルが前面に光るスロービートな曲をはじめ、生音にこだわった柔らかいサウンドと、ムーディなファルセット・ヴォイスを存分に味あわせてくれた1枚。

80’sな哀愁メロディ、オーガニックなサウンドは最近良く耳にする音「音」の走りみたい。

鳥肌モノの美しいサウンドを思う存分楽しめる傑作♪

 

さてそんな「NOW」からは7曲目にクレジットされた「フォー・ラヴァーズ・オンリー」

生音のゾクゾクする音にマックスウェルのファルセットが生々しくて。

本物を追求するとシンプルで嘘がなくなるんだろうなぁ。

雑実がなく繊細。

しかし収まらないほどのオーラ。

透明度の高い音を届けてくれます。

久しぶりに聞きましたがこれは「音楽」という名の「芸術」なのだな・・・♪

Hi!心呼吸 3月9日(水)

M1>  Inner City Blues /  エヴァレット・ハープ

 

「エヴァレット・ハープ」はアメリカのジャズ・フュージョン・サクソフォン奏者。

1961年8月17日生まれの現在54歳!

ソウル・ミュージックの分野やセッションミュージシャンとして活躍しているアーティスト。マーカス・ミラーとの共演でも知られる彼。

そんな「エヴァレット・ハープ」の1997年リリースされた「What’s Going on (Cover Series)」

 

「マーヴィン・ゲイ」の同名のアルバムの全曲をカヴァーしたアルバム。

こういうインストの音楽を探していたっていう方に聞いていただけたなら・・・。

かなり気に入ってもらえそう♪

実際にこのアルバムは「マーヴィン・ゲイ」の曲をカヴァーしておりますが、マーヴィン・ゲイ好きの僕にとってはそりゃ良いわけで。

メロディの美しさ、素晴らしさはもちろん良いわけです。

それをジャズ・フュージョンでカヴァーしているわけですから・・・。

大好物なわけです。

 

エヴァレット・ハープがリスペクトしているのが伝わります。

ソロのアドリブのテンションの高さはハンパじゃない!

彼の心底好きなんだ!という気持ちが溢れます。

こういうソウル・フュージョンがもっと聞かれないともったいない♪

ジョージ・デューク、シーウインド・ホーンズが参加してます。

ハズレなし!

 

M2> ときめきはゆるやかに  /    パフ・ジョンソン

 

1996年のパフ・ジョンソンのデビューアルバム「ミラクル」から。

ポスト『マライア・キャリー』ということで華やかにデビューを飾った彼女。

 

長年マライア・キャリーの音楽ディレクターを務めたことでも知られるランディ・ジャクソンや、ウォルター・アファナシエフが参加するなどマライア・キャリーを意識した陣容で送りだされて、その清涼感溢れる歌声で“Forever More”、“Over And Over”などのヒットを飛ばし、アメリカだけでなくヨーロッパやオーストラリアでも人気を博した歌姫。

 

彼女が出したのはこのアルバム1枚のみです。

後にも先にも・・・。

 

2013年に病気のため40歳という若さでこの世を去ってしまう。

こんなに素敵なアーティストがなぜ?

僕は彼女の甘く、素直で綺麗な歌声は特別。

 

ドラマチックに歌い上げる「ときめきはゆるやかに」(Please Help Me I’m Falling)は聞きやすくて彼女の歌の凄みがわかる名曲だと思う。

ピアノのシンプルなメロディに乗った潤いを得た伸びやかで爽やかな声。

この春のシーズンに気持ちよく耳にしみこんでくるでしょう?

 

彼女の声を忘れたくないんですよね♪

Hi!心呼吸 3月8日(火)

M1> Peachfuzz (ピーチファズ)  /    K.M.D.

 

「K.M.D.」1991年のデビューアルバム『Mr. Hood』から。

 

90年代前半のニュースクール期のアルバムから♪

さてK.M.D.はN.Y.ロングビーチで80年代後半に結成されたHip-Hopグループ。

1990年にシングルこの曲「Peachfuzz」でデビュー♪

そしてこのアルバムが1991年にリリースされました。

 

続いて1993年に2ndアルバム『Black Bastards』を制作したものの、人種差別的なジャケが問題となってしまい、メンバーのDJ Subroが事故により突然逝去するという不幸に見舞われることに・・・。

あっけなくその活動に終止符を打ってしまったKMD。

 

このアルバム「Mr. Hood」ですが、

彼らのラフでありながら楽しげな空気を詰め込んだような1枚、

雰囲気としては「De La Soul」の80年代後半に似ているというか同じ空気を感じるというかアルバム『3 Feet High And Rising』にも通じるものを飲み込んで久しぶりに楽しんでみてほしい♪

その昔、色んな音楽を聴き始めて僕が好きな音楽ジェンルって何なんだろう?

と模索している時期に、間違いなくドップリはまった1ジャンル。

このニュースクールの空気に包まれた良い時間の流れ方を久しぶりに浴びてみませんか?

「Peachfuzz」、「Nitty Gritty」などなど・・・

あぁ、このリズムっていいよなぁ・・・この曲の時代・・・ちょっと戻ってみたいw

 

M2>  Yearning For Your Love  / GUY

 

1980年代後半から1990年代初頭にかけての「ニュー・ジャック・スウィング(NJS)」と呼ばれた音楽スタイルのブームに乗って人気を集めた「Guy」(ガイ)

 

1987年、ニューヨーク・ハーレムにて、音楽プロデューサー、ミュージシャンだったテディ・ライリーを中心に、アーロン・ホール、ティミー・ギャトリングの3人で結成。

後に大プロデューサーとしても知られるテディ・ライリーが所属していたグループといったほうがご存知の方も多いかもしれませんね。

 

1991年にリリースされた「Guy」絶頂期のアルバム「Guy the Future」から。

絶頂期であり、最高なメロディラインを編み出していた時代。

美しくも切なく古臭くないこの音♪

20年以上も聞いているのに飽きない・・・それだけ名盤だということなのだろうか?

 

「R&B」も大好きな僕でもありますが、このビートを聴いてしまえばもう無理・・・。

今の「R&B」の中に足りないもの。

 

音の余韻と、この腰砕けのNJSのビート・・・このビートこそ醍醐味でもあると思う。

もちろんいまの「R&B」を否定なんてしない。

でももっとアクのある腰砕けの音があってもいいんじゃないかなって。

このクラシックを皆さんはどんな感じで聞くのかな?

腰砕けや~♪

 

ダンサーとして聴かせるR&Bで、本盤以上のものを自分は未だに知らない。

ニュージャック・スウィングもいいが、LET’S CHILLとLONG GONEのバラード2曲は最高にイイ!!DO ME RIGHTにはHEAVY Dが参加

 

Hi!心呼吸 3月7日(月)

M1>  ファイアー・イン・ユア・ハート  /  シセル(シセル・シルシェブー)

ちなみに今日は「消防記念の日」だそうだ・・・。

 

94年にリリースされた「心のままに~Deepest I」から。

「シセル」はノルウェー出身の歌手。ノルウェーでは国民的歌手として人気でしたが、世界的にもファンを獲得。彼女の美しい歌声は「クリスタル・ボイス」と評されます♪

さてそんな彼女が世界から注目されたビッグイベント。

1994年、リレハンメル冬季オリンピックでテーマ曲“Fire in your Heart”を歌い、そして開会式と閉会式で「オリンピック賛歌」の冒頭部分を民族衣装姿でアカペラで独唱。

その姿と歌声に世界が恋をしたわけです♪

僕も「恋」に落ちましたw

さてそんな94年にリリースされた「シセル」が本名の「シセル・シルシェブー」だった頃のアルバム。

ほとんどがノルウェー語で歌われた1枚。

さて冒頭でも書きましたが14曲目には「オリンピック賛歌」が収録されていて、気持ちの高揚を感じてしまいます。

言葉が分かりませんがノルウェー語の響きと彼女の声に湧き上がるものを感じます。

この曲もノルウェー語で歌われた伸びやかな、民族的なニュアンスを盛り込んだ1曲。

英語バージョンも収録されておりますが、やはりノルウェー語のほうが味わい深くてシックリ来ている。

後半にかけての歌の盛り上がりを聴いていくと、その高揚感に似た気持ちになっていることでしょう♪

一緒に「恋」に落ちましょう♪

 

M2> ファイアーワークス  /   スティーナ

 

1969年、スウェーデンのストックホルム郊外で生まれ、15歳でデビュー。

キーボード、ギター、ベースなども演奏するマルチ・プレーヤーであり、ジャケットのデザインやプロデュースもこなすという性アーティスト。

よく比較対象になっていたのはビョーク。そのビョークとは双璧をなして独特の空気感を放つ存在。

海外ではかなり高い評価も受けているようだが、日本国内での人気はさほどでもない気がする。いわゆるヒット曲があるような女性シンガーではない。

しかし派手さはないですが、いいシンガーなんです♪

 

この唯一無二のウィスパーヴォイスで歌われる彼女の歌は奥が深くて、その奥までは到底探れない。コアのファンの耳を離さない。

中毒性のある声に魔法をかけられるように心穏やかになって、静まり返り・・・。

一秒ずつ絵が描かれるように色を変えながら進んでいきます。

 

1994年リリースされた「瞳の中で・・・」

彼女の世界を思う存分表現するために作られたような1枚。

耳元で囁くメッセージに耳を傾け、彼女の映像を探す音の旅にでもでかけましょう♪

彼女のウィスパーヴォイスは、ただの声ではなく、この声でなければ成立しない神秘的なもの。どうぞその神秘なヴォイスをお楽しみください♪

 

とういわけで、「消防記念の日」

ファイアー繫がりの2曲でした♪

Hi!心呼吸 3月4日(金)

M1> ピーチェズ・アンド・ディーゼル /  エリック・クラプトン

 

1977年発表。

全米アルバム・チャートNo.2を獲得!

クラプトンの代表作に数えられる名盤『スローハンド』

「コカイン」「ワンダフル・トゥナイト」「レイ・ダウン・サリー」など代表曲が目白押しのまさに名盤!ある意味この数曲が入っているだけで集約されてしまいそうな1枚ではありますが、そんな単純なアルバムではありません。

 

僕が個人的に大好きなインストナンバーはラストに収録されている「ピーチェズ・アンド・ディーゼル」。

優しいキーボードが心に染みこみ、クラプトンの美しいギター・フレーズがアルバムの終演を告げるように後を引き、耳にずっと残り続けるメロディ。

さりげなく語りかけてくるようなギター・ソロも魅力的です。

ギターが歌うってよく表現されますが、こういう事なんだ・・・と教えてもらった曲。

 

“スローハンド”とは60年代の、ギター弾きまくりの頃の愛称。

クラプトンが残していく名曲の原点はこのアルバムで作られたベースをこの後も継承していくことになっているような穏やかな雰囲気の漂う名盤です。

 

ギターの歌う歌詞はなんて歌っているんでしょうね?

春風と共に一緒に味わいたい♪

 

M2> フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン  /  ソニア・ローザ ,渡辺貞夫

 

「ソニア・ローザ」はブラジル出身。

伝説の競馬騎手として今もなお人々の尊敬を受ける国民的英雄Olava Rosaの娘としてサンパウロにて誕生する。

裕福な家庭に生まれ、6歳の頃からギターをさわり始め、ジョアン・ジルベルトの曲を覚えるなど音楽性を磨いていきます。

10代でボサノヴァ歌手としてレコードをリリースするなど、頭角を現す。10代では引く手数多の人気ミュージシャンに♪

 

サンパウロでクラブを経営していた小野リサの実父との接触をきっかけに、日本へ渡り、サックスプレーヤー・「渡辺貞夫」さんプロデュースで1970年に日本デビュー。

 

そんな彼女の1987年にリリースされた「ボッサ・ノバ」から。

ソニア・ローザの歌声をサポートするのはもちろん「渡辺貞夫カルテット」♪

なんて豪華なアルバムなんでしょう・・・。

 

日本の今日のボッサ・ノバ文化は彼女の来日と共に始まったといってもいい。

彼女の存在は本当に大きいのです♪

そんな彼女の自分の存在を示すようにアルバムタイトルには「ボッサ・ノバ」

 

約30年前にこの雰囲気を残してくれたクオリティ、美しさ、爽やかさ、全てに感謝です♪

 

Hi!心呼吸 3月3日(木)

M1> Woman (I’ll Always Be There)  /  Rupee(ルピー)

 

1975年にドイツ生まれの「Rupee」

「TEMPTED TO TOUCH」(テンプテッド・トゥ・タッチ)というシングルが大ヒットして、一躍有名となったRupee(ルピー)。

 

2004年にリリース「1 on 1」から。

この頃、ケヴィン・リトルの大ブレイクで一躍脚光を浴びる“ソカ”シーン。

[ちなみに「ソカ」はトリニダード・トバゴ発祥のポピュラー音楽。

名称は、ソウル (Soul) とカリプソ (Calypso) を合わせたもの。]

 

さてTEMPTED TO TOUCHが収録された「1 on 1」

難しいのはルピーのジャンル・・・は?

HipHopなのかR&Bなのか、、レゲエなのか、、よくわかりません。

「ラテン」にジャンルわけされることが多いようですが・・・。

聞く曲によってR&Bにも聞こえるし、この曲「Woman (I’ll Always Be There)」は特にレゲエの要素も含んだソウルにも聞こえなくもない。

から新たなるスターが誕生!

 

今日は「桃の節句」♪

女の子のお祭り♪

いつかは大人のWoman(女性)になっていく彼女たちに♪

甘く歌われたルピーにのせて♪

 

 

M2> Peach melba  /  古内東子

 

「桃の節句」桃にちなんで♪

1994年9月21日リリース 3rdアルバム「HUG」から。

大人の女性・・・僕がパッと頭に浮かんできたのが「古内東子」さん。

 

さて1994年、このアルバムは北海道から全国にフルウチワールドが広がり始めた1枚。

恋愛を唄った歌詞は、女性を中心に多くの支持を集めた1枚。

 

東子さんの歌詞に共感し、涙をした“少女”も多かったのでは?

男子の僕は東子さんの曲を聞いて女心を勉強していたのかもしれませんw

大好きなアーティストさん。

 

さてこのアルバムはグルーヴ感ににあふれた初期の名盤♪

OLIGINAL LOVE人脈、木原龍太郎氏(key)、小松秀行氏(B)、佐野康夫氏(Ds)による音楽構築でしょう。

その最高峰はこの「Peach Melba」。

素晴らしい演奏と初々しい東子さんの透き通った歌声が春を知らせてくれます。

 

デザート「Peach Melba」が似合うような大人の女性になってもらいたい、素敵な女性になってもらいたい!

僕の娘にそんな願いを込めながら・・・春らしい1曲を!

 

 

Hi!心呼吸 3月2日(水)

M1>  All Of My Love  /  シャンティ・サヴェージ

 

1996年にリリースされていました「I Will Survive」から。

シカゴ出身のソウル・ディーヴァ「シャンティ・サヴェージ」のサード・アルバム。

 

オルガン、ウッド・ベースがジャジィに響くミディアム~スロー・ナンバーでまとめられたクールなR&Bアルバム。

スモーキーな声で唄う、ミディアム・グルーブが心地よくて、彼女の歌唱力とアレンジがすばらしいアルバム。

 

グロリア・ゲイナー(Gloria Gaynor)の大ヒット曲を、バラードに仕立て直してカバー。

 

ちょうどリリースされた1996年はR&Bの最盛期なんて言われていて、毎週新曲がリリースされれば、その中でもアレンジや、クオリティで凌ぎを削リあいながらの浅学時代。

いわゆるR&Bバブル。

 

そんな中リリースされたシャンテのこのアルバは、全体的にはしっとりとした質感で余裕の仕上がりです。

目立った派手さはないものの、しっかりとベースラインで聞かせてくれる流れ。

それもゆったり深いかんじで。

90年代の音という感じはもちろんしますが、この時代にこのリズム、ベースラインは僕は気持ちよくて、スッポリと包み込んでいくリズムの毛布に包まりたくなります。

絶妙なソウルアルバム♪

僕を包みこんでおくれ!シャンティ!シャンティ♪

 

M2>  ザ・プロディガルズ・リターン /  ディック・コネット

 

現代音楽家「ディック・コネット」によるアメリカン・フォークの魅力に魅せられて、どっぷりと自分の完成と向き合い、再編曲再録音再演作したアルバム。

アヴァンギャルド系のディック・コネットが、アメリカン・トラディショナル音楽に触発されて録音した1枚。

98年リリースされたアルバム「ラスト・フォーエヴァー」から。

 

ヴォーカルはピート・シーガーの姪、「ソニア・コーエン」

彼女の素朴で味わいがあり、慈愛に満ちた歌声がこの曲を一段と魅力ある曲にしています。

余分なものが削ぎ落とされて、自然の中に溶け込んでいくようなその声は美しく輝きます。

 

広がる草原、荒野?勝手に想像してしまう景色。

チェンバロの一種の楽器「スビネット」、「フィドル」、「ハモニウム」、「ストリングス」などが肌にフィットして・・・。

古きよきアメリカの原風景を呼び覚まします♪

過ぎ去ったアメリカを今の言語で歌うところに、このアルバムの並はずれたクオリティが隠されています。

 

構想10年、録音に4年を要した力作なのに力が抜けたような作品。

こだわりぬいた結果がこのシンプルになったように感じます。

新鮮な響きが美しく,アメリカと欧州のつながりへと思いは広がるのです・・・。

Hi!心呼吸 3月1日(火)

M1> OUR LOVE WILL LAST FOREVER / 永遠の二人 / バーバラ・ウェザーズ

 

ブラコン好きの方には懐かしい1曲かもしれませんね。

アトランティック・スターのリード・シンガーとしてのキャリアも持つ

「バーバラ・ウェザーズ」

88年の脱退後に一念発起してリリースしたのが、1990年のデビューアルバム

『バーバラ・ウェザーズ』。

1984~1989年にアトランティック・スターのリード・シンガーを務めた彼女。

アトランティック・スターの活躍の中でももちろん世界的ヒットソングになった名バラード「オールウェイズ」を歌っていたのがこの方♪

アトランティック・スターの人気のピーク時を担っていた彼女の歌声は間違いなく歌姫であります。

アース・ウインド&ファイアーの故「モーリス・ホワイト」もプロデュースで参加した本作は、シュプリームス「愛は何処へ」のカヴァーなど、彼女のクロスオーヴァーな持ち味が発揮された快作です。

一方でファンク調の曲も歌いこなす歌唱力にも注目です。

さてモーリス・ホワイトが3曲プロデュースしています。

その他曲としては、マイケル・ボルトン=ランディ・グッドラム作のミディアムバラード「Where Can You Run」などオススメ♪

ダイアナ・ロスを意識したと言われる作り。

 

彼女の歌唱力を存分にアピールできる曲の数々はこの時代でもキラキラと輝いております♪

 

M2> キャント・ストップ・ラヴィング・ユー /  トニー・リーダス

 

1959年米国メンフィス生まれ。「アート・ファーマー」や「ベニー・ゴルソン」との共演で知られるジャズ・ドラマー。

80年代前半からウディ・ショーのバックなどで注目を集め、サイドメンとして、数多くのセッションに参加。

切れと冴えのある力強いドラムが印象的♪

 

そんな彼のアルバム「The Far Side」から。

 

アルバムのドラマーに、この人の名前があれば、まずはハズレがないと思ってまちがいない。

そういっても過言ではないくらいアルバムの中の存在は大きいドラマーの一人。

 

49歳という若さでこの世を去ってしまった偉大なドラマーの作品。

ダイナミックかつアグレッシヴなプレイ……

限られる彼の作品を大切に聴きたいと思っています。

 

メリハリの効いた爽快感あるサウンドが心地いい作品。

この「キャント・ストップ・ラヴィング・ユー」も出すぎず、細かいタッチで曲の中心をキープしているのがわかります。

 

ヒリヒリと緊張感の中にも笑顔を想像できてします生のアドリブのプレイは聴き応え満載です♪

Hi!心呼吸 2月29日(月)

M1>  Always Something There To Remind Me  /   Tito

 

『Tito』 は 「SINE QUA NON」と 「nona」 によるユニット。

ヴォーカルの nonaさんはFM のナビゲーターとしても知られています。

あのnonaさん。

喋っている声も素敵ですが、歌声もなんとも魅力的。

SINE QUA NON は言わずと知れた、「Parfumotheque」, 「cinephile」 などのサウンドのプロデューサーです。

 

さてそんなTitoの2004年リリースの「BACHARACHMANIA」から。

このアルバムのテーマにしたのが「バート・バカラック」

あらためて近年、若者の間で注目されているアーティスト、バート・バカラック♪

若者たちがこういった名曲を聞いて感動することは素晴らしいことですよね♪

そのほかにも「雨にぬれても」「遥かなる影」などバカラックが残した、ご存知のナンバーがカヴァーされている1枚。

 

それもかなりのセンスでフレンチテイストにカヴァーしています♪

生まれ変わる名曲の数々はやはり不滅なのかな?

こんなアレンジの名曲も良くないですか?

 

大人向けのラウンジポップ。

ドライブにも生活のワンポイントにもどうぞ♪

僕は個人的には空港のラウンジで聞きたいぁ?

あれ?旅行に行きたい症候群になってるのかな?俺?

 

 

M2>  レス・イズ・モア /  ジョン・トロペイ

 

1946年1月7日、ニューヨーク生まれ。

9歳でピアノ、14歳でギターを始め、バークリー音楽院卒業。

1967年から本格的にスタジオ・ミュージシャンとしての活動をスタートさせた

セッション・ギタリスト「ジョン・トロペイ」

 

現在もNYの最高峰セッション・ギタリストと呼ばれる、ジョン・トロペイ。

(今までにエリック・クラプトン、ポール・サイモン、ロバータ・フラック、山下達郎、アリス・クーパー、などなど・・・ジャンルを超えて数多くの名盤に名演を残している)

 

そんな彼の極上のファンク・フュージョン・アルバム、 2014年にリリースされている「ガット・ユア・リズム!」から。

ホーン・セクションとの絡みも聴き応えがありますが、70年、80年代を彷彿させるファンキーなグルーヴは最高じゃ♪

バックを固める豪華な演奏人との隙のない演奏の数々。

 

小刻みに入ってくるブレイクに耳を奪われて、リズムを自然に体に刻まれる感じ。

トップミュージシャンの本気を少し垣間見える余裕。

 

この心地いい重厚感あるプレイにその場でライブを聞いてるような錯覚に。

さてライブハウスに出かけるとしましょうか!

早めにトイレに行ってこようっと♪

Hi!心呼吸 2月26日(金)

M1> ダディーズ・コナ・ミス・ユー /  ビル・カントス

 

1995年にリリースされた「ビル・カントス」のアルバム『ラヴ・イズ・ジ・アンサー』から。

さてビル・カントスは1963年カリフォルニア生まれ。

88年に2人の姉と『シビリング・リヴルリー』を結成しアルバムを発表。

セルジオ・メンデスや小野リサさんのサポートをはじめあらゆるセッションをこなしたアーティスト♪

 

1995年にはソロの作品「明日巡り逢う君」がヒット、その中でも「ビューティフル・ワン」が日本でもヒットを記録したのでこの声を聴いたことがあるという方も多いはず。

 

さてこのアルバム『ラヴ・イズ・ジ・アンサー』

はトッド・ラングレンの名曲「愛こそ証」3ヴァージョンを含むカントスのミニCD。

アルバムのラストを飾るのが「デニース・ウィリアムス」をフィーチャーしたこの曲。

「ダディーズ・コナ・ミス・ユー」♪

 

優しくソフトなカントスの声はどこまでも澄んでいて心地いい。

そこにしっかりイメージされたメロディラインが入ってきたところに

『デニース・ウィリアムス』のヴォーカルがさりげなく挿入。

カントスとシンクロしたかと思えばあくまでもメインはカントス。

主張し過ぎないウィリアムスのヴォーカルに好感が持てます。

 

「Mr.ロマンチック」こんな異名を持つカントス。

の名に恥じない出来なのだ!!!

 

M2>   Where or When  (いつか何処かで)  /   キャロル・スローン

 

「キャロル・スローン」

1937年ロードアイランド州プロビデンス生まれ。

14歳のときエド・ドリュー楽団でプロ・デビューを果たした彼女。

1982年の録音です。

「円熟味」を強く感じさせる魅力溢れる一枚『As Time Goes By』(邦題 時の過ぎゆくまま)から。

 

キャロルは1970年代後半から80年代初頭にかけて何度も来日。

日本でも人気を博したジャズシンガーです。

全国各地のライヴハウスにも登場し、大盛況だったそう。

その最終公演の後、東京のスタジオで同行メンバーとともに録音したのがこの1枚。

動向メンバーのピアノ・トリオと呼吸もピッタリ♪

日本でのライブがどれほど盛り上がったのか、どんなに楽しい時間を過ごしたのか・・・。

このアルバムからも聞き取れるようです。

彼女は快調に歌っている。

 

イキイキとした彼女の歌声に自然にウキウキします。

大人のジャズボーカル♪

彼女の歌に絡んでくるピアノにはグッと来ます♪