Hi!心呼吸 3月25日(金)

M1>  When I Say  /   ヴァネッサ・パラディ

 

2000年リリースされた「Bliss」から。

彼女のイメージがガラッと変わった1枚でしょう。

アンニュイで可愛らしい容姿と声で世界を席巻し、曲調に恐ろしいほどマッチして彼女の音楽性を築いたデビュー当時・・・僕も聞きまくったなぁ。

 

その当時からガラッと変化!

このアルバムは母になって作ったアルバムです。

ママになって作られたアルバムは優しさが宿り、全体的に穏やか空気が流れています。

彼女の色気のような雰囲気は存在しておりましたが・・・。

まさにこの作品でアイドルからの脱皮を果たしたと言える1枚。

クリエイティヴさがみなぎって「ヴァネッサ・パラディ」という非凡な才能を見せ付けてくれた気がします。

 

この春先、生活に溶け込んでいき、生活の中にこの穏やかさが染み込んでいきます。

彼女の幸福な時間がしみこんだ作品だからこそでしょうか。

洗濯物を干して、家の掃除をして、お仕事に向かいながら、ちょっと出来た時間にピッタリのような気がします。

 

ママパワーを感じることができる1枚。

同時にママの偉大さを感じることができる1枚。

 

 

M2>  UNTIL YOU LET GO  /  ピーター・ベケット

 

「ピーター・ベケット」の唯一のソロアルバム1992年にリリースされた「サンビーム」から。さてピーター・ベケットはどんな人なのか?

イギリス、リバプール生まれ。

AORの名バラード「ベイビー・カム・バック」で知られる『プレイヤー』の元ヴォーカリスト!といえばピンと来る方も多いかもしれませんね!

 

このアルバム、ドライブにピッタリ。

コレからの春夏には聞きたくなる1枚です。

さてそんな1枚からアルバムのラストにクレジットされていたのがこの1曲。

 

「UNTIL YOU LET GO」

92年に日本でも公開された映画「恋のためらい~フランキーとジョニー」の主題歌にもなっていた1曲です。青春センチっぽい雰囲気がしません?このデュエットといい、声といい。ちなみにこの映画、ラジオにリクエストして必至に思いを伝える・・・簡単に言えばそんな映画!

その主題歌。僕は好きになるよね♪

 

AORテイストも含んだメロディックロック♪

ヘビーすぎないロックに綺麗なメロディを加え、ドライヴィング・ナンバーを含んだ1枚。

フレーズに痺れ、シーズンの景色と聞くとセンチメンタルになったり、単にAORだけでは語れない音と一緒にお出かけしましょ♪

 

 

Hi!心呼吸 3月24日(木)

M1>  Yes, I’m Ready  /   テリー・デサリオ&K.C

 

何気なくふとした時に思い出すイントロとメロディ。

ありますよね?

1980年に約2週間、第2位をキープして大ヒットとなった「イエス・アイム・レデイ」♪

デザリオ、彼女は「オーバーナイト・サクセス」が有名ですが、僕はこちらも好きです。

アーチスト表記がテリー・デサリオ&K.C.となっていますが、K.C.はご存知「K.C.&ザ・サンシャイン・バンド」のリーダーK.C.(ハリー・ウェイン・ケイシー)

テリーとK.C.は高校時代の同級生だったらしいですね。

凄い2人が同じ学校で勉学に!どこに出会いがあるかわかりませんね~♪

内容は学校では教えてくれないこんな内容↓

 

デザリオ「どうやってあなたを愛すればいいかわからないの、どうして欲しいのかも。

でも、あなたと恋に落ちるための準備はできたわ!」

K.C「どうやって手を握ればいいかもわからない・・・僕をわかってもらうためには

でも、準備ができた!」という掛け合い内容。

 

春が来て出会いがあって、恋が始まって、モジモジしながら・・・。

この曲のように淡い恋が始まるかもしれませんね。

デザリオのキュートな歌声もこの1曲で印象付けられた僕は、他の曲での印象が違っていたりして。しかし、耳に残るんですよね。

この掛け合いのメロディはいつになっても僕の耳から離れていきません。

それだけ名曲ってことでしょうか?

やっぱりかわいい曲です。キュンキュン♪

 

 

M2>   ワンス・アイ・ラヴド /  ジョー・ヘンダーソン

 

1995年にリリースされたテナーサックス奏者「ジョー・ヘンダーソン」のアルバム

『ダブル・レインボウ~ジョビンに捧ぐ』

現代ジャズの中でも彼の存在は外せないでしょう、約40年の活動の中で残された作品。

彼の音を聞き分けられる人は多いのかもしれません。

気品があり、格調高き雰囲気があるから。

 

偉大なるアントニオ・カルロス・ジョビンヘのトリビュート。

ボサ・ノヴァという題材を真剣に真摯に向き合った大真面目な作品。

その姿勢が素晴らしく感動する。

アルバム前半はブラジル風のカルテット、後半はハービー・ハンコック(p)

クリスチャン・マクブライド(b) ジャック・デジョネット(ds)

という豪華なメンバーで演奏された名盤です。

美しすぎる曲の数々。

ジョビンへの愛情と尊敬を十分に感じることが出来ます。

 

さてこの曲「ワンス・アイ・ラヴド」

ブラジルを代表するギタリスト「オスカー・カストロ・ネヴィス」

この人のギターとデュオで収録されたこの1曲は、涙腺が崩壊するほど素晴らしい。

ボサ・ノヴァのお手本を聴いているような流れるようなメロディを届けてくれます♪

 

粋なフレージングでリラックスタイム♪

 

Hi!心呼吸 3月23日(水)

M1>   夢見る…    /   ドリス・モンテイロ  ジョアン・ドナート

 

2008年にリリースされたアルバム

『アミーゴス・カンタム・リサ/トリビュート・トゥ・リサ・オノ』から。

 

このアルバムは「小野リサ」さんの2004年のデビューから15周年をお祝いした

小野リサさんへのトリビュート・アルバム。

 

このアルバムに参加したアーティストの豪華なこと!

ジョイス、アナ・マルチンス、ジョアン・ドナート、カルロス・リラほか、まぁ豪華な

ブラジル音楽好きの僕には豪華なディナーくらいに美味しいアルバムに仕上がっております。そんな豪華な面々が彼女の楽曲をカヴァー。

 

リサさんが愛されていることが分かります♪

そんな中から僕のお気に入りは

「ドリス・モンテイロ、ジョアン・ドナート」がカヴァーした『夢見る・・・』

モンテイロのアンニュイな雰囲気が見事にリサさんの世界をキャッチしています。

 

ちなみにリサさんのオリジナルは2003年にリリースされた

シャンソンの名曲をボサノヴァにアレンジしたアルバム「DANS MONÎLE/ダン・モニール」に収録された1曲。

日本のボサ・ノヴァ第一人者として広く知らる彼女の曲を別の角度から聴いてみてはいかがですか???

 

M2>   Tulle  (チュール)  /    ジョン・スコフィールド

 

今回はジャケットの雰囲気が似てる2枚で繋いでみましたw

色合いと、なんとなく構図が似てますよね。

 

さて「ジョン・スコフィールド」の1996年にリリースされた「Quiet」

アメリカのフュージョン、ジャズ系のセッションミュージシャンとして活躍するギタリスト。ギターがお好きな方にはお馴染みかもしれませんね。

 

僕はギターも弾けないし知識もないのですが、よくフュージョン好きなギタリストの友人に言わせると

「ぶっ飛んだフレーズを次々繰り出す、天才ジャズギタリスト」なんて・・・。

 

ただこの曲などが収録されたこの「クワイエット」には超絶技巧も散りばめられながら

静かでジックリト聞かせるギターの音色で僕を包み込んでくれます♪

 

特にこの美しい曲「チュール」はメロウでボッサチックなギターとリズムに乗せながら

中盤から後半にかけてフォーン・セクションが重なってギターの音色が色濃くなっていく。

まるでグラデーションのような1曲。

 

芸術的な曲という表現が似合うのかもしれません。

癒しのサウンドでもあり、聴き応えもボリュームのある1枚であることは確か。

良い音で満腹になってみませんか???

Hi!心呼吸 3月22日(火)

M1> ランデヴー feat.ウーター・へメル&ローリー・ロンデ /  樹里からん

 

日本はもとよりイタリアやオランダなどヨーロッパで注目され,台湾などアジアでも人気となっているジャズ・シンガー「樹里からん」

2011年度ジャズヴォーカルCD売上No.1シンガーとなった彼女。

 

そんな彼女がJ-POPを英語詞でカヴァーしたアルバム。

2012年にリリースされたアルバム「RENDEZ-VOUS」RENDEZ-VOUS(ランデヴー)

 

その収録されている誰もが知っているヒット曲のカヴァーが心地いいのです。

まずは安室奈美恵「Can You Celebrate?」,ドリカムの「うれしい!たのしい!大好き!」

流麗な美しいピアノにのって引き込まれるように聞き入ってしまいます。

その他にも、globe、Crystal Kay、プリンセス・プリンセス、松任谷由実、竹内まりやなどなど・・・。

 

ご存知のナンバーがジャズになると・・・♪

そしてBonus Trackとして、収録されているのがこの曲。

「ウーター・ヘメル」とのワールド・デビューのために書き下ろしたアルバム表題曲「ランデヴー」贅沢にウーター・ヘメルとローリー・ロンデがコーラスで参加♪

その歌声に自信が感じられ、日本人特有のしなやかさがプラスされ美しい1曲といった印象です。

 

こんな素敵な日本人ジャズシンガーがいることに感謝です♪

 

 

M2> ボーイ・アンド・ビューティー  /  藤原清登

 

日本人アーティストつながりでこの方を♪

高松市で生まれる。

16歳でベースをはじめ、1974年に渡米。

バークリー音楽院を経てジュリアード音楽院卒業。

21歳、ホレスシルバークインテットにて米国デビュー、ツアーに参加。

日本を代表するベーシスト「藤原清登 KIYOTO FUJIWARA」氏。

 

そんな彼の2001年にリリースされた11枚目のアルバム「ジ・イン・クラウド」

70年代からホレス・シルバーやクリフォード・ジョーダンといった、ファンキーな巨匠のバンドで活動していた藤原氏。

まさに説得力のかたまり・・・安定感バツグンです。

お馴染みの名曲がずらりとベースの重低音がお好きな方には大のオススメ盤。

 

演奏はファンキー色が濃い!

ピアノ、ピーター・マドセンが好きな方にももちろん推薦。

ピアノも耳に心地よくて、このファンキーなアルバムの主旋律を担いますが、

ドラムス福家俊介氏の優しくも存在感のあるドラムの音にこれまた懐の深い安心感が。

そして藤原氏の低音バリバリのベース・・・耳ではなく胸の真ん中で聴くような・・・。

このソロを思う存分楽しみたい。

 

ベースが奏でる素晴らしき低音に「感謝」です♪

 

Hi!心呼吸 3月21(振替休日・月)

M1>  ウン・インヂオ   /    ミルトン・ナシメント

 

「天使の歌声」「ブラジルの声」とも呼ばれる、「ミルトン・ナシメント」

 

そんなナシメントのデビューアルバムが1967年にリリースされた

『Courage (クーリッジ)』は今も愛され続ける名盤として語り継がれる1枚。

だって参加しているミュージシャンはハービー・ハンコックを始めそうそうたるメンバーです♪そんなブラジル音楽の形式「MPB」(ムージカ・ポプラール・ブラズィレイラ)の代表格アーティストのナシメント。

その後のリリースごとに時代を変化させ、ブラジル音楽のルーツや挑戦を組み込みながら作り上げてきたミルトン・ナシメント。

1992年にリリースされたライブ盤「ライヴ~この美しき惑星より」より。

 

小編成のバックで小規模の会場で演奏された92年のサンパウロでのライブの様子。

この臨場感ライブ感が味わえます。

優しく歌い上げるナシメントの声とピアノのみや、ギターがアレンジされたシンプルな音の構成がやけにリアルでキラキラと素晴らしいキラメキ、潤いを感じられるアルバム。

 

狭い会場、限られた楽器音。

その中でもブラジルの広大な景色、空気、温度を感じられる。

そのパフォーマンスはまさに「ブラジルの声」

さて季節も変化途中。

太陽が似合う音楽を聴きながら春を楽しみましょう♪

 

M2> フー・エルス  /  poco  (ポコ)

 

60年代~80年代のアメリカン・ロック史のなかでもっと評価されるべきバンド「ポコ」

1989年にリリースされた通算19作目のアルバム「レガシー」

全米アルバムチャート40位、USゴールド・ディスク獲得。

 

ジム・メッシーナ、リッチー・フューレイ、ラスティー・ヤング、ジョージ・グランサム、ランディ・マイズナーのオリジナル・メンバーが勢ぞろいした記念版のような1枚。

その内容はお見事な内容。

アルバム全体に流れるサザンロックのメロディ。

気持ちよい乾いた音で構成された美しい音の並び。

イーグルスを思わせるバンジョーの音色やこの時代を彩ったバンドのリフを効かせた佳曲が目白押し。

聴き所満載なのです。

メンバーそれぞれが作る個性の溢れる曲たちはそれぞれがバラバラのようでポコの色になっている。

統一感を感じながらこの時季になると聞きたくなってしまう・・・。

 

季節をもぎ取るようにこのアルバムを車に乗せてドライブなんて素敵過ぎます。

全体的にはハード・ロックよりで、大らかな今日的アメリカン・ロックという感じ。

 

この音が似合う季節がやってきた!

ポコ!出かけましょ!!!

Hi!心呼吸 3月18日(金)

M1> ドント・クライ・アウト・ラウド ~ あなたしか見えない /  ピーター・アレン

 

オーストラリア出身のAOR系シンガー・ソングライター「ピーター・アレン」

彼を題材にしたミュージカルが上演されたりと、彼の生き様、彼の残した曲は伝説のように残るアーティスト。

48歳の若さでこの世を去るのですが、彼は同性愛者でした。

このアルバムは1979年に発表した名作『アイ・クッド・ハヴ・ビーン・ア・セイラー』

(あなたしか見えない)

デジタル・リマスター盤が再発されていてページを覗いてみたらこのアルバム・・・未だに人気でした。

ちなみに1万円・・・。

それもそのはず!名曲ぞろいの名盤!

この価値があるということがお分かりいただけるはず。

元バカラック夫人の「キャロル」との共作曲も収録されています。

 

印象的なイントロの曲から、意味もなく涙がこぼれそうになるバラード。

幅広く、それもツボをつく選曲。

彼のソングライターとしての実力とボーカリストとしての魅力が十分発揮されている名作。

 

40歳になって聞くとなおさらその良さに気付きます。

レベルの高い作品を残せたのは時代と周りの友人たちの影響もあったのかもしれません。

バート・バカラック、キャロル・ベイヤー・セイガー、クリストファー・クロス・・・この時代にもまだまだ輝き続ける名曲を残してくれたことに感謝しなければ・・・。

感動してきた・・・やっぱり良い曲だわ・・・。

 

M2> セイヴ・ザ・ベスト・フォー・ラスト /    ヴァネッサ・ウィリアムス

 

名曲を今日はもう1曲♪

言わずと知れた「ヴァネッサ・ウィリアムス」

今日は53歳にバースデイ♪まぁ、お美しい♪

 

1996年、Vanessa Williamsのベスト盤です。

『アルフィー~ベスト・オブ・ヴァネッサ・ウィリアムス』から。

「セイヴ・ザ・ベスト・フォー・ラスト」は1992年にリリースされたヴァネッサ・ウィリアムス7枚目のシングル。

1991年リリースのセカンドアルバム『コンフォート・ゾーン』からシングルカットされた1曲。息の長いヒットソングになって日本でもTVCMにも使われていたので思い出に残っている方も多いはず。

彼女にとって最大のヒットになった曲としても有名な1曲です。

日本でも松田聖子さんや小柳ゆきさんがカバーしていたりします♪

 

「~この世って不思議だわ。今 私達はこうやって向き合っている

もう二度と機会はないと思っていたけどあなたは一番大切なものを

最後に取っておいたのね・・・」

 

92年にリリースしたときのヴァネッサよりも今のほうが輝いて見える!

今のほうが幸せなのかもしれませんね♪

しかし名曲は色褪せません。

Hi!心呼吸 3月17日(木)

M1> ユー・アー・ノット・アローン /  カーラ・ウィズ・アキオ

 

「カーラ・ヘルムブレクト」はウィスコンシン州出身の女性シンガー。

そして在住日本人ギタリストの笹島明夫氏との共演したこのアルバムは2004年にリリースされた「HERE’S TO LOVE」に収録された1曲。

 

彼女は94年にデビューを飾り、ラジオ・チャートで人気を博してグラミー賞にノミネートされた経験をもつ実力派。この実力ある歌声は僕にとって癒しの代表格♪

スタンダードやポップスを中心にした温かみのあるジャズが楽しめます。

以前は別の曲「ブレイム・イット・オン・マイ・ユース」をお届けしましたが、今回はこちらも♪

「ユー・アー・ノット・アローン」です。

 

爽やかなヴォーカルとシンプルのギターの組み合わせってまさにベストマッチ♪

フライド・プライドの雰囲気って言えばなんとなく伝わりますかね・・・。

美しくも表現力豊かな彼女の歌声はこのシーズンに季節の彩りを重ね、明夫氏のギターは彼女をゆるりと誘導しながらも完成形に近づけるために必要不可欠。

だからこそベストマッチに感じるのです。

 

「ウィズバリング・ヴォイス」で魅せてくれる空気感。

さてこの春はこんな誘いに乗ってみてはいかがですか?

さぁ、音楽も春らしくなってきました♪

 

“癒し系”のスタンダードで春を楽しみましょう♪

 

 

M2>  Diana  /   カエターノ・ヴェローゾ

 

2004年の春にリリースされたアルバム「異国の香り~アメリカン・ソングス」から♪

まさに名盤♪

 

このアルバムのアーティストはブラジルの作曲家、歌手、作家『カエターノ・ヴェローゾ』

 

彼が古今のアメリカン・ポップを優しく柔軟にカヴァーしています。

普段はもちろんポルトガル語での歌唱なのにこのアルバムでは英語で歌っています。

それが違和感なく難なくレコーディングされています。

 

バックを支えるのは、長年ヴェローゾと組んでいるアレンジャー

「ジャック・モレレンバウム」率いる28人編成のオーケストラ♪

それだけ聴くだけでどれほどブラジル音楽界でビッグマンなのかがわかりますね♪

ストリングによる伴奏も素晴らしくアルバム全体をゴージャスに纏います。

 

古くから全世界で聴き親しまれてきたアメリカン・スタンダーズの数々を「おっ」と驚かされるアレンジで聴かせてくれています。

 

彼自身も聴いていた、影響を受けたアメリカ大陸の名曲たち。

一曲一曲への深い愛情が感じられる素晴らしい1枚。

 

彼の魅力満載で素晴らしい1枚。

あなたのお気に入りも必ず見つかるはず!

 

Hi!心呼吸 3月16日(水)

M1> You’re Gonna Make Me Lonesome When You Go /  ベン・ワット

 

2002年の不朽の名作「ノース・マリン・ドライヴ」

「エヴリシング・バット・ザ・ガール」のメンバー、ベン・ワットがEBTGを始める以前に発表した、1982年のEPと1983年のソロ・アルバムをカップリングしたアルバム。

全14曲を収録しています。

どの曲も素敵過ぎるのです・・・。

シンプルなギターと少ないパーカッション。

そして誰にも真似できない、まさにワン・アンド・オンリーのベン・ワットの声。

繊細でちょっと頼りなくて、少しウェっティで、一声聴くだけで、胸が切なくなるような歌声♪まさに芸術作品のような歌声はシンプルで美しい♪

聴くたびに胸の真ん中にスッと落ちるような清涼感に包まれます。

 

夜の時間もピッタリ来ますが、ちょっとクールダウンしたいときに、ドライブで自分の時間を大切にしたい時に、邪魔することなくそっと寄り添ってくれる1枚。

季節はまさにこの時期から夏にかけてしっくり来ます。

透明なギターサウンドにシンプルなサウンドはどの時代にも輝きます。

一つ一つの音が聴き手の心をつかんで離しません。

オリジナルに込められたソウルを感じるこの音・・・。

 

ヘッドフォンをして聞き始めると、どこでヘッドフォンを外していいのか分からなくなってしまう・・・。そんな音楽ってなかなかありませんよね。

このソウルを感じながら春を待ちたいと思います。

この季節がやってきたなぁ♪

 

M2> 庭のバラ  /  カーラ・ボノフ

 

ベン・ワットの次にはこの人の声を合わせたい・・・。

以前も別の曲をお送りしましたが、今回はこの曲を♪

 

1977年のデビュー作「カーラ・ボノフ」から。

このアルバムの最後にクレジットされた1曲「庭のバラ」♪

1970年代アメリカ西海岸。

ジャクソン・ブラウン、リンダ・ロンシュタット、イーグルスなど才能豊かなミュージシャンたちが次々とこの土地から飛び出した。

アメリカン・ロック史において黄金期を支えたシンガーソングライターの一人。

「カーラ・ボノフ」

 

LAの孤独を歌に託した美しいシンガーであるが、彼女のソングライティングの透明間、歌声はベン・ワットとシンクロする♪

 

最近改めてこの70年代後半に活躍した彼女の歌をよく聞く。

今の時代になんだかスーッと耳に入り込んで、心が落ち着き、優しい気持ちを置いていってくれるのです。

春を迎える瞬間、いつものバタバタから少し開放され、準備を整えるには彼女の声が必要です♪

昔の音楽を愛でてみる、そうすると今まで見えなかった景色が見えてくる。

さぁ、2016年の春もこの曲たちと迎えることにします♪

アナタもよろしければいかがですか?

Hi!心呼吸 3月15日(火)

M1> I Can’t Tell You Why (A Cappella) /  ブラウン・ストーン

 

「ブラウン・ストーン」は、故マイケル・ジャクソンが設立したレーベルMJJ Musicからデビューした女性グループ。

力強い歌声と美しいハーモニーに定評があったグループ♪

オリジナル・メンバーはニッキー・ギルバート、マキシー、ミミの3人。

 

1995年のデビュー作『From The Bottom Up』♪

このアルバムで一躍ミュージックシーンで注目を集めた彼女たち。

このアルバムにも収録されていましたが、今日は(ア・カペラ)バージョンで♪

彼女達も後にメンバー交替、脱退などの問題がありましたが、なんと言ってもこの初期メンバーのコーラスや、歌唱力は素晴らしい♪

それぞれ個性のある声質の3人が織り成すコーラスの緻密で美しいこと♪

デビュー作だけあって少し雑な様子もあありながらも3人の響き合う声が素晴らしい。

 

ゴスペルフィーリングが強く感じられるのかも。

そしてこのイーグルスのカバー曲

「I can’t tell you why」の後半などは、ゾクゾク鳥肌モノです。

Gospel Vocalのテイストも充分に味わえる1枚。

 

マキシーの昨年の春先に急死したニュースはショックを受けました・・・。

 

彼女たちが残してくれた音楽の奇跡を楽しみたい♪

彼女達のルーツを探る旅に出かけましょう♪

 

M2> So Intense (ソー・インテンス)  /  リサ・フィッシャー

 

Lisa Fischerと言えば1970年代から活躍するシンガー!

またバッキングボーカルのプロ!

スタジオミュージシャンとして大活躍していた彼女の代名詞的な紹介は

「ローリング・ストーンズ、スティング、チャカ・カーン等のバック・ヴォーカリストを務め・・・』など。

その実力が分かりますよね。ソロとしても「How Can I Ease the Pain」を全米R&Bチャートの首位に送り込んだ超実力派です。

 

そんな彼女が日本公演を控えています。

<LISA FISCHER>

  • 2016年3月21日(月)22日(火) ブルーノート東京

[1st]Open4:00pm Start5:00pm

[2nd]Open7:00pm Start8:00pm

というわけで来週、彼女が東京にいるなんて・・・。

 

このアルバムは、1991年に彼女が放った「So Intense」

ヒットはさほどしませんでしたが、彼女の実力を世界に知らしめた1枚として印象深い方も多いはず。

心と魂を揺るがすワン&オンリーの歌声。

リサの歌声を堪能するチャンス!

本気でいこうかスケジュールをチェック中・・・。

Hi!心呼吸 3月14日(月)

M1> 決してあきらめないで(ネヴァー・ギヴ・アップ) /  ピーター・ヤーロウ

 

1938年ニューヨーク生まれ。

1961年、ボブ・ディランのマネージャー「アルバート・グロスマン」の勧めでポール・ストゥーキー、マリー・トラヴァスを誘いフォーク・トリオ

『ピーター・ポール&マリー』を結成。

62年にセンセーショナルなデビューを飾ることになる。

この方こそ、『ピーター、ポール&マリー』のピーターさん♪

 

代表作の「パフ」を作った人といったほうが分かり易いのかも。

ヤーロウは政治活動家でもあり、ベトナム戦争への反対運動などから、さまざまな取り組みに関わってきた人物。

そんな彼の2013年にリリースされた1枚「ネヴァー・ギヴ・アップ:インサイド・ザ・ハート・オブ・ピーター・ヤーロウ」から。

なんと言ってもこのアルバムの特徴的なことは、この曲「決してあきらめないで」の歌詞を「ダライ・ラマ14世」が書いている、そしてその詞にヤーロウが曲をつけた1曲。

 

「決してあきらめないで、きっと君の未来はみつかる。

愛する気持ちが君を導いてくれる。

君を自由にしてくれる。

だからあきらめないで。」

 

ホワイト・デイになんだかかけたくなってしまいました。

だって恋愛もNever Give Up♪

 

M2> ラブ・リブズ・オン  /   ケニア

 

クロスオーヴァー・ブラジリアンのDIVAとしてジャズ・フュージョン世代にもその名を知られるブラジル出身の「ケニア」

通算4作目となったのがこのアルバム91年にリリースされた「LOVE LIVES ON」

 

アルバムタイトルにもなっているこの曲を♪

ふんわりとしたブラジリアンテイストを都会的なテイストのなかで活かそうと、ポップにアレンジされた表現方法は今の時代にも鮮やかに伝わります。

声の質がそう感じさせるのか、クールな陽炎といった風情を感じさせる仕上がりになっています。

サンバテイストやソウルチックなものも含めてポルトガル語と英語を使い分け歌われるその歌はバカンスにもピッタリくる開放的な雰囲気に満ちています。

彼女の風格だったり、凛としたスタイルは、ブラジルだけに捉われない音楽を奏でます。

ベテラン・シンガーらしい深い味わいにジャズ・フレーバーの軽快さも加えられ、彩られた曲たちは聴き心地は最高であることは想像つくでしょう?

 

90年代にはリリースを重ねていた彼女ですが、この91年の1枚は特に好きな1枚。

ジャズテイストに、ブラジリアンフレーバーが見事にマッチ♪

90年代の頭には早すぎるくらいのオシャレさです。

その歌声を支えているアーティストもブラジルを代表するミュージシャンばかり。

ホメロ・ルバンボ、テオ・リマ他♪

それぞれのミュージシャンのアルバム自体が素晴らしいのにサポートって♪

その強力な演奏もご賞味ください♪