Hi!心呼吸 12月3日(木)

M1>  I’ve Got A Crush On You /   カーリー・サイモン

 

1994にリリースされた「Glory of Gershwin」から。

 

ポピュラー音楽・クラシック音楽の両面で活躍しアメリカ音楽を作り上げた作曲家として知られる「ジョージ・ガーシュウィン」

 

そんなガーシュインの曲をビッグネームが集まって作られたオムニバスアルバム。

例えば、スティング、リサ・スタンスフィールド、エルトン・ジョン、シェール、

ジョン・ボン・ジョヴィなどなど・・・。

正直、ジョン・ボン・ジョヴィには驚きましたが、まぁ豪華な面々がこのアルバムに参加しています♪

 

その中から、カーリー・サイモンが歌った「I’ve Got A Crush On You」を♪

優しく囁きかけるようなカーリー・サイモンの歌声に美しいピアノのメロディ、ベースライン、ストリングスが重なり合います。

あぁ、なんて美しく心癒される1曲なんでしょうか♪

 

このアレンジに圧倒されます。なんて緻密で繊細で充実感に満ち溢れているんでしょうか?

ジャズ好きの人から、ジャズの苦手な人まで存分に楽しめる1枚に♪

しかし、ボン・ジョヴィのエレキギターがちょっと浮いてしまっている感も・・・。

ただ、このメンバーが奏でる豪華な曲たちをどうぞ♪

 

M2> ディープ・ダーク・トゥルースフル・ミラー / エルヴィス・コステロ&ザ・ルード5

 

1994年、MTV Unpluggedのコピレーション盤[ベスト・オブ・アンプラグド]から。

(邦題は「ベスト・オブ・アンプラグド」ですが、原題は「The Unplugged Collection Volume One」)

さてこの当時、各アーティストがアルバムを出すことですっかり定番となったアンプラグド♪エリック・クラプトン、エルトン・ジョン、k.d.ラング、ポールサイモンなどが並びますが、このコンピレーションアルバムの1曲目のオープニングを飾るのは

故「スティーヴィー・レイ・ヴォーン」・・・。

ニクイ選曲です!くすぐる選曲です!

「この曲を選んだんだね!」と頷きたくなる曲が並びます。

特にストリングスが新鮮なソウル・アサイラム。スローにアレンジされたニール・ヤング。

やはり存在感はバツグンのロッド・スチュアート!

ドン・ヘンリーの甘い甘いラブソング・・・。

 

そんな中で「この曲が聞いてみたいから!」で購入したキッカケの曲はこの1曲。

『ディープ・ダーク・トゥルースフル・ミラー / エルヴィス・コステロ』

メロウなギターとリズムに乗って渋く歌い上げるコステロ♪

少し背伸びをして聞いていた頃、あまりよく分かっていなかった内藤少年。

今聞いてなおさら良さに気づきます。

 

改めてジックリ車に積み込んで冬のドライブにでも出かけてみたい♪

Hi!心呼吸 12月2日(水)

M1>  Song For My Father  /  ホレス・シルヴァー

 

「ホレス・シルヴァー」は、ファンキー・ジャズを代表する名ピアニストとして人気が高いアーティスト♪

特徴的なファンキーなプレイスタイルで知られ、ハード・バップの発展に寄与する存在。

そんな彼が85歳で人生を閉じたのは昨年2014年のこと・・・。

彼のルーツはゴスペルやアフリカ音楽、ラテンミュージックと幅広い。

その音楽の幅がプレイスタイルにも大いに影響したといわれています。

同時に彼はジャズ史上屈指の名コンポーザーでもあり、すばらしい曲をたくさん残している。

その代表曲の中でも「Song For My Father」は外せない。

黒人ミュージシャンではないグルーヴと言うのか、多国籍のジャズのエッセンスが純粋に楽しめる1枚に仕上がっている。

コテコテでないのが聞きやすさにも繋がっているのか?

ファンキージャズでありながらラフさも感じる。ソウルフルであり世界が広い感じ。

まさに名盤のひとつでしょうね♪

 

耳に残るこのメロディに強調しすぎないバップの効いたピアノが好印象♪

フォーンの主旋律を大事にベースラインにしっかりと存在感をあらわすピアノ。

ラテンのフレーズが色濃くなり、哀愁さえ感じる。

 

あぁ、当分耳からこのメロディとピアノの音色が離れない・・・♪

 

 

 

M2> テリン・ザ・ダイス・ハウ・トゥ・ロール / パトリック・トゥッツオリ

 

日本では1997年に公開された映画「トゥリーズ・ラウンジ」のサウンドトラックから。

個性派俳優スティーヴ・ブシェミ監督・脚本・主演によるラブ・ストーリー。

 

ストーリーは、さえない30男と17歳の少女との恋の行方を描いた作品。

仕事もクビになり、行きつけのバーで飲んだくれるうだつの上がらない中年男トミー。彼は急死した叔父の仕事を受け継ぎ、アイスクリーム屋の移動販売をはじめる。そんなある日、偶然昔の恋人の姪デビーが乗り込んできた。やがてアイスクリーム屋を手伝い始めた彼女は、トミーに好意を寄せるが・・・。

 

やはりスティーヴ・ブシェミの作品ということで作品も個性的でしたが、どこかピュアでコミカルで、ポップな作品。

学生時代に見た作品なので仲間でワイワイと楽しんだ思い出の映画。

その映画のサウンドトラックはこちらも印象的。

 

ジ・インクスポッツ、ミルス・ブラザーズなどのかなり古いアーティストの楽曲から、新しいアーティストまで幅広いアーティストの楽曲が映画に華を添えていました。

その中からポップでジャジーなパトリック・トゥッツオリが歌うこんな1曲♪

 

映画の中でどんな風に使用されているのか、あなたもご覧になって見ます?

また見直したい1本が出てきちゃった・・・w

Hi!心呼吸 12月1日(火)

M1>  ONE IN A MILLION YOU  /  メイシオ・パーカー

 

2012年にリリースされたメイシオ・パーカーのソウル・ファンクの名曲をビッグ・バンドをバックに奏でたアルバム「SOUL CLASSICS」から。

 

メイシオ・パーカーは1943年2月14日。ノース・カロライナ州キンストン生まれ。

ファンク音楽を代表するアルト・サックス奏者。

64年にはジェイムス・ブラウンのバンド”The JB’s”に参加!

ジェームス・ブラウン、ジョージ・クリントン、プリンス等と共演。

まさに「ファンキー・サックスの帝王」であります♪

 

そんな彼のルーツ。

ソウルの名曲の数々をビッグバンドをバックに従え奏でる贅沢な作品です♪

ビッグバンドのアレンジは、ヴァンガード・オーケストラでのアレンジャーとしても有名な「マイケル・アベネ」が手掛けています。

ビッグバンドの演奏の前面にこれでもか!と言わんばかりにファンキッシュなサックスが光ります!

やはりこの方(メイシオ・パーカー)の作品にハズレはありません♪

 

ちなみにこの曲の原曲はLarry Graham (ラリー・グラハム)

1980年にリリースした「One In A Million You」

あぁ、原曲も聞きたくなってきた♪

↓↓↓↓

 

 

M2>  One In A Million You  /    Larry Graham (ラリー・グラハム)

 

「スラップ奏法の開祖」ラリー・グラハム。

『スライ&ザ・ファミリー・ストーン』のベーシストとして名を馳せ、その速弾きスラップ、いわゆるチョッパー・ベースは、すべてのベーシストのお手本であり憧れであるラリー・グラハム♪

1980年にリリースしたアルバム「”One in a Million You”」からのタイトルトラック♪

やわらかくメロウなイントロにメロメロです・・・♪

そこに低音のラリーのヴォーカルとシンプルなメロディが見事にマッチ♪

最高位はUS Top 40で9位をマークしています♪

 

「僕にも愛の巡り合わせが訪れたんだ、百万にひとりの女性 それが君なんだよ」

 

本気の愛がなかなか訪れることのなかった男。

ようやく知り合えたことを神様に感謝する言葉が歌詞に並びます。

そして“百万にひとりの出会い”“奇跡の彼女”にも感謝する歌。

ちょっとキザかもしれませんが、告白ソングにも大活躍するんじゃないかなぁ。

昔聞いたときにはそんな歌詞には興味もなかったんですが、

結婚式のBGMにもピッタリですよね♪

 

この名曲にメイシオ・パーカーも感動したんだなぁ・・・

そのことにも感動します♪名曲をありがとうです♪

 

 

Hi!心呼吸 11月30日(月)

M1> 未来の恋人たち(2011 Enoshima Session) /  カーネーション

 

カーネーションが2011年の11月にリリースしたアルバム「UTOPIA」から。

2012年にリリースされた「SWEET ROMANCE」に先駆けて先行リリースされたミニアルバムです。

「UTOPIA」はカーネーション得意のポップ職人技が煌くGoovyなキラーチューンが並ぶ中、東日本大震災後のライブで直枝氏がその場で作曲し、即興で演奏されたインストゥルメンタル「女川」や長谷川きよし氏の「もうあきてしまった」のカヴァーなどが収録。

その中でもこの『未来の恋人たち』の(2011Enoshima Session)は耳を掴んで離さなかった。

あの3.11から色んなカタチで色んなアーティストが音楽に反映したものが多く目に付く中、ちょっと違った視点で事実を捉え、ジックリと音楽に思いをこめた曲は、心の傷を癒しながらこれからの未来を明るく照らすように煌いていたんです♪

 

スタジオ録音と2曲のライヴ音源を混ぜた構成・・・。

アナタにはどの曲が心の中を照らすのか?

ドラマチックな曲の世界、ドラマチックなメロディに込められた思い。

言葉の背後に隠された音との対比。

 

切なくもユニークでもあり、メロディの美しさが胸に来ます。

「忘れてはならない・・・」

改めて気づかされた1曲です♪

 

 

 

M2>  MY LOVE  /  KEISSY(ケイシー)

 

赤道直下のアマゾン河口の都市、ベルン生まれの日本とブラジルのハーフ「KEISSY」

父Teddy Max(2008年54才で他界)はパラ州の州歌になるほどのヒットを持った北東部のスター、兄Klebber Maxもアメリカンポップスのカバーアルバム10数枚を連発するパラ州を中心に活躍中のシンガー。母方の祖父は1930年代にトメアスに入植した開拓者の先駆者的存在。

そんなKeissyの作るオリジナルにはそのDNAが色濃く出ている。

最大の魅力はその声♪

大きな魅力のひとつであるヴォイス・インプロヴィゼーションにはインディオの祈りや日本の声明にインスパイアされたフレーズまでが入り交じり、クライマックスで彼女はシャーマンと化す。

歌を歌うためにこの地に降り立った彼女。

アルバム「Anjo」(アンジュ)はポルトガル語で天使を意味しています。

まさにAnjoな彼女の歌声はこの時代の宝物みたいです♪

 

ソフトリーでいて芯がある。

ただのボサノヴァではない別物のサウンド。

その根底には環境というバックグラウンドで培ってきた揺ぎ無い思いのようなものがあるに違いない。

早速、次回作も楽しみです♪

早くAnjoよ舞い降りて~♪

 

Hi!心呼吸 11月27日(金)

M1>   Brother /  ヴィクター・デイヴィス

 

2001年にリリースされたデビューアルバム「Victor Davies」(ヴィクター・デイヴィス)のラストを彩った「Brother」

 

「ヴィクター・デイヴィス」はロンドン生まれ。

ギター、キーボード、パーカッションなどをこなすマルチ奏者。そしてシンガー・ソングライター♪2003年にセカンド・アルバム『ホクストン・ポップスターズ』を発表します。

日本でも「Runaway Train」は評判となり、ヴィクターの名前はじわじわとシーンに浸透、その名は世界に日本のシーンにも伝わり大きな話題を呼び込むことになりました!

そのときの衝撃は忘れられない。

先輩DJから「聡!これお前大好きだと思うわ」その一言。

CDを借りて聴いて瞬間の嬉しかったこと!「これ、これ!探していたの!」

宝石でも発見したような嬉しさと言うか、巡り合えた喜びがありました。

 

このデビューアルバムからすべて聞いてきましたが、

70年代のソウルや、メロウなJAZZの世界、ブラジリアンテイストを美しくアレンジして表現するこのアルバムは特別かもしれません。

 

好きなジャンルが彼の頭の中に入ってミキサーで滑らかになって出てくると、僕らに感動をプラスして提供してくれる音のマジシャン♪

好きすぎる・・・。大好き。

 

M2>  Do Right(パステル・メッセージ)  /  ポール・デイヴィス

 

ポール・デイヴィス(Paul Davis)♪

飾ることなく自然体のメロディ、美しく優しい歌声はAORのお手本みたいな方♪

曲からも人柄や優しさみたいなものが溢れているようです。

さて1980年に発表した日本でのデビューアルバム「Paul Davis」

このアルバムの1曲目に収録されていたのが「Do Right」(邦題:パステルメッセージ)です。

エレピの心地よいイントロ。

サビのコーラスワーク。

キラキラしています!

この鮮やかさを80年に表現していたなんて素晴らしい♪

なんといってもこの歌声の温かさでしょう。

サワヤカな清潔感にも人気があったのが分かります。

アメリカ南部に生まれたポール。

南部の音楽を根底に模索し、AORの指針にまでなった彼の生き様、音楽性はまさに宝もの。

 

大事に聴かなくちゃ。

2008年にこの世を去ったアメリカの偉大なAORシンガー・ソングライター

「ポール・デイヴィス」

 

パステル・メッセージを彼から受け取りましょう♪

 

Hi!心呼吸 11月26日(木)

M1>   ミスター・ブルー  /  マイケル・フランクス

 

この方こそAORの元祖!

シティポップ感、ジャジーなメロディ、オシャレさ。

それをとっても素晴らしい♪

「マイケル・フランクス」のメジャー作品アルバム。

 

当時50万枚を売り上げたという名盤♪

「アート・オブ・ティー」

参加ミュージシャンはクルセイダース、デイヴィッド・サンボーン他。

1975年の作品です。。

とにかく、全曲良い♪全部好き。

アルバムを頭から最後まで全部おかけしたいですが、今日はアルバムのラストに収録されている「ミスター・ブルー」を。

ピアノのイントロ、優しく入ってくるマイケルのヴォーカル。

自然に重なるメロディの美しさ、風景がパット広がるような広がり。

サンボーンの泣き節・・・涙。渋い。

 

大人の音ですね~まさにAOR♪

夜のシーンにも合いますが、僕はブルーが青空にも聞こえるのです。

切ない秋空にもしっとりとマイケルの声は季節を彩ってくれます♪

 

M2>  キャッチ・オン  /   ブレンダ・ラッセル

 

7年のブランクの後、2000年にリリースされたブレンダ・ラッセルのアルバム

「パリ・レイン」から。

 

1988年には2部門において、グラミー・ノミネートの実績ある実力派アーティスト♪

こちらもシティ的なスムーズジャズのようなサウンドで感動した1枚。

スーッと耳に入り込み、7年のブランクをまったく感じさせないこのサウンド。

 

バラエティ豊かに展開される13曲のマジック♪

R&B,JAZZ,RATINと幅広いジャンルの音楽要素がさりげなく浸透して、このさりげなさの中に本物を発見することが出来ます♪

 

肌触りのよい曲はこういうことなのかな?

久しぶりに聞きましたが、今でもシックリと肌になじんでくれます。

成熟した大人のメロディライン、あせりのような浮付きもない、ドッシリトしてはいるがくどさもない。

バランスが素晴らしい1枚だと思います!

 

キャロルキングやイヴァンリンス、ジェイグレイドンなどが共作者として参加しているのも見逃せない♪

彼女の実力と魅力がぎっしりと詰まってます♪

 

Hi!心呼吸 11月25日(水)

M1>  A Blue Star  /  ジェイコブ・コーラー

 

「ジェイコブ・コーラー」は1980年3月9日、アリゾナ州・フェニックス生まれ。

4歳よりピアノを始め、高校に入るまでにアリゾナ・ヤマハ・ピアノコンクールを含む10以上のクラシックピアノコンクールで優勝。

テクニックはもとより、魅力あふれる作曲の才能とその表現力をもって、現在最も注目されるピアニスト。

2009年には日本に移住して日本を拠点に活動している・・・。

 

そんな彼が2009年にソロ・ピアノで`星`にちなんだインストゥルメンタル・アルバムをリリース。スタンダードの名曲が並ぶ「STARS~Gift for Piano Music」

広い夜空を連想させるような演奏♪

秋から冬の星座に空も模様替え。

思わず夜空を見上げたくなる美しい旋律が印象的です。

 

演奏は密度が濃く、耳にも心地いい響き。

これからのシーズンのBGMには最適なアルバムかも。

インストだから伝わる温もりと、輝きをどうぞ♪

 

イルミネーションの輝きとあわせて聴くとムードも高潮に♪

 

M2>  バタフライ /  ラヤトン

 

「Rajaton」(ラヤトン)はフィンランド出身の混声アカペラグループ。

男性3人女性3人の6人の歌声は日本でも人気です。

フィンランドで8つのゴールド・レコードを獲得。

アメリカでは最優秀フォークソング賞、最優秀フォークアルバム賞のダブル受賞を果たすという偉業を成し遂げているグループです。

2003年のアルバム「Joulu」はフィンランドのチャートで2位、2006年のアルバム「Rajaton Sings ABBA」は1位を記録、2011年までにフィンランドは国民的コーラスグループとして人気を誇っています♪

 

アメリカ、ヨーロッパをはじめ世界中で活躍しているグループですが、フィンランドにもたくさんグループが存在しているらしいんですが、まさに北欧系♪

独特な透明感、美しさがこのグループには存在します。

フィンランドの人が作ったこの「BUTTERFLY」は英語で歌われています。

フィンランド語ではなく、英語・・・。詩が切なくて

いたってシンプルな詩でストレート。分かり易い映画です。

スラングの表現なんかもない。だから感動する。

 

ジックリ詩を聞きながらこの曲を捉えると、自然と優しさが融合するフィンランドの風景が浮かんでくるようです。

 

11月4日にリリースされたばかり。この冬のマストバイナ1枚です♪

「NORDIC FOREST STORIES」から。

Hi!心呼吸 11月24日(火)

M1>  インヴィテーション  /   ACOUSTIC CLUB

 

ギタリスト宮野弘紀をリーダーとする「アコースティック・クラブ」と、

ロバート・L・アルドリッジ、フレッド・ハーシュがプロデュースした「ニューヨーク・ストリングス・クァルテット」による、なんとも大人で深みのあるコンピ。

2005年「ACOUSTIC APERTIF」から。

 

穏やかなギターの音色はどこかに連れ出してくれそうです。

まさに行き先の知らない「インヴィテーション」を渡してくれているかのような旋律はリラックスして旅立つ雰囲気に似ているのかもしれません。

インストに落とし込む幾重の思いのようなもの。

一体演奏中にはどんな風景画広がっているんでしょうか?

 

僕には少し夏の風景も浮かびましたが、晩秋の並木道、マフラーの季節、散歩する。

そんな雰囲気に感じました。

あなたはどんな風景がかびますか?

 

大人の散歩ミュージック?

大人の旅行ミュージック?

どこかに出かける前の高揚感を抑えてくれるメロディ。

 

冬を楽しむ準備をはじめようっと♪

 

 

M2>  チケット・アウト・オブ・ヒアー /  ウィル・コナー

 

フロリダ生まれのオーストラリア育ちのウィル・コナー♪

サーフィンの腕前もプロ並み!

それでいて男前で歌も歌える・・・んでもって帽子のデザイナーの別の顔も持つ。

 

そんな彼の1stアルバム「サザン・ヘミスフィアー」に続く2作目。

2006年のアルバム「チケット・アウト・オブ・ヒアー」から。

 

ジャック・ジョンソンの秘蔵っ子と称され、オーストラリアのツアーではオープニング・アクトを務めて多くのサーフ・ロックファン、オーガニック・ソングファンを虜にしたウィル・コナー♪ジャック・ジョンソンよりも優しい声かもしれません。

 

このアルバムにはプロのサーファー仲間も参加しているらしいですが、ナチュラルで心地よく、軽快なメロディと温かな空気には才能を感じてしまいます。

優しい声で届けられる波のような響き。

何度も打ち寄せるように聴くたびに変化しているように聞こえてきます。

 

サーフ・ロックと言うものを教えてくれる歌声なのかもしれません。

サーフィンを愛している人はお好きだろうなぁ。

でもサーフィン体系ではない僕も好きです♪

 

Hi!心呼吸 11月23日(月・祝)

 

M1> THE DAYS I SPENT WITH YOU   /

フィリップ・セス・アコースティック・トリオ feat. ケリー・サエ

 

ジャズ、フュージョン、ロックなど幅広くセッションを重ねてきた、日本でもなじみの深い

キーボーディスト、鍵盤の魔術師の異名を持つ、「フィリップ・セス」♪

 

フランス出身の彼は、スムーズジャズ、ニューエイジ・ミュージックのキーボーディスとであり、音楽プロデューサーでもあります。

そんな彼が率いるバンドが「フィリップ・セス・アコースティック・トリオ」

メンバーが凄いのです!

(ザ・フーやジョン・メイヤー・トリオなどのバンドを渡り歩いたベースの名匠ピノ・パラディーノ。そしてTOTOやジェフ・ベック等名だたるアーティスト達と名演奏やレコーディングを残してきたスーパードラマー、サイモン・フィリップス。)

 

このアルバムではインコグニートのヴォーカリスト、「ケリー・サイ」をフィーチャーしたヴォーカル・アルバムに仕上がっています。

 

ツワモノのメンバーにシットリと華を添えるヴォーカルが曲の難易度を下げてくれるよう。

 

それも素晴らしい演奏と、間違えなく実力を伝えるヴォーカルがなければ出来ないもの。

一度聴けば理解できてしまう演奏は潤いを与えてくれます。

 

心の呼吸にはこんな1曲はいかがでしょう?

 

M2>  シャンゼリゼ  /  ザーズ

 

ZAZは1980年5月1日生まれ、トゥール出身。

 

そんな彼女の2015年1月にリリースされたサードアルバム「PARIS」から。

 

2006年パリのピアノバーで、歌手として夜11時から朝4時までマイクなしで歌う生活を送っていた彼女。ジャズ、ブルース、シャンソン、ラテンなど、多様なジャンルの曲を操れる彼女♪

ジャズとオーケストラの組み合わせは面白くて新鮮です♪

ZAZの素晴らしい歌唱力と音楽センスは見事に融合し、不自然は感じない。

すんなりとよく知られているマスターピースを新鮮に生き返らせてしまいました。

思った通りのパリのSwing を満喫できる作品です。

ちなみにアルバム内にはクインシー・ジョーンズのプロデュースがクレジットされている曲も数曲♪

 

その他の曲も演奏レベルがかなり高い!

単純なフレンチ・ポップというより古きよき時代のパリの香りを残しながら

洗練された”Swing “を聞くことができます。

 

これはパリ好きにはたまらないでしょう♪

元気の出るボーカルで笑顔になっちゃいます♪

 

Hi!心呼吸 11月20日(金)

 

M1> カウント・オン・ミー /  ルイス・サリナス

 

97年リリースのアルバム『サリナス』から。

アルゼンチン出身の敏腕ギタリスト、『ルイス・サリナス』

 

ラテン・フレイヴァーでテンションの高めの曲の多い、心地よいフュージョンが収録された気持ちのよいデビュー作。

ミディアム・スローの曲はラテンの香りがバンバン伝わってきます♪

 

サリナスは、モントルー・ジャズ・フェスティバルをはじめ多くのイベントに招かれキャリアを積んでいき、チック・コリア、ジョージ・ベンソン、スコット・ヘンダーソンなどから賞賛されるギタリスト♪

このデビューアルバムはラテンフュージョンと言われるほど音楽のルーツに触れることができる。ボサ・ノヴァ、サルサ、ボレーロ、ジャズ・・・。

色んな音楽のエッセンスを彼を一度通過させることで広がる音楽世界。

 

どこか世界を旅しているような気持ちにもなれる1枚かも♪

プレイヤーのボタンを押してからアナタの前にはどんな世界が広がるかな?

けた瞬間に広がるラテンフュージョン世界は、本当に素晴らしい。

 

ラテンの血が流れている方(笑)オススメです♪

 

M2>  悲しみよ,こんにちは /  バーバラ・ケイ、ロッド・マッキューン

 

1968年にイギリスで公開された映画「ジョアンナ」。

 

1960年代末のスウィンギング・ロンドンの魅力をふんだんに詰め込み、93年に渋谷でのリバイバル上映で大ブームを巻き起こした青春映画♪

“渋谷系”と呼ばれたカルチャー文化の若者をはじめ、映画ファンから圧倒的な支持を得た

この作品のサントラから。

 

青春を謳歌し、“今”を精一杯生きるジョアンナの姿に僕も刺激を受けました!

さてサントラの内容は60年代当時のポップでキュートなエッセンスがつまった音楽がギッシリです♪

スウィンギン・ソウルがキラキラとカラフルで、ファッションと見事にマッチするアメリカでもなく、アジアでもなく、それは紛れもなく「ロンドン」な訳です。

 

60年代のロンドンはもちろん知らないですが、映画の中で観たロンドンは自由で、ポップで主人公“ジョアンナ”そのものでした。

オールドボッサ、オールドジャズ、スタイリッシュな音の数々。

 

そうぞ60年代のロンドンへ行ってらっしゃい♪♪♪