Hi!心呼吸 2月12日(金)

M1>  Waiting For Spring  /  デビッド・ベノワ

 

1989年にリリースされたデビッド・ベノワのアルバム「Waiting For Spring」から

アルバムのタイトル『Waiting For Spring』をどうぞ♪

 

さて『もしタイトルを聴かされずにこの曲を聞いたとき、僕はなんていうタイトルを付けるのだろう?」と聴きながら考えてた・・・。

 

もちろんこのタイトルを知りながら聴いているので他のタイトルが頭の中にも出て来ないのだけど、アナタならどんなタイトルを付けますか?

 

それにしてもタイトル通りこんなに冬に似合いながら春を待ちわびる雰囲気を帯びた曲。タイトル通りの曲ってあるんだろうか?

 

ビルエヴァンスに相当影響を受けたピアニスト「デビッド・ベノワ」

エレガントで華麗なタッチは実に美しくてモダン。

かすかに春を待つ期待感を感じます。

 

バックを固める豪華なミュージシャンにも注目したいのですが、なんと言ってもこのアルバムに参加している女性ジャズ・ギタリスト。32歳でこの世を去った「エミリー・レムラー」のソロも素晴らしく美しくて優しい。

 

全体にウキウキと鮮やかなモダンな1曲に仕上がっている名曲♪

春よ~来い♪

 

M2>  Velvet Sky(ヴェルヴェット・スカイ) /  ロス・ロンリー・ボーイズ

 

テキサス出身、ガルサ3兄弟からなるトリオ・バンド、『ロス・ロンリー・ボーイズ』

「グラミー賞 最優秀レコード賞」にノミネートされ「グラミー賞最優秀ポップ・パフォーマンス賞デュオ/グループ」を受賞した名曲「Heven」は言うまでもなく有名♪

その「Heven」を収録したデビュー“モンスター”アルバム「Los Lonely Boys」から。

 

ロス・ロンリー・ボーイズの記念すべきデビュー・アルバムに収録された隠れた名曲をお送りします。

「ヴェルヴェット・スカイ」

 

ミディアムテンポで展開される土臭くて無骨だけど温かいそんな1曲。

ラテンの色をベースにサワヤカに歌い上げる彼らの得意とするサウンド。

ギターの泣きはどこかスピリチュアルで乾いていて心地よく、独特の「魂=ソウル」で聞かせてくる・・・。

 

単純でシンプル。だからこその強み。兄弟だからこその一体感。

他のバンドにはない強靭さ。

この力強さに優しさをプラス。

まさに男らしい1曲。この歌に歌われる空はどんな空だったんでしょう?

 

サンタナやイーグルス・・・偉大なアーティストと比較されても動じないこのスタイルに

ファンになるしかないでしょ。カッコいいわ。

Hi!心呼吸 2月11日(木)

M1>   ノー・ワンズ・パーフェクト /   ステレオフォニックス

 

UKウェールズ出身の4人組ロック・バンド「ステレオフォニックス」

2013年にリリースされた8作目「Graffiti On The Train」(グラフィティ・オン・ザ・トレイン)から。

ちなみにこのアルバムはオアシスのギャラガー兄弟マネジメントレーベルに移籍してからの第1弾アルバム。

 

新たなリリースのたびに作品に生命力を宿し、成長を続けるバンド。

およそ20年のキャリアの中で歩みを止めない進化し続けるバンド・・・『STEREOPHONICS』

その進化がこのアルバムにも濃密に収録され、かなり濃いケリー・ジョーンズ節が炸裂、

彼の世界感が色濃く表現された1枚。

まずアルバムを聞くと初っ端からケリーの独特の歌声が飛び込んできます。

1曲目の「We Share The Same Sun」の楽曲も構成も円熟を迎えたバンドの懐を感じる1曲だし、先行シングルの「Indian Summer」のメロディが耳に残り、後半に収録されたこの曲「ノー・ワンズ・パーフェクト」で哀愁を帯びながらアルバムはエンドロールを迎える・・・。

デビュー当時のサザンロックの雰囲気を残しつつ、完全に大人になったバンドの醍醐味を味わえる仕上がり。

完全にやられてしまいました・・・。カッコいい。

ただ単に突っ走っていたバンドが一歩一歩進んでいく確かさ、どっしりと構えられたカタチ。このカタチを抱きしめたくなる。

素晴らしいアルバムに出会ってください♪

 

 

 

M2>  Castle In The Sky  /  マット・キャブ

 

現在、YouTubeの総再生回数1200万回以上を誇る、サンフランシスコ出身、

“日本在住R&B貴公子”こと「マット・キャブ」

マット・キャブのメジャー第2弾アルバムは“マット”が日本で出会った“四季”をコンセプトに制作した季節を彩る作品。

2015年にリリースされたアルバム「春夏秋冬~ずっとキミのことを考えていた~」から。

このアルバムにはSWAY、MACO ,シェネルなどアーティストが参加した作品。

 

この作品はマットが日本を訪れて生活するようになって初めて体験した「四季」

その四季がどんな風に写り、どんな風に感じているのか、

日本人の感覚にはない目線というか、独特の感覚に僕は新鮮さを覚えたアルバムです。

それが、日本人とずれている訳ではなく不思議とストンと胸の真ん中に落ちるような安心感もある。だから不思議です。

透明感のある彼の歌声に日本の季節は合う・・・。

いや、彼が日本に合っているんでしょう。

 

日本の四季に彼の歌声がマッチしていく様子。

アナタにも感じて判断していただきたい。

さてどの季節のマットにシンパシーを感じますか?

僕はやはりこの季節のマットかな?

 

アルバムの最後には夏のひまわりから秦 基博さんの「ひまわりの約束」を英語でカバーしています♪

Hi!心呼吸 2月10日(水)

M1>  サドンリー・ハピネス  /   15-16-17 (フィフティーン・シックスティーン・セブンティーン)

 

2001年にリリースされたコンピレーションアルバム

『ELAXIN’WITH LOVERS VOLUME1 DEB LOVERS ROCK COLLECTION』

こんなコンピが存在していたなんて!

UKラヴァーズ・ロック名門レーベル”DEB MUSIC”の音源を世界初CD化されたのがこの1枚。

なんだかフリーソウル感覚のラヴァーズ・コンピです。オシャレすぎて驚きます。

思わず恋をしたくなるそんなラヴァーズの名曲がずらり。

7インチ・アナログで探そうとしてもなかなか見つからないであろう名曲が、心も体もほぐしてくれます。ハッピーな曲たちがワクワクもウキウキも演出してくれます。

さてそんなコンピの中からこのDEB MUSICの看板娘3人組『15-16-17』 (フィフティーン・シックスティーン・セブンティーン)

彼女達の心地良いグルーブ感がたまりませんっ!!

良質の作品を残したマボロシのグループ。

コレだけリラックスさせてくれてクリアな音で手元において置けるなんてのも嬉しいことです。本当にすばらしい。

“70年代後半から80年代前半”

イギリスの黒人たちに愛されていたスウィートなメロディ・レゲエ。

とくに美しくてトロけてしま今います。

15 16 17・・・当時15歳16歳17歳だった彼女たち、現在は47歳、48歳、49歳だそうです。

 

M2>   You Better Move On   /  アーサー・アレクサンダー

 

「アーサー・アレクサンダー」は1940年、アラバマ出身の黒人シンガー。

ちなみにあの「ジョン・レノン」と同じ年。

アメリカではヒットこそしなかったそうですが、「ザ・ビートルズ」や「ザ・ローリング・ストーンズ」などのイギリスのグループがこぞって彼の曲をカバーして、イギリスのバンドに影響を与えた歌手の一人として認知度が高いアーティストとして有名。

 

さてジョン・レノンと同じ年ということはビートルズとほぼ同じ時代に活躍していた彼が影響を与えていたとなれば彼の存在の大きさに気付けるでしょう?

 

2006年にリリースされている『THE GREATEST ARTHUR ALEXNDER』から。

このアルバムにはカントリー的な要素も取り上げられていて「カントリー・ソウル」の先駆けとしても捉えられます。

この曲はカントリー・ソウルの代表曲。

かの「ローリング・ストーンズ」がカバーしている1曲。

64年のアルバム「Around and Around」にも収録しています。

それもほぼオリジナルに忠実なままで。

 

ソウル歌手の中でも優しさと悲しみを兼ね備えるアーティスト。

慈悲に溢れた美しい高音と、ゆっくりと自分の世界にいざなうようなメロウな歌声を味わってください♪

Hi!心呼吸 2月9日(火)

M1>  眠れる大地  /    マイ・ブリット・ノーマン

 

1993年にリリースされた「ワンダーランド」から。

さてこの「マイ・ブリット・ノーマン」はノルウェー生まれのシンガー・ソングライター。

彼女のデビュー・アルバムがこの「ワンダーランド」

 

このアルバムの特徴はノルウェーの言葉で歌われた曲は・・・ない。

全て英語で歌われています。

ノルウェーの空気を詰め込んで作られたアルバムにもかかわらず、ノルウェーらしさが少ししか伝わってこないのが残念・・・ですが、この透明感は素晴らしいの一言です。

もし「ノルウェー語」で歌われていたらどんなに気持ちが良かったのか。

想像するだけでワクワクしてきます。

 

美しい自然環境の中に身を置き、音楽を吸収して育った彼女の自然に放たれえるナチュラルな空気感。

まだ冷たい群馬の冬に、北欧の空気をあわせてみる。

そうすると今まで見えていなかった景色が見えてきます。

マフラーに手袋。すっぽりと顔を隠し、冬枯れの木々の森の中を散策しているような。

日差しが残雪を照らし、小動物の足跡を追いかける。

自然の空気を少し疲れたときに吸い込んでリラックスしてみましょう。

 

ノルウェーの「マイ・ブリット・ノーマン」

この音世界に飛び出してみましょう♪

 

M2> Eternally(エターナリー)  / Chris Minh Doky(クリス・ミン・ドーキー)

 

このベースは素人の僕にも理解できるほど美しい♪

2008年にリリースされたクリス・ミン・ドーキーのアルバム「Listen Up!」から。

 

「クリス・ミン・ドーキー」は1969年生まれ。

父がベトナム人、母がデンマーク人で、兄はヨーロッパジャズトリオで今注目されている「クルス・ミン・ドーキー」

それにしてもこの卓越した技術と男の僕が見ても納得する「カッコいいルックス」・・・。

デンマークでは人気の高いベーシスト♪

日本では『坂本龍一』さんのベーシストとして注目されました。

その他にもDIMENSIONのレコーディングに参加していたりと日本にも縁があるアーティストでもあります。

クリスさん本人は「日本が好きなので、いろんな機会に来ることができて、とてもうれしく思っている。」と来日も数回にわたり果たしていて日本の地でライブを披露している。

彼の演奏の特徴は派手な速弾きなどは行わない。

ひたすらに美しくて音は透きとおっており、優しい。

泥臭さはない洗練されたものである。

優等生のような美しいベースライン。乱れることがない正確なベース。

にごらない美しいベースに酔いしれる。

 

ゲストヴォーカルは『カトリース・バーンズ』彼女のベースの絡み具合はまさにパーフェクト♪

あぁ、カッコいい。ご馳走様です。

Hi!心呼吸 2月8日(月)

M1>  スピン・アラウンド  /   小曽根 真

 

1994年にリリースされた「小曽根真」さんのアルバム「BREAKOUT」から。

小曽根さんの8枚目のアルバム。

 

僕がはじめてOZONE-JAZZにふれたアルバムです。

 

今のキャリアからすればもちろん初期のアルバムですが、この美しく優しいピアノはセンセーショナルなものでした。

それまで日本のジャズを知らなかった僕にとって雷に打たれたような衝撃。

 

『こんな素晴らしいピアニストが日本にいるなんて・・・。』

今でも大好きなアルバムですが、何度となく聴いているアルバム。

穏やかな気持ちになれるピアノは表情豊かで微笑んでいます。

綺麗な空気を思いっきり吸い込んだような爽快感が、心のホコリ流してくれそうです♪

こんな美しいピアノを操れるピアニストが日本にいることが「誇り」です。

 

混じりけのないシンプルな構成。

時折魅せる短いブレイク。小気味良いタッチ。

冬から春へゆっくりと小股で進む季節のように、季節の変化にもマッチする1曲。

さぁ、春を待つこの時間も楽しくさせてくれる見事なプレイ♪

思わず聞き惚れてしまうOZONE-JAZZにあなたも浸ってみてください♪

ポッカポカです♪

 

M2>   The Best I Ever Had  /    シーネ・エイ

 

2014年にリリースされた「Face The Music」から。

デンマーク出身の歌姫「シーネ・エイ」

北欧のジャズ・シーンから飛び出したヴォーカリストは多い。その中でも注目されている「シーネ・エイ」は国内はもちろん海外でも多くのファンを獲得。

ここ日本でもツアーを過去に3度行っていてチケットはプラチナに・・・。

そのファンの中の一人・・・僕です。

 

実力も兼ね備えた歌声。

もちろんシンガーとしての実力はお聞きいただければお分かりでしょうが、ソングライティングの才能も忘れてはならない。そしてこのヴィジュアル・・・。

天はこの3つを与えてしまったわけで・・・。

彼女のオリジナルには評価が高く、このアルバムにも6曲が収録されています。

この「 The Best I Ever Had 」も彼女のオリジナル♪

ピアノの緩やかなイントロから彼女の少し潤ったしなやかな歌声が聞こえると気品を感じるほどギラギラしていないゴージャス感を帯びます。

ナンシー・ウィルソン、ベティ・カーターなどから影響を強く感じ、時には力強さも感じる肌触りのいい曲を届け続けてくれる彼女の存在から目が離せません。

母国デンマークでは音楽賞/ベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞、デンマーク・ラジオ・ジャズ賞などを数多く受賞。

その実力をとくと堪能ください♪

いやぁ・・・本当にお美しいのよ・・・♪

 

Hi!心呼吸  2月5日(金)

M1>  アフター・ザ・ラヴ・イズ・ゴーン  /  ノーマン・ブラウン

 

90年代初頭、スムース・ジャズ・サウンドを確立。

ジョージ・ベンソン直系のメロウなフレーズで人気を集めたギタリストの一人

「ノーマン・ブラウン」

 

2006年にリリースされた初のベスト・アルバム。

『ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ノーマン・ブラウン』から。

ソウルナンバーからスムージーなフュージョンを見事なまでに聞かせてくれます♪

全体的に柔らかくてフワッとしている印象。

それがまた気持ちいいのです。

洗練され過ぎず、リラックスできるサウンドは決して昔くさくなく、今の空気にもマッチするはず。

ベスト盤の中身は「ジャネット・ジャクソン」、「ルーサー・ヴァンドロス」「スティービー・ワンダー」などのカバー曲が多いのですが、こんなアプローチのカバーは新鮮。

しかし、オリジナルの曲が少ないのでノーマン・ブラウンの曲を思う存分楽しみたいという方には少し物足りないかもしれません。

 

その中から『アース・ウィンド&ファイアー』のカバー。「アフター・ザ・ラヴ・イズ・ゴーン」♪

この美しいメロの良さ、もともとの美しさを大切にノーマンのギターが歌い上げます♪

このアルバムを聴いて彼のギターに恋をしたら過去の彼の作品にも是非触れていただきたい♪

だってハズレ少ないんだモノ♪

 

M2>  イン・マイ・ライフ  /  ジュディ・コリンズ

 

1939年シアトルに生まれた「ジュディ・コリンズ」

13歳の時にクラシック・ピアニストとして初ステージに立っているが、その後彼女の関心はフォーク・ソングへと向かい、ギターを手に取ってトラディショナル・ソングを中心に歌い始めたという彼女。

1960年代の一大フォークブームの波に乗り人気を博したシンガー・ソング・ライターさん。

60年代初めから中頃にかけて、アメリカのフォーク・シーンで人気を二分していた女性シンガーがジュディ・コリンズとジョーン・バエズ。

この2人ともトラディショナルを歌うフォーク・シンガーとしてスタートしました。

ある意味ライバルのような存在。

その理由はこの穏やかに紡がれる優雅な歌声。

日本人の心に染み入るような優しい声は、この時代だけではなく今でも響きます。

 

1966年にリリースされたアルバム「In My Life」

彼女の出世作といわれるアルバム。ビートルズの秀逸なカヴァーがタイトルにも。

 

ジュディ・コリンズはただの癒しのシンガーではなく、ミュージカルの劇中歌なども手がけていてその曲は真逆の激しい表情も見せます。

彼女の実力は「ビートルズ」や「ランディ・ニューマン」などの名曲で自分も輝き、曲も別の輝きを見せるのが不思議です。

 

これは春先にも聞いていただきたい1枚です。

プレゼントにもピッタリかも。こんなCDもらったらうれしいですよね?

Hi!心呼吸  2月4日(木)

M1>  ホェン・ワーズ・アーント・イナフ  /  ダン・シーゲル

 

シアトル出身のキーボード奏者。1980年に初のリーダー作『Nite Ride』でデビューを飾ったスムーズ・ジャズ界のカリスマ 「ダン・シーゲル」♪

そんな彼の正統的なスムーズ・ジャズの王道作品。

2002年にリリースされたアルバム「アザー・サイド・オブ・タウン」から。

 

この安心感に包まれた心地よさは一体なんなんだろう・・・。

大人の重厚さを併せ持ち、アルバム全体を逸曲が並びます。

ダン・シーゲルのオリジナル曲がほとんどを占めますが、カバー曲2も外せない。

外さないカバーの2曲。

とくにシカゴの大ヒット曲の「サタデー・イン・ザ・パーク」

この女性のアンニュイなボーカルが効果的にアルバムのアクセントになっています。

このゆっとりとした雰囲気、間違いなく落ち着きます。

モダンなつくりの楽曲にリラックスしてください♪

 

さてアルバムのラストにクレジットされている今日の1曲。

「ホェン・ワーズ・アーント・イナフ」はアルバムの締めくくりにピッタリな美しいシーゲルの鍵盤から始まる綺麗な曲。

ストレートに演奏されるこの曲はベース、ギター、ドラムのバランスが調和され派手さはありませんが何度でも聞いても邪魔にならない。

モダンな時間が流れますよ~♪

思わず深呼吸したくなるシーゲルの鍵盤に身をゆだねましょう~それ~♪

 

M2>  Let There Be Light   /    デニス・ブラウン

 

レゲエのイメージって・・・夏ですよね。

確かにそうなんです。でも冬に聞くレゲエの良さもありますよね♪

え?僕だけですか?

このリズムに自然と体が揺れ始めて雪をも溶かしてくれるほどの温かさもあるのです!

 

そんな今日、選曲したのは「デニス・ブラウン」

レゲエ界の貴公子(The Crown Prince of Reggae)なんて言われる彼の名曲を。

こんなオシャレでダンスホールをムーディに演出する“ラヴァーズ・ロック”の先駆者としても知られるジャマイカの国民的大スター♪

 

1990年にリリースされた「デニス・ブラウン」のアルバム『Unchallenged』のオープニングを飾る1曲♪

 

42歳という若さでこの世を去った貴公子の名曲です。

サックスの音色とともに聞こえてくるデニスの歌声♪

本当に彼の楽曲にハズレは見当たらない。

曲はテーマが信仰や戦争、愛と、レゲエに込められるスタンダードなもの。

しかし彼にかかると不思議と耳にすんなりと入ってくる。

そんなにレゲエに詳しいわけではないけど、レゲエだけにこだわらない音楽のフィルターを通すように別のジャンルのように聞こえてくるのが不思議だ。

 

このデニス節を耳にすると・・・ほら凝り固まっていた気持ちも溶けるようでしょ?

Hi!心呼吸  2月3日(水)

M1>  One for My Baby / デヴィッド・ファットヘッド・ニューマン

 

2003年にリリースされた「Lone Star Legend」から。

テキサス出身、レイ・チャールズ楽団でも活躍した人気サックス奏者、

「デヴィッド・ファットヘッド・ニューマン」の初リーダー作。

御大チャールズもピアノで参加していることでも買って損なしの1枚です。

 

さて『デヴィッド・ファットヘッド・ニューマン』はレイ・チャールズのサウンドの要をなしていたサックス奏者♪

 

名作映画「レイ」では意外なほどファットヘッドの役は重要でした。

デビューする直前から晩年までレイ チャールズと行動を共にしている様・・・重要な存在だったことが伺えます。

 

さて楽曲はポップでファンキーな魅力に満ち溢れた1曲♪

ジャズともソウルとも受け取れるこのサウンドはグッと来ます。

これを聴くと二人がいかにジャンルを超越したところにいたかがよく解る。

 

2009年に亡くなったのは残念だが、このパーソナリティを残さなければもったいない。

そしてつい最近までこの個性が実在していたことが信じられない・・・。

 

テナーもアルトもジックリ堪能してください♪

 

 

M2>  リンゴの木陰で  /   グレン・ミラー オーケストラ  Vo.ジュディ・デニスン

 

「オルトン・グレン・ミラー」はアメリカのジャズミュージシャン。

(1904年3月1日 – 1944年12月15日?)

1937年に自己の楽団「グレン・ミラー・オーケストラ」を結成、その後わずか40歳で戦闘中に命を落とされている人物。

さて没後70年以上経った今でも世界にファンを抱え、その影響はもちろん現代のジャズファンに愛される代表格。

スウィングジャズ、ビッグ・バンドの代表奏者に挙げられる

その昔、映画『GLENN MILLER STORY (グレンミラー物語)』を観てこんな素晴らしい世界が広がっているなんて!と感動してジャズの世界に入っていったような気がします。

 

さてこのアルバムは70年4月18日ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールにおける未発表ライヴ演奏の世界初CD化。

2002年にリリースされた『グレン・ミラー・オーケストラ・ロイヤル・フィスティバル~』

 

正直、グレンミラーのアルバムで手にしたのはこのアルバムが初でした。

もちろん他の曲はコンピレーションアルバムなどでは耳にしていましたが、

この美しい演奏が生で、実際に観客の前で歌も歌われて・・・。そんな優雅な時間があったなんて不思議なこと。

 

「ジュディ・デニスン」が歌い上げたこの「リンゴの木陰で」をお楽しみください♪

 

 

 

 

Hi!心呼吸  2月2日(火)

M1> ザット・ドント・メイク・イット・ジャンク /  レナード・コーエン

 

50年以上に渡って、詩人、小説家、シンガー・ソングライターをいう様々な顔を持つアーティストとして活動を続けているカナダ出身の「レナード・コーエン」

2008年にはワールド・ツアーを行い、世界中で84回の素晴らしいパフォーマンスで魅了した。各会場でチケットはソールド・アウト。役70万人を集客したという・・・。

1934年9月21日生まれ・・・現在81歳の巨人である。

さてそんな巨人が2001年にリリースした『Ten New Songs』

こんなに愛や郷愁に満ちて、哀愁で心を刺激することが出来るアーティストさんがいるなんて。最初から涙腺に来て、この3曲目に収録された「ザット・ドント・メイク・イット・ジャンク」でもうだめ・・・。

鳥肌が立ち、聞き終わると感動のヒューマン映画を観た後のようです。

この作品がCDで手に入るなんて凄いことだと改めて実感です。

 

「なぜ私を今夜ここに呼び出したのか

なぜこの年寄りの心に興味があるのか

あなたは私を優雅に持ち上げ

それから落下せざるをえない場所に置く・・・。

 

名曲です。この名曲を聴かなきゃ・・・ダメよ・・・。

泣きましょう。感動しましょう。

この巨人の存在を体感しなきゃもったいない・・・。

 

 

M2>  DINDI(ジンジ)  /   カレン・ソウサ

 

2013年にリリースされたデビュー・アルバム「ホテル・ソウサ」から。

DINDI(ジンジ)日本語の意味は「君のような人は他にいないんだ」ということになるそうです。

アルゼンチン出身、今では南米各国をはじめカナダやアメリカでも人気な女性ジャズ・シンガー・ソングライター「カレン・ソウサ」

電子音楽系の匿名サポート歌手からスタートした経歴からカバー曲はお手のもの。

オリジナル曲に加え、ジャズ、ボサノヴァのスタンダードを聞かせてくれます♪

ジョエル・マクニーリーがプロデュースを担当していることでも聞き応えがあることは必至。

ストリングスやホーン・セクションで一気に豪華なアレンジされた1枚。

ホテルの設定のアルバムに選曲はなるほどというラインナップ。

作詞・作曲にもチャレンジしたオリジナルもテーマに沿った曲に仕上がっています。

さて、実に魅力的なジャケット写真ですね。ホテルの通路でのベアーバックなドレス姿。

1曲目の「Paris」・・・駆け落ちしてパリのホテルで目覚めるところからアルバムの物語はスタートします。

さぁ、彼女の知的な雰囲気を感じながらこのアルバムの物語に入り込んでみてはいかがですか?

 

「アナタのような人は他にいないんだから・・・」さてどんなシーンでこの曲は流れるのでしょう?

あなたの耳で確かめてみてください♪

 

Hi!心呼吸 2月1日(月)

M1>  You Are My Sunshine  /   ノーマン・ブレイク

 

2000年に製作された映画、ジョージ・クルーニー主演、コーエン兄弟監督・脚本の映画『オー・ブラザー!』のサウンドトラックから。

映画の舞台が1930年代のアメリカ南部・・・使用されている音楽は、カントリー、ブルーグラス、フォーク、ブルース・・・などアメリカのルーツ・ミュージックを堪能できます♪

サントラの域を超えてしまった感のある1枚。

2001年のカントリー・チャートNo.1、全米No.1、トータル・セールスが500万枚以上・・・意味不明。ね?

サントラじゃないでしょ?すでに。

 

さてそれだけのセールスを記録した理由は収録されている楽曲もさることながらアーティストの豪華さ、新旧のアーティストの共演が実現しています。

ジョン・ハートフォード、エミルー・ハリス、ラルフ・スタンリーなどなど・・・。

そのアルバムの中から「ノーマン・ブレイク」が歌った「You Are My Sunshine」

 

ノーマン・ブレイクはそうです。

グラスゴー出身のバンド『ティーンエイジ・ファンクラブ』のヴォーカル・ギター。

カントリーミュージック、ブルースなど音楽ファンの皆さんはこのアルバムは手元に置いておいて損はありません。

もちろんそんな音楽とは関係なくリラックスしてゆったり楽しむことができる1枚。

珠玉の「音」が詰まっていることは変わりありませんぞよ♪

 

M2>  トゥー・メニー・ウォールズ  /    キャシー・デニス

 

「キャシー・デニス」と言えば、1990年代の初頭にヒット曲を連発したイギリスの歌手♪

 

日本でも大人気になったきっかけは人気ドラマ「ビバリーヒルズ高校白書」の中でも登場していたことでも注目されたアーティストですね。

1991年リリースされたこの「キャシー・デニス」から。

 

90年にイギリスのハウスミュージックのプロデューサーの「Dモブ」と組んだことでハウスの要素が色濃く、ハウスのリズムに乗って軽快に歌う彼女のイメージが強い方が多いはず。

このポップセンスはバツグンだと今聞いて再確認できました♪

 

このアルバムに収録されて大ヒットを記録した『Just Another Dream』、『Touch Me (All Night Long)』などもキラキラしていて素晴らしい♪

 

しかし、そんなキラキラのイメージを良い意味で裏切ってくれる曲も収録されています。

もちろんボーカルと打ち込みバランスの良い90年代の音作りは聞きやすさに長けています。

そんな中、効果的に収録されたのがミディアムテンポの「トゥー・メニー・ウォールズ」

切なく歌い上げる声はパワフルでありチャーミング。

吸い込めれる感覚。引き込まれるリズム。

久々に90年代の音にドキドキ・・・。

僕にとって90年代のサウンドはカラダを作ってくれた栄養源だったみたい♪