HI!心呼吸 8月27日(月)

M1>  SMALL BLUE THING  /    スザンヌ・ヴェガ

 

今週は8月最終週。平成最後の8月が過ぎていきます。

少し次の季節を意識しながらの選曲にしてみました♪

『街角の詩』

スザンヌ・ヴェガの1985年の作品。

「スザンヌ・ヴェガ」のデビュー・アルバムから。

さて、このデビューアルバムのプロデュースを担当したのが、

NYの伝説のパンクバンド「パティ・スミス・グループ」の『レニー・ケイ』

このアルバムからはパンク色一切ありません。

それどころかフォーク。

それも季節の空気感を操るように、美しいメロディが存在。

ヒンヤリするテイストのキーワードもチラホラ。

冬の曲も収録されているからなのか、秋冬のアルバムのイメージが強い。

80年代にありがちだった特有のサウンドから別のフォーキーサウンドはこの時代にも心地よく季節の変化を教えてくれています。

アコースティック・ギターを爪弾きながら歌い上げるシンプルさ。

ヴェガの歌声は変化するこの時期の朝にハマります♪

 

 

M2>  Blame It On My Youth  /    ヴィクトリア・トルストイ

 

2001年にリリースされている『Blame It on My Youth』

デビュー時は、ロシアが生んだ文豪、「トルストイの血を引くシンガー」

ということで一世を風靡した彼女。

97年にスカンジナビア発のBlue Note契約女性歌手として注目を集めたトルストイ。

デビュー当時はあまり興味がわかず、綺麗な北欧の方がジャズをなんとなく歌っているのかなぁ…ぐらいだったのですが、今考えればしっかりとチャント聴いておけばよかったと反省中。

今では文頭のエピソードなんてなんのその。

自分の実録だけでその存在感を示しています。

北欧ジャズはこれからの季節にピッタリ。

こんな彼女の歌声をヒンヤリした空気の中で聴いていることを想像してみたら・・・どうですか?

ハマりますでしょ?

スウェーデン・ジャズを引っ張る「ヴィクトリア・トルストイ」

ピアノの旋律の美しさ。

そして彼女のこの歌声。やばい勝手に秋の選曲をしている気がします…反省。

HI!心呼吸 8月24日(金)

M1>  Lady Blue  /    レオン・ラッセル

 

夏の後半に聴きたくなるバラードソングの名曲♪

今週の締めくくりは、ちょっと切なくなる大人のバラードを♪

アメリカのシンガー・ソング・ライター『レオン・ラッセル』

このメロディが1975年に完成していたなんて・・・。

『Will O’ the Wisp』(ウィル・オ・ザ・ウィスプ)「鬼火」。

アメリカ南部の土臭さ、乾き、音楽性を保ちながら、

シンセなどの楽器類や、日本の尺八や三味線まで多彩に使って製作された

音楽世界を披露する名盤です。

アルバムに収録されている「Bluebird」などは、

ピアノがリードするオシャレなAORチックな名曲です。しかし、レオン・ラっセルの歌は簡単にただのAORで片付けられないんです。それは歌声のブルージーな感じ。

ソウルフルな感性。

この方の音楽を一言で説明なんて無理。

このラストに収録されている『Lady Blue』なんてバラードだけじゃないもの。

ソウルであり、ジャジーであり、ブルースでもあり。

この曲がアルバムを締めくくる・・・素敵すぎません?

 

 

M2>   トラブル・マインド  /    ワークシャイ

 

ではこの曲で「海」にでも気持ちだけでも連れて行きましょう♪

1992年の作品「OCEAN」

アーティストは90年代個人的にボコハマりした『ワークシャイ』

この「オーシャン」は2枚目の作品です。

クセがなく上品♪

サラッと聞けてしまう気持ちよさ。

サラッとし過ぎているという感もありますが・・・。

デビュー作よりも少し個性を抑え気味な印象を持ちますが、夏の後半にはこのテイストがしっくりきます。

ソフトで爽やか。洗練された広がりあるアレンジ。

その当時(1992年)には真新しくてオシャレで、グローバルなサウンド♪

美メロにメロメロです♪

そんなアルバムから「トラブル・マインド」

聞き流せる極上のボッサポップという感じでしょうか。

ちょっと控え目なボーカルがバランスが抜群です♪

この絶妙なバランスこそ「ワークシャイ」の魅力なのだと思うのです♪

HI!心呼吸 8月23日(木)

M1>   Only Your Heart  /   Keedy (キーディ)

 

今日は90年代にキラリと光ったそんな彼女の歌声をどうぞ♪

1991年にリリースされている『Chase the Clouds』

爽やかな歌声を持つシンガー・ソング・ライター

『Keedy』の唯一のアルバム。

90年代らしい懐かしい打ち込みサウンドが中心ですが、

バラード、ロック調、R&Bのアレンジまで幅広く聞かせてくれます。

情熱的に歌い上げる歌唱ではないし、特別チカラ強い歌唱でもない。

しかし、この唯一のアルバムが忘れられないんですよね。

そんな懐かしい1枚からアルバムの中盤に収録されている

「Only Your Heart」を♪

ミディアムテンポのベースに爽やかな疾走感のあるメロディ。

そこにサラリとマッチングするKeedyの歌声♪

それは僕の耳の記憶がまた聞かせろと要求してくる声質。

シンプルに爽やかな空気を運んでくれるスマートさ。

さぁ、夏の後半に「愛を追いかけて」(邦題)をじっくりと♪

 

 

M2>   What Ever Happened To Our Love /  フィリス・ハイマン

 

思い出深い歌声をもう1曲♪

こちらは情熱的に、パワフルに歌い上げる歌唱が忘れられません♪

「フィリス・ハイマン」

こちらもKeedyのアルバムと奇しくも1991年の作品

『Prime of My Life』

このアルバムは彼女の生前ラストの1枚になりました。

もともと女優としてブロードウェイの舞台や映画などにも作品を残した美貌の持ち主。

ちなみに身長が185.5㎝もあったらしいです。

1995年にこの世を去ってから、ますます彼女の才能に評価が高まって。

なんだか皮肉なもんです。

このアルバムにはR&BチャートNO.1ヒットとなった「Don’t Wanna Change the World」も収録されていますが、アマノジャクな僕はこの曲を。

アルバムのラストを飾るバラードです♪

What Ever Happened To Our Love・・・。

ラストのアルバムのラスト曲。心して聞きます♪良い曲ですから。

HI!心呼吸 8月22日(水)

M1>    It’s Okay  /   The Next  (ネクスト)

 

正統派なR&Bを聴いてみたくなりませんか?

だんだん季節が変わってきた証拠なのでしょうか?最近コーラスモノが聴きたくなってきました。秋が近いから????

さて今回は「Next]の2002年にリリースされている3枚目の作品

「The Next Episode」

Brown兄弟の3人で’90年代初頭に結成された「ネクスト」。

「ラファエル・ブラウン」、「テリー・ブラウン」 「アーロン・デポンス」の3人が織りなすコーラスワークは格別です。

全体的にミディアムテンポのものが大半を占めるアルバムですが、ネクストらしいダンサブルな曲も収録されていて飽きさせない。

個人的にはスロウのメロディに3人のコーラスがのる「It’s Okay」は車の中でもお世話になった思い出の曲♪

その歌唱力には素晴らしいものがあります。

ストリート的な雰囲気もあるのでhiphopが好きな方にもお薦め♪

そしてやはり正統派なR&Bがお好きな方には間違いなくおススメできる1枚。

コーラスワークって大事で大好き♪コーラスというと・・・↓

 

 

M2>   Garden In The Rain  /   the Sportsmen (スポーツメン)

 

1978年のオムニバスアルバムから♪

美しい心暖まるコーラスは気持ちを落ち着かせる色褪せないハーモニー♪

このハーモニーを聴かせてくれるのはカルテットで結成された

「スポーツメン」

1938年に活動をスタートさせた4人組です。

残っているデータなどを調べると、いままでに数多くの映画音楽

(サウンドトラック)などにハーモニーを届け、

中にはディズニーの作品にも参加しています。

ショートムービーなどにも提供して、映像作品を演出しています。

その実力、人気は本物です。

今でもこのハーモニーを聞くと、一度で聴き終えられない。何度もプレイボタンを押してしまう。今日はそんな彼らの代表的な1曲を

「Garden In The Rain」♪雨ソングですが、優しい雨が想像できます。

最近では「ダイアナ・クラール」がカヴァーしていたり。

いまだに人気の名曲をしっとりと♪

HI!心呼吸 8月21日(火)

M1>   レイト・イン・ザ・デイ /   ヒュー&クライ

 

アルバムのラストの曲ってなんでこんなに耳に残るんでしょう。

そんな2曲を今日はお送りします。

スコットランド・グラスゴー出身の兄弟デュオ『ヒュー&クライ』

GregoryとPatrickの兄弟によるデュオ。

ジャズ色が濃いサウンドが僕はお気に入りの2人。

当時のブルー・アイド・ソウルを引っ張ったデュオです。

1986年にデビューしたそんな2人の4作目。

1991年リリースされた『スターズ・クラッシュ・ダウン』

ヒットしたアルバムからこの曲を。

だいぶ懐かしいアルバムからですが、ヴォーカルの声質や

大人っぽさを意識したモダン・ポップ。

どこか落ち着いたサウンドはもしかしたら、NYから地元グラスゴーへフォーカスする場を変えて、地に足をつけたしっかりしたサウンドだからかんじるのかも。

この時代の2人のサウンドがイキイキしていて美しい♪

アルバムラストはこの曲「レイト・イン・ザ・デイ」で締めくくられます。良い作品♪

 

 

M2>   ザッツ・ホェン・ユール・ノウ  /   パフ・ジョンソン

 

1996年のデビューが懐かしい♪

ポスト「マライアキャリー」ということで大物のプロデューサー陣がバックアップした作品「ミラクル」で鮮烈なデビューを飾った彼女。

そんな彼女の悲しいニュースが飛び込んできたのが2013年の僕の誕生日。

40才という若さでこの世を去ったというニュースを聴いて愕然とした。

もうあの声が聴けない・・・早すぎる。

何と言っても彼女の魅力は「耳に残る存在感のある声」とその「歌唱力」

それは一度聴いたら分かる事実。

ビッグヒットになんで繋がらなかったのか・・・。

不思議だなぁ。

ナラダ・マイケル・ウォルデン,ウォルター・アファナシエフなど売れっ子プロデューサーを集めて作りあげた作品はこの時代にも響きます。

歌姫の初々しい歌声は伸びやかで自身にみなぎるエネルギーも持っていて、

聴きやすい本物を楽しめます。

本物を聴きたくなったらこの声を。アルバムのラストに収録されている

「ザッツ・ホェン・ユール・ノウ」大事な1曲。

HI!心呼吸 8月20日(月)

M1>     Old Hoagy   /    ベン・シドラン

 

今週は夏の後半をイメージ。

時間をゆったりと演出するアーティストを選曲です♪

まずは1991年にリリースされた作品「Heat Wave」から。

アーティストは「ベン・シドラン」です。

実はもともとこのアルバムは85年に発表されたまま廃盤になっていたソロアルバム

「オン・ザ・クール・サイド」のリマスター盤なんですね。

このシドランさんが音楽シーンに登場したのは意外にもジャズのレーベルから。

それはスティーブ・ミラー、ボズ・スキャッグスと共にバンドを結成していたところがスタート!なんですね。

ちなみにこのアルバムにはスティーブ・ミラーが参加しています♪

アルバムはというと、日本人を皮肉ったオープニングのミツビシ・ボーイから始まって、インパクト大、ですが全体にアンニュイな雰囲気は適度なジャズニュアンスを感じます。ダンディな曲もあれば、なんとも幅広い楽曲。捉えどころのない不思議な魅力がある。そこがまた癖になる。この「Old Hoagy」はアダルティな空気を感じる名曲だと思う。

少し秋を感じる朝晩、彼の声が恋しくなります♪良い脱力感がすきです♪ダラ~♪

 

 

M2>  ポルカ ドッツ アンド ムーンビームス /  クレモンティーヌ

 

「ベン・シドラン」の才能が発揮された1枚をどうぞ♪

1997年にリリースされた「クレモンティーヌ」のアルバム「ソリータ」から。

ちなみにソリータは娘さんの名前だったような♪

「ベン・シドラン」とのコラボレーションものです。

2人ともウイスパー・ヴォイスが特徴ですが、そんな2人のデュエットもいくつかあるところがこのアルバムの見せ場♪

それぞれの実力がこのアルバムで融合です♪

洗練されたサウンドに+ジャズ+自由みたいな。

答えはこんな感じになりますよね。

今までのクレモンティーヌのイメージをいい意味で壊すアルバムにアレンジしたベンの才能も素晴らしい。

「ポルカ ドッツ アンド ムーンビームス」も2人のハーモニーが聞ける秀作♪

爽やかさと同時にほどよい切なさみたいなものも感じるアルバム。

スムーズジャズサウンドと彼らの声を堪能してください♪ウィスパー♪

 

HI!心呼吸 8月17日(金)

M1>  ミート・ミー・ハーフウェイ  /   ザ・ドゥーリーズ

 

今週の締めくくりはこんな声で涼しく?懐かしくなってください♪

「小学生、中学生の時に初めて買ったレコードがこのグループでした!」

なんて先輩方も多いかも。

1970年に結成されたUKの8人組ガールズ・グループ『ザ・ドゥーリーズ』

僕は正直、数曲しか知らなかったグループ。

例えば「ウォンテッド」「ストーン・ウォール」などは知っていましたが、

他の曲は初めて聞く曲も沢山!ただ日本でヒットしたグループという事が聞くと理解できます。だって良い曲が多いんだもん!

2005年にリリースされた

『The Dooleys シングル・コレクション』

日本の企画盤のリマスター・ベスト・アルバムです。

22曲収録されています。

日本では「ノーランズ」と並んで80年代初期のポップグループとして大きな人気を集めたグループ。

この時代に改めてこのフレーズとメロディは新鮮♪

「ミート・ミー・ハーフウェイ」なんて名曲だと思う。

涼し気なサウンドに美しい歌声がクールダウンさせてくれます♪

 

 

M2> Leave My Girl Alone /  スティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブル

 

今週の締めくくりは・・・あれだけ涼し気な歌声で選曲をと言っていたのに・・・。

でもこの曲で締めくくらせてください。

「スティーヴィー・レイ・ヴォーン」

昨日、ブルース・ロック・バンド「ファビュラス・サンダーバ-ズ」をおかけしましたが、

メンバーの「ジミー・ヴォーン」は彼の実の兄さん。

お兄ちゃんをかけたので、弟さんもかけたい!

 

「スティーヴィー・レイ・ヴォーン」のスタジオ5作目。

1989年にリリースされた『In Step』

この作品が残念ながら遺作になってしまいましたが、その渋さ・・・最高です。

極太のストラトサウンドがガンガンです。

しかし、この「Leave My Girl Alone」なんてホワイトブルースを存分に味わえます。

ヘヴィな曲もカッコいいですが、こんなブルースは自分のリズムをスロウにしてくれる気がして。

ブルースロック系が好きな方。どうですか?真夏に80年代のブルースにタイムスリップして楽しんでみるのは?え?暑苦しい?・・・すんません。

HI!心呼吸 8月16日(木)

M1>  スティル・ビューティフル /   クリス・レア

 

夏も真っ盛り♪夏ソングをかけよう!と思っていてもいつの間にか夏は過ぎてしまうモノ。だったら早めに好きな曲をかけさせて頂こう♪

2000年にリリースされている「クリス・レア」の傑作♪

ご存知名曲「オン・ザ・ビーチ」の〈続編〉みたいな素晴らしさです。

もっとこんな曲が夏のラジオで流れるべき!

AORがお好きな方には間違いなく響くであろう曲がズラリ。

クリス・レアの通算20枚目のアルバム

『キング・オブ・ザ・ビーチ』

どこか懐かしいメロディにかなりのスモーキーヴォイス。

この夏もお世話になっています、この作品には♪

クリス・レアの音楽はそれぞれのシーズンに聴きたくなるような不思議な魅力がある。

この作品はまさに夏のシーズンピッタリ♪

まるで夏のお手本みたいなサウンドを丁寧に緻密に届けてくれます。

じっくりと練り上げた最高の音をこだわり抜いた。

そんなメモリアル的な意欲も感じられるんです。

大人の本気は怖くて、カッコイイ♪この色気は・・・ずるい。

 

 

M2>  メモリー・フロム・ヘル  /   ファビュラス・サンダーバーズ

 

「クリス・レア」のスモーキーな色気に対抗するアーティストを探していると、

こんな渋いバンドしかでてこない・・・w

ハーピストの「キム・ウィルソン」とギタリスト「ジミー・ヴォーン」によって結成された、テキサスのブルース・ロック・バンド

『ファビュラス・サンダーバーズ』

ブルース・ロックがお気に入りの方は「キム・ウィルソン」このヴォーカルとブルース・ハープもビンビン効果的に響いてくるのでおススメ。

1995年にリリースされている

『ロール・オブ・ザ・ダイス』

この作品は全体的に静かめ。

他のアルバムに比べると落ち着いた印象を持ちます。

その大人ブルースを色気たっぷりに聞かせてくれるキムの渋いヴォーカルと、

ジミーの泣きのギターは暑い夏をもっと熱くしてくれる感じ。

こちらのバンドも「実力」をちょっとだけ出すと、こんな味わいを出してくる。

はじけるような、アップな曲は少なめですが、ジックリとブルースを楽しみたい方にはこの作品で味わって頂きたい♪

HI!心呼吸 8月15日(水)

M1>   HOME  /    小曽根真

 

今日はJAZZでゆっくり致しましょう♪

日本を代表するジャズ・ピアニスト「小曽根真」さんの美しいアルバムから♪

1997年スタジオ録音アルバムとしてリリースされたトリオのデビュー作品。

「THE TRIO」

ベース「北川潔」さん、ドラムス「クラレンス・ペン」さんとの相性バツグンです♪

日本人らしいカチッとした演奏はまさにジェントルマン。

スマートに爽やかにトリオの魅力を存分に表現してくれるメロディーラインは非常に美しい。

馴染みやすい旋律は落ち着きます。

昼間よりも夜にしっとりというのも合います♪

バラード曲も小曽根さんのセンスが感じられる曲に感動します。

そんな「小曽根真 THE TRIO」が10年ぶりに集結し再始動というニュースが飛び込んだのはちょうど1年前。オリジナルアルバムとして12年ぶりとなる『ディメンションズ』がリリースになっています。

この時代のモノも良いんですよね。最新作も良いんだけど。まぁ両方ね♪

 

 

 

M2>  オフ・マイナー  /   バド・パウエル・トリオ

 

トリオ繋がりです♪

歴史的な傑作作品からお送りいたします。

1957年にリリースされている作品。

「Bud Powell Trio」(バド・パウエルの芸術)

「バド・パウエル」の‟モダン・ピアノのバイブル”と言われるほどの1枚。

そのトリオならではの張りつめた緊迫感。

聴いていてもヒリヒリする感じ。

でも楽し気にスウィングする一体感。

モダン・ジャズ・ピアノのトビラを開いたまさに歴史的な傑作です。

気づくと生活の中でながれるメロディはとても自然。

そんなメロディはバド・パウエルのトリオの演奏が似合います。

アップな激しいモノよりもしっとりとした曲を聴いていたい気もします。

今日はこの作品から「オフ・マイナー」

リズム強めなサウンドにバドのピアノソロが優雅に流れます。

サマー・ジャズ♪お酒を飲みたくなっちゃいますね・・・w

HI!心呼吸 8月14日(火)

M1>  THERE’S A REWARD FOR ME  /   フレディ・マクレガー

 

2008年にリリースされたオムニバスアルバム

「COLORS PURPLE」

ジャケのシンプルなデザインも気になるでしょ?

「ナチュラル」&「オーガニック」をキーワードにしたコンピレーション・アルバムです。

それもレゲエです。

名曲、佳曲を選曲していてレゲエに詳しくない方でも気持ちよく聞けてしまうそんな1枚。そんなアルバムから今日はこんなラヴァーズ・レゲエはいかがでしょうか?

ジャマイカ、クラレンドン教区で生まれたレゲエ・シンガー。

ボブ・マーリー、アルトン・エリスなどの大御所に囲まれて育ったジャマイカ・レゲエ界のレジェンド「フレディ・マクレガー」

彼がレゲエの名曲、元々は『ジョー・ヒッグス』が歌った哀愁の叫び♪

「THERE’S A REWARD FOR ME」を見事いカヴァー♪

その音源が選曲されています♪大人の深み。

くどくないリズム、胸を打つ歌声。

味わうレゲエというものはこんな1曲なのかも♪

レゲエのシーズン♪どうぞ味わいながら♪

 

 

 

M2>  Looking Back  /   ルース・ブラウン

 

1969年にリリースされたアルバム

「BLACK IS BROWN AND BROWN IS BEAUTIFUL」

さぁ、このパワフルなヴォイス。

ダイナミックな唄い方。

R&Bからジャズまで席巻したスター・シンガー『ルース・ブラウン』の作品です。

この方の歌声は日本では過小評価されてしまっている気がしますが、

本国アメリカでは絶大な人気を博します。

1960年代、ジャズとR&Bを結ぶシンガーとして注目されたルース・ブラウン。

今日は彼女の作品の中でも傑作として名高いこのアルバムからこんな1曲を♪

「Looking Back」♪

ブルース・フィーリングたっぷりで聞かせてくれるこの曲。

ビートルズのカヴァーや、意外な曲のカヴァーも披露してくれています。

バックで演奏を固める「エリック・ゲイル」、「デビット・スピノザ」の演奏が最高♪

スピノザのギターも聴き応えバッチリです♪