Hi!心呼吸 10月21日(金)

M1>  ザ・ニアネス・オブ・ユー feat.小沼ようすけ /    リュウ・ミホ

 

2016年7・27『Call me』

約3年振りの新作。

 

この美しい歌声・・・はい。

何も言わずに癒されて下さい。

出会えて嬉しい気持ちになれる声。

以前もこのコーナーでご紹介したアーティスト「リュウ・ミホ」

 

今回の作品は、一段とセクシーさと、コケティッシュさを併せ持った実力を見せてくれる1枚。

程よくハスキーなウィスパー・ヴォイスは今回も彼女の存在感を表現する最大の武器だと思います。

まだリリースされたばかりのこのアルバムをこの秋にはそばに置いておいた方がいいでしょう。

 

ギターと共にボサノヴァの風を運ぶ「The nearness of you」

ギターには「小沼ようすけ」さんが参加。

今までにない爽やかな名曲が誕生しています。

良いわぁ・・いいわぁ・・・いいわぁ・・・。

 

M2>  ライク・ア・ロック  /   テラ・ノヴァ

 

オランダのロックバンド「テラ・ノヴァ」

ボーカルの「フレッド・ヘンドリクス」

キーボードの「ロン・ヘンドリクス」を中心とする1992年に結成されたバンド。

 

デビュー当時から言えることは爽快で疾走感のあるメロディと曲。

アメリカやイギリスのバンドとは異なる、爽快さは何を持って思うんだろう。

 

西海岸のような爽やかさもあるけど、UKロックの洗練さも感じる。

どうしてもロックは土臭くて・・・乾いていて・・・暑苦しくて・・・。

 

そんなイメージがあるロックも好きだけど、このうっすらと湿度も感じる穏やかな風を感じてしまう「テラ・ノヴァ」のサウンドはちょうど良い。

そうバランスもちょうど良いんだ。

 

普段、あまりロックを聴かない方には聴き易いはず。

 

「テラ・ノヴァといえばバラード」と思う方が多いバンド。

彼らのほとんどのアルバムにはバラードも収録されています。

ましも、気に入ったなら、初期のアルバムから聞きなおしてみても面白いかも。

秋って良い曲が似合う季節。ライク・ア・ロックだわ!

Hi!心呼吸 10月20日(木)

M1> シングス・アー・チェンジン (ライヴ/ソロ・アコースティック) /  ゲイリー・クラーク・ジュニア

 

2013年にこのアルバムでデビューを飾った「ゲイリー・クラーク・ジュニア」

ブルース・ロックの新星として世界で注目を集めたアーティストです。

「クラプトンの弟子」

その触れ込みでも気になっていたアーティストですが、

実際にクラプトンも惚れ込んだその才能は間違いないわけで。

このライトなブルース・ロックのメロディは新たなブルースの形を証明してくれました。

 

アルバム「ブラック・アンド・ブルー」

日本盤に収録された(ライブ・ソロ)バージョン。

オリジナルの曲とは違い、彼の温度を感じることができるので、個人的には大好き。

まさに「ブルース・ロックのニュー・ヒーロー」と言った存在感は何度でも聴ける大物ぶり。

 

「今誰がヤバいかって?そりゃ、ゲイリー・クラーク・ジュニアよ!

だって彼って、とってもスペシャルだから」―アリシア・キーズ談。

アリシアも絶賛した彼の才能をご堪能下さい。

 

この曲だけでも十分に堪能できるはず。

70年代、80年代初期の風味を漂わせる若きスーパーギタリスト。

 

カッコよすぎるぜ・・・。この才能・・・少しだけ欲しいw

 

M2>  ALL I WANT  /  KAORI MIYOSHI (三善香里)

 

群馬県出身ジャズ・シンガー。

都内を中心に、ジャズシーンで活動するシンガー・インストラクター「三善香里」さん。

群馬県出身と言うだけでも親近感が沸きます。

歯科衛生士国家資格を持ち約6年の臨床キャリアを持つという三善さん。

通勤途中にストリートライブで出会ったJAZZ

そのキッカケから歌手の道へ進んだという彼女の歌声は風格を感じます。

もっと上を目指し、ジャズの名門ボストンのバークリー音楽大学の

スカラーシップ・オーディションを受け合格、同校へ約2年間留学、

 

帰国後は都内のジャズクラブなどで本格的にプロのシンガーとしての活動を開始。

現在、地元である群馬県草津温泉を盛り上げる為ジャズイベントの企画総指揮、銀座を中心にレストランでのライブパフォーマンスなどを精力的に行っていらっしゃいます。

今年の「草津温泉ジャズフェスティバル」の主催もつとめていらっしゃいました。

2015年6.10

スタンダードナンバー、映画音楽を中心にライブ音源も収録したセカンドアルバム「Vividly」

このアルバムのラストにクレジットされている1970年のジョニ・ミッチェルのカヴァー。

「ALL I WANT」をどうぞ。

ソフトでアダルティな彼女の歌声。

群馬の自然の中で培われた歌声、この秋にオススメです。

 

Hi!心呼吸 10月19日(水)

M1>  ホエンネヴァー・ユー・セイ  /  ハイ・ファイブ

 

ハイ・ファイブは、

「ニュー・エディション」の大ヒットに続き、いわゆるキッズ・コーラス・グループが流行していた90年代はじめに活躍した5人組みグループ。

メインボーカルのトニー・トンプソンを筆頭に、

ロデリック・クラーク、ラッセル・ニール、マーカス・サンダース、トライアノ・イーズリーがオリジナルメンバー。

 

1997年のハイ・ファイブの「グレイテスト・ヒッツ」にももちろん収録されているのは

92年にリリースのされたシングル「プレイング・ハード・トゥ・ゲット」の

カップリング「ホエンネヴァー・ユー・セイ」♪

 

ニュージャック・スウィングのメロディに乗せて、彼らの歌声は懐かしさを感じますが、青春の香りを感じます。

高校生時代の淡い思い出は、こんな音の中でキラキラしていたのか・・・。

2日間だけでいいから戻りたい・・・w

 

コテコテのビートはなく耳にも心地いいビートはやはり好きだなぁ。

彼らの歌声も綺麗なコーラスワークを見せます。

この類の曲たちとドライブに・・・今だからオシャレじゃない???

 

M2> キャラヴァン・オブ・ラヴ  /  ラス・フリーマン & リッピントンズ

 

「ザ・リッピントンズ」 (The Rippingtons (Featuring Russ Freeman)  は、

ギタリストの『ラス・フリーマン』によって1986年に結成された

スムーズ・ジャズ、フュージョングループ。

 

1986年発表のアルバム「Moonlighting」でデビューを飾る大御所。

ちなみにこのアルバムにはサックス奏者の「ケニーG」や、ピアニストの「デイビッド・ベノワ」が共演しているんです。

彼らの才能をいち早く気付いていた「ラス・フリーマン」

彼らのアルバムには他にもビッグミュージシャンが数多く参加していることでも有名。

 

さて今回は1995年にリリースされた「ブレイヴ・ニュー・ワールド」

あいかわらずノリのよいサウンドが展開されます。

アレンジに時間をかけ、丁寧に仕上げられたグルーヴィン。

心地良いに決まっている。

インストの曲と、この「キャラヴァン・オブ・ラヴ」のような歌モノのバランスも考えられていて緻密な印象。

完成度の高い音楽という音楽に威圧感も感じます。

 

本物のインストのパワーも感じれる♪心して聞きましょう♪

Hi!心呼吸 10月18日(火)

 

M1>  オー・キャロライン  /  マッチング・モウル

 

イギリスのジャズロックバンド『マッチング・モウル』の1stアルバム『そっくりモグラ』から。1972の作品です。

 

SOFT MACHINEを脱退したロバート・ワイアットが元キャラバンのデイヴ・シンクレア

元デリヴァリーのフィル・ミラーらと結成したバンド。

サウンドはしっとりと自分たちの世界に誘うかのような美しいメロディが流れ、

ワイアットの優しい歌声がしっとりと聞かせてくれます。

この独特の景色。叙情感。

繊細な感性も手伝って届く哀愁的なもの。

 

ゲストでジャズ系のキーボード奏者のデイヴ・マックレエが参加していることも大きく影響しているかもしれません。

この後の作品はシリアスな世界になっていきますが、初期のSOFT MACHINEの要素も待った代表的な作品だ。

 

収録曲のほとんどは緩やかなインストによるジャズ・ロックですが、

この代表曲『オー・キャロライン』を聞いてピンと来たら、このアルバムをじっくり聴いてみると新たな音楽世界が広がるかもしれない。

 

秋の公園、落ち葉、紅葉、どんぐり、風、似合うなぁ。ワイアットの声は・・・。

 

M2>  ジェイルセル・マインド  /   Hayley Sales  (ヘイリー・セールズ )

 

デビュー当時、カナダバンクーバー島を拠点に活動していた彼女。

デビュー時は22歳のシンガー・ソング・ライター。

現在は20代後半かな?

さらさらとした美しい透明感。そしてサーフ・ライフを楽しむ本物のサーファー。

 

豊かな時間と自然を相手にしている彼女の音楽は幸せな空気に満ちています。

アコースティック・ギターで聞かせる癒しヴォイス。

2009年にリリースされたメジャーデビューアルバム『Sunseed』オープニングを飾るこの曲。

「ジェイルセル・マインド」♪

柔らかで、ハッピーオーラが纏うイントロから、彼女のソフトな歌声が流れ出すと、自然にこちらまでハッピーなモードに。

不思議だ。

自然の力を吸収しているからなのか?彼女の歌声には聞くだけでは得られないオーラを感じてしまう。

そういえば、リリース当時の話で、

ブルーベリー農園で暮らし、サーフィンを楽しむことのできる、自然に囲まれた素晴らしい環境で過ごしていたはず。

 

オーガニックだね・・・♪おすそ分け頂きます。

Hi!心呼吸 10月17日(月)

M1>   I Need You    /    アマンダ・ペレス

 

2004年にリリースされたアマンダ・ペレスのアルバム「I Pray」

 

さて1枚羽織るものが恋しい季節。

羽織るように優しい歌声のR&Bソングで温まってみるなんていかがですか?

 

R&Bの世界で頭角を現したのは2003年。

彼女のデビューアルバム「エンジェル」は歌とRAPに富んだインパクト大なアルバム。

プロデュースも曲作りもこなすマルチな才能を披露した彼女。

タイトルのエンジェルもヒットを記録します。

 

そんな彼女の2nd アルバムがこの「I Pray」

この作品で改めて彼女の才能にも出会えた1枚。

僕はこのアルバムで彼女の歌声にロックオンですw

 

トップ・アーティストの仲間入りを果たした彼女の堂々とした歌い姿。

貫禄、自信。

2ndアルバムにした魅力を存分に味わえる1枚。

 

さぁ、ヌクヌクだよ♪

 

M2>   Forever   /    ジョナサン・バトラー

 

1988年にリリースされたジョナサン・バトラーのアルバム「More Than Friends」から。

 

さてジョナサンと言えば、ギタリスト、シンガー。

1961年生まれ、南アフリカ・ケープタウン出身。

アパルトヘイトの環境の下育っていた彼。16人家族。7人兄弟の末っ子。

音楽の巡業をする家族との生活の中で、7歳の時にはステージに上がっていたそうだ。

 

13歳の時にプロデューサーに見出され、レコード会社と契約し、イギリスに。

13歳で見出されるって・・・どんな13歳だったんだろう。

なんだか梅沢 富美男さんみたい。

 

ポップな歌声とサウンドが展開されています。

ソウルフルでいてジャジーで。

後のインストのアルバムの印象は想像もできない88年の作品。

しかし、このアルバムでも彼のギターのサウンドはアルバムのポイントポイントで

証明されています。

彼の初期の歌声と、後期の歌声の違い、サウンドの違いを楽しんでみるのも面白い聴き所。

爽やかなR&Bを聞きたいならばジョナサンは期待に応えてくれます。

本当に秋っぽい選曲になってきた♪

Hi!心呼吸  10月14日(金)

M1>  ギャルソン・ブルーズ /   パトリック・ヌュジェ

 

「パトリック・ヌュジェ」の1995年のアルバム

『デスティナシオン・デジール~欲望の彼方に~』から。

 

パリで生まれたパトリック氏。

4歳の時からクラシックピアノをはじめ、16歳で優秀賞を獲得。

他に、フルート・トランペット・アコーディオンを習得し、自在に演奏。

1988年に来日し、1990年から日本を拠点に音楽活動を始めた彼。

多数のアルバムを今までにリリースしライブやコンサートを日本で行なっているアーティストさんです。

日本とパリを音楽で結ぶ活動も行なっている方でもあります。

 

お洒落でありユニークであり、粋なオシャレなおじ様といった印象ですが、伝統的なフレンチ・サウンドをモダンな雰囲気を振りまいて聞かせるところは日本にはないスマートさ。

 

コテコテのフレンチ・サウンドではないところが聞きやすい。

都会的なところと、自然なものの調和。

その微妙なポイントは日本を理解しているから出せる「技」なのかもしれませんね。

フランスの文化までラフに聞かせてくれる彼の歌声も温かみを感じるので大好き♪

 

歌い方によって違った顔を見せるフレンチ・サウンド・・・洒落てるわ・・・。

 

M2>  青い影(センツァ・ルーチェ)   /  ポール・ポッツ

 

イギリスが生んだ奇跡のテノール「ポール・ポッツ」

携帯電話ショップの店員から世界的歌手となった彼のことをご存知の方も多いことでしょう。

彼の運命を変えるきっかけともなった番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」

番組内で見事な歌声を披露して勝ち進み、YouTubeを通じて世界に配信され、

感動を呼んだ。僕もその模様を観て魅了された一人です・・・。

 

そんな彼の2作目の作品がこのアルバム。

オペラ・クロスオーバーにシフトし、じっくりと聴かせた2009年の『パッシオーネ』

 

収録されている感動してしまった1曲が「青い影」

そうです1967年のプロコル・ハルムの名曲「青い影」の感動的なカバーです。

 

正直BGMには向かないかもしれません・・・

だってゆったりと聴く歌声は耳を奪われ、仕事など何もできなくなってしまうから。

この「声」世界中が涙した。彼のキャラクターもそうですが、この歌声の素晴らしさ、スケールの大きさは桁違い。

さて少しの間・・・お仕事も休んでこの声に集中する時間にしませんか?

もうしちゃおう。声に使う時間なんて素敵でしょ?

 

Hi!心呼吸  10月13日(木)

M1> INTEKAN ODFT VARA S(運命なんてどうにでもなる)/   リサ・エクダール

 

スウェーデン。「ストックホルムの妖精」と呼ばれる「リサ・エクダール」

スウェーデン郊外の町で生まれた彼女は、高校で音楽を学び、ストックホルムに単身で移り音楽活動をスタートさせました。

当時弱冠18歳にしてその実力が認められ、大手レーベルからのオファーを受け、94年にデビューアルバム「Lisa Ekdal」をリリース。

その名を世界にアピールすることになりました。

現在は40代になられてジャズのイメージが強いアーティストさんです。

 

そんな彼女のセカンドアルバムがこの1996年の2ndアルバム

『大地に抱かれて』

スウェーデンの母国語を大切に歌うシンガー・ソングライターである彼女の魅力が存分にあふれた作品。。

1stよりさらにジャズの要素が強く感じられるアコースティックな優しい響きは秋にもピッタリ合います。洗練されたスウェーデンの音楽といった感じ。

彼女の特徴はなんと言ってもその歌い方でしょう。

言葉の意味は判らなくても不思議と心に届く彼女の声と歌い方。

“レイドバック”と呼ばれる、後ろに引っ張られるような余裕を持った独特の歌唱方法だそうだ。

リラックスした時間を彼女の歌が魔法をかけたように流れ始めるはず。

リサの歌声でホッコリ包み込まれて下さいめせ♪

 

M2> ガット・ミー・ア・フィーリング /  ミスティ・オールドランド

 

1994年にリリースされているUKの女性シンガー「ミスティ・オールドランド」の

ソロデビューアルバム『SUPERNATURAL』に収録されたこんな懐かしい1曲を。

 

まずはこのセンスのよさにUKを感じます。

ジャンルも世代も関係なく幅広い人にも愛されるオシャレサウンド。

このアルバム・・・正直この曲「Got me a feeling」に尽きてしまうかもしれません。

このメロディは学生時代を思い出す1曲でもあります。

 

この曲の途中で入ってくるコーラスの声のいいコト・・・このコーラスは「Omar」さんです。聴き所でもありますね♪

 

スタイルが想像できるヴォーカルのミおスティ・オールドランド。

キュートなのにハンサムな男装のミスティさんが鮮烈過ぎて、

そのスタイルが音楽に出ています。

 

基本的にはオシャレなクラブサウンドですが、70年代のソウルやファンクでも通じるサウンドのベースに彼女のクールな歌声がかなりのハイブリッドなイメージを与えてくれます。

ソウルほどくどくなく、ファンクほどアップでもない。

この独特のサウンド世界はこの時代にもない独特の世界。

是非じっくりと味わってくださいませ♪

オサレさんだな・・・この音♪

Hi!心呼吸  10月12日(水)

M1>  Sol De Outono (秋の陽射し)/    ルアル・ナ・ルブレ

 

「ルアル・ナ・ルブレ」は、スペイン北西部、スペイン・ケルトの地として知られるガリシア州を代表する音楽グループ。

 

「luar」とはガリシア語で月の光。

「lubre」とはドルイド僧が呪術を行った魔法の森を意味だそうだ。

スペイン・ガリシア地方出身ケルト系7人組。

 

日本にお披露目された最初のアルバムがこの

1998年にリリースされたアルバム『Plenilunio』(満月)

アルバムに収録された哀愁感じる美しいメロディの1曲。

 

い異国の地に流れる時間と風、温度まで感じることができるなんとも美しい1曲。

インストのトラッドな曲が主の構成ですが、オリジナルの曲も収録されています。

 

ヴォーカルは紅一点のロサさん。

彼女の声も独特で好き。歌はガルシア語で歌われています。

アコースティックギターに絡む、フィドルやアコーディオンのソロ。

ヴァイオリンやブズーキ、フルート、アコーディオンの音色・・・

情景豊かな音楽は人間の体内を流れるものを刺激して

自然と身体が喜ぶようなチカラさえ感じます。

秋の陽射しをこの曲から感じました?

 

M2>  ノー・ニード・トゥ・ビー・アフレイド /  ギャングウェイ

 

1993年にリリースされているギャングウェイのアルバム

『ハッピー・エヴァー・アフター』のオープニングを飾る1曲。

 

デンマーク・コペンハーゲンを拠点に活躍するポップ・デュオ。

世界に向けてリリースされた最初のアルバムがこちら。

レトロなポップさ、透明感を持つメロディ、不思議な魅力を放つ洗練されたサウンド。

今聞いてもオシャレだな・・・。

かなりエヴァーグリーンなサウンドが詰め込まれた1枚はドライブにも最適です。

イメージは秋の紅葉を眺めながらのドライブをイメージして選曲してみました。

 

彼らのサウンドはよく、ギターポップやネオアコのジャンルで取り上げられていましたが、僕はソウルを感じることが多くて、彼らのポップすぎる音は正直苦手でした。

 

しかし、ヴォーカルの「アラン・ジェンセン」の甘い歌声は「声」だけでも世界を作り上げれる魔法の声のようで大好き。

シンプルに聞かせる手際のよいサウンド作りに、彼の声が乗ることで生まれるこの世界。

どうしも異国(別世界)の空気を感じてしまいます。

 

言葉にするのは難しいこのサウンドをどうぞユルリとリラックスしながら聞いてほしい。

さて紅葉を眺めに、ドライブにでも行きましょうか♪

 

 

Hi!心呼吸  10月11日(火)

M1>  愛の日々  /   デビー・ブーン

 

「デビー・ブーン」と言えば、あの「パット・ブーン」の娘さんです。

ブーン4姉妹の三女さん♪

1977年にリリースした 「You Light Up My Life」が10週連続で全米 No.1 を記録して、

いきなりの大ヒットに!

親子で洋楽史に残るヒットを送り込んだことになります。

 

70年代の人気ぶりは凄まじいものがあったそうですが、もちろんリアルタイムでは聴いていない僕・・・しかしこの歌声には惹き付けられます。

今ではあまり語られることが少なくなったジャンル。

もったいない・・・そう思いませんか?

 

当時20代前半だったブーン。かなりの美しさも持ち合わせていたようです。

優しく語りかけるように歌い上げる歌声と歌唱力は母譲りなのかもしれません。

落ち着く安らぎを感じざるを得ません。

 

この温もりを感じながら秋の日差しの中でちょっと一休み。

その時間の流れを想像するだけでもホッとしてしまいます。

肌寒くなってきた時季、1枚セーターを羽織るような歌。

 

FMラジオの電波にもシックリと来るこのメロディとサウンドをどうぞ♪

セーター・・・ニット・・・昨年のやつ入るかな・・・?

 

M2>     Just Missed The Train ( ジャスト・ミスト・ザ・トレイン)

/ ダニエル・ブリズボワ

デレビや演劇の世界では女優としても活動していた経験もある

ニューヨーク出身の女性シンガー・ソングライター「ダニエル・ブリズボワ」

リリース当時は24歳でした。

 

キュートな歌声はとても印象的。

この甘くてアンニュイな曲の雰囲気は彼女しか出せない世界感。

さて彼女の1994年のアルバム「Arrive All Over You」(もし神様が空から落ちてきたら…)

このアルバムに収録されているこの曲。

 

後にトリーネ・レインがカバーし大ヒットを記録したこの曲のオリジナルは彼女です。

(ちなみに97年の「Finders Keepers」にはレインの「Just Missed The Train」が収録されています。僕の青春の曲の1曲だな・・・。良い曲。)

 

このダニエルの歌声は潤っていて彼女のピアノも非常に効果的です。

オリジナルの曲にはそれぞれ個性があって、それぞれの歌の印象が変化する。

繊細で、切なげで・・・。

この時季には妙に合う気がします。

 

この切なさを秋色に混ぜて、少しセンチな気持ちでお楽しみ下さい。

柔らかで、温かくて、アツくて。

この胸に残る感じ・・・どうぞ温まって、いや味わってください♪

 

Hi!心呼吸  10月10日(月) 体育の日

M1>  黄昏  /   押尾コータロー

 

2002年にリリースされた押尾コータローさんのアルバム「STARTING POINT」から。

 

ギターの音色がこんなにも美しく、表情豊かで、感動的で心を動かすもの・・・

教えてくれたようなアルバム。

稲が色づき、空気は秋の香りに包まれ、優しい押尾さんのギターの音色が黄昏を連れてくる。

 

耳にこの曲が到着してから心に着地するまでに一度「心」を通過するんでしょうね。

感情が一度お休みする気がします。

タッピング、オープン・チューニングなどさまざまな奏法を巧みに取り入れた、押尾テクニック。

オリジナル曲から映画音楽、童謡まで幅広いジャンルの曲を1本のギターで再現。

今ではすっかりお馴染みの存在ですが、

このアルバムから歴史が始まりました。

 

ギター1本で弾いているなんて信じられない音世界。

秋の装いに傍に置いておきたいそんな音楽です。

歌詞がないのに歌っているようで、感情が動かされる。

あなたにはどんな詩が聞こえますか?

 

秋って人を詩人にするんでしょうか・・・?笑。

 

M2>  オーリャ・プロ・セウ(空をごらん) /   キャロル・サボヤ

 

「キャロル・サボヤ」は1975年3月10日生まれ。

18歳までの2年半をロサンゼルスで過ごし、セルジオ・メンデスのアルバム

「Brasileiro」(ブラジレイロ)に、17歳にしてコーラスとして3曲参加しています。

高校卒業のタイミングでリオに戻り、ブラジルの音楽大学に進学して、デビューを飾ります。

ちなみにプロデューサーはお父さん。

98年のアルバム「Danca da Voz」を発表。

ブラジルでその年の最も有望な新人に与えられる「シャープ・プライズ」を受賞しています。

 

さて今では「トラディショナルでクラッシーな表現方法を持つヴォーカリスト」として、評価されるアーティスト。

 

その伸びやかで清涼感のあるボイスは、正に現代の宝。

秋に聞くボサノバ。

緩やかに流れる時間を丁寧に演出してくれるようです。まさにリラクゼーションを与えてくれる美しいアルバムです。

このアルバムは日本のプロデュースで作られた、どちらかと言えば日本人向けボサノバ。

通りで聞きやすくて気持ち良いアルバムに仕上がっています♪

 

夏のイメージが強いボサノバですが、自然が似合う音楽。

この秋の始まりにも綺麗に彩ってくれます。

あぁ、気持ちいい♪寝てしまいそう・・・眠気が・・・。