Hi!心呼吸  1月21日(木)

M1>  ブルー・セレナーデ  /  トニー・フラッセラ

 

トランペットの詩人「トニー・フラッセラ」♪

フラッセラはとても自然体のスタイルでペットを操るアーティスト。

 

1955年録音盤のアルバム「トランペットの詩人トニー・フラッセラ」から。

こちらは2012年にCD化されてリリースになっています。

 

キレキレの演奏と言うよりもソフトで優しい自然体の吹き方。

力が抜けて、リラックスできるトランペットの音色。

 

もっとたくさん作品を聴きたくなってしまうんですが、

残された録音音源は非常に少ないようです。

 

彼が亡くなったのは1969年に薬物依存で42歳でなくなってしまっています。

生前に発売された録音はリーダー作品、このアルバム『Tony Fruscella』

そしてStan Getz スタン・ゲッツのアルバム”Stan Getz And The Cool Sounds”

に収録された2曲のみ・・・。

 

マボロシのように演奏し,この数曲で世界に注目された「トランペットの詩人」

詩を読むように囁き、嘆き、思いを込めて吹き込まれるメッセージ。

 

どうぞアナタもこの視の世界にお越しください♪

 

M2>  哀しみのプリズナー /  ザ・サウザー・ヒルマン・フューレイ・バンド

 

1975年にリリースされたの2ndアルバム「トラブル イン パラダイス」から。

 

元々「J.D.サウザー」を売り出す目的で動き出した「ザ・サウザー・ヒルマン・フューレイ・バンド」6人組で動きだグループですが、このアルバムはビッグヒットには結びつかず、解散してしまいます・・・。

実質このアルバムがラストアルバムになってしまいました。

 

リンダ・ロンシュタットもカバーをした名曲。

『哀しみのプリズナー』

この曲は、後々J.Dサウザーがソロになってアルバムの中でも演奏されている代表する1曲。

 

アルバムタイトル曲の「トラブル イン パラダイス」は少しジャズの要素をアレンジされた聴き応えのある曲。この曲もだいすき♪

ピアノとフルートが加えられた中盤はたまりません♪

 

そのほかにもウェストコーストのラインを忠実に演奏した爽快な1曲など。

1枚目のアルバムよりもこのアルバムの方がお気に入り♪

 

このソフトで優しく歌われた名曲は(僕の勝手の想像)ビールを飲みたくなってきてしまう・・・。なぜだろう・・・。僕の行きつけのBarで流れているから?かな?

 

 

Hi!心呼吸  1月20日(水)

M1> Without Your Love  /   マイケル・フランクス

 

1995年にリリースされたマイケル・フランクスのアルバム

「Abandoned Garden」に収録された1曲。

 

マイケル・フランクスはAOR界を代表するヴォーカリストの一人。

囁くような独特なヴォーカルスタイルは唯一無二。

アーバンサウンドは日本でも人気を博し、ボサノヴァのアーティストとしてのイメージを持つ人も多いのかもしれません。

 

ジョビンへのトリビュートがコンセプトですが、サウンドはマイケル節炸裂。

サウンドはストレートなボッサだけではなくアコースティックなアレンジ。

新鮮なボッサといった感じ。

そこにはジョビンへの尊敬と、愛があふれる優しいアレンジです。

こちらのアレンジのほうが好きだっていう方も多い気もします。

真っ直ぐな純粋なボッサではないこの感じが好きな方はお聞きください♪

 

アントニオ・カルロス・ジョビンへの入り口にこのアルバム・・・なんてオシャレなんでしょう。

どうぞ冬に触れるあたたかな音楽でホッコリしてください。

例えるなら・・・暖炉のような歌声の持ち主。

それがマイケル・フランクス♪

 

 

M2>  I Love You Porgy  /  ジュリー・ロンドン

 

僕が今、アナログですぐに欲しい1枚です♪

 

「I Love You Porgy」「I Miss You So」「All The Way」などなどスタンダードの素晴らしい楽曲をジュリーならではの魅力のセクシーボイスで聴かせてくれます。

62年に録音されたアルバム『Love Letters ラブ・レターズ』から。

ジュリー・ロンドンが歌ったこの名曲を♪

 

間違いなく世界一のモテ男。

それがポーギーでしょう!

邦題『愛するポーギー』は1935年オペラ『ポーギーとベス』の挿入歌。

当時の貧しい黒人社会の様子を描いたドラマ。酒場で開かれた賭事でケンカが起こり人が死に、殺した男は逃走する。取り残された、男の愛人。それがベス。誰も関わりを持とうとしない中で彼女の力になってくれたのは、生まれつきの正義漢ポーギー。ポーギーの優しさと明るさに接するうち、やさぐれていたベスもやがて、忘れていた自分らしさを取り戻していく・・・。(内容は解説を引用)

(歌詞)

もしあなたが守ってくださるなら・このままそばに居させてください・

あなたとここでいつまでもいたい・私は愛する人を見つけたのだから・・・。

 

もうすぐバレンタイン。

こんな曲とともに大胆に思いを伝えてみては?????

Hi!心呼吸  1月19日(火)

M1>   EAO    /   マウシャ・アドネット

 

1996年発表の『SMAPPIES』に続く第2弾アルバムがこの「SMAPPIESⅡ」

このアルバムの特徴はケニー・ギャレット他、ジャズ・フュージョン系ミュージシャンが参加。

SMAPに書いた曲をジャズ・アレンジで再現、プレイしているアーティストの豪華さはこのアルバムでも前回と同様です♪

オマー・ハキム、ウィル・リー、ケニー・ギャレット、マンハッタン・トランスファー、ビル・エヴァンス・・・

え?なんでこんな豪華なメンツが揃っているの?と驚きます。

 

中でもあのテナーマン“マイケル・ブレッカー”も一曲に参加していたりと、

変な先入観を持って聴くと損をします。

 

ジャズをあまり聴いたことがないなんて方にはピッタリだと。

だってSMAPの曲をジャズ・アレンジしていることでも馴染めるはず。

さてその曲の中でもお送りした7曲目にクレジットされている「EAO」。

トニーニョ・オルタのギターとボーカルに尽きます。

そして、スティーブ・ガットが参加していることにも驚きます

なんにせよこの豪華なメンバーで奏でられる「SMAP」というスーパーグループの凄さにも

改めて触れるのです。

 

キャッチーで分厚い音楽に触れてみてください♪

 

M2> ボーンズ・アンド・ア・ネーム  /   ニーナ・ゴードン

 

ニーナ・ゴードンは1994年にロックバンド「ヴェルーカ・ソルト」のメンバーとしてデビューを飾り、1998年の脱退後はソロのシンガーソングライターとして活動をスタート。

 

そんな彼女の2006年のソロ2ndアルバム[ ブリーディング・ハート・グラフィティ] から。

前作「Tonight and the Rest of My Life」から6年の時間を置いてリリースされた作品です。

本当は2004年にアルバムを完成させていたのにお蔵入りになってしまい、また1から作り直したという裏話も・・・。

 

さてこの作品の素晴らしさは渋めに仕上げられた70年代の空気を纏った曲たち。

全体的にまとまりがあり、細かく作り込まれた繊細さも感じます。

彼女の職人気質が前面に現れた1枚。

 

1曲1曲が非常に丁寧に仕上げられていて聴いていて雑さが感じない。

だから安心して耳に吸い込めれる。

「ヴェルーカ・ソルト」の姿は全く感じ取れません。

 

アルバムには14曲が収録されていますが、それぞれにこだわりが見えるというか、

微妙な感情の変化や、思いが表現されます。

どの曲がアナタにはまるのか?

あなたも見つけてみてください。

大人のポップを♪

 

Hi!心呼吸  1月18日(月)

M1>  アイ・ユーズ・ハー  /  トニー・コジネク

 

カナダ本国でもほとんど忘れ去られているかもしれない素晴らしいSSW(シンガーソングライター)「トニー・コジネク」

 

70年にリリースされたコジネクの2作目「BAD GIRL SONGS」から。

日常の断片を切り取った歌詞の内容とサウンドはかなり先進的な作りだったことが伺えます。

私的な詩を歌うことで生身のコジネクを感じることができる作品です。

70年にこの雰囲気を展開するメロディの美しさ。

情景を上手に表現するように目に浮かんでくる絵画的な作品が並びます。

カナダの美しい自然や曇った空など・・・。

まさに冬にピッタリのアルバムだと思う。

 

今聞いてもポップで軽くてソフトな完成度です♪

 

ピーター・アッシャーとの出会いで作品の方向性が確立したコジネク。

彼の歌を前面に打ち出したイキイキしたこのアルバムは名盤。

その名盤を紙ジャケで発売されたのは2005年のこと。

今だからこそ、この季節だからこそお聞きになってもらいたい♪

 

冷たい空気を吸い込むように、耳にこのメロディを流し込めば70年に吹いていたカナダの風を感じられるかもしれません♪

 

M2>  アンブロージア  /   ボブ・ジェームス

 

1996年にリリースされたピアニスト、ボブ・ジェームスのアルバム「Straight Up」から。

 

どうしてもこのメロディをお送りしたくて・・・。

綺麗なジェームスのピアノの旋律も際立たせながら展開していく1曲。

 

「シンプルなピアノで始まる序盤は物語のシノプシス。

穏やかに物語は進みながら、色んな出会いや発見を繰り返す。

そこでの成長、葛藤、それを乗り越えた自身と安堵感に満ちていく・・・」

 

勝手にそんな物語を作りたくなるメロディに込められた情景美。

その情景を想像しながら好きに色を乗せていく作業。

雪の白でも似合いますが、緑の中でもシックリときます。

 

そんな頭の中で聴くことができる曲なのです。

 

かつてはフュージョン界の帝王という異名を付けられたボブ・ジェームス。

フュージョンの色を無くして、このアルバムではトリオでモダン・ジャズを披露。

この軽いタッチのピアノは心地いい。

アナタはどんな物語を想像します?

 

どうぞ「美味」な音を召し上がれ♪

Hi!心呼吸 1月15日(金)

M1>  SURELY GOD IS ABLE(シュアリ・ゴッド・イズ・エイブル)   /   シェリー・マギー

昨年の年末から耳する機会が多かったゴスペル。

ただそれはクリスマスだからとか、そんなのではなく、ただ耳にしたいと欲していた音。

ゴスペルに詳しいわけでもないし、ただ嫌いではなく、好きである。

 

どうして好きなのか・・・。一度生で聴いた衝撃が残っているのかもしれません。

僕は仏教徒であるし、クリスチャンでもないのに感動した。

 

さてゴスペルの歴史のなかで、ずっと愛され歌い続けられてきている、 これぞ”ゴスペルスタンダード”っていうラインアップを NEW YORK/NEW JERSEYのプロデューサー、ミュージシャン、クワイアの全面協力によってレコーディングされた魂の音源。

今まで教会などにも入ったことがない方にも伝わり易いように歌詞に対訳を付けてあるアルバムです。

 

爆発的な強さ、表現、スピリットを純粋に受け取るだけでも新たな音楽の扉を開くことになるかもしれません。

 

それほどゴスペルに込められたメッセージは深い。

そこからもらえるモノ・・・。

ひとつの音楽として聴いてみるとポジティブで自由で素晴らしい世界が広がっているものです。さぁ、新たな音楽の扉を開いてみましょうか!

 

M2>  It’s The Same(イッツ・ザ・セイム)  /   J.D サウザー

 

昨年2015年には来日をはたしていたJ.Dサウザー。

現在70歳でいらっしゃいます♪

一度でいいからライブを観てみたい・・・。

 

1972年発表の1st「John David Souther」

70年代の西海岸系のシンガーソングライターとしてではなく、イーグルスの数々の楽曲をメンバーと共作している裏イーグルス(笑)

「ニュー・キッド・イン・タウン」など多数を生み出したひと・・・。

 

そんな彼のソロ・デビュー作がこの名盤、

ウェスト・コース・サウンドを牽引した黄金時代。

ヒットソングに恵まれた後々のアルバムに比べるとすこし地味に聞こえるが、なんのなんの!このシンプルなリズムと柔らかい声は今聞いても美しい。

また聴きたくなる、そんなアルバム。

いつだって似合ってしまう。

どのシーズンにだって似合ってしまう。

 

どの曲も愛すべき曲ばかりだけど、今日はこの曲を。

7曲目に収録されたピアノと邪魔しないギターの響きにファルセットが印象的なヴォーカルが見事にマッチしている。

この美しいメロディで週末に突入です~♪

Hi!心呼吸 1月14日(木)

M1>   エニシング・ユー・ウォント  /     ワークシャイ

 

イギリスのバンド「ワークシャイ」

体がワークシャイの音楽を求める時ってあるんです。

こんなにナチュラルで、リラックスできるような音楽になかなか出会えない。

自分だけで楽しみたくなるような独り占めしたい音楽。

リセットしてくれる音楽とでも言うんでしょうか?

 

2000年にリリースされたアルバム「Clear」から。

このアルバムは冬には似合わないのかもしれませんが、耳に心地よくて冬の空にも良く似合う気がします。静かな部屋でジックリ・・・というよりも街の雑踏や、誰かと談笑している後ろ。そんな風景に音がマッチしてくれます。

聴いていると懐かしい友人、思い出の場所に訪れたくなってくる。

少しノスタルジックなものを感じて心が洗われて行くようです。

 

クリスタ・ジョーンズの女性ボーカルは自然な歌声。

歌っています!という主張するのではなく、さらりと甘い歌声は耳元で囁くようで、大人の女性力に溢れています。

メロディも軽快でくどくない、流れるように美しいサウンド。

生活の中、何か作業しながら聞いていても不快に思うことはまずないでしょう。

 

あなたの生活にリズムを与えてくれる大人のサウンド。

この音楽は僕の生活には必要です♪

 

M2>   ダーリン・プリティ  /   マーク・ノップラー (Mark Knopfler)

 

1949年生まれ。77年にイギリスで“ダイアー・ストレイツ”を結成。

学生時代聞きまくったバンドのひとつですが・・・(俺いくつなんだ?w)

世界を席巻したダイアー・ストレイツの中心人物、マーク・ノップラーのソロ・アルバム

96年の『ゴールデン・ハート」から。

 

このアルバムの特徴は、ノップラーの初のソロアルバムと言うだけでなく、ストレートなラブソングが多数収録されているという点♪

 

さてダイアー・ストレイツ時代と言えば、ラブソングはもちろんあったとしても歌詞の中身は恨んでやる・・・ウウォーみたいな曲が多かった。

目の前の彼女に「愛してるよ」なんて曲はなかったとはず。

しかしこのアルバムにはまさしくそういったタイプのストレートなラブソングがかなり含まれているのです。

ノップラーがストレイツ時代にもこんな曲を本当は歌いたかったのよ!

というサウンドがたくさん含まれています。

 

ギターのサウンドに乗りながら紡ぎだされる男のラブソング。

優しくも哀愁に溢れていて趣がある。

この渋さを分かりますよね。

これが大人の男の歌だってこと。

体の芯が熱くなる・・・♪

Hi!心呼吸 1月13日(水)

M1>  やさしく歌って  /   ザ・シンガーズ・アンリミテッド

 

アメリカのコーラスグループ「ザ・シンガーズ・アンリミテッド」は、1950年代に活躍したグループ「ハイ・ローズ」のメンバーだったジーン・ピュアリングとドン・シェルトンの2人に、ボニー・ハーマンとレン・ドレスラーを加えて、1967年にシカゴで結成されました。1980年までに15枚のアルバムを発表しています。

 

さて彼らの録音の特徴は、マルチトラック・レコーディングで音を重ねることによって、4人とは思えない多彩なハーモニーを形成していること♪

 

このアルバムは1987年に製作された最初のベスト版です。

『やさしく歌って~ベスト・オブ・シンガーズ・アンリミテッド』から。

ベスト盤を聴きいてみると驚くことに、さまざまなジャンルの曲を独自にお料理♪

見事なままにそれぞれを自分色にしてしまっています。

例えば、ジョン・レノン~ポール・マッカートニーからバッハに、セサミストリートにいたるまで様々。

改めてそのすごさがわかる。

 

アカペラに興味がない方にも受け入れられる作品。

お好きな曲も見つかるはず♪

この完璧なハーモニーと完璧な歌唱力。

 

すんなりと聴けてしまうのはやはり、実力なのか???

 

M2>   L-O-V-E   /  ヘイリー・ロレン

 

アラスカ生まれ。現在31歳のジャズ・シンガー「ヘイリー・ロレン」

 

ノスタルジックなフィーリング溢れる表現豊かな歌声でスタンダードからオリジナル曲まで見事に歌い上げる新星♪

ジャズ専門雑誌で<ベスト・ジャズ・ヴォーカル>に選ばれたこともある瑞々しくもスモーキーな歌声が人気の個性派ジャズ・シンガー。

 

そんな彼女の2013年にリリースされた「シンプリー・ラヴ」から。

瑞々しいヴォーカルとはこういうヴォーカルのことをいいのでしょう。

飛び跳ねるような、歌うことが楽しいの♪

と、こちらに伝わってきます。

 

優雅に歌いつつ、所々にあどけなさを残すヴォーカル。

元気だけでない大人の空気も帯びながらスタンダードをこれだけ気持ちよく歌われると僕はノックダウンです・・・まさにLOVEです・・・w

 

ポップに耳にも心地いいこのジャズサウンド。

この春のBGMにもピッタリだと思います。

さて彼女の音世界の虜になってみてはいかがですか?

 

ヘイリー・ロレン注目!

Hi!心呼吸 1月12日(火)

M1>  Smile  /   ザ・ソニー・クリス・オーケストラ

 

「ソニー・クリス」こと「ウィリアム・クリス」はアメリカ出身のジャズ・サクソフォン奏者。

ソニー・クリスが1967年に録音したアルバム。

「Portrait of Sonny Criss」に収録されたこの秀逸作♪

 

ウォルター・デイヴィスJr.を中心としたリズム・セクションを得て爽快な演奏が感動的な作品。ソニー・クリスのやわらかくて優しいアルトの響きが素晴らしい1曲♪

 

このアルバムの3曲目に収録された「ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド」

この1曲のためだけ聴くだけでも意義があるような1枚。

ウォルター・デイヴィスのピアノも小気味良くてワクワクします。

 

そしてこの「スマイル」は無伴奏のソロから始まるしびれるアレンジ。

聴きやすいやさしい音色が新鮮に耳に届きます。

落ち着いた印象を受けます。

昔のソニーのイメージはどちらかと言うと高音が耳について強いイメージだったのですが、この優しいアレンジはまさに大人な演奏。

とくにカッコいい♪

 

スタンダードが多いので聴きやすさは本物。

演奏も本物。

この本物をゆっくりと味わないてはナイ!

 

M2>  オール・マイ・ライフ  /  カーラ・ボノフ

 

2002年にリリースされたカーラ・ボノフのベストアルバム

「オール・マイ・ライフ ベスト・オブ・カーラ・ボノフ」にも収録。

 

70年代後半以降のウェスト・コースト・シーンを語る上で欠かせない女性シンガー。

リンダ・ロンシュタットの「誰かわたしのそばに」「またひとりぼっち」「風にさらわれた恋」という大ヒットを手掛けたことで注目を集めたカーラ・ボノフ。

77年のデビュー作「カーラ・ボノフ」から95年の「ブリンドル」までの中から彼女自身が選曲した18曲を収録されています。

最後の2曲は日本盤だけのボーナス・トラック。

 

カーラ・ボノフの清楚な美しさに心ときめいてしまう男性ファンというのは結構多いでしょう。ルックスと言うよりも彼女が音楽の中で表現する女性像に。

清楚であり、可憐で内気、そんな女性像。

 

聴きながら恋をしたくなる。

さて改めてこのベスト盤で彼女のヒットソングを耳にした私。

曲の後ろに広がる風景や、優しい歌声に勝手に想像する女性像。

それにしても名曲の多さにビックリします。

あえてベスト盤のタイトルにもなったこの曲を。

 

少し疲れちゃった・・・、気持ちを切り替えたい・・・さて次の私を見つけよう!と言う方にはオススメ♪

 

 

Hi!心呼吸 1月11日(月・祝)

M1>  Like A Star  /  ジェーン・モンハイト

 

「ジェーン・モンハイト」は1977生まれのNYっ子。

音楽一家に育ち、数あるヴォーカルコンペに出場。

現在最も権威あるセロニアス・モンク・コンペティションでヴォーカルコンペが行われた1998年に参加し、2位を獲得しました。

そこでダイアナ・クラールを育てた敏腕女性マネージャー、メアリー・アン・トッパーの目にとまり1999年デビューを飾った彼女。

 

そんな才能と実力が兼ね備えられた彼女の2009年1月にリリースされた

「Lovers the Dreamers & Me」から。

 

2種のコンボを使い分け、曲により管弦楽も加わった豪華な編成。

この曲は「コリーヌ・ベイリー・レイ」のカヴァー。

 

スタンダードの曲ももちろん、フィオナ・アップル、ポール・サイモン、ボニー・レイットなどのカヴァーも収録。

しかし、どんな曲をカヴァーしていても彼女のこの澄んだシルキーヴォイスは洗練されていて、アダルト・コンテンポラリーの世界に誘導してくれます。

この歌声を武器に今までのアルバムはハズレなし♪

どんな曲にも自分の曲のように無理やり感がないのがまた良い♪

 

聞き流すのはもったいないですが、

生活のBGMにこんな曲が近くにあったら最高です。

 

M2> インサイド・アウト(withドン・ヘンリー) /  トリーシャ・イヤウッド

 

2001年にデビュー10周年にリリースされた、「トリーシャ・イヤウッド」

10作目「インサイド・アウト」から。

 

やはりベテランの味、実力、安心感。

個性が特別強いわけではないのにミリオンセラーを維持するわけ・・・。

このアルバムを聴いて納得する。

 

このアルバムのフィーチャー・ナンバーを観ると、ファンキー・ロック・スタイルの「Love Alone」だったりコンテンポラリーなファンキー・ソウル・スタイルの「Love Let Go」、

ソフト・ロック・スタイルの「Love Me or Leave Me Alone」など。

その中でも注目はこの曲。

ブライアン・アダムスのオリジナルで「ドン・ヘンリー」とのデュエットで歌うタイトル・ナンバー「Inside Out」♪

ベースはカントリーだが、ポップでアレンジも緻密に計算。

誰でも安心して楽しめるサウンドが好印象。

日本人でも耳障りが良い、アレンジの効いた曲が並びます。

 

そして彼女の人に安らぎをもたらす見えないモノ・・・。

その見えない魅力はあなたにも届くはず。

新年が明けて、少し普段のリズムを取り戻し、こんな歌声で安らぎを♪

 

はい心呼吸・・・♪

 

Hi!心呼吸 1月8日(金)

M1>  キャント・セイ・ラヴ  /    ディック・セント・ニクラウス

 

アメリカ、ワシントン州出身。

1963年に「ルイ・ルイ」という曲を大ヒットさせるも、69年にバンドは解散。

79年に『マジック』でデビュー。80年に日本だけで発売されたAOR系シンガー・ソングライター「ディック・セント・ニクラウス」のセカンドアルバム

「スウィート・アンド・ダンディー」から。

 

ちょうどこの時代的にはイーグルスに代表されるウエストコースト系ロックが全盛期だった頃、クリストファー・クロスとともに注目された彼の「マジック」が日本でのみ大ヒットし、その勢いでリリースされたのがこのアルバム♪

しかし、そこまでのセールスには結びつかなかったようですが、後世にも受け継がれるAORの名盤として名高い1枚。

1枚目のクールさも残しながら、軽快なバンドサウンド、キャッチーなメロディが乗った

楽曲は日本人好みの要素が詰まっています♪

 

クリストファー・クロスにも劣らない人気はやはり本物!

メロウな哀愁メロディと大阪で人気になったことで生まれた「OSAKA MOON」なんて曲もいいんです♪

 

このアルバムならではのこのムードを今に伝えてくれ優しい歌声に心和みます♪

 

まさに日本のAOR名盤!

この耳に馴染んで離れない感じ・・・どうぞ癖になってください♪

 

M2>  ユー・コール・イット・マッドネス  / ダイアナ・クラール

 

「オール・フォー・ユー~ナット・キング・コールに捧ぐ」(2015.12)から。

昨年の暮れにリリースされていました♪

この作品は発売前から話題でしたが、どうぞ彼女のこの豊潤な潤いたっぷりのメロウな美しい歌声をお楽しみください♪

 

エレキギターのイントロからスッと耳に飛び込んでくる彼女の甘い声、そこに丁寧に乗ってくるメロディ隊のピアノ、ベース。

ソフトに寄り添いながら彼女を全力でバックアップ。

チームワークの良さが分かります。途中のピアノのソロ、ギターのソロがこの曲の完成度の高さを象徴しているようです。

 

ナット・キング・コールへのトリビュート。

クラールの歌声とピアノで40年代の名曲を蘇らせてくれました♪

アルバム全体のテンション、トーンなど完璧です♪

聴いていてのゴージャス感、抜け感、そしてこの安定感はバツグンです。

 

ナット・キング・コールの名曲たちがキラキラと光を浴びて、新しく生まれ変わった新鮮なタッチで伝えてくれます。

そして間違えなく、クラールの新たな1面、新たなキッカケになったアルバムであろうことも事実。

新・クラールの世界が始まりました♪

まじで気持ちいい♪ダイアナ・クラールのスウィンギーなボーカル。オーソドックスなジャズもブルースっぽい曲もまさにクラールの世界です。