Hi!心呼吸 1月7日(木)

M1>    ハレルヤ   /    アン・サリー

 

心臓内科医でありシンガーでもある異色の女性ヴォーカリスト「アン・サリー」さん2002年に録音されたアルバム「ムーン・ダンス」(2003年リリース)

 

のっけの冒頭、小沼ようすけのアコースティック・ギターで始まるチャルル・トレネの名曲「I wish you love」から惹き付けられます。

それにニール・ヤングで有名な「Only love can break your heart」

スティーヴィー・ワンダーなど、ロック、ポップスから日本の戦後歌謡までをカヴァーした作品♪

この包容力にあふれる優しい歌声が充満している1枚。

ヴォーカリスト、アン・サリーの作品の中で最大のセールスを記録した名盤です。

 

その中でも、ひときわ聞き込んだのは「蘇州夜曲」とこの「ハレルヤ」

彼女の歌声は「癒し」なんて言葉ではくくれない、

そんな魅力に溢れています。穏やかになれる処方箋のような声。

ゆったりと流れる雄大な時間。切なくもアリ、輝き続ける時間が流れます。

 

ゆったりとした気持ちで勉強や、家事にもピッタリかも♪

イライラ運転にもオススメです!

この奇跡の声をご堪能ください。

心呼吸にピッタリですよね♪

アンさんに会いたいなぁ・・・♪

 

 

M2>   フロート   /    ウォレス・ルーニー

 

マイルスの正統継承者として知られるトランペット奏者「ウォレス・ルーニー」

そんなウォレス・ルーニーが、マイルス・デイヴィス・クインテットにも参加し

ていた著名なドラマーの「トニー・ウィリアムス」のバックアップを受けて録音した初リーダー作。

名盤♪「ヴァーセス」♪

 

このアルバムの代表曲「フロート」を。

 

エキサイティングな演奏は耳にも体にも刺激的です。

ペットの音色の美しさも聞き逃せません。

さて、よくマイルスに似ている、マイルスの影響を受けまくっていると、

「マイルス」という偉大すぎる先人の枕詞がくっついて語られる、ウォレス・ルーニーが・・・。

正直・・・そっくりですw

はじめ聞いたと時、マイルスだと思っていましたw

 

マイルスの持つ深いブレス。

詰め込むように吹き込まれる細かいフレーズ。

その起伏のある演奏に通じるものもあるんですが、その流れに逆行するような強い意思みたいなものも感じます。

表面的にはマイルスだけど、彼自身の本物も確かに存在しています!

 

聴き応えヘビー級!(俺は別口でヘビー級・・・w)

 

Hi!心呼吸 1月6日(水)

M1> We’re All Alone /  リタ・クーリッジ

 

リタ・クーリッジの初期の傑作アルバム

「Anytime…Anywhere/Love Me Again」

 

うわー!懐かしい♪という大人の皆さんも多いでしょうね!

1977年と1978年のリリースのアルバムですが、今聴いても全く色あせる事の無いサウンド。昼に聴いても夜でもマッチするベストサウンド♪

 

AORサウンドの代表格「ボズ・スキャッグス」の名曲をカバーしています。

ちなみにこの曲のカバーで一番ヒットを飛ばしたのはこのリタのバージョン♪

 

さて後期に若干のスマッシュヒットを記録しましたが、このアルバムでリタの魅力を存分に堪能できるアルバムでしょう。

感動する歌声とともに冬の寒さを乗り越えましょう♪

 

「Anytime…Anywhere」では超名曲「We’re All Alone」、Love Me Againでは「Slow Dancer」が感涙もの♪

なんとも癒しの声質。

 

少し普段の生活リズムに疲れが・・・という方には彼女の歌声はビタミン剤♪

 

 

M2> ザ・ウォーク・アラウンド・ルック・アップ・アンド・ダウン・ソング /  ホレス・シルバー

 

ハッピーなアルバム1993年にハリウッドでレコーディングされたアルバム

「It’s Got to Be Funky」から。

1974年にロサンゼルスに移り、80年代に入ってから自身のレコード会社を設立したんですが、会社経営にうんざりして、93年にコロムビアと契約を結びます。

ストレスもなくなって気持ちもウキウキ、かなりハッピーな作品に仕上がっています♪

 

アルバムの中身は、アンサンブルを前面に配し,ゴージャスなビッグバンドサウンドがガッチリとバックアップ!

そのほかにもヴォーカルを加えたスタイルは「70~80年代」のシルバーのスタイルを改めて形にしたもの♪

楽しそうに演奏する風景が想像できてしまうような気持ちの良いアルバム。

ということで、昔のアルバムと聞き比べても面白いかも知れません。

 

自分のスタイルを全くブレず踏襲しているこのアルバム。

ブレない彼のスタイル。

ある意味、この新年、ブレずに今年も進んでいく自分への誓いのような気分で♪

「イッツ・ガット・トゥ・ビー・ファンキー!!」

Hi!心呼吸 1月5日(火)

M1> Snow In Bahia (バイーアに降る雪) /  ジルベルト・ジル

 

政治家としての顔も持つブラジルのミュージシャン「ジルベルト・ジル」

1942年、ブラジルのバイーア生まれ。

学生時代の60年代の末から、友人のカエターノ・ヴェローゾらとトロピカリズモ運動を推進。70年に軍事政権の弾圧から逃れるためカエターノとロンドンへ亡命。

72年の帰国後はルーツでもあるアフリカ音楽の要素を取り入れたり、レゲエやワールドミュージックを取り入れることによって音の幅を広めていく。

 

1992年のアルバム「Parabolicamara」(パラボリック)から。

そんな彼の92年のアルバムはブラジルのモダン派ど真ん中。

アーバンでありながら、どこかクラシカル。

フワッとはずむサウンドは心地よく、初春の空にもよく似合う。

しなやかに歌われるソフトな歌声と口笛が効果的に軽快さを演出♪

聴いてて楽しく鼓舞される♪

生まれ育った故郷、バイーアに降る雪を歌った愛唱歌。

 

息子ベン・ジル、そしてモレーノ・ヴェローゾという二代目によるプロデュース。

ジルのギターを前面に打ち出し、旋律の魅力を高めることに成功した名作。

繊細なリズムも耳に心地いい♪

ちょっと早い春をイメージできちゃいますね!

春よ来い!恋♪

 

M2>  積雪  /  Alex De Grassi  (アレックス・デ・グラッシ)

ギタリストである「アレックス・デ・グラッシ」

 

この方なんと!1952年、神奈川県の横須賀市生まれ。

彼は両親が8年間日本に滞在していた時に生まれたそうだが、2歳の時にはアメリカに帰国したので「日本語で知っているのは、ごく僅か」だそう。

 

そんな日本生まれのアレックス。

もはや「癒し」の言葉では片付けられない空間が広がります。

新年の慌しい時間。普段の世界にゆっくりとシフトを入れ直してくれるような穏やかなギターサウンド。

「癒し」という言葉がもてはやされる前・・・このジャンルは「ニューエイジ」と称された時代。

この心地よさを新たな気持ちで聴くとなおさら心洗われます。

どこかクラシックやジャズのエッセンスを見事にブレンドしているようなサウンド。

曲を聞かせるためにギターテクニックがメインに置かれている。

シンプルの強さ。

シンプルの優しさ。

シンプルの温もり。

みずみずしいギターの音色は新芽に当たる太陽の光。

どうぞ心に水をあげてください。

 

潤い♪潤い♪潤い♪

 

 

Hi!心呼吸 1月4日(月)

M1>   Say it   /   ジョン・コルトレーン

 

ジャズ・ファンなら誰もが知っている名盤「バラード」

 

ジョン・コルトレーンのバラード・アルバム。

1961年~1962年録音盤。

一般的にジョン・コルトレーンというと、激しくブロウする姿をイメージする人も多いだろうが、その一方で情感豊かなバラード演奏にも真価を発揮したアーティスト。

 

逸話として、ジョン・コルトレーンはレコーディング当事、マウスピースの調子が悪くブロウしまくって疾走するような演奏が出来なくなってしまう・・・。

 

そこで仕方なくレコーディングしたバラード・アルバム。

これがとてつもない名盤となるわけだ。

ただまっすぐに自らのジャズを突き詰めるため邁進するジョン・コルトレーンのトラブルの“おかげ”で強さの抜けた優しい演奏が生まれる。

 

この包み込んでくれるような音色が込められた1枚。

バラードを演奏するときのコルトレーンは、シンプル&ストレートにメロディを歌いあげる。要するに歌手になっている・

サックスで歌っているのだ♪

ブロウするスタイルの演奏も大好きだが、こんなバラードをまっすぐな演奏で伝える潔さを味わってください♪

 

M2>  ジェイニー  /   ファイヴ・フォー・ファイティング

 

2002年のアルバム「アメリカ・タウン」から。

シンガー・ソングライター、ジョン・オンドラジックによるソロ・プロジェクト、

「ファイヴ・フォー・ファイティング」のアルバム。

 

ピアノと歌を軸にしたシンプルなサウンドとバンドサウンドのちょうど間の感じ・・・。

なんと言っても彼の曲は美しいメロディが畳み掛けてきます。

その美メロに彼のヴォーカルがまた美しい♪

本当に美しいアルバムです。

アルバム全体の完成度も高精度も素晴らしく、ときたま社会に向けられたメッセージ性の強い詩がスパイスに・・・。

 

バラードの「Jainy」

この曲はシンプルなピアノが序盤をリードし、ストリングスがアクセントにミックスされてきますが、彼の切ないファルセットボイスと見事にマッチするのです。

世の中を少し皮肉った歌詞の世界。

彼の頭脳の面白さを歌詞からも理解できるはずです♪

 

情緒的な雰囲気をまとい、音世界を旅させてくれる1枚。

どうぞ地図のない居心地のいいたびに出かけましょう♪

Hi!心呼吸 2016年1月1日(金)

M1>   冬の桜   /      吉田兄弟

 

2016年はこんな1曲から選曲してみました「Hi!心呼吸」

 

2009年リリース吉田兄弟『Another Side Of Yoshida Brothers』から。

国内外問わず様々なアーティストと共演してきた、北海道登別市出身の津軽三味線の兄弟奏者『吉田兄弟』

以前から2人のファンの僕。

年末年始は特に日本の「音」を聞きたくなるのはなぜでしょう?

津軽三味線の音色と太鼓の音。

体の中に流れる日本人のDNAが呼び覚まされる感覚。

はらはらと舞う雪の中、咲き誇る桜のコントラスト。

なぜだか懐かしくて、ホッとする風景。

この気持ちを大切にしていきたいものです。

 

2014年にはデビュー15周年を迎えた吉田兄弟。

海外でも活躍する2人は三味線を持った「侍」

日本の伝統と革新を携えて、日本を世界に発信する姿!

加速が止まらない2人を今年はこのスタジオに呼びたいなぁ♪

さて今年はどんなアーティストと時間を共に出来るんでしょう?

今年も良い音楽と一緒に過ごしたいですね♪

 

M2>  マイ・エヴァ・チェンジング・ムーズ / スタイル・カウンシル

 

僕の音楽の出会いに大きな影響を与えてくれた名盤を新年に。

今までにどれだけの若者たちに影響を与えてきたのだろう・・・。

かっこよさを追求し続けたポール・ウェラーがM.タルボットと組んで発表したスタイル・カウンシルのデビューアルバム。

ジャズで彩られたムーディーな世界はあまりにもかっこよくて。

あの時の衝撃は今でも忘れられない。

「CAFÉ BLEU」(カフェ・ブリュ)まさに名盤でしょう。

大事に聞き続けたアルバム。

このアルバムで多くの新しいジャンルを知れたような、教科書みたいな1枚。

ファンク、ボサノヴァ、ジャズ・・・。

ポール・ウェラーの好きな音楽を好きになろうと必死だったなぁ・・・。

不思議なことに改めて聴くたびに、そんな新鮮な気持ちにしてくれる。

新年に気持ちも新たに音楽に向き合うためにもこの曲を♪

 

ジャムを解散後、高みを目指し音楽的な洗練、抑圧への怒りを込めた抗議メッセージ。

それが見事に共存している。

いつまでもこの名盤を大切にしていきたい♪

さて音楽に今年も触れていきませう!!!!!!!

 

Hi!心呼吸 12月31日(木)

 

M1>  Closing Time   /   トム・ウェイツ

 

「Closing Time」

’73年、トム・ウェイツ24歳の頃のデビューアルバム

名盤「クロージング・タイム」

そのクロージングを彩る名曲を。

 

とても24歳とは思えない渋い歌声です。

朝焼けに始まり、光輝く星とともに締めくくられる『Closing Time』。

当時のメロディックなトム・ウェイツは素晴らしすぎる♪

ガナりあげ、うめくように歌い上げる彼のヴォーカル。

 

お酒に合うアーティストは?と聞かれれば、僕は「彼」を紹介するんだろうな。

学生時代も、大人になった今でもこのアルバムは大事な1枚。

悪い酒でも優しく包んでくれたし、良い酒でもニヤッとされながらトム・ウェイツは優しかった。

さて年末、仲の良い仲間との酒の会。

「彼」も一緒に飲みたいなぁ・

 

いつも近くにあるアルバム。

からだに染み渡り、静かに時間・・・。

いよいよ今年もクロージング・タイムに・・・。

 

 

M2>    何をしてますか? (弾き語り)  /   ミトカツユキ

 

今年を振り返ると色んなアーティストさんに僕はお世話になりました。

たくさんのアーティストさんに出会うことが出来ました。

2015年は僕にとっても大きな変化があった年。

この『WAIWAI Groovin’』がスタート。

春、4月の番組スタートに際して、1番に初めに力を貸してくれたアーティストはこの方でした。

「ミトカツユキ」さん。

 

番組のジングルやイベント。

ワイグルリスナーの皆さんはご存知ですよね。

そんな彼の曲を今年の最後の心呼吸の1曲に。

 

2009年のファースト・フルアルバム「THE PIANO MAN」から。

 

この美しいピアノの旋律とサワヤカな彼の歌声。

自然に目頭が熱くなる曲です。

 

真冬の窓明かりに思い出す家族のこと。

ふるさとのこと。

今の僕には帰る場所があるということ。

普通のことのありがたさ。

 

ありがたい。

感謝。

 

そんな感謝を思い出させてくれる名曲です。

 

どうぞ素敵な年末を!

どうぞ素敵な新年を!

 

また来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

Hi!心呼吸 12月30日(水)

M1> ベスト・イヤーズ・オブ・マイ・ライフ  /  ドン・シコーニ

 

元クリッターズ,フォー・シーズンズの「ドン・シコーニ」

 

グループを脱退後は作曲家・アレンジャーとして活躍したアーティスト♪

 

1992年発売のセカンド・ソロ・アルバム「Lovers Prayer」から。

AORの代表格のアーティストではありませんが、この方の存在はAORの世界では大きいのです。

90年代のAORの時代に数少ない名盤のひとつ。

 

全曲が自身の曲はアーバンでありキャッチー。

この雰囲気が好きな方は間違いなくほかの曲もお好きになること間違いなし!

そこには(曲中)にはそれまでの実績や経験が出す、口では表現できない色気と安定感みたいな

ものも感じます。

 

ボビー・コールドウェルのような親しみ易いメロディは広く日本人の心にもフィットするはず。

ラジオ乗りも良くて、ラフに放送の中に流れることによって空気を変えてくれる歌声と

哀愁も感じる詩もグッと来ます。

オールディーズのテイストを感じさせるノスタルジックな雰囲気もリラックスさせてくれそうです。

美しいメロディの世界をどうぞ♪

 

M2>  アイル・ビー・ヒア  /    ホリー・コール

 

91年の「コーリング・ユー」が大ヒットを記録した『ホリー・コール』

2000年にリリースされたアルバム「私のいる時間」から。

 

ジャズ・ヴォーカル・ファンから、ポップス・ファンまで幅広くファン層を持つ彼女のポップスよりのアルバム。

1曲目のウッドベースで冒頭を飾るポール・サイモンの「ワン・トリック・ポニー」

深く続くダウナー・・・まずはこの曲で耳を奪われる。

すぐに通常のジャズアルバムではない事に気づきます♪

 

そんなアルバムの中でギターのリズムに乗って歌われるこの曲。

「アイル・ビー・ヒア」は彼女のフンワリとした表情が表現され、そのとても居心地が良い音時間に僕は夢中になってしまう。

僕はこの曲のおかげで大好きになったアルバム♪

 

ジャズのイメージも強いホリー・コールですが、彼女の歌声を十分に楽しめるアルバムであることは間違いない。

彼女のイメージを良い意味で壊してくれる。

 

この居心地のよさって年末のホンワカした時間に似ているような。

どうぞ年末にアナタに贈るホンワカソング♪

 

Hi!心呼吸 12月29日(火)

M1>   入江にて  /   ジョン・マーク

 

イギリスが生んだグループ「マーク=アーモンド」を解散した後、ソロとして再出発したジョン・マークの75年デビュー・アルバム「友に捧げる唄」から。

まさに美しい名盤!

 

オーケストラと共に作り出した美しいサウンドと、男の哀愁を感じさせるマークの魅力的な歌声はまさに感動そのものです。

1974年から曲を書き、ロンドンやカリフォルニアの静かな自然の中で完成させたそうな♪

 

美しいメロディは耳に安らぎを与えてくれ、マークの優しくもこの味わい深い歌声は涙腺のスイッチを反応させます。

年末の忙しいバタバタした時間・・・普段の生活リズムを解き放ちゆっくりと自分のための時間

にお聞きいただきたい1枚。

一体、僕は何歳なんだ?

古い作品ですが、名盤はいつ聴いても名盤なわけで、いつ聴いても名曲は名曲。

この曲を聞くと時間が止まるような・・・♪

静かな時間を豊かにしてくれること間違いなし♪

 

どう?少しは癒されました?

今年を振り返るタイミングにこんな1曲はいかがですか?

このメロディに感動できた人は来年もいい年になるような気がします♪

 

M2>    Beautiful    /   インディア・アリー

 

これまでに4度グラミー賞に輝いた実力派女性シンガー・ソングライターの「インディア・アリー」2001年リリースの「Acoustic Soul」に収録。

アリー自身のギター演奏をストリングスとドラムがサポートします。

アコースティックさを備えたグルービーなソウルミュージック・・・。

まさにこのアルバムはその言葉通り♪

 

このアルバムのアリーの存在感は「普通」をはるかに超えていた。

デビュー当時はミシェル・ンデゲオチェロ、トレーシー・チャップマンなどを彷彿とされるアーティスト!としてデビューした彼女ですが、華やかなことではなく本物を意識したこのアコースティック・ソウルでみせた飾りのないシンプルな音の姿は「神」

 

聴くたびに好きになるアルバム。

シンプルだからこその嘘のないアリーの声、ギター、太鼓。

全身をアリーに委ねて体中で味わいたくなるアルバム。

この曲の中に見える「美しさ」を見つけてみてください!

全身から力の抜けていく倦怠感も気だるさもこのアルバムを表現するには必要な言葉。

その雰囲気がまた気持ちいい♪

 

さてキラキラと輝く来年を迎える準備の前にこの世界の時間でリラックスしてみては?

さぁて、リラックス~♪リラックス~♪

Hi!心呼吸 12月28日(月)

M1> マイ・フーリッシュ・ハート /  マーク・コープランド

 

1988年に当時“40歳”になったマーク・コープランドのリーダー作。

「マイ・フーリッシュ・ハート」から。

繊細なピアニストのイメージがありますが、広がりのあるプレイはイキイキとしていて聞いていてワクワク♪

 

静かにスタートしたこの曲。

ベースの名手ゲーリー・ピーコックの演奏がまず光ります!

そこからのグーンと広がる音世界は爽快さを兼ね備えます。

 

このマーク・コープランド(改名前はマーク・コーエン)はキース、ビルエヴァンス系のピアノと言われている彼。

かなり軽いタッチで弾くピアニストです。

フワッと柔らかな印象も与えてくれて穏やかな気持ちになります。

しかし時折、聞こえる切ない旋律はビルエヴァンス系といわれる由縁かも。

そんな彼が不意にきかせてくれる現代音楽的な部分でアレルギーを感じる人もいるかも知れませんが、そこがまた癖になってしまう・・・。

 

ピーコックの独特のベースに彼のピアノがリズムをつけていく。

どこか雪が降るイメージを感じるのは僕だけでしょうか?

美しくロマンチックなピアノの音色で行き年を見送ってみるのも良いんじゃないの?

 

 

 

M2> サンキュー・ガール・フォー・ラヴィング・ミー  /   エンチャントメント

 

デトロイトで1966年に結成された5人組の男性ヴォーカル・グループ

「エンチャントメント」

まず驚くのは本当に男性グループなの?

と疑いたくなるほど独特の美声で聞かせるコーラス・ワーク♪

ファンキーでグルーヴ感もハンパなくクールです。

 

「かえる」の別名でも親しまれているこの1枚は1976年にリリースされたファースト・アルバム。

10年のキャリアでこの安定感。0

その中で届けられる伸びのあるリードボーカル“マニュエル”のファルセット・ボイスが作品のイメージを確実なものにしてくれています。

骨太なリズムとこのコーラスに虜になります♪

時折魅せるディスコチックな雰囲気にも心躍ります。

 

もちろんリアルタイムでは耳に出来なかったこのサウンド。

この時代のこの音作りにも興味津々ですが、よく耳を澄ますと細部にまでこだわった生音が心地よく、レベルの高さを思い知らされます。

 

あぁ、聴くたびにこのクールさは増しているような気がします。

ディスコ・・・憧れますわ~♪

Hi!心呼吸 12月25日(金)

 

M1> The Christmas Song(ナタリー・コールand ナット・コール)

/  ナット・キング・コール

 

アルバム『The Christmas Song (Bonus Track)』から。

Nat King Cole(ナット・キング・コール)と Natalie Cole(ナタリー・コール)の

豪華父娘共演の定番クリスマス・ソング♪

このクリスマスシーズンでしかお送りできない1曲です。

さてこの曲を生み出す技術にリリース当時は驚きましたね。だって生前に歌われたナット・コールの歌声と娘のナタリー・コールがまるでデュエットしているかのよう♪

さてこの曲、ナット・キング・コール・バンドで最初の録音されたのは1946年。

それが1990年代にこんな素敵な曲として蘇ったわけです♪

 

クリスマス・ソングの王道ですが、毎年聞きたくなります。

僕もこの曲が大好き♪

ナットの声もたまに頭の支配して聞き返したくなる魔法の声♪

 

ナットの声を聞きながらクリスマスを大切な人と過ごす。

アナタの大切な時間のを間違えなく演出してくれます♪

 

ナットは大切な娘とのデュエット♪なんとなく嬉しそうに聞こえるのはなぜなんだろう?とにかくクリスマス・アルバムとしては「最高」のアルバム♪

優しい穏やかな声のNat King Coleで温まりましょう。

素敵なクリスマスをお過ごしください♪

Merry Christmas♪

 

M2> Driving Home For Christmas /  クリス・レア

 

このピアノのイントロを耳にするだけで・・・心が騒ぎ出します。

 

今日は1999年にリリースされた『Road to Hell Pt. 2』(ロード・トゥ・ヘル2)から。

 

クリスマス休暇に車で家路に向かう。

家族に会いたくてはやる気持ちを歌に閉じ込めた名曲ですが、もともとは1988年にリリースされ全英チャート53位を記録。

2007年にも再びチャートインした世界中で愛されているクリスマス・ソング♪

 

なぜこのアルバムからなのか!

それは冒頭に街の雑踏、車の走り去る音がアレンジされているんです!

ただそれだけなのに、聞こえ方が違うんです♪

 

トランクにクリスマスプレゼントを詰め込んで、愛する家族の笑顔を楽しみにハンドルを握る。

なんとも心あたたまるクリスマス・ソングです♪

ギターのリフ、ピアノ効果的な旋律、奥で響く鈴の音・・・。

毎年のようにこの曲でワクワクをもらっていますが、今年は特別身にしみるなぁ・・・。

 

同じ気持ちで家路に帰る方も多いんでしょうね!

 

「だから俺は君のために歌を唄うよ

君の耳に届かなくても

通り過ぎるとき君が近くにいる気がするよ

車を運転しながら

クリスマスを迎えるために車で家路に向かっているんだ

クリスマスに家路に向かう

たくさんの想い出を連れて

俺の隣のドライバーを見たら

そいつも俺と同じさ

まったく同じ様子さ

クリスマスに車で家路に向かうんだ」

 

Merry Christmas♪