Hi!心呼吸 12月9日(水)

 

M1>  ワンダーラスト  /  ブライアン・ウィルソン

 

ビートルズ時代を含め、すでにデビューから半世紀以上経過した現在でも現役ミュージシャンとして第一線で活躍しているスーパースター「ポール・マッカートニー」へ捧げる超豪華トリビュート・アルバム『アート・オブ・マッカートニー~ポールへ捧ぐ』から。

このアルバムには、ボブ・ディラン、ビリー・ジョエル、スモーキー・ロビンソンなど、総勢32組の人気アーティストが参加したCD2枚組、全35曲が収録されたアルバム(2014年)

そして日本盤のスペシャル・ボーナス・トラックに、日本を代表して「井上陽水さん」が参加していることにも驚きと感動いたしましたが、今日お送りした『ワンダー・ラスト』はブライアン・ウィルソンが歌い上げています。それも素晴らしいアレンジで。

あのブライアン・ウィルソンが選んだポールの曲は1982年発表『タッグ・オブ・ウォー』B面3曲目に収められていた「ワンダーラスト」を取り上げています。

そこを選ぶなんて・・・素敵過ぎるでしょ!

スタンダードの曲ではなくあえてその曲を丁寧に歌います。

バック・メンバーはいつものブライアン・バンド。

 

それにしても、このポール・マッカートニー・トリビュート・アルバム。

本当にイイ曲が多くて、ソングライターとしてのポールにただただ惚れ直してしまいました。偉大すぎるんだな。偉大で優しいんだな。みんなに愛されているんだな。実感。

 

そして感動です。

 

M2> Nothing Compares 2 U(愛の哀しみ) /  シニード・オコナー

 

アイルランドのシンガーソングライター、「シニード・オコナー」のセカンドアルバム。

1990年「I Do Not Want What I Haven’t Got」(蒼い囁き)から。

まさに名盤であります。

プリンスが作曲したことでも注目された『Nothing Compares 2 U』

この曲が世界的に大ヒットしたことで一躍スターダムに駆け上がった彼女。

アイリッシュの香りを残した奥行きのあるサウンドは今でも澄んでいて美しい。

まったくジャンルにも拘らず、自分の世界を見事に形成したことの強さ、はかなさを纏っている。

彼女のヒットによって本家「プリンス」もコンサートでセルフ・カヴァーし、そのライブ音源を1993年の『ザ・ヒッツ & Bサイド・コレクション』などに収録していますが、プリンスもどことなく彼女の歌に寄せて歌っているように思えてしまいます。

それほどこの曲の底知れない魅力があるんでしょう。

90年代を代表する1枚であることは間違いありません。

 

「あなたが去ってから15日と7時間が過ぎた」 という、さらっと不気味な歌詞でスタートするこの歌。切なさとやりきれない時間。

それを作ったプリンスの才能を見事に自分の世界に落としこんだシニード・オコナーの天才ぶりに鳥肌が止まらない・・・。

 

改めてプリンスのヴァージョンもお聞きください。

彼女の凄さが分かります♪

 

Hi!心呼吸 12月8日(火)

M1> Let it Snow! Let it Snow! Let it Snow!  /  Cecilia Dale(セシリア・デイル)

 

ジョアン・ジルベルトと共にボサノヴァの巨匠といわれる

ロベルト・メネスカルが監修したこんなコンピレーションアルバムから。

あったかいアレンジと綺麗なヴォーカルがとてもステキなアルバムです。

2005年にリリースされた[Christmas In Bossa]

そのアルバムの中からオススメは「Cecilia Dale」(セシリア・デイル)が歌う「Let it Snow! Let it Snow! Let it Snow!」

 

さて12月の初頭そろそろクリスマスの曲を!と考えているリスナーさんも多いかも。

オリジナルではないアレンジの違う聞きやすい曲を♪とか少し大人っぽい音と・・・とか。

そんな時にこんなアルバムはいかがでしょう?

イメージしてください。

フラッとたち寄ったカフェの店内、クリスマスムードも盛り上がるイルミネーション、その店内には若いご夫婦と仕事帰りのサラリーマン。

そこに流れるこのクリスマスソング。

「あ、このクリスマスの曲、なんだか知ってる」と彼女。

この曲自体は知ってるけど・・・。

 

そんなシチュエーションに流しておきたいアルバムかも♪

街中もクリスマスを待つ準備も進んで、キラキラの光景。

さて今年のクリスマス・ソングは?

 

M2>  サンライト  /   ケヴィン・レトー

 

1980年代半ばにLAに移り、セルジオ・メンデスのバンドに約8年間在籍し活動した女性シンガー「ケヴィン・レトー」

91年にファースト・アルバム『ユア・スマイル』94年には『アナザー・シーズン』がヒット。そして95年にリリースしたこのアルバム『シンプル・ライフ』から。

 

イキイキとのびやかな歌声をお聴いただければお分かりいただけるでしょう。

僕が言いたいことが。思わず深呼吸をしたくなるようなサワヤカさと美しさ♪

フュージョン・タッチの演奏をバックに快適指数の高い歌を聞かせてくれています。

ソフトなピアノのイントロから始まり、囁くようなレトーの歌声がスーッと耳に入り込みます。

どこかで入りやすい音楽。だからこそ気軽に聞けるサウンド。

しかし、チープな音楽では全くないんです。クオリティもしっかりしています。

序盤からは想像できない曲の転調・・・。後半になるにつれて盛り上がる世界観。

いつ聴いても気持ちいいです。

アルバムには他にもラテンタッチの「Forever lovers and friend」や

「We Know The Way By Heart」はアレンジのさりげなさに気づくと思わずニヤッとしてしまう。

素晴らしいテクニックと、ヴォーカル力をあまり主張しないところが好きなのかも知れません♪

もっと世界中の人に聴いていただきたい「ケヴィン・レトー」の素敵な世界にどうぞいらっしゃいませ~♪

Hi!心呼吸 12月7日(月)

M1> TRUST ME /  キース・スウェット

 

2002年にリリースされたキース・スウェットのアルバム「Rebirth」から。

最近はリリースニュースは届いておりませんが、精力的に多方面で活動を続けている

キース・スウェット♪

これぞキースの世界といったこの2002年の1枚。

 

僕にとってのキースのイメージはやはりバラード。この彼しか出せない個性ある声。

メロウなリズムに纏わりつくヴォーカルが大好きです。

今までにアルバムを全世界でリリースしていますが、このアルバムはめちゃくちゃ聞き込みました。

しかし、チャレンジの見える構成でバラードバラードしていないのも特徴。

ソウルに傾倒した曲もありながら、真骨頂のバラード♪が聞こえ始めるとアルバムの印象がガ

ラッと変わります。

このアルバムの特徴は70年代ソウルのようなソウルフルなイントロ、アップテンポなファンキッシュなナンバー。

はじめはこの挑戦振りに面食らってしまいましたが、聴き馴染んでいくと不思議と違和感がなくなります。

そして後半のバラード・・・まさにこれこれ!と言わんばかりの安定感。

安定とチャレンジのはざ間な1枚のようにも感じます。

このアルバムの前作にやや消化不良を覚えた僕。

このアルバムは前作を超えた虜になるパワー溢れるアルバムに♪

 

 

M2   Dear Me    /  ジーン・カーリー

 

日本でも人気の高い歌姫、ジーン・カーリーが遂にR&Bジャンルに参画。

LAの女性シンガー「ジーン・カーリー」

過去にはCradle Orchestraのアルバムなどにも参加をしていた実力の中、自身初となるアルバムを2012年にリリースしたアルバム『Love Revolution』から。

 

このアルバムはプロデューサーにDJ、トラックメイカー、プロデューサーとして外せない「瀬戸智樹」氏を迎えた作品。

この作品の音楽性の幅の広さは面白い♪

 

フロアーをアゲてくれるパーティ・チューンから、メロウなバラードまで飽きさせない内容に。ダンス傾向の曲が多いですが、バラードは特に耳に残ります。

かなりのバラエティに富んだ曲たちはそれぞれがハッキリと際立っています♪

 

3年前の夏にリリースになっていますが、持ち歩けきながら楽しむには最適!

例えば、僕が今、現役の高校生だったら学校の行き帰り、聞きながら通学しているイメージがチラチラ・・・。持ち歩きながら楽しむだろうなあって、勝手に想像(笑)

彼女のキュートなハスキーヴォイスに要注目です。

 

LAでレコーディングされたアルバム。

詩は彼女自身が担当しています。

サワヤカで特徴的な彼女の声でお楽しみください♪

 

 

Hi!心呼吸 12月4日(金)

 

M1>  DON’T STOP TIL YOU GET ENOUGH  /  Cris Delanno(クリス・デランノ)

 

このジャケットをご覧いただければなんとなくお分かりでしょうか?

このオムニバス・アルバムは「マイケル・ジャクソン」の名曲をボサノヴァでカヴァーしたアルバム2012年の冬にリリースされた「Couleur Cafe ole “Bossa With You”」

 

ブラジルはホペルト・メネスカル監修している本格的なボサノヴァ・ヴァーが楽しめる1枚。

その中からセンスの光るヴォーカリストでもある

Cris Delanno(クリス・デランノ)が歌う「DON’T STOP TIL YOU GET ENOUGH」♪

 

彼女の歌声は非常に知的で美しい。

ソリッドなイメージの中に少女のような無邪気さも感じます。

彼女はいろんなアルバムにも参加しているアーティストですが、英語とポルトガル語で歌い分けることも魅力のひとつ。

元々はアメリカ生まれのブラジル人。3歳のときに家族とともにブラジルへ移住しシンガーを志した彼女。

実際には『Bossacucanova』のヴォーカリストとしての方が有名かもしれません。

今までの海外でのイメージの古臭いというイメージのボサノヴァをエレクトロサウンドで蘇らせたヨーロッパで人気のグループ。

本当は『Bossacucanova』の曲をお届けしたかったのですが、それはまた次回に♪

マイケルの曲だけれど、彼女の歌声が好きなのです♪

 

 

M2>  クール・ユー /  カート・エリング

 

さぁ!クリスマスまで1ヶ月をきって街中もイルミネーションで輝き始めました!

このコーナーでもクリスマス・ソングを少しずつ入れていこうかと・・・♪

まずはこの方!

 

「カート・エリング」

力強い歌声と、優れたスキャット、また4オクターブの音域を持つバリトンシンガーとして注目を集めているジャズ・ヴォーカリスト。

まさに大人のクリスマス・ソングといったところ♪

このバリトンヴォイスが雰囲気を盛り上げてくれますね!

 

さて大人の音楽で過ごす最高のクリスマスをということで2008年にリリースされた

「スムース・ジャズ-クリスマス・ソングス」から♪

聴きやすくてジャジーな大人のクリスマス・ソングばかりを集めた極上のコンピレーションアルバムです。

ノラ・ジョーンズをはじめ、ジャズを身近に感じさせてくれる優しいアルバム。

少し、ゆったりといつもよりも大人っぽくクリスマスを!という方にはオススメなアルバムかもしれません♪

その中からぼくがチョイスしたのが「クール・ユー /  カート・エリング」

ビッグ・バンドのような華やかさと、ゴージャスさはキラキラしたクリスマスを盛り上げてくれるはず!オススメです♪

 

Hi!心呼吸 12月3日(木)

M1>  I’ve Got A Crush On You /   カーリー・サイモン

 

1994にリリースされた「Glory of Gershwin」から。

 

ポピュラー音楽・クラシック音楽の両面で活躍しアメリカ音楽を作り上げた作曲家として知られる「ジョージ・ガーシュウィン」

 

そんなガーシュインの曲をビッグネームが集まって作られたオムニバスアルバム。

例えば、スティング、リサ・スタンスフィールド、エルトン・ジョン、シェール、

ジョン・ボン・ジョヴィなどなど・・・。

正直、ジョン・ボン・ジョヴィには驚きましたが、まぁ豪華な面々がこのアルバムに参加しています♪

 

その中から、カーリー・サイモンが歌った「I’ve Got A Crush On You」を♪

優しく囁きかけるようなカーリー・サイモンの歌声に美しいピアノのメロディ、ベースライン、ストリングスが重なり合います。

あぁ、なんて美しく心癒される1曲なんでしょうか♪

 

このアレンジに圧倒されます。なんて緻密で繊細で充実感に満ち溢れているんでしょうか?

ジャズ好きの人から、ジャズの苦手な人まで存分に楽しめる1枚に♪

しかし、ボン・ジョヴィのエレキギターがちょっと浮いてしまっている感も・・・。

ただ、このメンバーが奏でる豪華な曲たちをどうぞ♪

 

M2> ディープ・ダーク・トゥルースフル・ミラー / エルヴィス・コステロ&ザ・ルード5

 

1994年、MTV Unpluggedのコピレーション盤[ベスト・オブ・アンプラグド]から。

(邦題は「ベスト・オブ・アンプラグド」ですが、原題は「The Unplugged Collection Volume One」)

さてこの当時、各アーティストがアルバムを出すことですっかり定番となったアンプラグド♪エリック・クラプトン、エルトン・ジョン、k.d.ラング、ポールサイモンなどが並びますが、このコンピレーションアルバムの1曲目のオープニングを飾るのは

故「スティーヴィー・レイ・ヴォーン」・・・。

ニクイ選曲です!くすぐる選曲です!

「この曲を選んだんだね!」と頷きたくなる曲が並びます。

特にストリングスが新鮮なソウル・アサイラム。スローにアレンジされたニール・ヤング。

やはり存在感はバツグンのロッド・スチュアート!

ドン・ヘンリーの甘い甘いラブソング・・・。

 

そんな中で「この曲が聞いてみたいから!」で購入したキッカケの曲はこの1曲。

『ディープ・ダーク・トゥルースフル・ミラー / エルヴィス・コステロ』

メロウなギターとリズムに乗って渋く歌い上げるコステロ♪

少し背伸びをして聞いていた頃、あまりよく分かっていなかった内藤少年。

今聞いてなおさら良さに気づきます。

 

改めてジックリ車に積み込んで冬のドライブにでも出かけてみたい♪

Hi!心呼吸 12月2日(水)

M1>  Song For My Father  /  ホレス・シルヴァー

 

「ホレス・シルヴァー」は、ファンキー・ジャズを代表する名ピアニストとして人気が高いアーティスト♪

特徴的なファンキーなプレイスタイルで知られ、ハード・バップの発展に寄与する存在。

そんな彼が85歳で人生を閉じたのは昨年2014年のこと・・・。

彼のルーツはゴスペルやアフリカ音楽、ラテンミュージックと幅広い。

その音楽の幅がプレイスタイルにも大いに影響したといわれています。

同時に彼はジャズ史上屈指の名コンポーザーでもあり、すばらしい曲をたくさん残している。

その代表曲の中でも「Song For My Father」は外せない。

黒人ミュージシャンではないグルーヴと言うのか、多国籍のジャズのエッセンスが純粋に楽しめる1枚に仕上がっている。

コテコテでないのが聞きやすさにも繋がっているのか?

ファンキージャズでありながらラフさも感じる。ソウルフルであり世界が広い感じ。

まさに名盤のひとつでしょうね♪

 

耳に残るこのメロディに強調しすぎないバップの効いたピアノが好印象♪

フォーンの主旋律を大事にベースラインにしっかりと存在感をあらわすピアノ。

ラテンのフレーズが色濃くなり、哀愁さえ感じる。

 

あぁ、当分耳からこのメロディとピアノの音色が離れない・・・♪

 

 

 

M2> テリン・ザ・ダイス・ハウ・トゥ・ロール / パトリック・トゥッツオリ

 

日本では1997年に公開された映画「トゥリーズ・ラウンジ」のサウンドトラックから。

個性派俳優スティーヴ・ブシェミ監督・脚本・主演によるラブ・ストーリー。

 

ストーリーは、さえない30男と17歳の少女との恋の行方を描いた作品。

仕事もクビになり、行きつけのバーで飲んだくれるうだつの上がらない中年男トミー。彼は急死した叔父の仕事を受け継ぎ、アイスクリーム屋の移動販売をはじめる。そんなある日、偶然昔の恋人の姪デビーが乗り込んできた。やがてアイスクリーム屋を手伝い始めた彼女は、トミーに好意を寄せるが・・・。

 

やはりスティーヴ・ブシェミの作品ということで作品も個性的でしたが、どこかピュアでコミカルで、ポップな作品。

学生時代に見た作品なので仲間でワイワイと楽しんだ思い出の映画。

その映画のサウンドトラックはこちらも印象的。

 

ジ・インクスポッツ、ミルス・ブラザーズなどのかなり古いアーティストの楽曲から、新しいアーティストまで幅広いアーティストの楽曲が映画に華を添えていました。

その中からポップでジャジーなパトリック・トゥッツオリが歌うこんな1曲♪

 

映画の中でどんな風に使用されているのか、あなたもご覧になって見ます?

また見直したい1本が出てきちゃった・・・w

Hi!心呼吸 12月1日(火)

M1>  ONE IN A MILLION YOU  /  メイシオ・パーカー

 

2012年にリリースされたメイシオ・パーカーのソウル・ファンクの名曲をビッグ・バンドをバックに奏でたアルバム「SOUL CLASSICS」から。

 

メイシオ・パーカーは1943年2月14日。ノース・カロライナ州キンストン生まれ。

ファンク音楽を代表するアルト・サックス奏者。

64年にはジェイムス・ブラウンのバンド”The JB’s”に参加!

ジェームス・ブラウン、ジョージ・クリントン、プリンス等と共演。

まさに「ファンキー・サックスの帝王」であります♪

 

そんな彼のルーツ。

ソウルの名曲の数々をビッグバンドをバックに従え奏でる贅沢な作品です♪

ビッグバンドのアレンジは、ヴァンガード・オーケストラでのアレンジャーとしても有名な「マイケル・アベネ」が手掛けています。

ビッグバンドの演奏の前面にこれでもか!と言わんばかりにファンキッシュなサックスが光ります!

やはりこの方(メイシオ・パーカー)の作品にハズレはありません♪

 

ちなみにこの曲の原曲はLarry Graham (ラリー・グラハム)

1980年にリリースした「One In A Million You」

あぁ、原曲も聞きたくなってきた♪

↓↓↓↓

 

 

M2>  One In A Million You  /    Larry Graham (ラリー・グラハム)

 

「スラップ奏法の開祖」ラリー・グラハム。

『スライ&ザ・ファミリー・ストーン』のベーシストとして名を馳せ、その速弾きスラップ、いわゆるチョッパー・ベースは、すべてのベーシストのお手本であり憧れであるラリー・グラハム♪

1980年にリリースしたアルバム「”One in a Million You”」からのタイトルトラック♪

やわらかくメロウなイントロにメロメロです・・・♪

そこに低音のラリーのヴォーカルとシンプルなメロディが見事にマッチ♪

最高位はUS Top 40で9位をマークしています♪

 

「僕にも愛の巡り合わせが訪れたんだ、百万にひとりの女性 それが君なんだよ」

 

本気の愛がなかなか訪れることのなかった男。

ようやく知り合えたことを神様に感謝する言葉が歌詞に並びます。

そして“百万にひとりの出会い”“奇跡の彼女”にも感謝する歌。

ちょっとキザかもしれませんが、告白ソングにも大活躍するんじゃないかなぁ。

昔聞いたときにはそんな歌詞には興味もなかったんですが、

結婚式のBGMにもピッタリですよね♪

 

この名曲にメイシオ・パーカーも感動したんだなぁ・・・

そのことにも感動します♪名曲をありがとうです♪

 

 

Hi!心呼吸 11月30日(月)

M1> 未来の恋人たち(2011 Enoshima Session) /  カーネーション

 

カーネーションが2011年の11月にリリースしたアルバム「UTOPIA」から。

2012年にリリースされた「SWEET ROMANCE」に先駆けて先行リリースされたミニアルバムです。

「UTOPIA」はカーネーション得意のポップ職人技が煌くGoovyなキラーチューンが並ぶ中、東日本大震災後のライブで直枝氏がその場で作曲し、即興で演奏されたインストゥルメンタル「女川」や長谷川きよし氏の「もうあきてしまった」のカヴァーなどが収録。

その中でもこの『未来の恋人たち』の(2011Enoshima Session)は耳を掴んで離さなかった。

あの3.11から色んなカタチで色んなアーティストが音楽に反映したものが多く目に付く中、ちょっと違った視点で事実を捉え、ジックリと音楽に思いをこめた曲は、心の傷を癒しながらこれからの未来を明るく照らすように煌いていたんです♪

 

スタジオ録音と2曲のライヴ音源を混ぜた構成・・・。

アナタにはどの曲が心の中を照らすのか?

ドラマチックな曲の世界、ドラマチックなメロディに込められた思い。

言葉の背後に隠された音との対比。

 

切なくもユニークでもあり、メロディの美しさが胸に来ます。

「忘れてはならない・・・」

改めて気づかされた1曲です♪

 

 

 

M2>  MY LOVE  /  KEISSY(ケイシー)

 

赤道直下のアマゾン河口の都市、ベルン生まれの日本とブラジルのハーフ「KEISSY」

父Teddy Max(2008年54才で他界)はパラ州の州歌になるほどのヒットを持った北東部のスター、兄Klebber Maxもアメリカンポップスのカバーアルバム10数枚を連発するパラ州を中心に活躍中のシンガー。母方の祖父は1930年代にトメアスに入植した開拓者の先駆者的存在。

そんなKeissyの作るオリジナルにはそのDNAが色濃く出ている。

最大の魅力はその声♪

大きな魅力のひとつであるヴォイス・インプロヴィゼーションにはインディオの祈りや日本の声明にインスパイアされたフレーズまでが入り交じり、クライマックスで彼女はシャーマンと化す。

歌を歌うためにこの地に降り立った彼女。

アルバム「Anjo」(アンジュ)はポルトガル語で天使を意味しています。

まさにAnjoな彼女の歌声はこの時代の宝物みたいです♪

 

ソフトリーでいて芯がある。

ただのボサノヴァではない別物のサウンド。

その根底には環境というバックグラウンドで培ってきた揺ぎ無い思いのようなものがあるに違いない。

早速、次回作も楽しみです♪

早くAnjoよ舞い降りて~♪

 

Hi!心呼吸 11月27日(金)

M1>   Brother /  ヴィクター・デイヴィス

 

2001年にリリースされたデビューアルバム「Victor Davies」(ヴィクター・デイヴィス)のラストを彩った「Brother」

 

「ヴィクター・デイヴィス」はロンドン生まれ。

ギター、キーボード、パーカッションなどをこなすマルチ奏者。そしてシンガー・ソングライター♪2003年にセカンド・アルバム『ホクストン・ポップスターズ』を発表します。

日本でも「Runaway Train」は評判となり、ヴィクターの名前はじわじわとシーンに浸透、その名は世界に日本のシーンにも伝わり大きな話題を呼び込むことになりました!

そのときの衝撃は忘れられない。

先輩DJから「聡!これお前大好きだと思うわ」その一言。

CDを借りて聴いて瞬間の嬉しかったこと!「これ、これ!探していたの!」

宝石でも発見したような嬉しさと言うか、巡り合えた喜びがありました。

 

このデビューアルバムからすべて聞いてきましたが、

70年代のソウルや、メロウなJAZZの世界、ブラジリアンテイストを美しくアレンジして表現するこのアルバムは特別かもしれません。

 

好きなジャンルが彼の頭の中に入ってミキサーで滑らかになって出てくると、僕らに感動をプラスして提供してくれる音のマジシャン♪

好きすぎる・・・。大好き。

 

M2>  Do Right(パステル・メッセージ)  /  ポール・デイヴィス

 

ポール・デイヴィス(Paul Davis)♪

飾ることなく自然体のメロディ、美しく優しい歌声はAORのお手本みたいな方♪

曲からも人柄や優しさみたいなものが溢れているようです。

さて1980年に発表した日本でのデビューアルバム「Paul Davis」

このアルバムの1曲目に収録されていたのが「Do Right」(邦題:パステルメッセージ)です。

エレピの心地よいイントロ。

サビのコーラスワーク。

キラキラしています!

この鮮やかさを80年に表現していたなんて素晴らしい♪

なんといってもこの歌声の温かさでしょう。

サワヤカな清潔感にも人気があったのが分かります。

アメリカ南部に生まれたポール。

南部の音楽を根底に模索し、AORの指針にまでなった彼の生き様、音楽性はまさに宝もの。

 

大事に聴かなくちゃ。

2008年にこの世を去ったアメリカの偉大なAORシンガー・ソングライター

「ポール・デイヴィス」

 

パステル・メッセージを彼から受け取りましょう♪

 

Hi!心呼吸 11月26日(木)

M1>   ミスター・ブルー  /  マイケル・フランクス

 

この方こそAORの元祖!

シティポップ感、ジャジーなメロディ、オシャレさ。

それをとっても素晴らしい♪

「マイケル・フランクス」のメジャー作品アルバム。

 

当時50万枚を売り上げたという名盤♪

「アート・オブ・ティー」

参加ミュージシャンはクルセイダース、デイヴィッド・サンボーン他。

1975年の作品です。。

とにかく、全曲良い♪全部好き。

アルバムを頭から最後まで全部おかけしたいですが、今日はアルバムのラストに収録されている「ミスター・ブルー」を。

ピアノのイントロ、優しく入ってくるマイケルのヴォーカル。

自然に重なるメロディの美しさ、風景がパット広がるような広がり。

サンボーンの泣き節・・・涙。渋い。

 

大人の音ですね~まさにAOR♪

夜のシーンにも合いますが、僕はブルーが青空にも聞こえるのです。

切ない秋空にもしっとりとマイケルの声は季節を彩ってくれます♪

 

M2>  キャッチ・オン  /   ブレンダ・ラッセル

 

7年のブランクの後、2000年にリリースされたブレンダ・ラッセルのアルバム

「パリ・レイン」から。

 

1988年には2部門において、グラミー・ノミネートの実績ある実力派アーティスト♪

こちらもシティ的なスムーズジャズのようなサウンドで感動した1枚。

スーッと耳に入り込み、7年のブランクをまったく感じさせないこのサウンド。

 

バラエティ豊かに展開される13曲のマジック♪

R&B,JAZZ,RATINと幅広いジャンルの音楽要素がさりげなく浸透して、このさりげなさの中に本物を発見することが出来ます♪

 

肌触りのよい曲はこういうことなのかな?

久しぶりに聞きましたが、今でもシックリと肌になじんでくれます。

成熟した大人のメロディライン、あせりのような浮付きもない、ドッシリトしてはいるがくどさもない。

バランスが素晴らしい1枚だと思います!

 

キャロルキングやイヴァンリンス、ジェイグレイドンなどが共作者として参加しているのも見逃せない♪

彼女の実力と魅力がぎっしりと詰まってます♪