HI!心呼吸 10月5日(火)

M1>  WHEN DID YOU LEAVE HEAVEN?  /   ダイアン・シューア

 

1953年12月10日。

ワシントン生まれのジャズ・ブルース・シンガー。

盲目のシンガー『ダイアン・シューア』

79年の「モンタレー・ジャズ・フェスティバル」に出演したところ、

「スタン・ゲッツ」に認められ、84年にデビューを飾った彼女。

 

そんな彼女のブルースに特化した1枚。

1997年にリリースされた

『ブルース・フォー・シューア』

このアルバムで歌われるのは全曲ブルース・ナンバー。

ダイアンのスケールの大きな歌声を楽しめる。

ブルースのゴリゴリなものではなく、スウィングジャズに似た軽やかさ、

ヴォーカルの爽やかさ。洗練されたブルースは流石の実力。

「デヴィッド・T.ウォーカー」のいぶし銀のギターはまた絶品です♪

 

 

 

 

 

M2>    If I Had You  /    ダイナ・ショア

 

一度、やってみたかった選曲。

『ダイアン・シューア』から『ダイナ・ショア』へのブリッジ♪

「ダイナ・ショア」

1950年代から1960年代にアメリカで人気を博したシンガー。

女優としても、テレビの世界でも大成功。

その後、女子プロゴルフの発展にも貢献し、

彼女が亡くなった1994年に「世界ゴルフ殿堂入り」を果たしているんです。

 

そんな「ダイナ・ショア」の1960年にリリースされた

名盤です。

『Dinah Sings, Previn Plays』(ダイナ・シングス・プレヴィン・プレイズ)

この何ともチャーミングな歌声に妖艶さもプラス。

古き良きアメリカの緩やかな豊かな時間♪「ダイナ・ショア」の歌声で♪

 

HI!心呼吸 10月4日(月)

M1>     ミスティ  /     サリナ・ジョーンズ

 

今週もこのコーナーでごゆっくり♪

10月最初の月曜日はバラード・シンガーの中でも、

ベテラン中のベテラン『サリナ・ジョーンズ』

1991年にリリースされた、サリナ・ジョーンズの希望曲も含め、

15曲の有名なバラードを集めて録音された

『Night Mood』邦題は(夜のバラード)

もちろん夜にゆっくりと耳を傾けるのも良し、

年を重ね、円熟味を増したボーカルと秋の夜長を過ごす。

なんと大人の時間。

スタンダードなバラードを、じっくりと歌いこんだ意欲作。

原曲の美しい旋律を大切に、しかも歌詞の魅力も活かすように丁寧に。

この味わいは格別です♪

 

 

 

 

 

M2>    Change Your World  /  アンソニー・ハミルトン

 

米ノースカロライナ出身の男性R&Bシンガー

『Anthony Hamilton』「アンソニー・ハミルトン」です。

この懐古的な雰囲気。

ソウルフルな歌声で古き良き時代にタイムスリップしたみたいな錯覚。

たまらなく好きな世界。

しかし、現代のアレンジも織り交ぜる。

その絶妙なアレンジが見事。

 

サリナ・ジョーンズから時代を超えて2005年に届けられた1枚。

ブルージーでファルセットも巧みに使った歌声。

沁みわたる贅沢な音。

ハモンドオルガンを使うなどの演出はニクイ。

2005年にリリースされた『Ain’t Nobody Worryin’』から♪

 

 

HI!心呼吸 10月1日(金)

M1>   For the First Time  /   ケニー・ロギンス

 

さぁ、10月がスタートです♪

今年も3か月を切りました。今月もこのコーナーでごゆっくり♪

10月は『Kenny Loggins』からスタートです。

2002年にリリースされたベスト盤

『The Essential Kenny Loggins by Kenny Loggins 』から。

「ロギンス&メッシーナ」時代も含め、シングル曲を中心に映画の主題歌、使用された、あの名曲が並びます。『Kenny Loggins』の歴史を網羅♪

この曲『For The First Time』は 1996年に公開になった映画

『One Fine Day』に使用されたラブソングです♪

まさに名曲なんですけど~♪

本当は何も見てなかったんだね・・・愛っていうモノを今、僕は分かるんだ。

この愛は僕のすぐ目の前にあったなんて知らなかった・・・気づけよっていう曲ですw

 

 

 

 

 

M2>  Take My Breath Away  /  ベルリン

 

今週の締めくくりは映画繋がりで。

それもこの作品は「ケニー・ロギンス」(Danger Zone)♪もお馴染みでしょう?

『ベルリン』です。

「愛は吐息のように~トップ・ガン・愛のテーマ」

 

1978年、ロサンゼルスで結成された5人組ニューウェーブロックバンド。

紅一点である「テリー・ナン」のヴォーカル。

シンセ、ギターを中心としたテクノサウンドはカルト的人気を経たバンド。

1986年興行収益で全米No.1を記録した、トム・クルーズ主演の大ヒット映画、

「トップ・ガン(Top Gun)」の挿入歌として使用。

初の全米No.1ヒットを獲得しました♪

久しぶりにゆっくり、妻と名画を見直してみようかな?

ちなみに今日は妻の誕生日でもあります♪

HI!心呼吸 9月30日(木)

M1>   Why Do I love You?  /    ケニー・ドーハム

 

9月の締めくくりにはこんなJAZZで♪

「朝に聴けるトランペットの音色」はいかがですか?

ほのぼのする様なハイトーンなトランペット。

爽やかな気持にしてくれる『ケニー・ドーハム』

哀愁のトランペッター「ケニー・ドーハム」が

ミュージカル『ショウボート』を題材にした名盤。

1960年1212月9日 録音。

『SHOWBOAT』(ショウボート)

ジャズ史に残るスタンダード・アルバムです♪

個人的には肩の張る感じよりもリラックスモードになれるこの

「ケニー・ドーハム」がおススメ。

もちろん、Clifford BrownやLee Morgan、Miles Davisも好きだけど。

朝には・・・wこのアルバムとにかく聞きやすいです♪

 

 

 

 

 

M2>  OVER THE RAINBOW(虹の彼方に)/ ピーター・シンコッティ

 

今月の締めくくりは彼です。

2003年にデビューを飾った『ピーター・シンコッティ』

わずか7歳で「ハリー・コニックJr.」と競演を果たし、

端正なルックスと甘美な歌声を持つ男性ジャズ・シンガー/ピアニスト。

そんな彼のデビュー・アルバム。

2003年にリリースされた『デビュー!!』

分かり易い!

この時。彼は19歳。

10代のピーター・シンコッティのソウルフルな音楽性。

ウソみたいに大人びていて。

哀愁も感じてしまう。なんでこんなにも雰囲気が良いんでしょう。

そして現在38歳。

甘すぎず、渋すぎず、聴きやすい。

今月もありがとうございました♪また10月に♪

HI!心呼吸 9月29日(水)

M1>    I Still Believe  /   マライア・キャリー

 

ついつい聴きたくなってしまって・・・『マライア・キャリー』

満足だな・・・この1枚は。

車の中には常備。ドライブ中についつい聴きたくなってしまう。

2002年にリリースされたシングル・コレクション。

ベスト盤です。『The Ones』

世界中が恋したDIVA。

20歳で「ヴィジョン・オブ・ラヴ」でデビューを飾り。

ビートルズに次ぐ数の全米1位ヒット保持者の称号ももつ。

『マライア・キャリー』

ベイビーフェイス・プロデュースによるホイットニー・ヒューストンとのデュエット曲等を収録したこのアルバム。さぁ、今日はどの曲を聴きますか?

マライアがバックコーラス時代。1988年に『Brenda K. Starr』がヒットさせた曲のカヴァー。本人曰く・・・敬意を表する形で・・・その曲をカバーした名曲を♪

 

 

 

 

 

M2>  Every Time I Close My Eyes  /   ベイビー・フェイス

 

『Babyface』(ベイビーフェイス)の才能にハマっていた。

大学時代に背伸びして、「スロウジャム」って何?

なんて思いながら聴いていていた頃。

先ほどの「マライア・キャリー」を聴きながら思い出してみる。

大学時代。最高にハマっていたなぁ。

絶妙に甘くスロウ。

軽めのステップもアリながら耳障りの良い事。

今聞いても気持ちいいもの。

やはり素晴らしい1枚。才能だったんですよね。

照明してくれます。

1996年にリリースされた『The Day』

ベイビー・フェイスの最高のアルバムは?と聴かれたら。

コレって言います。未だに・・・w

 

HI!心呼吸 9月28日(火)

M1>    It’s Too Late  /    キャロル・キング

 

今週もこのコーナーでごゆっくり♪

9月も最終週に。

彼女の声に季節を重ねることにしましょう。

『キャロル・キング』

「アレサ・フランクリン」などに曲を提供し、60年代のヒット曲を数多く手がけ、

メロディメイカーとして才能を発揮していたキャロル・キング。

71年にもっと才能を世界が認識することになります。

この名盤がリリースされたから。

1971年『つづれおり』(Tapestry)

全米No.1を15週連続維持。

開放的で素朴なLAポップ。

時代がゆっくりと男女平等になってきた世の中。

女性の気持ちを歌う姿。今だからこそ沁みます。

「TAPESTRY」から♪

 

 

 

 

 

M2>       ディエゴ  /    クレモンティーヌ

 

2002年にリリースされた『30℃~トロント・ドゥグレ』

ゆるいボッサはいかがですか?

このアルバムは『クレモンティーヌ』がリリースしたカバーアルバム。

「バート・バカラック」、「ジェームズ・テイラー」「ヴァン・モリソン」

「レオン・ラッセル」等々の1960~1970年代の名曲の数々をカヴァー。

ライトな聴き口で楽しめるんですが、

こだわりをビシビシ感じます。

もちろんオリジナルに忠実なカヴァーもあって然るべき。

しかし、こんなアレンジで?

と驚くようなサウンドは今でも新鮮に聞こえてきます。

その中に『キャロル・キング』の「Oublie-Moi [It’s Too Late]」も♪

彼女のなせる業をどうぞ♪

今日はその曲では無くて『ディエゴ』をどうぞ♪

HI!心呼吸 9月27日(月)

M1>   All That I Am    /    JOE

 

この頃の『Joe』兄さんが一番好きかも。

彼のアルバムも何枚か持っていますが、

初期の彼の甘々の良さが収録された1枚。

1997年にリリースされた『All That I Am』♪

アキの夜長に、もちろん昼でも良いですけど

やはり夜かな・・・w

お気に入りの場所でお酒と一緒になんておススメ。

 

今日はアルバムタイトルの『All that I am』を♪

この頃のJoeの声は優しく囁くような色気が前面に。

そのセクシーさも嫌な感じがしない。

ゴスペラーズもカバーしてる「No one else comes close」なども♪

名曲揃いです♪ナイス!ジョー!

 

 

 

 

 

M2>   Dream Girl  /     R.ケリー

 

2003年にリリースされた『Chocolate Factory』

「R.ケリー」のソロ5枚目のアルバム。

タイトル・トラックの「Chocolate Factory」から始まるこのアルバム。

クールなミディアムナンバーからスタートするんですが、

それまでのエロティックなイメージから軽いイメージに変わった1枚。

そのエロティックなR.Kellyももちろん好きだったんですが、

ライトなテンポで進む曲達に魅了されていくんです。

その他にもモータウンクラシックみたいな曲があったり、

ラップのミックス曲が入っていたり、

それまでの彼のイメージを見事に裏切ってくれた1枚。

チョコレートみたいな彼の甘い歌声はやはり良い。

ドライヴ中に聴くも良し、静かに聴くもオススメだし、

さてどのシーンでアナタは聴きますか?

 

HI!心呼吸 9月24日(金)

M1>   Autumn Song   /     インコグニート

 

今週の締めくくりは『インコグニート』から♪

2004年にリリースされた『Adventures in Black Sunshine』♪

このアルバムは、グループの黄金期を支えた歌姫

『メイザー・リーク』がカムバックした1枚。

アシッド・ジャズ満載。

往年のアシッド好きな方には外せない1枚かもしれませんね。

ファンク・フレイヴァーも楽しめます。

今日の「Autumn Song」をゆっくり聴いていると、

次にクレジットされているのが、

「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」(ドゥービー・ブラザーズのカヴァー)♪

だいぶファンクです。

因みにギタリスト「ジョージ・デューク」がゲスト・ミュージシャンとして参加してます。

オーソドックスなIncognitoは落ち着きます。

 

 

 

 

 

M2>   Little One   /    ガリアーノ

 

今週の締めくくりはアシッド・ジャズで♪

『アシッド・ジャズ』にも色々なタイプの音楽がありますが、

このグループは「生音」がベースのクラブジャズ。

HipHopをアフロのリズムで聴かせてくれたかと思えば、

ギターのでシットリとR&B風に聞かせてくれたり。

94年にはディープなオシャレさは僕には早かったかな。

「聴いているとオシャレ」みたいな雰囲気で聴いていました…僕w

クラブミュージックや派手なものが苦手とおうかたには

ガリアーノのはおススメかも。

 

1994年にリリースされた『Plot Thickens』(ロング・タイム・ゴーン)

ラストに収録されているLittle One♪は名曲。

因みにこの頃すでに環境問題に対する発言も、問題意識を持っているグループでした。

HI!心呼吸 9月23日(木)

M1>   君住む街で  /    ロバータ・ピケット

 

秋分の日♪秋の曲を♪

2002年にリリースされた『SEPTEMBER OF TEARS』

このアルバムは女性ジャズ・ピアニスト

『ロバータ・ピケット』率いる「ロバータ・ピケット・トリオ」のアルバム。

「ロバータ・ピケット」はアメリカで人気を誇る女性ジャズ・ピアニスト。

伝説の「ブルーノート福岡」で「12夜連続のライヴ」を成功させたこともある

日本での人気の彼女のトリオのもの。

タイトル通り、この時季にピッタリなアルバムです。

切なくも美しいメロディ。

オリジナル3曲を含む、「ニューヨーク」をテーマにした全11曲。

 

2001年の同時多発テロで大きな悲しみに包まれたニューヨークをアルバムのテーマに選んだ、意欲作。激しさの中の優しさ。

だから落ち着くんですよね♪

 

 

 

 

 

M2>     Autumn  /   パオロ・ヌティーニ

 

『パオロ・ヌティーニ』

この秋にどこかでかけたいと思っていました。

ナイーヴでソウルフルな歌声。

スコットランド出身のシンガー・ソングライター

『パオロ・ヌティーニ』

デビュー・アルバムが2007年にリリースされた『These Streets』

このリリースタイミングで19歳。

端正な顔立ちに19歳とは思えぬ、このスモーキー・ヴォイス。

このアルバムを買ってからもう10数年になりますが、

いまだに聴いてしまう。

車には常に乗っているパターン。

この「Autumn」・・・2分40秒くらいしかないのにわし掴みされた1曲。

哀愁漂うメロディとパオロ・ヌティーニの渋い声、この秋に♪

 

HI!心呼吸 9月22日(水)

M1> ウィル・ビー・トゥギャザー・アゲイン /  ヴィクトリア・トルストイ

 

『ヴィクトリア・トルストイ』

スウェーデンの女性ジャズシンガー。

スカンジナヴィアにおいて、もっとも成功を納めたヴォーカリスト。

と言われて、不動の人気を誇る「ヴィクトリア・トルストイ」

このトルストイさん、あの「文豪トルストイ」の血を引く人というキャッチ・コピーでデビューしたんですが、いまや、そんなキャッチ・コピーもいらない程の存在。

 

2001年にリリースされた、デビュー2作目のこのアルバム

『BLAME IT ON MY YOUTH 』(ブレイム・イット・オン・マイ・ユース)
は、ジャズシンガー、ヴィクトリア・トルストイとは違った、

ポップセンスが光る1枚。

爽やかで艶やか。おススメです。

 

 

 

 

 

 

M2>   ムーン・リヴァー  /   メロディ・ガルド―

 

2020年にリリースされた『Sunset in the Blue』

「ノラ・ジョーンズ」、「マデリン・ペルー」と並び、

2000年以降のアメリカ女性シンガー三傑の一人である

『メロディ・ガルドー』

 

ジャズ・ヴァイオリニスト「寺井尚子」さんの参加なども話題となった

「フロム・パリ・ウィズ・ラヴ」などオリジナルに加え、

「アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー」などジャズ・スタンダードのカバーも織り交ぜた、彼女のルーツを探れる1枚。

彼女の特徴の「暗さ」もいつもより少なめ。

ただ、その「暗さ」が秋の夜長に良いんです。

スタンダード・ナンバーをふくめ歌い上げる彼女の素晴らしい作品。

おススメです。今日は「ムーン・リヴァー」です♪