M1> アイム・ノット・ア・ノウ・イット・オール / ガーランド・ジェフリーズ
アフロ系とプリルトリコ系の混血。
1943年にニューヨークのブルックリンで生まれたガーランド・ジェフリーズ。
1973年に初ソロ・アルバム「Garland Jeffreys」を発表しました。
1991年「ドント・コール・ミー・バックウィート」から。
デビュー依頼、差別や偏見といったこれまでの自身のルーツを歌にしてきたジェフリーズですがこのアルバムの中では歌詞などで特にそれらを強調している作品。
ルーツでもあるゴスペルやレゲエなどカラフルな作品でありますが、秘められた内容は生々しくて生命力に溢れている感じ♪
その秘められた力強さに胸の真ん中をつかまれるように聞き入るのです。
アルバムの中で唯一ラストに収録されている
この曲。「アイム・ノット・ア・ノウ・イット・オール」は歌詞の内容も他の曲と違ってホッとできるミドルナンバーで大好きです♪
ジェフリーも平凡を求めていることがわかるので人間味を感じます♪
やはり平和で差別のない平凡な毎日がよろしいいですね♪
M2> The Girl Who Never Sang / エリック・ワトソン
エリック・ワトソンはアメリカ出身ですが、フランスで活躍中のピアニスト。
ジャズと現代音楽の中間を「不思議な透明感」で表現する彼の独特の空間。
このジャケットだけ見ると、色っぽいおしゃれナンバーが並んでいると思いきや、
独特の不思議世界に突入するんです・・・。
でも不思議すぎて聴きにくいということもない。
空想的なメロディと水に広がる波紋のように広がる様は気持ちよく、自然。
特にこの4曲目に収録されている「The Girl Who Never Sang」は特にあくのようなものがなく透明感に溢れているよう。
何にもしたくない時間。
ヒーリングにも近い緩やかさが満ちていて、改めて気持ちいいのです。
このアルバムでのリーダー、エリック・ワトソン。
録音当時は32歳。ベテランミュージシャンをバックにしたがえ、この空気感を表現できる度胸。
フリーキーなスタイルは過去の作品などにも垣間見れますが、このアルバムの広がり見当たらない♪
さて仕事に向かう途中であれば申し訳ない選曲かも。
どうぞリラックスして♪