M1> Snow In Bahia (バイーアに降る雪) / ジルベルト・ジル
政治家としての顔も持つブラジルのミュージシャン「ジルベルト・ジル」
1942年、ブラジルのバイーア生まれ。
学生時代の60年代の末から、友人のカエターノ・ヴェローゾらとトロピカリズモ運動を推進。70年に軍事政権の弾圧から逃れるためカエターノとロンドンへ亡命。
72年の帰国後はルーツでもあるアフリカ音楽の要素を取り入れたり、レゲエやワールドミュージックを取り入れることによって音の幅を広めていく。
1992年のアルバム「Parabolicamara」(パラボリック)から。
そんな彼の92年のアルバムはブラジルのモダン派ど真ん中。
アーバンでありながら、どこかクラシカル。
フワッとはずむサウンドは心地よく、初春の空にもよく似合う。
しなやかに歌われるソフトな歌声と口笛が効果的に軽快さを演出♪
聴いてて楽しく鼓舞される♪
生まれ育った故郷、バイーアに降る雪を歌った愛唱歌。
息子ベン・ジル、そしてモレーノ・ヴェローゾという二代目によるプロデュース。
ジルのギターを前面に打ち出し、旋律の魅力を高めることに成功した名作。
繊細なリズムも耳に心地いい♪
ちょっと早い春をイメージできちゃいますね!
春よ来い!恋♪
M2> 積雪 / Alex De Grassi (アレックス・デ・グラッシ)
ギタリストである「アレックス・デ・グラッシ」
この方なんと!1952年、神奈川県の横須賀市生まれ。
彼は両親が8年間日本に滞在していた時に生まれたそうだが、2歳の時にはアメリカに帰国したので「日本語で知っているのは、ごく僅か」だそう。
そんな日本生まれのアレックス。
もはや「癒し」の言葉では片付けられない空間が広がります。
新年の慌しい時間。普段の世界にゆっくりとシフトを入れ直してくれるような穏やかなギターサウンド。
「癒し」という言葉がもてはやされる前・・・このジャンルは「ニューエイジ」と称された時代。
この心地よさを新たな気持ちで聴くとなおさら心洗われます。
どこかクラシックやジャズのエッセンスを見事にブレンドしているようなサウンド。
曲を聞かせるためにギターテクニックがメインに置かれている。
シンプルの強さ。
シンプルの優しさ。
シンプルの温もり。
みずみずしいギターの音色は新芽に当たる太陽の光。
どうぞ心に水をあげてください。
潤い♪潤い♪潤い♪