M1> アフター・ザ・ラヴ・イズ・ゴーン / ノーマン・ブラウン
90年代初頭、スムース・ジャズ・サウンドを確立。
ジョージ・ベンソン直系のメロウなフレーズで人気を集めたギタリストの一人
「ノーマン・ブラウン」
2006年にリリースされた初のベスト・アルバム。
『ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ノーマン・ブラウン』から。
ソウルナンバーからスムージーなフュージョンを見事なまでに聞かせてくれます♪
全体的に柔らかくてフワッとしている印象。
それがまた気持ちいいのです。
洗練され過ぎず、リラックスできるサウンドは決して昔くさくなく、今の空気にもマッチするはず。
ベスト盤の中身は「ジャネット・ジャクソン」、「ルーサー・ヴァンドロス」「スティービー・ワンダー」などのカバー曲が多いのですが、こんなアプローチのカバーは新鮮。
しかし、オリジナルの曲が少ないのでノーマン・ブラウンの曲を思う存分楽しみたいという方には少し物足りないかもしれません。
その中から『アース・ウィンド&ファイアー』のカバー。「アフター・ザ・ラヴ・イズ・ゴーン」♪
この美しいメロの良さ、もともとの美しさを大切にノーマンのギターが歌い上げます♪
このアルバムを聴いて彼のギターに恋をしたら過去の彼の作品にも是非触れていただきたい♪
だってハズレ少ないんだモノ♪
M2> イン・マイ・ライフ / ジュディ・コリンズ
1939年シアトルに生まれた「ジュディ・コリンズ」
13歳の時にクラシック・ピアニストとして初ステージに立っているが、その後彼女の関心はフォーク・ソングへと向かい、ギターを手に取ってトラディショナル・ソングを中心に歌い始めたという彼女。
1960年代の一大フォークブームの波に乗り人気を博したシンガー・ソング・ライターさん。
60年代初めから中頃にかけて、アメリカのフォーク・シーンで人気を二分していた女性シンガーがジュディ・コリンズとジョーン・バエズ。
この2人ともトラディショナルを歌うフォーク・シンガーとしてスタートしました。
ある意味ライバルのような存在。
その理由はこの穏やかに紡がれる優雅な歌声。
日本人の心に染み入るような優しい声は、この時代だけではなく今でも響きます。
1966年にリリースされたアルバム「In My Life」
彼女の出世作といわれるアルバム。ビートルズの秀逸なカヴァーがタイトルにも。
ジュディ・コリンズはただの癒しのシンガーではなく、ミュージカルの劇中歌なども手がけていてその曲は真逆の激しい表情も見せます。
彼女の実力は「ビートルズ」や「ランディ・ニューマン」などの名曲で自分も輝き、曲も別の輝きを見せるのが不思議です。
これは春先にも聞いていただきたい1枚です。
プレゼントにもピッタリかも。こんなCDもらったらうれしいですよね?