M1> スピン・アラウンド / 小曽根 真
1994年にリリースされた「小曽根真」さんのアルバム「BREAKOUT」から。
小曽根さんの8枚目のアルバム。
僕がはじめてOZONE-JAZZにふれたアルバムです。
今のキャリアからすればもちろん初期のアルバムですが、この美しく優しいピアノはセンセーショナルなものでした。
それまで日本のジャズを知らなかった僕にとって雷に打たれたような衝撃。
『こんな素晴らしいピアニストが日本にいるなんて・・・。』
今でも大好きなアルバムですが、何度となく聴いているアルバム。
穏やかな気持ちになれるピアノは表情豊かで微笑んでいます。
綺麗な空気を思いっきり吸い込んだような爽快感が、心のホコリ流してくれそうです♪
こんな美しいピアノを操れるピアニストが日本にいることが「誇り」です。
混じりけのないシンプルな構成。
時折魅せる短いブレイク。小気味良いタッチ。
冬から春へゆっくりと小股で進む季節のように、季節の変化にもマッチする1曲。
さぁ、春を待つこの時間も楽しくさせてくれる見事なプレイ♪
思わず聞き惚れてしまうOZONE-JAZZにあなたも浸ってみてください♪
ポッカポカです♪
M2> The Best I Ever Had / シーネ・エイ
2014年にリリースされた「Face The Music」から。
デンマーク出身の歌姫「シーネ・エイ」
北欧のジャズ・シーンから飛び出したヴォーカリストは多い。その中でも注目されている「シーネ・エイ」は国内はもちろん海外でも多くのファンを獲得。
ここ日本でもツアーを過去に3度行っていてチケットはプラチナに・・・。
そのファンの中の一人・・・僕です。
実力も兼ね備えた歌声。
もちろんシンガーとしての実力はお聞きいただければお分かりでしょうが、ソングライティングの才能も忘れてはならない。そしてこのヴィジュアル・・・。
天はこの3つを与えてしまったわけで・・・。
彼女のオリジナルには評価が高く、このアルバムにも6曲が収録されています。
この「 The Best I Ever Had 」も彼女のオリジナル♪
ピアノの緩やかなイントロから彼女の少し潤ったしなやかな歌声が聞こえると気品を感じるほどギラギラしていないゴージャス感を帯びます。
ナンシー・ウィルソン、ベティ・カーターなどから影響を強く感じ、時には力強さも感じる肌触りのいい曲を届け続けてくれる彼女の存在から目が離せません。
母国デンマークでは音楽賞/ベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞、デンマーク・ラジオ・ジャズ賞などを数多く受賞。
その実力をとくと堪能ください♪
いやぁ・・・本当にお美しいのよ・・・♪