M1> Waiting For Spring / デビッド・ベノワ
1989年にリリースされたデビッド・ベノワのアルバム「Waiting For Spring」から
アルバムのタイトル『Waiting For Spring』をどうぞ♪
さて『もしタイトルを聴かされずにこの曲を聞いたとき、僕はなんていうタイトルを付けるのだろう?」と聴きながら考えてた・・・。
もちろんこのタイトルを知りながら聴いているので他のタイトルが頭の中にも出て来ないのだけど、アナタならどんなタイトルを付けますか?
それにしてもタイトル通りこんなに冬に似合いながら春を待ちわびる雰囲気を帯びた曲。タイトル通りの曲ってあるんだろうか?
ビルエヴァンスに相当影響を受けたピアニスト「デビッド・ベノワ」
エレガントで華麗なタッチは実に美しくてモダン。
かすかに春を待つ期待感を感じます。
バックを固める豪華なミュージシャンにも注目したいのですが、なんと言ってもこのアルバムに参加している女性ジャズ・ギタリスト。32歳でこの世を去った「エミリー・レムラー」のソロも素晴らしく美しくて優しい。
全体にウキウキと鮮やかなモダンな1曲に仕上がっている名曲♪
春よ~来い♪
M2> Velvet Sky(ヴェルヴェット・スカイ) / ロス・ロンリー・ボーイズ
テキサス出身、ガルサ3兄弟からなるトリオ・バンド、『ロス・ロンリー・ボーイズ』
「グラミー賞 最優秀レコード賞」にノミネートされ「グラミー賞最優秀ポップ・パフォーマンス賞デュオ/グループ」を受賞した名曲「Heven」は言うまでもなく有名♪
その「Heven」を収録したデビュー“モンスター”アルバム「Los Lonely Boys」から。
ロス・ロンリー・ボーイズの記念すべきデビュー・アルバムに収録された隠れた名曲をお送りします。
「ヴェルヴェット・スカイ」
ミディアムテンポで展開される土臭くて無骨だけど温かいそんな1曲。
ラテンの色をベースにサワヤカに歌い上げる彼らの得意とするサウンド。
ギターの泣きはどこかスピリチュアルで乾いていて心地よく、独特の「魂=ソウル」で聞かせてくる・・・。
単純でシンプル。だからこその強み。兄弟だからこその一体感。
他のバンドにはない強靭さ。
この力強さに優しさをプラス。
まさに男らしい1曲。この歌に歌われる空はどんな空だったんでしょう?
サンタナやイーグルス・・・偉大なアーティストと比較されても動じないこのスタイルに
ファンになるしかないでしょ。カッコいいわ。