Hi!心呼吸 3月31日(木)

M1> Waters Of March(3月の雨)  /  バーシア

 

2004年にリリースされたバーシアのベスト盤

「クリア・ホライズン~ベスト・オブ・バーシア」から。

 

イギリスのグループ「マット・ビアンコ / Matt Bianco」のヴォーカルとしてデビューしたのが1984年のこと。

その時から彼女の声は目立っていて、存在感はピカイチでした。

グループ脱退後のソロ・デビュー・アルバム

「Time and Tide / タイム・アンド・タイド』を87年に放ってからイギリスでヒットを飛ばし、アメリカへ、世界へ。

彼女の声はオールシーズン合いますが、特に春にピッタリな気がして♪

3月31日。

3月ラストはこの曲で「Waters Of March(3月の雨)」

(アントニオ・カルロス・ジョビンのカバー『三月の雨』もバーシアテイストで♪)

 

歌詞↓

カタツムリ、ふるい、「蜂」、山の小道、馬とラバ、遠方の砂州、伸びる青い三つの影

そして 川岸のおしゃべり、「三月の水」あなたの心の中にある生きることの希望♪

 

春です。自然に感謝しながら満喫しましょう♪

本当に素晴らしい1曲ですね。

3月の綺麗な水をしっかりと含んで♪

 

M2>  若葉のころ (FIRST OF MAY) /   テリー・ハーマン

 

2013年11月に発売された、「テリー・ハーマン・トリオ」のアルバム

『若葉のころ~テリー・ハーマン・プレイズ・ザ・ビー・ジーズ』から。

 

テリー・ハーマンこと「坂元輝」氏がビー・ジーズの名曲をピアノ・トリオでジャズ・アレンジした1枚です。

ビー・ジーズのメロディーをシンプルに丁寧にジャズアレンジされた曲たちがアルバムに鎮座します。とても綺麗に優しく並んだ曲たちが新緑にピッタリです。

 

雪解けの水をしっかりと吸収して、太陽に向かってゆっくりと葉を

広げる植物たち。

可憐でいて生命力に満ちている姿を坂元氏のピアノが旋律で表現してくれます。

坂元輝(サカモト・テル)さんは渡辺貞夫リハーサル・オーケストラでプロ活動をはたされたピアニスト。

70年代80年代にテリー・ハーマンという外人名で日本コロムビアより多数のアルバムを発表。

 

いろいろなジャンルの音楽をピアノ・トリオでジャズ化してしまうスタイルを確立した

 

「テリー・ハーマン・トリオ」

坂元輝(p)小津昌彦(dr)古野光昭(b)

このトリオから届けられる爽やかな「音春」

 

春風と共にどうぞ♪春だね♪

 

 

Hi!心呼吸 3月30日(水)

M1> You’re Looking At Me  /  ダイアナ・クラール

 

久しぶりにクラール様の歌声を聞きたくなって・・・2005年「All for You」から。

 

このアルバムは「ナット・キング・コール」へのトリビュートアルバムとして、リリース前から注目されていましたが、まさにお見事な1枚に♪

美しい歌声とピアノで40年代の名曲を蘇らせてくれています。

 

今でも時々、棚から引っ張り出しては聴いてしまう1枚です。

その中から「You’re Looking At Me」♪

 

ナット・キング・コールのシルクのような甘い歌声も素晴らしいですが、

クラールの歌で蘇らせてくれた名曲がキラキラと輝くのです。

 

まるで至近距離で歌われているような臨場感、吐息まで感じられるようなリアルさがこのアルバム全体を覆っていて、落ち着いたトーンは、もはやベテランの味。

彼女のトーンは魅力で実に自然です。

 

ピアノを弾きながら歌うというスタイルですが、ピアノも丁寧で品があります。

ラッセル・マローンのマイルドなギターも見事に融合して柔らかい時間を演出してくれます。

ソフトでジックリと聞きたい。

このテイストがお好きな方はこのクラールのアルバムは外すことはないはず。

この春をJAZZで過ごす・・・オシャレっす♪

 

M2> CLEVER GIRL (クレヴァー・ガール) / タワー・オブ・パワー

 

1973年にリリースされたタワー・オブ・パワーのアルバム「タワー・オブ・パワー」

 

『リズム&ブラス』という言葉を生んだ強力なリズム・セクション♪

そしてブラス・サウンドは今聞いてもシビレマス♪

そのリズム&ブラスで人気を博したタワー・オブ・パワーの3rdアルバム「タワー・オブ・パワー」から。

 

大ヒットした曲も収録された名盤であるのですが、このメロディとソウルフルなフレーズが大好きな「クレヴァー・ガール」を♪

ミディアムテンポのリズムにファンク色を閉じ込めて、ジワジワ来るカッコよさ。

このリズムセクションとホーン・セクションの組み合わせはまさに唯一無二の存在ですね♪

一糸乱れぬ完璧なホーンセクションにコーラスにも感動します。

そして音数が多いのに散らからない正確さ。

単純ではないリズムに全てコンパイルしてしまっている巧みの技。

トリッキーなセクションをなんとも涼しげに聞かせるところ・・・。

今の並のグループでは難しいでしょうね。

 

職人の方って、凄いことを自慢しない。

そんな感じの重厚さ。

技を感じてくださいませ♪

HI!心呼吸 3月29日(火)

M1>  Free (フリー)  /   デニース・ウィリアムス

 

今日はスタンダードを1曲。

今まで何度聞いてきたか・・・数知れず。

EW&Fのモーリス・ホワイトのプロデュースにて76年にリリースしたデビューアルバムその名も「私はデニース」。

 

このデビュー作品にはミニー・リパートン、ラムゼイ・ルイスらを手掛けたカデットの名匠、チャールズ・ステップニーが参加しているという名盤。

時として、ミニー・リパートンのライバルと言われることも会った彼女。

 

キュートな彼女のソプラノを、ギター、「アル・マッケイ」ベース、「ヴァーダイン・ホワイト」らEW&Fのメンバーがバックで盛り立てています。

 

最高に売れていたアース、ウインド・アンド・ファイアーのメンバーの演奏にもご注目。

メロディはキャッチーで気合いの入った楽器のソロが入るアース色。

これが他では聴けない魅力です。

 

さてそんな肝いりで作られたこのシングル「フリー」は、全米R&B 2位(POP 25位)のヒットを記録。

イギリスでは1位を獲得!

現在でも、世界中の女性シンガーたちに歌い継がれている名曲です。

さて春の陽気の中、アナタもFreeに解き放ってみては?

 

 

M2> ダイ・フォー・ディス・ダンス /  ニコッレト・ラーソン、ジェフ・ベック

テリー・ボジオ&トニー・ハイマス

久しぶりに映画のサウンドトラックから。

シュワルツネッガー主演のコメディ映画「ツインズ」(88年米)

このサントラにはロック・スタンダードの名曲がずらっと並んでいます♪

フィリップ・ベイリー&リトル・リチャードという、新旧のソウル・キングが、

パンチのきいたタイトル曲を歌っています。

 

しかし僕のおすすめはこの曲。

ニコレット・ラーソンが劇中で歌う姿も印象的でした「ダイ・フォー・ディス・ダンス」

もちろんバックのギターは『ジェフ・ベック』です。

優しくメロディアスなギターは憂いを含み耳に残ります。

 

(映画本編では・・・。シュワちゃんとダニー・デビートの双子の兄弟が立ち寄ったクラブで演奏しているメンバーに、ニコレット・ラーソンと、その後ろでギターを弾くジェフ・ベックの姿が・・・)

 

実はこの映画のサントラに3曲も参加しているジェフ・ベック。

ジェフ・ベックが好きな方にもこのサントラは内容の恋マイだと思います。

 

だってヤードバーズ時代のセルフカバー「THE TRAIN KEPT A ROLLIN’」が収録されていたり、ファンには涙モノ・・・。

 

名作という映画の作品には、名曲が使われているんですね♪

Hi!心呼吸 3月28日(月)

M1> マーチャント・オブ・ラヴ  /   ジョーン・アーマトレーディング

 

イギリスのシンガーソングライターでギタリスト。

40年以上に渡り活動を続けているアーティスト。

 

アコースティック・ギターを抱えて歌うフォーキーな黒人女性シンガーといえば、この方。

西インド諸島に生まれ、イギリス育ちのこの「ジョン・アーマトレーディング」を連想する人も多いはず。

グラミー賞に3度ノミネートされ、2001年には大英勲章を受章しているアーティストです。

また現在、1955年創設の女性の活躍をサポートする財団 “Women of the Year”の理事長です。

 

そんな彼女が1995年にリリースされた彼女にとって15作目

「ホワッツ・インサイド」から

 

20年近くいたレコード会社を移籍してから放たれた1枚。

発売当初はあまりヒットしなかったようですがアルバム全体の統一性は素晴らしくて僕は大好きな1枚♪

彼女の音楽の世界を進化させて、自分の音楽はこうだ!と熱量を感じながら、チャレンジ心も感じ取れる作品。

 

「超越した存在」そんな言葉を使いたくなる1人です。

孤高の声とリズムをどうぞ~♪

 

M2>  kokomo  /     Great 3 with 佐橋佳幸

 

1961年、ロサンゼルス郊外のホーソンで結成されたアメリカが誇るロック・バンド。

62年のメジャー・デビュー・シングル「サーフィン・サーファリ」から、現在までに全米NO.1を4曲、TOP10ヒットを11曲、TOP20を10曲、TOP40に10曲と、TOP100以内に56曲のシングルをチャートインさせ、シングル・アーティストとして歴代13位に輝く実績を持つバンド・・・「ビーチボーイズ」

そんなビーチボーイズのトリビュートアルバム2004年にリリースされた

『THE BEACH BOYS BEST of TRIBUTE』から。

 

さて内容はというと槙原敬之さんが「Wouldn`t It Be Nice」、

大黒摩季さんが「Do You Want to Dance」、

GB’sが「Sail On Sailor」などなど・・・カバーされています。

そんな内容の中から今日選んだのは!

 

「Kokomo(ココモ)」後存知がグッド・ヴァイブレーション以来22年ぶりの全米NO.1を記録した名曲。

 

「Great3 with 佐橋佳幸」の豪華なメンツがカバーに興じたわけですが、

それぞれの個性と本気が見え隠れして、大人の本気を少し垣間見えた1曲♪

佐橋 佳幸さんはご存知 「松 たか子」さんのご主人さまです♪

ビーチボーイズだから・・・とか、洋楽知らないし・・・という方にはぜひとも聞いて頂きたい。良い音楽は残るものです。こんなカタチで残るのもいいですよね♪

Hi!心呼吸 3月25日(金)

M1>  When I Say  /   ヴァネッサ・パラディ

 

2000年リリースされた「Bliss」から。

彼女のイメージがガラッと変わった1枚でしょう。

アンニュイで可愛らしい容姿と声で世界を席巻し、曲調に恐ろしいほどマッチして彼女の音楽性を築いたデビュー当時・・・僕も聞きまくったなぁ。

 

その当時からガラッと変化!

このアルバムは母になって作ったアルバムです。

ママになって作られたアルバムは優しさが宿り、全体的に穏やか空気が流れています。

彼女の色気のような雰囲気は存在しておりましたが・・・。

まさにこの作品でアイドルからの脱皮を果たしたと言える1枚。

クリエイティヴさがみなぎって「ヴァネッサ・パラディ」という非凡な才能を見せ付けてくれた気がします。

 

この春先、生活に溶け込んでいき、生活の中にこの穏やかさが染み込んでいきます。

彼女の幸福な時間がしみこんだ作品だからこそでしょうか。

洗濯物を干して、家の掃除をして、お仕事に向かいながら、ちょっと出来た時間にピッタリのような気がします。

 

ママパワーを感じることができる1枚。

同時にママの偉大さを感じることができる1枚。

 

 

M2>  UNTIL YOU LET GO  /  ピーター・ベケット

 

「ピーター・ベケット」の唯一のソロアルバム1992年にリリースされた「サンビーム」から。さてピーター・ベケットはどんな人なのか?

イギリス、リバプール生まれ。

AORの名バラード「ベイビー・カム・バック」で知られる『プレイヤー』の元ヴォーカリスト!といえばピンと来る方も多いかもしれませんね!

 

このアルバム、ドライブにピッタリ。

コレからの春夏には聞きたくなる1枚です。

さてそんな1枚からアルバムのラストにクレジットされていたのがこの1曲。

 

「UNTIL YOU LET GO」

92年に日本でも公開された映画「恋のためらい~フランキーとジョニー」の主題歌にもなっていた1曲です。青春センチっぽい雰囲気がしません?このデュエットといい、声といい。ちなみにこの映画、ラジオにリクエストして必至に思いを伝える・・・簡単に言えばそんな映画!

その主題歌。僕は好きになるよね♪

 

AORテイストも含んだメロディックロック♪

ヘビーすぎないロックに綺麗なメロディを加え、ドライヴィング・ナンバーを含んだ1枚。

フレーズに痺れ、シーズンの景色と聞くとセンチメンタルになったり、単にAORだけでは語れない音と一緒にお出かけしましょ♪

 

 

Hi!心呼吸 3月24日(木)

M1>  Yes, I’m Ready  /   テリー・デサリオ&K.C

 

何気なくふとした時に思い出すイントロとメロディ。

ありますよね?

1980年に約2週間、第2位をキープして大ヒットとなった「イエス・アイム・レデイ」♪

デザリオ、彼女は「オーバーナイト・サクセス」が有名ですが、僕はこちらも好きです。

アーチスト表記がテリー・デサリオ&K.C.となっていますが、K.C.はご存知「K.C.&ザ・サンシャイン・バンド」のリーダーK.C.(ハリー・ウェイン・ケイシー)

テリーとK.C.は高校時代の同級生だったらしいですね。

凄い2人が同じ学校で勉学に!どこに出会いがあるかわかりませんね~♪

内容は学校では教えてくれないこんな内容↓

 

デザリオ「どうやってあなたを愛すればいいかわからないの、どうして欲しいのかも。

でも、あなたと恋に落ちるための準備はできたわ!」

K.C「どうやって手を握ればいいかもわからない・・・僕をわかってもらうためには

でも、準備ができた!」という掛け合い内容。

 

春が来て出会いがあって、恋が始まって、モジモジしながら・・・。

この曲のように淡い恋が始まるかもしれませんね。

デザリオのキュートな歌声もこの1曲で印象付けられた僕は、他の曲での印象が違っていたりして。しかし、耳に残るんですよね。

この掛け合いのメロディはいつになっても僕の耳から離れていきません。

それだけ名曲ってことでしょうか?

やっぱりかわいい曲です。キュンキュン♪

 

 

M2>   ワンス・アイ・ラヴド /  ジョー・ヘンダーソン

 

1995年にリリースされたテナーサックス奏者「ジョー・ヘンダーソン」のアルバム

『ダブル・レインボウ~ジョビンに捧ぐ』

現代ジャズの中でも彼の存在は外せないでしょう、約40年の活動の中で残された作品。

彼の音を聞き分けられる人は多いのかもしれません。

気品があり、格調高き雰囲気があるから。

 

偉大なるアントニオ・カルロス・ジョビンヘのトリビュート。

ボサ・ノヴァという題材を真剣に真摯に向き合った大真面目な作品。

その姿勢が素晴らしく感動する。

アルバム前半はブラジル風のカルテット、後半はハービー・ハンコック(p)

クリスチャン・マクブライド(b) ジャック・デジョネット(ds)

という豪華なメンバーで演奏された名盤です。

美しすぎる曲の数々。

ジョビンへの愛情と尊敬を十分に感じることが出来ます。

 

さてこの曲「ワンス・アイ・ラヴド」

ブラジルを代表するギタリスト「オスカー・カストロ・ネヴィス」

この人のギターとデュオで収録されたこの1曲は、涙腺が崩壊するほど素晴らしい。

ボサ・ノヴァのお手本を聴いているような流れるようなメロディを届けてくれます♪

 

粋なフレージングでリラックスタイム♪

 

Hi!心呼吸 3月23日(水)

M1>   夢見る…    /   ドリス・モンテイロ  ジョアン・ドナート

 

2008年にリリースされたアルバム

『アミーゴス・カンタム・リサ/トリビュート・トゥ・リサ・オノ』から。

 

このアルバムは「小野リサ」さんの2004年のデビューから15周年をお祝いした

小野リサさんへのトリビュート・アルバム。

 

このアルバムに参加したアーティストの豪華なこと!

ジョイス、アナ・マルチンス、ジョアン・ドナート、カルロス・リラほか、まぁ豪華な

ブラジル音楽好きの僕には豪華なディナーくらいに美味しいアルバムに仕上がっております。そんな豪華な面々が彼女の楽曲をカヴァー。

 

リサさんが愛されていることが分かります♪

そんな中から僕のお気に入りは

「ドリス・モンテイロ、ジョアン・ドナート」がカヴァーした『夢見る・・・』

モンテイロのアンニュイな雰囲気が見事にリサさんの世界をキャッチしています。

 

ちなみにリサさんのオリジナルは2003年にリリースされた

シャンソンの名曲をボサノヴァにアレンジしたアルバム「DANS MONÎLE/ダン・モニール」に収録された1曲。

日本のボサ・ノヴァ第一人者として広く知らる彼女の曲を別の角度から聴いてみてはいかがですか???

 

M2>   Tulle  (チュール)  /    ジョン・スコフィールド

 

今回はジャケットの雰囲気が似てる2枚で繋いでみましたw

色合いと、なんとなく構図が似てますよね。

 

さて「ジョン・スコフィールド」の1996年にリリースされた「Quiet」

アメリカのフュージョン、ジャズ系のセッションミュージシャンとして活躍するギタリスト。ギターがお好きな方にはお馴染みかもしれませんね。

 

僕はギターも弾けないし知識もないのですが、よくフュージョン好きなギタリストの友人に言わせると

「ぶっ飛んだフレーズを次々繰り出す、天才ジャズギタリスト」なんて・・・。

 

ただこの曲などが収録されたこの「クワイエット」には超絶技巧も散りばめられながら

静かでジックリト聞かせるギターの音色で僕を包み込んでくれます♪

 

特にこの美しい曲「チュール」はメロウでボッサチックなギターとリズムに乗せながら

中盤から後半にかけてフォーン・セクションが重なってギターの音色が色濃くなっていく。

まるでグラデーションのような1曲。

 

芸術的な曲という表現が似合うのかもしれません。

癒しのサウンドでもあり、聴き応えもボリュームのある1枚であることは確か。

良い音で満腹になってみませんか???

Hi!心呼吸 3月22日(火)

M1> ランデヴー feat.ウーター・へメル&ローリー・ロンデ /  樹里からん

 

日本はもとよりイタリアやオランダなどヨーロッパで注目され,台湾などアジアでも人気となっているジャズ・シンガー「樹里からん」

2011年度ジャズヴォーカルCD売上No.1シンガーとなった彼女。

 

そんな彼女がJ-POPを英語詞でカヴァーしたアルバム。

2012年にリリースされたアルバム「RENDEZ-VOUS」RENDEZ-VOUS(ランデヴー)

 

その収録されている誰もが知っているヒット曲のカヴァーが心地いいのです。

まずは安室奈美恵「Can You Celebrate?」,ドリカムの「うれしい!たのしい!大好き!」

流麗な美しいピアノにのって引き込まれるように聞き入ってしまいます。

その他にも、globe、Crystal Kay、プリンセス・プリンセス、松任谷由実、竹内まりやなどなど・・・。

 

ご存知のナンバーがジャズになると・・・♪

そしてBonus Trackとして、収録されているのがこの曲。

「ウーター・ヘメル」とのワールド・デビューのために書き下ろしたアルバム表題曲「ランデヴー」贅沢にウーター・ヘメルとローリー・ロンデがコーラスで参加♪

その歌声に自信が感じられ、日本人特有のしなやかさがプラスされ美しい1曲といった印象です。

 

こんな素敵な日本人ジャズシンガーがいることに感謝です♪

 

 

M2> ボーイ・アンド・ビューティー  /  藤原清登

 

日本人アーティストつながりでこの方を♪

高松市で生まれる。

16歳でベースをはじめ、1974年に渡米。

バークリー音楽院を経てジュリアード音楽院卒業。

21歳、ホレスシルバークインテットにて米国デビュー、ツアーに参加。

日本を代表するベーシスト「藤原清登 KIYOTO FUJIWARA」氏。

 

そんな彼の2001年にリリースされた11枚目のアルバム「ジ・イン・クラウド」

70年代からホレス・シルバーやクリフォード・ジョーダンといった、ファンキーな巨匠のバンドで活動していた藤原氏。

まさに説得力のかたまり・・・安定感バツグンです。

お馴染みの名曲がずらりとベースの重低音がお好きな方には大のオススメ盤。

 

演奏はファンキー色が濃い!

ピアノ、ピーター・マドセンが好きな方にももちろん推薦。

ピアノも耳に心地よくて、このファンキーなアルバムの主旋律を担いますが、

ドラムス福家俊介氏の優しくも存在感のあるドラムの音にこれまた懐の深い安心感が。

そして藤原氏の低音バリバリのベース・・・耳ではなく胸の真ん中で聴くような・・・。

このソロを思う存分楽しみたい。

 

ベースが奏でる素晴らしき低音に「感謝」です♪

 

Hi!心呼吸 3月21(振替休日・月)

M1>  ウン・インヂオ   /    ミルトン・ナシメント

 

「天使の歌声」「ブラジルの声」とも呼ばれる、「ミルトン・ナシメント」

 

そんなナシメントのデビューアルバムが1967年にリリースされた

『Courage (クーリッジ)』は今も愛され続ける名盤として語り継がれる1枚。

だって参加しているミュージシャンはハービー・ハンコックを始めそうそうたるメンバーです♪そんなブラジル音楽の形式「MPB」(ムージカ・ポプラール・ブラズィレイラ)の代表格アーティストのナシメント。

その後のリリースごとに時代を変化させ、ブラジル音楽のルーツや挑戦を組み込みながら作り上げてきたミルトン・ナシメント。

1992年にリリースされたライブ盤「ライヴ~この美しき惑星より」より。

 

小編成のバックで小規模の会場で演奏された92年のサンパウロでのライブの様子。

この臨場感ライブ感が味わえます。

優しく歌い上げるナシメントの声とピアノのみや、ギターがアレンジされたシンプルな音の構成がやけにリアルでキラキラと素晴らしいキラメキ、潤いを感じられるアルバム。

 

狭い会場、限られた楽器音。

その中でもブラジルの広大な景色、空気、温度を感じられる。

そのパフォーマンスはまさに「ブラジルの声」

さて季節も変化途中。

太陽が似合う音楽を聴きながら春を楽しみましょう♪

 

M2> フー・エルス  /  poco  (ポコ)

 

60年代~80年代のアメリカン・ロック史のなかでもっと評価されるべきバンド「ポコ」

1989年にリリースされた通算19作目のアルバム「レガシー」

全米アルバムチャート40位、USゴールド・ディスク獲得。

 

ジム・メッシーナ、リッチー・フューレイ、ラスティー・ヤング、ジョージ・グランサム、ランディ・マイズナーのオリジナル・メンバーが勢ぞろいした記念版のような1枚。

その内容はお見事な内容。

アルバム全体に流れるサザンロックのメロディ。

気持ちよい乾いた音で構成された美しい音の並び。

イーグルスを思わせるバンジョーの音色やこの時代を彩ったバンドのリフを効かせた佳曲が目白押し。

聴き所満載なのです。

メンバーそれぞれが作る個性の溢れる曲たちはそれぞれがバラバラのようでポコの色になっている。

統一感を感じながらこの時季になると聞きたくなってしまう・・・。

 

季節をもぎ取るようにこのアルバムを車に乗せてドライブなんて素敵過ぎます。

全体的にはハード・ロックよりで、大らかな今日的アメリカン・ロックという感じ。

 

この音が似合う季節がやってきた!

ポコ!出かけましょ!!!

Hi!心呼吸 3月18日(金)

M1> ドント・クライ・アウト・ラウド ~ あなたしか見えない /  ピーター・アレン

 

オーストラリア出身のAOR系シンガー・ソングライター「ピーター・アレン」

彼を題材にしたミュージカルが上演されたりと、彼の生き様、彼の残した曲は伝説のように残るアーティスト。

48歳の若さでこの世を去るのですが、彼は同性愛者でした。

このアルバムは1979年に発表した名作『アイ・クッド・ハヴ・ビーン・ア・セイラー』

(あなたしか見えない)

デジタル・リマスター盤が再発されていてページを覗いてみたらこのアルバム・・・未だに人気でした。

ちなみに1万円・・・。

それもそのはず!名曲ぞろいの名盤!

この価値があるということがお分かりいただけるはず。

元バカラック夫人の「キャロル」との共作曲も収録されています。

 

印象的なイントロの曲から、意味もなく涙がこぼれそうになるバラード。

幅広く、それもツボをつく選曲。

彼のソングライターとしての実力とボーカリストとしての魅力が十分発揮されている名作。

 

40歳になって聞くとなおさらその良さに気付きます。

レベルの高い作品を残せたのは時代と周りの友人たちの影響もあったのかもしれません。

バート・バカラック、キャロル・ベイヤー・セイガー、クリストファー・クロス・・・この時代にもまだまだ輝き続ける名曲を残してくれたことに感謝しなければ・・・。

感動してきた・・・やっぱり良い曲だわ・・・。

 

M2> セイヴ・ザ・ベスト・フォー・ラスト /    ヴァネッサ・ウィリアムス

 

名曲を今日はもう1曲♪

言わずと知れた「ヴァネッサ・ウィリアムス」

今日は53歳にバースデイ♪まぁ、お美しい♪

 

1996年、Vanessa Williamsのベスト盤です。

『アルフィー~ベスト・オブ・ヴァネッサ・ウィリアムス』から。

「セイヴ・ザ・ベスト・フォー・ラスト」は1992年にリリースされたヴァネッサ・ウィリアムス7枚目のシングル。

1991年リリースのセカンドアルバム『コンフォート・ゾーン』からシングルカットされた1曲。息の長いヒットソングになって日本でもTVCMにも使われていたので思い出に残っている方も多いはず。

彼女にとって最大のヒットになった曲としても有名な1曲です。

日本でも松田聖子さんや小柳ゆきさんがカバーしていたりします♪

 

「~この世って不思議だわ。今 私達はこうやって向き合っている

もう二度と機会はないと思っていたけどあなたは一番大切なものを

最後に取っておいたのね・・・」

 

92年にリリースしたときのヴァネッサよりも今のほうが輝いて見える!

今のほうが幸せなのかもしれませんね♪

しかし名曲は色褪せません。